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2014年2月20日 (木)

コンサートの記(126) 広上淳一指揮京都市交響楽団第533回定期演奏会

2010年3月27日 京都コンサートホールにて

午後2時30分開演の京都市交響楽団第533回定期演奏会に接する。今日の指揮は、常任指揮者の広上淳一。

曲目は、プッチーニの「交響的奇想曲」、リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第1番(ホルン独奏:ラデク・バボラーク)、シューマンの4本のホルンのための小協奏曲(ホルンはバボラークと京響のホルン奏者)、ベートーヴェンの交響曲第4番という盛りだくさんの内容である。

プッチーニの「交響的奇想曲」。京響は木管にいささか問題があったが、弦に威力があり、広上の表現は力強く、カンタービレも利いていた。

リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第1番。ソリストのラデク・バボラークはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者。現在、随一のホルン奏者である。

バボラークは、リヒャルト・シュトラウスの旋律を朗々と軽々と歌い上げる。テクニックは申し分なく、音も美しい。

広上指揮の京響は、活気に満ちた演奏で、バボラークを盛り立てる。

休憩後の、シューマンの4本のホルンのための小協奏曲。バボラークが上手いのはもちろんだが、京響の3人のホルン奏者(垣本昌芳、澤嶋秀昌、寺尾敬子)も安定した技術を聴かせる。

4本のホルンをソリストにするという編成は珍しいが、分厚い音を出すホルンを4本のソロ楽器にするというのは効果的であった。

ベートーヴェンの交響曲第4番。広上指揮のベートーヴェンの交響曲第4番は、関西フィルでの演奏を聴いたことがあるが、京響との演奏は、常任指揮者と手兵によるものだけに、関西フィルとの演奏に比べて、格段に燃焼度の高いものになった。

シューマンに「ギリシャの乙女」と評された、ベートーヴェンの交響曲第4番だが、広上と京響による演奏は男性的な逞しいものであった。弦には相変わらず力があり、管も健闘。

広上は細部まで目を配っているが、演奏は流れが良いので、熱い演奏にはなっても暑苦しい演奏にはならない。

ベートーヴェンを得意とする広上ならではの壮烈な演奏であった。

今日で2009/2010シーズンは最後ということで、終演後に卒団する3名が広上さんによって紹介され、楽団員から花束が手渡された。

アンコール演奏もあり、バルトークの「ルーマニア民族舞曲集」より2曲が演奏される。透明感と躍動感に満ちた演奏であった。

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