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2014年2月 3日 (月)

笑いの林(14) 「エリまき早希どやさ ~おしゃべりエディション~」

2011年7月11日 よしもと祇園花月にて

午後7時より、よしもと祇園花月で、「エリまき早希どやさ ~おしゃべりエディション~」を観る。

エリまき早希は、吉本所属の、マジシャン&タレントである小泉エリ、吉本新喜劇の宇都宮まき、お笑い芸人&タレントの桜 稲垣早希の三人からなるアラサー美女ユニット。舞台での公演の他、2010年の暮れにはABCテレビで深夜の特番ながら看板番組を放送している。

小泉エリは京都市、宇都宮まきは大阪市、桜 稲垣早希ちゃんは神戸市の出身で、京阪神トリオでもある(桜 稲垣早希ちゃんだけ、「ちゃん」付けなのは個人的嗜好である。私は「ちゃん」付けが似合う人は年齢に関係なく「ちゃん」を付ける。知り合い以外で、「ちゃん」を付ける人は、今のところ、桜 稲垣早希ちゃんと(原田)知世ちゃんだけであるが。尊敬する部分のある人はやはり年齢に関係なく「さん」を付ける。ずっと年下であるAKB48の高橋みなみのことは普段は「たかみなさん」と呼んでいる。柴田淳のことを「しばじゅんさん」と呼ぶこともある)。

一番年上、また京都での公演ということもあり、小泉エリが仕切りを担当。またシークレットゲストとして、ザ・プラン9のヤナギブソンが呼ばれた。

全員、浴衣姿で(小泉エリはピンク、宇都宮まきは黒、桜 稲垣早希ちゃんは白を基調とした浴衣であった)、下手の花道を通って登場。宇都宮まきは桟敷席の客と握手するなどファンサービスがよい。

余計なお世話であるが、小泉エリはテレビで見た方が綺麗で、宇都宮まきと早希ちゃんは実物の方が可愛い。

まずは、それぞれの顔のパーツを組み合わせて、理想の顔をつくるというコーナー。小泉エリ曰く、「(AKB48の)江口愛実のパクリ」である。小泉エリは、早希ちゃんのパーツをわざと投げ捨てて仲の悪さを印象づける(実際は仲がいい)。

髪型が早希ちゃん+宇都宮まき、目が宇都宮まき、鼻が小泉エリ、眉毛と口が早希ちゃんで組み合わせるが、どう見ても美人にはならない。「AKBって凄いんやなあ」と三人。小泉エリが出来上がった顔を自分と宇都宮まきを合わせて「小いの宮としこ」と名付け(としこという名前は何となく浮かんだらしい)、早希ちゃんは「自分の名前が入ってない」と文句を言う。小稲宮としこなら全員入るんだけどね。何で思いつかないんだろう。

小泉エリと、早希ちゃんが互いに美貌を自慢し合い、「ミス京都」、「ミス愛染娘」と名乗るがこれはいずれも見得。小泉エリはミス京都特別賞(ロマン吉忠賞)だし、早希ちゃんは愛染娘に選ばれただけでミスは獲得していない。

続いて、「今年の夏のお薦め」コーナーとして、彼女たちのお気に入りが紹介される。まずは早希ちゃんが「妖怪」を紹介。水木しげるの絵を用いて、天井なめ、家鳴、餓鬼憑などの妖怪を紹介した後で、「ぬらりひょん」とはどんな妖怪かをクイズにする。ぬらりひょんは名前は知っていても、みなどんな妖怪かは知らなかった。私もわからなかった。答えは「人の家に勝手に上がり込んでお茶をすすったりする」妖怪らしい。

続いて、サイコロを用いてのトークコーナー、小泉エリがサイコロを振って,、出た面に書かれた名前の人が最近の出来事を話すのだが、小泉エリは出た面に関係なく人を選んでいく。いつも「ロケみつ」でサイコロに苦しんでいる早希ちゃんが文句をいう。

まず宇都宮まきのトーク。最近、スペイン巡礼の旅の番組ロケを行ったそうで、その際、宇都宮まきの他に、カメラマン、音響、プロデューサーなどのスタッフが同行したのだが、美しい風景を撮るのにカメラの三脚(通称:アシ)が必要なのに持つ人がいないということで、一番偉いはずのプロデューサー(実名は言っていたがここでは仮にKさんとしておく)がアシを持つことになったという。アシは10kgほどあるそうで運ぶのはかなり大変だそうだ。ある時、コウノトリの生息地についたので、カメラマンが良い景色だと思い、プロデューサーに「アシ下さい」と言ったところ、プロデューサーはカメラのアシではなく、自分の足を見てキョロキョロしていたとのこと。「偉い人なのに天然」という話であった。Kさんは巡礼の最後の地である教会堂に着いても、皆が感動している中で「僕はなんかよくわからないや」という感想しか言わなかったそうである。

次いで早希ちゃんのトーク。最近、マネージャーが大学を出たての若い男の子(実名を言っていたがここでは仮にU君としておく)に変わったのだが、新人なのでミスが多くて困っているとのこと。午後3時から収録の番組に早希ちゃんが出演するはずだったのだが、U君は3時30分からと勘違いして早希ちゃんに伝えてしまい、二人で3時半にテレビ局に行ったらもう収録が始まっていて焦ったという。「U君、もう収録始まってるよ」と早希ちゃんが慌てて言うと、U君は「稲垣さん、頑張って下さい」としか言わなかったそうだ。
更に、ある収録で早希ちゃんが現場でスタッフの到着を待っていたところ、いつまで経ってもスタッフが現れない。そこでU君に「スタッフどうしてるの?」と訊くと「前の収録が押してて遅れるそうです」と答えが返ってきたが、それから2時間ほど経ってからスタッフが現れて、普通に準備を始めたので不審に思った早希ちゃんが再びU君に訊くと、自分がスケジュールを間違えたのをスタッフのせいにしていたことがわかった。早希ちゃんは「U君、嘘だけはつかないで」とお願いしたそうだ。
そしてある日、U君が「ガイナックス(「新世紀エヴァンゲリオン」の製作会社)さんが、稲垣さんのフィギュアを発売するそうです」との話を持ってきた。「どういうこと?」と訊くと、「アスカのコスプレをした稲垣さんのフィギュアを作るそうです」「え? それじゃアスカのフィギュアなんじゃないの」「違います、実際のアスカより不細工に作ってあります」と、不細工なところだけは嘘をつかなかったというオチであった。

最後は小泉エリのトーク。マジシャンは手品の道具が多いので、旅をする際にキャリーバッグを引きずって使用しているのだが、駅の改札ではキャリーバッグを右手で立てて、右手で切符を通し、再び右手でキャリーバッグを持って進むという。ある日、駅の改札で引っ張っても引っ張ってもキャリーバッグが動かないので振り向いてみると、キャリーバッグではなく、知らないおじさんの手を引っ張っていたとのことだった。

続いて、小泉エリの「今年の夏のお薦め」。バイクだそうである。ハーレーダビッドソンのバイクを購入し、大型二輪の免許を取得したという。ヤナギブソンが「男でも中型免許の人が多いのに大したもんだ」と感心する。小泉エリは自分を追い込むためにまずハーレーダビッドソンのバイク(約300万円)を購入してから教習所に通って大型二輪免許を取得したという。そして、ハーレーダビッドソン仲間の写真を紹介するのだが、皆、「あ、この人知ってる」という。番組のスタッフが多いらしい、そして、一番右に写っているのは小泉エリの父親(横木ジョージ。小泉純一郎元総理に似たマジシャンとして活躍。小泉エリ(本名:横木絵梨)の芸名は、小泉純一郎から取られている)だという。親子でバイクの雑誌に載った記事も披露する。
次いで、小泉エリはバイクのウエアについても紹介。宇都宮まきと早希ちゃんに似合うバイクスーツを紹介する。ヤナギブソンは「ハーレーダビッドソンに乗ってる男は10割、ファッションがいけてない」と言う。小泉エリは宇都宮まきにはピンク色の上着とパンツを紹介するが、早希ちゃんのために選んだパンツはなぜか、股間の部分が切り取られたものであった。なんでも、ザ・プラン9の、おーい!久馬が主催する月刊コントという催しで、小泉エリが早希ちゃんのアスカの格好をしたことがあったのだが、その時、早希ちゃんは、自分も出て、汗が付着したビショビショのままのアスカの衣装を小泉エリに渡したそうで、バイクのパンツも「早希ちゃんは汗っかきだから汗かく部分を切り取った」と説明した。
更に小泉エリは早希ちゃんが、原付免許に落ちたことを取り上げ、「そういうとろい駄目な人のためには」とハーレーダビッドソンの三輪車を紹介する。約500万円で、早希ちゃんの「ロケみつDVDが売れに売れていて(「関西縦断ブログ旅」、「四国一周ブログ旅」合わせて11万枚を突破)キャッシュで買えると聞いたのでお薦め」「これはバイクの免許がなくても乗れます」しかし「自動車の運転免許は要ります」とのことだった。
早希ちゃんは、「とろいから落ちたんじゃなくて、学科で落ちたんです。3点足りなかった」と話す。ヤナギブ「原付、学科で落ちる人なんているの?」、小泉「(普通は)いません」という話になり、早希ちゃんは「当時付き合ってた彼氏が、学科で落ちたのを見て引いて帰って行った」と語った。
早希ちゃんが原付免許に学科で落ちたという話は有名で、今月2日の劇団アニメ座大阪公演でも、出演者で早希ちゃんファンの、がっき~に「稲垣早希ちゃんあるある、稲垣早希ちゃんは頭が悪くて原付免許に学科で落ちた、あるある」とネタにされている。ただ上には上がいて、松浦亜弥は原付免許の学科に17回連続で落ちて、結局、免許を諦めたという。

次いで、創作怪談のコーナー。本当の怪談は怖いので、みなに怪談を作ってもらって発表すると小泉エリが説明する。
早希ちゃんは、「ロケみつ」ブログ旅で、山口県の田舎に行った時に天候も悪く、宿探しをしないといけないので困っていると、遠くに人影が見えたので声を掛けようと思い、走っていったが、いつまで経ってもその人の元に行けない。「おかしいな」と思っていると、すぐ後ろから子供が現れたので、「今日、お姉ちゃん泊まるところないの」というと、子供は「家に泊まりなよ」という。そこでその子の家に行くと父親も母親もいない。「両親がいなくて子供だけなのに泊まっていいのかな」と思っていると、子供が「お姉ちゃん、サイコロ振って」という。で、早希ちゃんがサイコロを振ると壱が出た。「ブログ旅と関係ないところでも壱なのか」と落ち込んで、サイコロを取りに行かずにその日は寝たのだが、翌朝、スタッフに起こされると、そこは断崖絶壁で、しかも自殺の名所。もし自分がサイコロを取りに行っていたら崖から落ちていた、という創作怪談をする。人影に近づけない部分は余計なんじゃないかと思うが、まあまあ悪くはない。

小泉エリの創作怪談は、学生時代(京都外国語大学)にマジシャンの仕事を始めたのだが、岡山で仕事があり、安いホテルに泊まったという。ホテルの部屋に入った途端、自分には霊感がないのに嫌な気がした。しばらくするとドアがガタガタいいはじめたので開けてみると、柵も何もなく、落ちようと思えば簡単に落ちることの出来る構造だったという。その時、後ろから気配がしたがやりすごし、額縁の裏にお守りが貼ってないか調べたところ、お守りを剥がした跡があった、「これは寝なきゃ」と思い、眠りに就こうとすると、ベッドが今度はガタガタいう。そこで、ベッドの下をのぞくと目の血走った男がこちらを睨んでいた、というものであった。最後の部分は有名な都市伝説をそのまま使っている。

宇都宮まきの創作怪談は、昔、バスガイドのアルバイトをしていた(嘘である)時に、ある宿屋に泊まることになったのだが、バスガイドは曰く付きの部屋に泊まらねばならず、それが嫌なので、バスの中で寝ることにした。夏で、蒸し暑かったが、冷房のためにバスのエンジンをかけるとうるさくて苦情が来るのでそのまま寝た。何とか眠れたと思った矢先、生暖かい風が吹いているのに気付いた。そこで起きてみると、バスのガラスに沢山の顔が貼り付いている。しかし、それは幽霊ではなくて、昼間ガイドしたおじいちゃんやおばあちゃんが、涼しくしてあげようと息を吹きかけていたという妙なオチ(?)になっていた。「幽霊より生身の人間の方が怖いというのを表したかった」と宇都宮まき。

次は、宇都宮まきの「今年の夏のお薦め」。何と「BL(ボーイズラブ漫画)」であった。フリップにBLのコマを拡大して出したのだが、余りの卑猥さに、一同、引きまくりであった。ヤナギブソンは「女の人ってこんなの読むの?」と訊き、宇都宮まきは「読みます」と答えたが、他の女性二人は「読まへん」と否定。実際、下ネタもやる人達なのに、二人とも卑猥すぎる描写を正視出来ていなかった。

最後は、ヤナギブソンを司会にしての、「ハリセン早押しクイズ」。早希ちゃんの提案によるもので、クイズの正解がわかったときは誰かの頭をハリセンで叩いて答え、もしはずした時は逆に叩いた相手から叩き返されるというものである。

問題のほとんどは最後まで聞けば誰にでもわかるものなので、三人娘による叩き合いになる。ただ、「西暦645年に蘇我入鹿を暗殺して成し遂げられた政治改革を何というか」という問題には中学校入試のレベルの問いのはずなのに三人とも動きが止まってしまい、会場から笑いが起こる。結局、答えが出ないまま次の問題へと進んだ(答えはいうまでもなく「大化の改新」。小学校の歴史の最初の方で習うはずなのだが。小泉エリは大卒資格を返上した方がいいんじゃないか)。

「2004年に発売された、ICチップを埋め込んだ携帯電話やその機能を何というか」という問題にも、「FOMA」、「スマートフォン」と珍答続出。ヤナギブソンは「おサイフケータイ」と答えを発表する。

「今の内閣総理大臣は菅直人ですが、その前の総理大臣は誰?」という問題にも、「橋本」、「小渕」、「安倍」と時代錯誤な答えが出まくる(前二者はすでに故人である)。早希ちゃんに至っては「宇治原」と総理でも何でもない人の名前を挙げる始末であった(正解は鳩山由紀夫)。

ラストは三人で叩き合いながらの幕となる。

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