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2014年4月24日 (木)

観劇感想精選(119) 文楽 「源平布引滝」四段目&「曽根崎心中」

2007年11月13日 大阪の国立文楽劇場にて観劇

大阪・日本橋(にっぽんばし)にある国立文楽劇場へ。今日観る文楽の演目は、「源平布引滝」四段目と、文楽史上、最も有名な作品である「曽根崎心中」。曽根崎心中は「生玉社の場」から始まるが、生玉社こと生國魂神社があるのは国立文楽劇場のすぐそばである。

「源平布引滝」四段目の舞台は京都の音羽山(清水寺のある山)と鳥羽御所。
平清盛の時代。後白河法皇は清盛によって鳥羽御所に幽閉されていた。
多田源氏である多田蔵人行綱は、後白河法皇を鳥羽御所から救い出し、平家追討の院宣を得ようとしてた。清水寺に参拝した帰り道、行綱は松波検校(検校とは目の見えない徳の高い人のこと)が今、まさに盗賊に斬り殺されんとしているところに出くわす。剣を投げつけ、盗賊を殺害した行綱であったが、松波検校の命は救えなかった。だが、松波検校は死ぬ前に自分もまた源氏の出であることを行綱に告げ、行綱が多田源氏の人間であることを知り、自分は鳥羽御所に琴を弾きに行くところだった。盗賊に騙されて音羽山まで連れてこられてしまったが、ここで行綱にあったのも縁であろうと、自分に成り代わって後白河法皇を救い出す案を出す。行綱はそれに応じ、松波検校になりすまして鳥羽御所へ向かう。

鳥羽御所へと着いた多田蔵人行綱であるが、そこで出会ったのは自分の娘で院に仕えていた小桜。行綱は小桜から自分の妻が清盛殺害を企てて逆に殺されていたことを知る。

いつもながら人形の動きと表情は凄い。人間なら無理な動きや表現も出来てしまうところが文楽の面白さである。


名作中の名作「曽根崎心中」。実際にあった心中事件を題材にしたお初と徳兵衛の物語。心中物初の大当たりを取った作品である。ストーリー自体は他の心中物に比べるとシンプルだが、細かな感情の表出が観る者の胸に訴える。最後は「心」だということか。

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