« 観劇感想精選(129) 淡路人形浄瑠璃「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)」」 | トップページ | 「海ゆかば」(弦楽四重奏版) »

2014年8月12日 (火)

楽興の時(2) 「AvANT-GARDE UrBUN-GUILD」

2014年6月18日 京都・木屋町のUrBUNGUILDにて

午後7時30分から、UrBUNGUILDで、「AvANT-GARDE UrBUN-GUILD」を聴く。mama!milk、デグルチーニ、フランスから来たRhizottomeの3組によるライブ。

この中で知っているのはCDも持っているmama!milkだけ。そのmama!milkのライブを聴くのも久しぶりである。

右肩の後ろに入れた蝶の形のタトゥーがトレードマークであるアコーディオン奏者・生駒祐子と、コントラバス奏者の清水恒輔のデュオであるmama!milkの作風は幅広いが、基本的にはクラシックとタンゴがベースであり、アストラ・ピアソラを21世紀風に洗練された感じの曲が多い。

今日も様々な曲が演奏される。ワルツにタンゴ、フレンチテイストからアルゼンチン風、ミニマルミュージックから変拍子、複雑な拍子まで幅広い。アコーディオンとコントラバスが別の拍子で演奏する場面もある。

生駒祐子は非常に妖艶な演奏姿をする人だが、今日も身振りが大きく、色気がある(話すと、正反対の不思議ちゃん系なのだが)。技術、表現力ともに高い。清水恒輔のコントラバスもリズム感抜群で、音色に潤いがあり、上手い。

デグルチーニは、男性5人によるバンド。ヴォーカル&ギターorピアノ、クラリネットorテナーサックス、アルトサックス、エレキベース、ドラム&リコーダーという編成である。
ヴォーカルは左利き用のギターを用い、横山剣のような歌い方をする。アングラを意識しており、ヴォーカル以外のメンバーは顔の上部に目の部分だけくりぬいた黒い布を巻いている。普通のマイクではなく、街頭演説で用いられるような四角形のマイクを使ったり、煙草を吸いながら歌ったりするのが少し青臭い。
音楽性はまずまずで悪くはないといったところ。

Rhizottome。ソプラノサックス&デジタルエコーボイスの男性奏者と、ボタン式アコーディオンの女性奏者によるデュオ。女性奏者が客席に視線を送って微笑んだので、その先を見てみると、mama!milkの二人が客席に来ていた。mama!milkは海外でも公演を盛んに行っており、種類こそ違えど同じアコーディオン奏者がいるということで知り合いなのであろう。

作風は、ミニマル・ミュージック系、フランス民謡系(「オーベルニュの歌」のような旋律)、現代音楽風など幅広い。

デジタルエコーボイスは、水筒のようなエレキ楽器で音程を変え、声でも音程を変えるという凝ったものである。坂本龍一の「千のナイフ」の冒頭のような音がすると書くと、どんな音なのか分かる人には分かるだろう。

|

« 観劇感想精選(129) 淡路人形浄瑠璃「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)」」 | トップページ | 「海ゆかば」(弦楽四重奏版) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40048/60139732

この記事へのトラックバック一覧です: 楽興の時(2) 「AvANT-GARDE UrBUN-GUILD」:

« 観劇感想精選(129) 淡路人形浄瑠璃「玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)」」 | トップページ | 「海ゆかば」(弦楽四重奏版) »