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2014年8月 6日 (水)

これまでに観た映画より(66) 「大いなる幻影」

DVDでフランス映画「大いなる幻影」を観る。ジャン・ルノワール監督作品。主演:ジャン・ギャバン。出演:ピエール・フレネー、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、ディタ・パルロ、マルセル・ダリオほか。

第1次大戦時の、ドイツにおけるフランス軍捕虜収容所を舞台にしたヒューマンドラマである。かなり不思議な映画としても知られる。

一応、戦争映画に含まれるのであるが、激しいアクションシーンはほとんどなし。撃ち合いに至っては一度もない。ジャン・ギャバン演じるマレシャル大尉は、空軍に所属しており、ドイツ軍に迎撃されて墜落、右手に怪我を負っているのだが、時代的制約もあってか、戦闘と墜落シーンもなしである。そのため、戦争映画という感じがほとんどしない。

描かれるのは、フランス人捕虜同士の友情と、ドイツ軍人との間の国籍を超えた理解だ。

「大いなる幻影」という言葉は、マレシャル大尉が終戦のことを指して言ったセリフに由来するが、クランクイン時点ではタイトルのみが決まっており、セリフが後付けである可能性もある。

戦争映画という形を借りながら、人間そのものを描いた作品である。「綺麗事」や「本当に大いなる幻影」と受け取る人もあるだろうが、こうしたことが現実起こっていることも、私達は事実として知っている。

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