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2015年2月18日 (水)

笑いの林(32) よしもと祇園花月「祇園ネタ」&吉本新喜劇「茂造の初夢旅館」2014年1月7日

2014年1月7日 よしもと祇園花月にて

午後12時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇「茂造の初夢旅館」を観る。

「祇園ネタ」の出演者は、span!、桜 稲垣早希、ファミリーレストラン、桂楽珍、西川のりお・上方よしお(登場順)。

span!は水本健一が背も高く体重もあるという巨漢(筋肉質なので太っているようには見えない)、マコトは体重が45キロしかないという小柄で痩せた男である。水本がマコトを担ぎ上げるというネタもあるのだが、今日はそれはやらず、煙草ポイ捨てをマコトが注意するというコントをやる。しかしマコトは土下座してポイ捨てをやめさせようとしたり、「ポイ捨てする!」と注意して、自分も煙草をポイ捨てしてから水本に近づくなど人のことは言えない状態になってしまう。最後は煙草をポイ捨てした水本の手をマコトが掴み、「おい、こら!」と言った後で急に、「あれ、span!の水本さんじゃないですか!」と感激してみせる。「大ファンなんです」というマコト。だが、マコトは「span!のマコトです」と言って、水本から「相方やないか」と突っ込まれて終わる。

早希ちゃんは、「関西弁でアニメ」。まず最初に、「私がやっているアスカというキャラクターの口癖で『あんたバカー?!』というのがあります。そこで、私が『あんた』と言いますので、『バカー?!』と返して下さい」と観客とコミュニケーションを図る。稲垣「あんた」、客「バカー?!」、稲垣「あんた」、客「バカー?!」、稲垣「あんた」、客「バカー?!」、稲垣「A.T.フィールド」、私を含めた数名「全開!」とやった後で、アニメのセリフや状況を関西風に変えるというフリップ芸を行う。「関西が舞台のアニメでは『じゃりン子チエ』なんかがありますけど、色が暗いというか茶色いというか」ということで有名アニメの関西バージョンを作っていく。

「セーラームーン」の「月に代わっておしおきよ」は、「『おしおきよ』なんていって言うことを聞くのは5歳児までです」ということで、「月に代わってしばいたろかい」に変更。「ガンダム」のアムロのセリフ「ぶったね。父親にもぶたれたことないのに」は、「ぶったね。お金頂戴」に関西人はがめついので変わる。「Dr.スランプあられちゃん」も「キーン!」ではなく「金ー!」と言っているのだそうだ。
「あしたのジョー」の丹下のセリフ「立て! 立つんだジョー!」も、立てと言われるとプレッシャーになるので、「どやさ! どやさジョー!」に変更する。「どやさ!」は万能の言葉であるとのこと。
「ドラえもん」のしずかちゃんのセリフ「きゃー! のびたさんのエッチ!」は、「こんなこというてたら、のび太なんぼでも来るよ」ということで、「チカン アカン」に変える。「これで、のび太は塀の中」とブラックなことを言う早希ちゃん。
「ルパン三世」の銭形警部のセリフ「奴は大変なものを盗んでいきました。あなたの心です」が、関西だと「奴は大変なものを盗んで行きました。自転車のサドルです」になる。関西、特に大阪は自転車泥棒やサドル泥棒が多い。

「アルプスの少女ハイジ」のセリフ「クララが、クララが立った!」は、「クララが、クララが、立てへんと思ったら立つんかい」と突っ込み調にするのが関西風のようだ。
「天空の城ラピュタ」のムスカのセリフ「見ろ、人がゴミのようだ」は、「そんなことよりも切実な問題があります」ということで、「見ろ、おばさんがおじさんのようだ」という大阪のおばちゃんをテーマにしたものに変える。

「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイのセリフ「あなたは死なないわ。私が守るもの」は、「阪神は負けないわ。球児が守るもの」に変更。藤川球児はもうメジャーリーグに行ってしまい、しかも怪我でほとんど活躍出来ていないが、早希ちゃんはそれを知っていて敢えて変更はしていない。昔は早希ちゃんのプロフィールの趣味欄には、マンガ、アニメ鑑賞や画を描くことの他に、映画鑑賞に加えて野球観戦も入っていた。「ロケみつ」DVDのオーディオコメンタリーでは、早希ちゃんは野球ネタを振られて「余り興味がない」と言っていたが、「浅倉南の漫談」を観ると野球の知識も豊富であることがわかる。好きな球団は「ロケみつ」で、「昔から熱狂的な阪神ファンということになっていて」と語るシーンがあり、「なっていて」なので、本当に阪神ファンなのかどうかはわからないが、高校が西宮市にある甲子園学院高校なので、普通に考えると自然にタイガースを応援するようになるのではないかと思われる。

アスカの「あんたバカー!?」は、「あんたアホ!?」に変わり、シンジに何故か首を絞められて発する「気持ち悪い」というセリフは「きしょ!」になるのだという。

ファミリーレストラン。滋賀県住みます芸人であるファミリーレストラン。このたび、野洲市で単独ライヴも行うようだ。

何回も見ている滋賀県自虐ネタ。滋賀県野洲市出身のT.M.Revolutionこと西川貴教の歌の替え歌をするのだが、「琵琶湖があるから何とかなってる」、「はぐれそうだ近畿地方から」、「京都の人が滋賀を刺激する。大阪の人は無視をする。こうとなったら最後の手段だ、琵琶湖の水を止めようか」と後ろ向きの歌詞にしてしまう。
下林が「豊かな自然」、「美しい湖」、「美味しい美味しい近江牛」と滋賀県の美点を挙げようとするが、原田は「怖ろしく広いコンビニの駐車場」、「人で一杯のイオンモール」、「くっさいくっさい鮒寿司」などとマイナス評価である。

続いて、ボクシングチャンピオンの山中慎介が滋賀県湖南市に住んでいるということで、格闘技ネタをやる。下林がファイターになり、原田が解説する。原田は、「近江牛パンチ」、「近江米キック」、「鮒寿司ブレス」などと、下林の動きに滋賀県の名産品の名前をつけてしまう。

「かっこよくステップを踏む」、「セクシーに攻撃をよける」など原田の注文はいつもと変わらないが、「今日はお子様も見に来ています。それは心得て下さい、下林」などと自制を求めたりもする。

桂楽珍。
普段は、平均年齢85歳ほどの老人達の前で落語をやることが多いのだが、今日は髪の毛のまだ黒い人ばかりで安心したと楽珍は語る。娘から、「『祇園花月でやるんだってよ、舞妓さんとかいっぱい見に来るよ』と聞かされていたのですが、こういうお客ですか」と語る。台湾から猿を輸入したという創作落語。5頭注文したのだが、そのうち1頭はどう見てもニホンザルである。ということで苦情の電話を入れると、「1匹は通訳です」と言われたとのこと。祇園花月の客席からは爆笑が起こるが、楽珍は、「この話で笑い声を聞いたのは5年半ぶりぐらいです」と恐縮していた。

西川のりお・上方よしお。のりおが、「最近の劇場は美人のお客さんが多い」という話をし、「美人のお客さんが多いと、漫才に集中出来ない」と話した後で客席を見渡し、「今日は集中出来るかな」と言う。それからおばさん数名をカウントして、「あの人達、確実に皇潤飲んでるわ」と断言する。
今日も、のりお師匠が思いつくままに話し、よしお師匠がそれに突っ込むというパターン。のりお師匠の話は、TPPや特定秘密法案、辺野古基地移転問題など、社会性のあるものが多いが笑いに変えてしまうので深く掘り下げたりはしなかった。

 

吉本新喜劇「茂造の初夢旅館」。出演は、辻本茂雄、青野敏之、伊賀健二、平山昌雄、タックルながい。、村上斉範、森田展義、佐藤太一郎、奥重敦史、桜井雅斗、高橋靖子、五十嵐サキ、たかおみゆき、前田真希、服部ひで子、末成由美。

「旅館ぎをん」が舞台である。青野敏之とたかおみゆきの夫婦が泊まりに来る。辻本茂雄演じる茂爺こと茂造は絶妙のタイミングで着メロを鳴らしたり、壁を叩いて階段を滑り台にしたりする。

旅館ぎをんに泊まっているいる女客が二人。幼子を抱えたその人は高橋靖子。子供の父親は青野敏之だという。青野と高橋は不倫をしており、高橋は青野とみゆきの仲を裂こうと狙っている。一方、妊婦なのは前田真希。子供が出来たが、相手の男は自分を捨てて出ていったという。

女性警官の服部ひで子がやって来る。桜井雅斗が結婚式場から五十嵐サキを無理矢理連れ出し、誘拐の容疑で捜査中だというのだ……

人間関係がかなり複雑な劇だが、ダンスシーンなども盛り込み、楽しい芝居に仕上がっていた。

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