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2015年4月16日 (木)

笑いの林(39)「EVEMON TKF!」2015年2月2日

2015年2月2日 大阪・心斎橋のコラントッテホールにて

午後7時から、大阪・心斎橋にあるコラントッテホールで、「EVEMON TKF!」を観る。今日もたむらけんじが司会を務めるが、当初、MCとして参加するはずだった土肥ポン太が体調不良のため出演不可能となった。吉本はマネージメントがいい加減なので、ダブルブッキングがあっても体調不良とすることが多いのだが、たむらによると実際に体調が悪いようである。

コラントッテホールはコラントッテという会社の2階にある比較的広い部屋(おそらく会議室)を利用しているもので、たむらけんじが会社の社長と親しいので特別に使わせて貰っているという。なので楽屋も楽屋口もない。楽屋はコラントッテホールの舞台上手をカーテンで仕切って使っている。なので、たむけんさんも普通に会社の入り口から入って行ったし、開場のちょっと前には早希ちゃんが私服に眼鏡で出てきて、自動販売機でジュースを買って帰っていった。ファンから「早希ちゃん頑張って!」と言われて照れ笑いしていたが。

出演は、ヘンダーソン、ジョニーレオポン、ヒューマン中村、サーフィンズ、おいでやす小田(以上持ち時間5分)、キンニクキンギョ、ゆたかときむら。絶対アイシテルズ、ちびシャトル、アキラ(以上持ち時間2分)、シンクロク、ジュリエッタ、桜 稲垣早希、ゆりやんレトリィバァ、スーパーマラドーナ(以上、持ち時間5分)、ゲスト:ギャロップ(持ち時間10分)。今回はコンビが多い。

R-1ぐらんぷり決勝進出者の発表が今日あり、ゆりやんレトリィバァの初進出が決まった一方で、決勝の常連だったヒューマン中村がまさかの準決勝敗退となった。ただ、今年はこれまでとシステムが違うようで、12人選出ではなく9人選出で、残りの3人は敗者復活戦で決まるという。

決勝に一発では進めなかったヒューマン中村は、芸をやる前に、「ちょっといいですか」と言って下手に行き、奥を向いて「畜生!」と怒鳴る。
ヒューマン中村の今日の出し物はやはりフリップ漫談で、「恋愛をしているカップル五七五」と「それを妬む五七五」のセット。「夏祭り二人で食べるりんご飴」という恋愛五七五の後に「あいつらの体むしばめ添加物」という陰険五七五が来る。「自転車の後ろに君を乗せていく」に「おまわりさんあそこに二ケツしてますよ」、「勉強会同じ大学受かろうね」「同じとこ受けて倍率上げてやる」というようなパターンが続く。
その後に、「あの人は今」というものをやる。過去の有名人が今何をしているかの「あの人は今」ではなく、ヒューマン中村がやっているのは今何をしている人なのかを想像させるというもの。ウロウロしている人は「○×クイズでどちらに行こうか迷っている人」という風になる。

おいでやす小田は面白かったのだが、下ネタが続いたので内容は書かない方がいいだろう。

キンニクキンギョは、片方が沖縄出身だそうで、三線を弾く。実際は、三線は前振りで弾くだけで(結構達者である)本編はボイスパーカッションとまではいかない擬音を用いていたが、ちなみに「沖縄の人=指笛を吹く」というステレオタイプのイメージがあるが、吹けない人も勿論いる。が、吹けない人のための「指笛の音がする縦笛」というものが売られているそうである。

ちびシャトルは、今日もフリップ芸だが今日もシュール過ぎる内容。発想が突飛すぎて何がやりたいのかわからなくなるのだが、たむらけんじによると、ちびシャトル本人の中ではストーリーが繋がっているのだという。ちびシャトルはこの後、よしもと漫才劇場にも出るそうだが、たむらから「それ出て受けんかったら、一緒に精神科行こう」と言われてしまう。

シンクロック。以前、よしもと祇園花月の前座として出演していたことのある、男女の漫才コンビである。シンク・ロックなのかシン・クロックなのかは不明。
木尾陽平は、就職試験でフジテレビのアナウンサー職を受験し、ラスト8人まで残ったそうである(最終選考には残れなかったようだが)。そのためか滑舌が良い。

木尾が、「幼なじみと10年ぶりに会うんだ」と吉田結衣に話す。だが幼なじみの苗字は、志村、加藤、仲本、高木で、吉田に「あと、いかりや入れればコンプじゃん」と言われる。木尾が「今年30だから中には禿げちゃった人いるかな? 仲本かな?」と言うが吉田に「いや絶対、志村だし」と言われる。木尾の「太っちゃった奴いるかな? 仲本かな」という言葉に「それ高木だし。何で仲本だけ悪くなってるん?」と言われる。加藤はウクレレが得意だそうだが、吉田は「それは高木」、木尾「高木は年取っても若い子と結婚しそう」、吉田「それ加藤」、木尾「いや加藤はウクレレ弾いてるだけ」と続く。ちなみに担任の先生の名前は碇矢長介先生だそうである。
ちなみに木尾は、次は中学時代の幼なじみに会うそうだが、苗字を「中居、木村、稲垣、草彅」と挙げたところで吉田から「もうええわ」と言われて終わる。

ジュリエッタ。以前はソーセージのメンバーであった藤本聖(ふじもと・たかし)が元ガトリングガンの井尻貫太郎と組んだ漫才コンビである。藤本は以前交際していた相手に暴力を振るったために逮捕され、示談が成立したがソーセージを脱退(残った二人はアキナに名前を変えて活動中)、吉本から無期限の謹慎処分を受けた過去がある。「EVEMON TKF!」では終演後に出演者とハイタッチをするのが恒例なのだが、今日は女性客がハイタッチを待たずに続々と帰ってしまい、たむらが「今日、ハイタッチしないで帰る人多い」と言っていたのだが、あるいは藤本が嫌われたのかも知れない。藤本逮捕のニュースは結構大きく取り上げられていた。

藤本が彼女に扮し、井尻がその彼氏という設定。井尻が「俺達長く付き合っているけど、お前の職業知らない」というと藤本が「日の当たらない顔の見せられない職業」と答えたがいかがわしい商売ではなく「声優」であった。藤本は高い声が出るので、実際にもこうした声の女性はいそうである。井尻が「代表作何?」と聞くと、藤本は「『お客様がお掛けになった電話番号は現在使われておりません』とか『青に変わります』、『バックします』」などと挙げる。
井尻が浮気していたことがばれて、藤本は怒って出ていってしまう、井尻が藤本のケータイに電話するが、「お客様がお掛けになった番号は現在使われておりません」という声がする。実際に藤本が解約したのか藤本が出て、わざとそう言っているのかわからなくなるというコントであった。

早希ちゃんはアスカのコスプレで登場し(着替える場所はあるようである)、「関西弁でアニメ」をやる。R-1用に絵を新しくしたようだが、新しいネタは『北斗のケン』のケンシロウの「お前はもう死んでいる」を「自分、もう死んでんで」に変えたものと、『スラムダンク』の「俺、バスケがやりたいです」を「俺、タコパ(たこ焼きパーティーのこと。多分、通じるのは関西人と他の地域の若い人だけだと思う)がやりたいです」に、「諦めたらそこで試合終了ですよ」を「焼き上がったらそこでタコパ終了ですよ」に変えたものがあるだけで、他はほぼ同じ内容である。絵のタッチが劇画調に変わっているが、「徹夜で画を描いた」というようなことをブログにアップしていたので、やはり早希ちゃんが描いたものと思って間違いないだろう。

ゆりやんレトリィバァ。昨日も祇園花月の公演に出ており、奈良住みます芸人としても忙しいのか今日のネタは短時間で仕上げたもののようである。ゆりやん担当となった吉本興業の新人マネージャーを演じるのであるが(吉本興業はマネージャーが複数のタレントを掛け持ちするのが普通なので、ゆりやん専属ではない。ちなみに昨日の住みます芸人のライブでもアンケート用紙にマネージャーの名前が書かれていたのだが奈良担当と和歌山担当は同じ人であった)、やはりダブルブッキングがあったりする。ただ無理な注文でも何故か次々と決まっていく。

スーパーマラドーナ。今日は田中が一人で演じて、武智が突っ込んでいくというネタ。田中が「幽霊も見たんだ。血まみれの落ち武者の幽霊」。出たのは大阪市内の2LDKで家賃月2万円という安すぎるマンションの部屋。そこから田中がそのマンションの部屋を訪ねるシーンになるのだが、部屋に住んでいるのは若い女性。以前、コンパで知り合った女の子のようだ。だが、田中は相手の百合子という名前も知らず、ケータイのアドレス帳には「飲み屋の女B」で登録するなど酷い扱い。そこへ、百合子の彼氏がやって来て、玄関の扉をドンドンと蹴りながら大声で叫び出す。田中は隠れる場所を探すのだが、「あ、ここは狭い。あ、血まみれの落ち武者の幽霊。あ、ここは……」などと言って武智の「そのタイミングで出る?」と突っ込まれる。最後は、田中と百合子と百合子の彼氏と隣の部屋で盗み聞きしている人の4役を田中がやったため、ごちゃごちゃになる。

ゲストのギャロップ。禿げ頭の林が、「皆さん、生えすぎですね」と言って、毛利から「お前が薄すぎなんじゃ!」と突っ込まれるといういつもの掴み。毛利は「毛を利用すると書く」と言って、更に繋げる。

毛利がプロ野球選手のヒーローインタビューに憧れるというので、毛利が阪神の選手になったという設定で、林がインタビューアーに扮するのだが、林が毛利にインタビューをするのを嫌がったり、「マートンのホームランの後でレフト前ヒット、マートンの2打席連続ホームランの後でショート内野安打、マートン3打席連続ホームランの後に振り逃げ」と言って、毛利から「もう今日のヒーロー、マートンでええやん!」と突っ込まれたりする。毛利が4打数4安打7打点という設定に変わるのだが、林が「惜しくもチームは負けてしまったんですが」と言い「負けたのにヒーローインタビューにしゃしゃり出てくる人初めてや」などと勝手に図々しい人にされてしまう。
最後は、「スタンドの皆さんに一言」で毛利がお礼を言って締めるはずが、「テレビの前の視聴者の方に一言」、「ラジオをお聴きの皆さんに一言」、「今日のゲームを観に来られなかったサービス残業のおじさんに向かって一言」と続けてしまい、「サービス残業のおじさんは俺のインタビュー見ても聞いてもいないわ」と毛利に突っ込まれる。

コーナー。
出演者はヒューマン中村、キンニクキンギョ、ちびシャトル、ジュリエッタ、ゆりやんレトリィバァ、スーパーマラドーナ、ギャロップ。
大体の公演のコーナーでは早希ちゃんがボケ要員で出演するのだが、今日はクイズではなく心理テストなので出演しなかったようだ。

最初の心理テストは「クリスマスの日にサンタクロースがプレゼントを置いていきましたそれはなんで、どれくらいの大きさでしょう?」。
予め言っておくが、実は心理テストというのは知能テストなどとは違い、統計も取られておらず裏付けもないという医学的には「まやかし」の領域を出ないものである。ロールシャッハテストなども名前は有名だが現在は使っているところは少ないはずである(作者であるロールシャッハがテストを完成させる前に早世してしまったため、どのようなテストを作りたかったのかすら不明)。
プレゼントテストでは、「あなたの給料とそれに対する感想」なのであるが、大台に乗ったと喜んで言っている人が「大台」と言っているものが実は信じられないほど安い金額であることがわかる。吉本の給料が安いと知っている人が聞いても驚くほど安いはずである。
ジュリエッタ・藤本はここでも暴行ネタでいじられていた。

次は、「間違い電話をして、その相手から折り返しの電話が掛かってきたときに相手に向かって何という?」
浮気がばれた時の言い訳だそうだが。スーパーマラドーナ・武智は「何や?!」と切れて「キャラ通り」となる(武智は暴走族の元ヘッドである)。
他は誤魔化すタイプの人が多い。

最後の心理テストは、「スケッチブックの真ん中に自分の名前を書き、その上下左右のどこかに『たむらけんじ』と書いて下さい」というもの。上に書くと「苦手」、下に書くと「見下している」は何となくわかるが、左に書くと「一緒にいて安心している」、右に書くと「一緒にしたい」はどういう根拠でそういうことになっているのかは不明である。

ラストは出場者全員が勢揃いしての挨拶。たむらけんじがここで「ハイタッチする場合は全員とハイタッチして下さい。たまに飛ばされて傷つく人がいますので」と言う。ということで全員と強制が嫌な人は芸人達が舞台から降りる前にホールから出て行ってしまう。

早希ちゃんは、新大阪駅で転倒して左手の小指を怪我したため包帯を巻いていたのだが、一昨日の「おはよう朝日 土曜日です」では包帯が取れており、ハイタッチも左手で行っていたので大事には至らなかったのであろう。入りの時と同じ黒のミニワンピースの私服。お洒落であるが、一番寒いシーズンなのにミニというのが意外である。今日は出演者が多いので全員とハイタッチするのは大変である。

ちなみにヒューマン中村は来週トークライブを行うので、チケットを手売りしていたのだが、私は先月27日に、会場となるZAZA道頓堀でチラシを見て、その場で「チケットよしもと」のスマホサイトにアクセスしてチケットを購入している。ちなみに再来週に公演が行われるのに整理番号は若い方だったので、チケットは余り売れていないと思われる。大々的な告知も行われていなかった。

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