« 仲宗根美樹 「川は流れる」 | トップページ | コンサートの記(192) ロベルト・トレヴィーノ指揮 京都市交響楽団第589回定期演奏会 »

2015年5月26日 (火)

笑いの林(44) 「週末よしもと爆笑スーパーステージ in 富田林2014」

2014年4月6日 大阪府富田林市のすばるホールにて

午後4時30分から、興正寺寺内町とPL(パーフェクト・リバティー)教団の本部があることで知られる大阪府富田林市のすばるホールで「週末よしもと爆笑スーパーステージ in 富田林2014」を観る。出演は、デニス、桜 稲垣早希、はんにゃ、フルーツポンチ、モンスターエンジン、ハイキングウォーキング、ライセンス、ガレッジセール。すばるホールの緞帳には興正寺寺内町が描かれており、やはり富田林の誇りはPL教団ではなく興正寺寺内町であることがわかる。

デニスは松下宣夫と、日本とブラジルのハーフである植野行雄のコンビ。植野行雄は中東風の顔立ちであり、それをネタにする。植野の顔が濃いので、植野は「顔があっさりしてると言われてみたい」。ということで、松下が「植野の顔は」と言って、お客さんが「あっさり」と返すことにする。植野は前から2列目にいた若い女性3人組に「『せーの』と言ったら『付き合って!』と言って下さい」と注文する。
松下「植野の顔は」、お客さん「あっさり」と何度かやった後で、植野が「せーの」とやり、女性3人組は「付き合って!」と言うが、植野は「ごめんなさい」と断る。「何で断るねん!」と松下が突っ込む。
引きこもりネタ。松下が引きこもりの生徒をやり、理由が悪口を言われるからという設定なのだが、熱血教師役の植野の方がずっと酷い目に遭っているというネタである。植野はガーデニングをしていただけで通報されたり、自転車で走っていたら子供から「泥棒!」と呼ばれたり、居酒屋のお通しで一人だけポップコーンを出されたり、イラク人同士の喧嘩に巻き込まれたりしたことがあるという。

アスカのコスプレで早希ちゃんは、フリップ漫談「花よりサルカニ」をやるが、これまでとはかなり違った内容になっていた。表紙の絵も綺麗になっていたが、特訓シーンが加わっていたり、「ドラゴンボール」のベジータをもじった俺様キャラのハチータが登場したり、臼ひげというキャラクターも初めて登場する。いつの間にか「サルカーニZ」になっており、完結せずに予告で終わる。

「花よりサルカニ」は2月の単独公演で初披露され、その後、R-1ぐらんぷり準決勝でも用いられたが、おそらくR-1用に作られたネタであり、持ち時間内に終わるよう短くしたバージョンが使用されて来たのであろう。R-1が終わったので、10分もたせるためのバージョンに変更したのだと思われる。

このネタはアスカの格好でする必要はないのだが(単独公演ではスーツに眼鏡というスタイルで行われている)、テレビで見慣れたアスカの格好の方がいいと感じたのだろうか。

はんにゃ。金田が富田林の街を誉めるが、川島から「バスでここまで来て、景色ほとんど見てないじゃん」と言われる。
川島は元々小太りの体験であったが、中年太りが進行して、腹が大きく出ており、まずそれをネタにされる。

「なんとなく気まずい場面」。コンビニバイトに入った川島だが、先輩アルバイトの金田に「全然仕事覚えてないじゃん」と注意される。それから色々あって出身地の話になるのだが、

金田「出身地どこ?」
川島「愛知県です」
金田「愛知県のどこ?」
川島「いや、言ってもわからないと思うので」
金田「いいから言ってみ」
川島「田原市というところです」
金田「え? 田原? 俺も田原。中学校どこ?」
川島「田原中学校です」
金田「え? たっちゅう(田原中学校の略称)? 俺もたっちゅう。25期生」
川島「私は23期生です」
金田「ああ……、どうもっす……」

と先輩後輩の関係が逆転してしまうというものであった。

フルーツポンチ。まず「遠くから来た人」と聞くが、最初に答えた人が「鹿児島」と言ったため、それより遠い人がいなくなってしまう。「和歌山、兵庫と拡げたかったのに」と二人は言う。
村上が、「春休みに行った場所」として、「花見」、「温泉」などと聞いていくが、「じゃあ、コンビニの冷凍庫に入ったっていう人」とツイッターでのいわゆるバカッター投稿が問題になっていることを聞く。
村上は更に「食品偽造をしてしまった人」と聞いて、相方の亘(わたり)に「いても手挙げられへんわ」と突っ込まれる。村上は「俺達も食品偽造だ。フルーツポンチという名前で人間が出てきている」という。

村上は「喜怒哀楽」という四字熟語が気に入らないという。「喜」と「楽」の差が余りないからだそうだ。そこで「楽」を「悔しい」や「恥ずかしい」などに変えて演じて見せるが、いずれも大袈裟なので楽がいいという結論になってしまう。

モンスターエンジン。
西森がいきなり、「中小企業!」と言い、お客さんの一人が「技術!」と答える。西森の実家は鉄工所だそうだ。
西森は30歳を超えると体が衰えてくるが、色々なことが気になり出したりもする。コンビニの前でたむろしているヤンキー達に説教したくなると言い、大林がヤンキーをやるが、西森はやたらと早口で説教して「名刺」しか聞こえなかったり、ジュースを買ってあげるなどビビりキャラになったりする。

ハイキングウォーキング。
鈴木Q太郎が「39歳」と自己紹介をした後で何故か会場がどよめく。鈴木は「これは39歳に見えないということなのでしょうか」、「格好(キャラクターの入ったTシャツにジーパン)が39歳らしくないということなのでしょうか」と戸惑う。
「スーパーイリュージョン」ということで、鈴木がジェット風船を飛んでからすぐに捕まえる、一息で風船を大きく膨らませる、空の段ボール箱の上に10秒立つという芸を行おうとするがいずれも失敗する。最後は、コーラを一気飲みした後でゲップを出さずに山手線の駅名全てを言うという芸に挑む。鈴木が出したコーラに会場から「(ペットボトルが)小さい」と声が上がるが、「これは500mlで普通です」「1.5リットルしたのスギちゃんです」ということでコーラを一気飲みし、フリップに書かれた山手線の駅名を東京駅から外回りで全ていうことに成功するが、その後で大きなゲップをする。

ライセンス。
藤原が「音楽でコラボレーションなどをやるとよく売れる」ということでコラボレーションネタをやる。まずは教師とロックミュージシャン。藤原は、教師が教室に入ってきた状況から出席番号を読み上げるまでの状況を歌詞にしてロックにする。滅茶苦茶である。
続いて、警察官とラッパー、「俺、警官、悪いことよう好かん、凶悪事件起こるの大体夜間、勤務は今日も長時間」などと韻を踏む。
次は、力士とウェイトレス。藤原が離れた位置から相撲の土俵入りの型をしたまま摺り足で近づいて来る。やって井本の所まで辿り着くが「遅いわ!」と突っ込まれる。
今度は突っ込むまで長いというネタをやるが、やはり力士の土俵入りの型をしたまま摺り足で近づいて来る。ただ藤原は高く掲げた右手ではなく、左手で井本を小突いた。

トリはガレッジセール。
ゴリの兄二人はPL学園中等学校・高等学校に通っていたため、ゴリも良く富田林に遊びに来て、花火大会などを楽しんでいたという。
PL学園は厳しいそうで、全寮制であり、共学であるが男子と女子は目を合わせて会話してはいけないというルールがあるという。本当がどうかは知らないが背中合わせで会話するのだそうだ。また、朝早く起きなければならず、授業の前に色々な作業をやるそうで、ゴリの兄曰く「自衛隊のようなところ」だそうである。
ゴリの兄二人はPL学園での生活に耐えきれず、長兄は高一で、次兄は中二で寮から脱走し、そのためゴリもPL学園に進む予定だったが取りやめになったという。
それから二人の出身地である沖縄と大阪は似ているという。開放的なのだそうだ。東京ではコンビニで芸能人が買い物をしていても遠慮して話しかけたりはしないが、大阪人だとどんどん聞いてくるという。新大阪駅でも、「ほれ、あれや! あれ! えーと、ゴレッジセールのガリや!」と、「惜しーい!」間違いをされたとのこと。
二人はショートコントを次々に行う。
レストランで、ゴリが「いらっしゃいませ。何名様でしょうか」と言い、川田が「一人です」と答えると、ゴリは「店員さんは奥です」と言って、川田は「あんた誰?」となる。

「病院」。患者の川田が医師のゴリに病名を聞きに来る。ゴリは「病名を伝えるのは凄く難しいのですが」と言った後で、「骨粗鬆症」と続けて、「そっちの難しいのか」となる。

 

最後は全員が登場して、席番号による抽選プレゼント。出演者全員のサインの入った公演ポスターが賞品である。ライセンス・藤原が「F列10番」と予告してF列8番という近い席を当てたり、早希ちゃん(早希ちゃんだけは、デニム地のワンピースという普段着に着替えていた)が何故か箱に「おっとっと」を入れてかき混ぜて「おっとっと」を取り出し、ゴリから「これ、芸人がやってるからいいけど、普通にやってたらただの頭のおかしい人だよ!」と突っ込まれたり(何故かポスターと一緒に「おっとっと」もプレゼントということになる)、ゴリが「関空の飛行機の時間に間に合うようにしなければならないのですが(これはおそらく本当。吉本は余程のことがない限り宿泊はさせないのである)」ということで急ぎつつも5名にポスターがプレゼントされた。

|

« 仲宗根美樹 「川は流れる」 | トップページ | コンサートの記(192) ロベルト・トレヴィーノ指揮 京都市交響楽団第589回定期演奏会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 笑いの林(44) 「週末よしもと爆笑スーパーステージ in 富田林2014」:

« 仲宗根美樹 「川は流れる」 | トップページ | コンサートの記(192) ロベルト・トレヴィーノ指揮 京都市交響楽団第589回定期演奏会 »