« 「上総」 | トップページ | 坂本龍一 「Sweet Revenge」 »

2015年8月 2日 (日)

笑いの林(49) 「タナからイケダから学天即」2015年7月24日

2015年7月24日 よしもと祇園花月にて

午後7時から、よしもと祇園花月で「タナからイケダから学天即」を観る。タナからイケダと学天即という二組の漫才コンビによる公演。公演タイトルは敢えて紛らわしくしている。今日はチーモンチョーチュウ(二人とも千葉県出身であるがNSC大阪校卒業。単にNSC東京校の存在を知らなかっただけだそうである)がゲストとして出演する。

学天即の奥田が野球好き、タナからイケダの田邊も高校まで野球をやっていたということで、自分達のことを「パ・リーグ」と形容する。それも今の地域密着型で盛り上がっているパ・リーグではなく、「落合が三冠王を取っていた頃の」「ホークスがまだ南海だった」「カップルがスタンドでいちゃついていた」時代のパ・リーグ、蔑称で「パントラル・リーグ」などと言われていた時代のパ・リーグである。セ・リーグというのは人気芸人達のグループで、自分達はパ・リーグ所属らしい。学天即は昨年末の「THE MANZAI」でいいところまで行き、セ・リーグの芸人達が行っているバスツアーも始めているため、タナからイケダから「もうセ・リーグ」と言われるが、本人達の意識ではまだパ・リーグらしい。

田邊は「関ズミ∞(かんずみエイト)」という関西住みます芸人のイベントがあるという告知をするが、学天即の二人から「あれ? まだ住みます芸人やってるの?」と言われる。厳密にいうと住んではいないのだが、KBS京都テレビでレギュラーを持っていたりと、京都で活躍している。以前、シダックス河原町三条店で行われていた吉本芸人やNMB48(吉本所属)の出る定期的イベントは何故か滋賀県住みます芸人のファミリーレストランにMCを取られていたが。
ちなみに、京都住みます芸人として月亭太遊も加わっているが、タナからイケダによると、月亭太遊が京都住みます芸人のセ・リーグで、自分達はやっぱりパ・リーグなのだという(田邊さんは「ロケみつ フライデー」に準レギュラー扱いで出ていたから知名度はある方だと思うが)。

まずは漫才とコント。

タナからイケダは、コント「勝利の女神」。田邊が池田に、「勝利の女神って見たことある?」と聞くと、池田は「ある。小学校の頃、オセロやっていた時に」と答えて、田邊に「勿体な、そんな時に見んでもええやろ」と言われる。田邊は勝利の女神を見たことはないので、池田が勝利の女神を演じることになる。高校野球のシーズンで、田邊が元高校球児であるため、バッターボックスに入っている時に勝利の女神が降りてくる(立ち位置の都合上、田邊は左打ちの構えをする)ことにしたのだが、出てきたのは勝利の女神ではなく石原という自校の監督。ブロックサインを出すが、もうピッチャーが球を投げるという時にサインを出しても意味はなく、池田は「バッターアウト」と言う。田邊は「そりゃそうなるわ!」と突っ込む。
次に出てきたのは自由の女神、と言いつつ正体はGUの女神。ユニクロの着こなしについてアドバイス、という間に「バッターアウト!」
今度は「僕、勝利」と言う少年。「勝利と書いて『かつとし』と読むんだ」という正体不明のキャラクターである。かつとし君が自己紹介している間に「バッターアウト!」
やっと勝利の女神が降りてきたと思ったら、降りてきたのは勝利の女神の妹で、勝利の女神は相手チームに行ってしまったという。ということで「バッターアウト!」
今度こそ勝利の女神がやってきたと思ったら、乗り継ぎに手間取って遅れたということで「バッターアウト!」。田邊は「勝利の女神って電車で来るの?」と聞くが、池田は「さっきは妹がお世話になりました」と家族の話を始めてしまう。
「勝利の女神は翼生えてるんちゃう?」と田邊が言うので、池田は「バッサー」と笑い飯が妖精ネタをやる時ような音を出すが、現れたのは「かつとし」君で、「かつとし」君は石原監督の息子だったというまた家族ネタになってしまう。

学天即の漫才。奥田は験担ぎというものを全くしておらず、スマホの待ち受けを美輪明宏の写真にしている人を見ても、「あんなん、ほぼ金髪のおかまやで」と身も蓋もないことを言う。四条は験担ぎをしているそうだが、「毎朝カツカレー」と言って、奥田から「そんなん病気になるよ」と言われる。食べ物の験担ぎとして四条は、正月のおせち料理、2月の太巻き、5月の柏餅と挙げて来るのだが、「7月の笹」と言って、奥田に「笹は食べんやろ!」と突っ込まれる。四条は「おめでたいので鯛を食べると良い、出世魚なので鰤、長寿に海老、マメになるというので黒豆、勝ち栗の代わりに栗金時」と挙げていくのだが、奥田に「ほぼおせち料理やん。おせち以外にないの?」と言われて、「カツカレー」と再度言う。

奥田は、「パンツの色ぐらいなら(験担ぎも)あるけど」と言い、四条が、「勝負の時は赤、長寿を願うには紫」と挙げていくのだが、「今日は上と下で色が違う」と言って、奥田に「え? 上?!」と聞かれる。ちなみに四条がしているわけではないが、男性専用のブラジャーというのは実際に売っているそうで、ネット記事によると「すると気が引き締まる」と感じる男性がいるそうである。私見では男性としてのアイデンティティが崩壊しそうに思えて仕方ないのだが。

タナからイケダの漫才。田邊は現在32歳、池田は35歳であるが、年を取ると誕生日パーティーなどが行われないようになると語る(年取るの嬉しくないしね)。田邊が友人の誕生日でサプライズを行いたいのだが、サプライズというものをやったことがないので、池田にアドバイスを求める。誕生日のサプライズを行うのは、9月生まれの三十代半ばの男性で、仲は腐れ縁のようなもの。丁度コンビを組み始めた頃からの付き合いというので、池田はてっきり自分のことだと勘違いするという設定で始まるのだが、田邊から「お前が服選ぶのおかしいやろ」と言われるも、サプライズを行う相手は池田ではない上に田邊は自分からサプライズのアドバイスを頼んでいるのだから別に池田が選んでもおかしくない、ということで整合性がなく、漫才としての完成度を落としてしまっていた。

学天即の漫才。松岡修造をネタにしたものであったが、あんまり面白くなかったのでカット。

ゲストであるチーモンチョーチュウの漫才。白井が怖い話に凝っているというので、菊地が怪談をすることになるのだが、「男4人で合宿に行ってボーッとしてて」などと菊地が語った後で、白井が常に「お化けと?」と聞くので話が変になる。菊地「一人が『海行こう』と言い出して」、白井「お化けが?」、菊池「人間がや! で車運転して」、白井「お化けが?」、菊地「なんでお化けが運転してくれんねん?! で、海行って花火して」、白井「お化けと?」、菊地「お化けが花火して遊ぶかいな?」という調子なので、菊地は全て「人間」という言葉を先に付ける。

菊地「人間の一人が『あれ? 人間3人しかいない』、もう一人も←人間やぞ、『本当だ。人間がやぞ、一人いない』となって、探したら、その、人間やぞ、が海の沖の方、ガーッと泳いでくのが見えて。で、人間の3人も泳いでいって、追いついたら、先に行ってた人間の一人が目見開いてて、それで『おかしいぞ』となって、人間3人が人間一人を連れて浜に戻って、怖いというので、その夜は早めに寝て。翌朝起きて、先に泳いでった人間に何だったのか聞いたが、わからんと。ただその人間一人が立ち上がると足首にクッキリとした手形と長い髪の毛付いてて、はい、お化け」

と一人で説明するが、白井に「全然怖くない」と言われ、「当たり前じゃ! 人間とお化けと一々分けて話して怖いことあるかい!」とキレる。

コーナー。チーモンチョーチュウは、セ・リーグ芸人だというので、何故人気があるのかを聞くことにする。

最初の質問は、「なんで結婚してても人気があるんですか?」。タナからイケダの田邊は妻子持ち、学天即・四条も妻帯者である。チーモンチョーチュウ・菊地は結婚して二児の父であるが、人気者である。一方、田邊と四条は……
菊地に「独身の頃から人気あったから」と言われた田邊と四条はあっさり撃沈。
菊地は結婚したことを三年ほど明らかにしていなかったが、単に発表する機会を逃していただけだそうである。その後、番組の企画で南明奈に告白されるも、スポーツ新聞に「実は菊地には妻子が」とスクープされて、その日のうちに発表したそうである。奥田は「スポーツ紙にスクープされる時点でセ・リーグ」と言う。
四条も結婚した際は報知新聞にデカデカと記事が載ったが(ちなみに当時、貯金が50万円しかなかったそうで、「よくそれで結婚しようと思ったな」と色々な人からいわれたそうである)それっきりで以後は何もないそうである。

続いての質問は、「なんで小太りでも人気あるんですか?」。チーモンチョーチュウ・白井は今はそれほどではないが、以前はかなり太っていたそうで、それでも太っている姿が「可愛い」などと言われたそうである。タナからイケダ・池田と学天即・奥田は中年太りが始まっているが、マイナスしかないそうである。
白井はぽっこりしたお腹を可愛いと言われることが多かったそうで、池田が上半身裸になってどういう反応があるかを試すことになるが、ごく一般的な中年太りでその他に特に言うべきことないということで「ふつー」という空気が漂い、脱ぎ損になってしまった。

今度はタナからイケダと学天即対チーモンチョーチュウのバトル。「セ・リーグ対パ・リーグ」、「今年のオールスターはパ・リーグ負けた。パ・リーグはお祭りに弱い」などと口々に言う。

まずは、「早太り対決」。タナからイケダ・池田と、チーモンチョーチュウ・白井がコーラーを飲み、ハンバーガーを食べて、短い間にどれだけ体重を増やせるかという対決。ちなみに元の体重は池田が75・5キロ、白井が72・9キロで見た目よりも体重がある。ドリンクは飲めば飲んだ分だけ直後の体重は増えるので二人とも食べるよりも飲むことを重視。

「早太り対決」を行っている間に、学天即・奥田とチーモンチョーチュウ・菊地による腕相撲対決が行われる。菊地は見た目からして筋肉質であるが、奥田は腕相撲をやるのは始めてということで、腕相撲が始まった直後に菊地は「え? 弱!」という顔をする。菊地の圧勝。奥田は自分が弱いのかどうかわからないので、相方の四条と腕相撲をすることになる。四条は腕が細く、見るからに弱そう。ということで奥田が勝った。奥田は「(菊地が強いんじゃなくて)俺が弱いとわかった」とのこと。ついでといっては何だが、菊地と四条の腕相撲がある。四条は本当に弱いようで、菊地は「え? 本当?」という顔をする。四条があっさり負ける。

「早太り対決」の結果であるが、白井が700g増加の73・6キロ、池田は1kg増加の76・5キロで、池田が勝利する。

続いて「おむつ締め変え対決」。田邊が三児(うち二児は双子)の菊地が二児の父親ということもあり、良き父の腕の見せ所であるおむつの締め変えの上手さで勝負する。赤ちゃん役に田邊は池田を、菊地は白井を指名。白井は「女の人にやって貰いたい」と言って、「楽しもうとしない」「それはお金払ってやって」などと言われる。菊地が白井の腰を持ち上げるのに時間が掛かったということもあり、田邊の勝利。ちなみに白井は楽しんでいたそうである。

ラストはイントロクイズ。学天即・四条とチーモンチョーチュウ・白井の対決である。全員が三十代だということで、彼らの青春時代に流行った曲が流れる。

1曲目。二人とも押さない。その間に曲は進み、イントロが終わって歌が始まってしまう。奥田は「まさかAメロを聴くとは」というがAメロどころかBメロ、サビに入っても四条も白井も曲名がわからない。二人とも「GLAY」と歌手の名前をいうが、GLAYの曲なのはみんなわかっている。白井は「HOWEVER」という一番有名な曲名を言うが、「『HOWEVER』は(TERUが)手拡げる奴や」と駄目出しされる。結局、二人とも正解することが出来なかった(答えは「誘惑」)。

本来は1曲勝負だったのだが、答えが出なかったということでもう1曲イントロクイズがある。2曲目はかなり特徴のある出だしなので、二人とも曲は知っていたがタイトルが浮かんで来ない。白井がようやく「アジアの純真」と言って正解。コーナーは2勝2敗のドローで終わった。

|

« 「上総」 | トップページ | 坂本龍一 「Sweet Revenge」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 笑いの林(49) 「タナからイケダから学天即」2015年7月24日:

« 「上総」 | トップページ | 坂本龍一 「Sweet Revenge」 »