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2015年9月15日 (火)

「笑いの林」(52) 「よしもと漫才ライブ」 2015年7月25日

2015年7月25日 大阪・なんばの、よしもと漫才劇場にて

午後3時30分から、大阪・なんばのよしもと漫才劇場で「よしもと漫才ライブ」を観る。漫才、ピンネタ、吉本新喜劇の総合ライブ。

まずは持ち時間5分のネタ。出演は、十手(じって)リンジン、デルマパンゲ、ゆりやんレトリィバァ、吉田たち、アインシュタイン。
続いて「吉本極(きわみ)新喜劇」。出演は、安井まさじ、信濃岳夫、松浦真也、清水啓之、木下鮎美、マッスルブラザーズ。
最後は持ち時間10分のネタ。出演は、瀧川一紀(たきがわ・かずのり。マジック)、桜 稲垣早希、シンクタンク、矢野・兵動。

満席で立ち見も出る盛況である。

トップバッターの十手リンジン。前回観た「よしもと漫才ライブ」と完全に同じネタをやる。西手がジャンケンに強く、今年は負けたことがないので(「え? 前回負けたじゃん」と思うが勿論口にしたりはしない)お客さんとジャンケン勝負をする。手を挙げたのは後ろの方にいた女性。西手はジャンケンをして勝つが、西手が負けるまでやるネタらしいので、十田(じった)がなぜか私をジャンケンの相手に選び(今日は最前列であった)、私がジャンケンをする羽目に、じゃなかった、することになる。私がグー、西手はチョキで私の勝ち。グーで勝ったことを後ろの方までわかるよう、グーにしたまま手を高く掲げたが、あれで良かったかな?

本編のネタも前回と同様で、十田が大学(高橋尚子の母校である大阪学院大学)の駅伝部出身で箱根駅伝に憧れるという、駅伝ネタである。ネタをやる前に「リアルですねえ」を独特の口調で言うが毎回スベる。それもネタにする。

まずメンバー発表であるが、十田が監督のように振る舞うが実は監督は別にいたり、西手がパイナイナという謎の留学生選手になったりする。

デルマパンゲ。ラッキーについて語るのだが、話が飛躍しすぎてあんまり面白くないのでカット。

ゆりやんレトリィバァ。修道士のような格好をしているが、実は後半にやるネタの衣装を下に着ており、それを隠すためのものである。「男か女かどちらかわからなかったかも知れませんが女です」と自己紹介。
ニューヨークに3ヶ月間留学したので、アメリカ人がそのシチュエーションでいかにもやりそうな仕草のネタをやる。留学前にもやっていたネタではあるのだが。コラントッテホールで観たときは面白かったのだが、大きな劇場でやると仕草が細かすぎるということもあって、いまいち板に付いた感じがしない。小劇場向けのネタなのであろう。

後半は、ニューヨークで「あなた、クレヨンしんちゃんに似ている」というので、修道士のマントのようなものを脱いで、クレヨンしんちゃんの衣装になり、アニメの主題歌を唄う。唄も上手いし、声真似も似ている。

吉田たち。一卵性双生児の漫才師であり、出囃子も岩崎良美の「タッチ」である。ゆうへいとこうへいの二人だが、こうへいは「僕が27、相方が28」といって、ゆうへいに「双子だから同い年やろ。なんで俺だけ年取らすねん」と突っ込まれる。

ゆうへいは、子供も双子、それも女の子の双子が欲しいと言い、こうへいが双子の娘二人を一人二役でやるのだが、片方の声がだみ声だったり、二人ともお父さんのゆうへいと将来結婚したいという子供らしい設定なのに、片方が「将来お父さんと結婚したい」と言うと、もう片方は「じゃあ、あたしはこうへいおじさんと結婚する」と言ってゆうへいから「おかしいやろ」と言われる。ゆうへいの妻(また結婚していないが)もこうへいが演じて、「じゃあ私もこうへいさんと」と言い、「それは変やろ!」とゆうへいに突っ込まれる。

アインシュタイン。稲田が「双子が続きますが」と言って、河合に「双子違うやろ!」と言われる。稲田は「二卵性なので」とあくまで双子に拘ろうとする。
稲田が恋人がいないというので、デートネタ。稲田が女で河合が男を演じるのだが、女役であるはずの稲田がバイクの二人乗りで運転をしようとする。変だということで、稲田が男、河合が女にチェンジする。稲田はずっと後ろに座った河合を振り向きながら話し続け、「前見て運転せい!」と河合に突っ込まれる。
レストランで食事をすることになったのだが、ドアを引いても引いても開かない。押して開けるドアだったという大概の人に読まれているので余り意味がないギャグをやった後で、レストランの照明が落ち、再び点くと女性の薬指に指輪が嵌まっているというサプライズを行うという設定のはずが、女性役の河合でなく稲田が自分で自分の薬指に指輪を嵌めただけというオチで終わった。

「吉本極新喜劇」。舞台転換の間をつなぐ中説としてマッスルブラザーズの二人が登場。二人とも力士のような体格であるが、二人合わせた体重が吉本所属のコンビの中でナンバーワンであり、270キロあるそうである。もっち一人で160キロあるそうで、もっちは「白鵬関が150キロ」と説明。横綱よりも重量級である。身長もジャンボ門田が190cm、もっちも180cmある。体格が良いが、吉本のプロフィールを見ると、もっちの趣味の一つとしてスポーツが挙げられているだけであり、武道や格闘技などをしていた経験があるわけではないようだ。

今日も「花月うどん」が舞台であり、お化けの格好をするなど、ネタの使い回しがある。信濃岳夫が花月うどんの大将、木下鮎美がその妹という設定である。信濃と鮎美は両親を事故で亡くし、信濃がまだ高校生の鮎美のためにうどん屋を継いだのである。花月うどんのバイトの面接に安井けんじが来るのだが、安井は信濃に対して「ぼろいうどん屋」などと言ってしまう。最後は安井が一人二役をやって勝手に採用ということにしてしまう。信濃は妹の鮎美が暴走族のメンバー(マッスルブラザーズの二人が演じている)と付き合っているのを不安に思っている。そこで年下の従兄弟である警官の清水啓之を花月うどんに呼んで相談する。清水の顔を見た安井は「立派になられて。警官になられたんですね」と言い、信濃は清水に「知り合い?」と聞くが清水は首を横に振る。清水は「誰と勘違いしてるんですか?」と安井に聞くが、「勘違いじゃないですよ。バカボンさんでしょ?」と言われて「清水です」と否定する。安井は「今はシミズボンっていうんだ」とボケ続ける。

マッスルブラーズの二人が演じる暴走族のメンバーが花月うどんにやって来る。鮎美に会うためであった。帰ってきた鮎美を信濃は呼び止めるが、鮎美は「こんなお化けが出そうなうどん屋、嫌」と不満を言って、暴走族の二人と出掛けてしまう。信濃と清水も後を追って出掛ける。

店に安井一人が残ったところに、松浦真也がやって来る。松浦は商店街の催しで歌うことになっている歌手である。松浦は安井を励ます曲を作り、二人で感動しているところに鮎美を説得出来なかった信濃と清水が帰ってくる。

安井は鮎美が「こんなお化けが出そうなうどん屋」と言っていたのを思い出し、信濃と鮎美の両親がお化けとして出て鮎美を説得すれば理解を得やすいのではと提案。清水は信濃の従兄弟なので信濃の父親と顔が似ている。安井もなぜか信濃の母親と顔が似ているので、二人が幽霊として鮎美を説得することに決める。松浦はギター演奏担当で、信濃に「怖い音楽を」と注文され、リハーサルを行うことにするが、松浦は「仁義なき戦い」のテーマを奏でて、「人間の怖さじゃなくて」と信濃に駄目だしされる。リハーサル二回目、松浦は「JAWS」の音楽を弾いて、「魚の怖さじゃない」と信濃に言われる。「お化けの音楽」という信濃の注文を受けた松浦は「ようかい体操」を弾いて、安井と清水が歌いながら踊る。「普通の怖い音楽」ということで、なんとなくおどろおどろしい音楽を松浦は演奏。それで良いということになる。だが、肝心の説得は失敗に終わる。
一度うどん屋から怒って出て行ってしまった鮎美だが、しばらくして顔色を変えて戻ってくる。暴走族の二人から鞄を預かったのだが中には白い粉の入った袋があり……

新喜劇終了後にも場面転換の間を繋ぐために、マッスルブラザーズによる後説がある。ジャンボ門田は、吉本新喜劇の定番ギャグである「邪魔するで」「邪魔するんなら帰って下さい」「あいよ」というセリフを自分も言えるのが嬉しかったそうで、YouTubeでその場面の映像を1000回繰り返し見て研究したそうである。

持ち時間10分のネタ。

先頭の瀧川一紀。「今でしょ」の林修に少し顔が似たマジシャンである。ハンカチと輪っかを使った手品という吉本所属マジシャンの定番ネタをやる。合間に、ハンカチの手品をやっている最中に子供から「ピンク(のハンカチ)出してピンク」と言われて、やる前に言ってくれないと無理と思ったことなどを話す。

桜 稲垣早希。まずアスカの口癖である「あんたバカ~?!」をお客さんに言って貰うことにしたのだが、「桜!」とフライングした人がいて、「?? 異端児がいます」と言って笑いを取る。フライングしたのは島根県から来たお客さんだそうで、桜 稲垣早希なので「桜、バカ~?!」と言いたかったそうである。早希ちゃんは「おじさんは『桜、バカ~?!』でいいですよ」と言って、観客に「あんたバカ~?!」と言って貰う。

「関西弁でアニメ」をやるのだが、持ち時間10分ということで、その前に関西弁キャラクターの扱いを紹介。
「パーマン」のパーやん。東大阪のお寺の息子で、将来の夢は「パーやん運送」という会社を経営することだそうが、早希ちゃんに言わせると「ヒーローなのに太っている時点で駄目」だそうである。
「ヤッターマン」のトンズラー(スタコラ・トンズラー)はコテコテの関西弁を使うのになぜか岩手県出身で、身長が138cmしかないそうである。
「名探偵コナン」の遠山和葉。声優はアスカの宮村優子で、そのため早希ちゃんは遠山和葉の声真似も出来るのだが、「まず映画とスペシャルにしか出てきません。そして出てきたと思ったらすぐ捕まって足を引っ張る」

今日も「北斗の拳」やら、「ドラえもん」やらのセリフを関西弁に変えて、別の状況を作っていく。

最後は「残酷な天使のテーゼ」の替え歌「残酷な天王寺のロース」を歌う。「残酷な天王寺のロース 刺してから揚げて串カツ 決められた秘伝ソースの 二度漬けを裏切るなら そのうずらを置いて出ていけ 中年よ出禁になれ」という歌詞。大阪のことが歌われているが、ここには関西弁は出てこない。
ちなみに関西では近距離にある大都市でもそれぞれが完全に異なる文化を持っており、大阪は串カツ屋だらけだが、京都では串カツはそれほど流行っていない。

シンクタンク。タンクは肥満であり、「夏は暑くて嫌だ」という。ちなみに肥満の人にとっては2月から12月までが夏だそうである。シンクが「1月は?」と聞くとタンクは「初夏」と答えて、「それも夏でええやろ!」と突っ込まれる。肥満なので汗っかきであり、地下道を歩いていると、汗びっしょりのタンクを見た人が、「え? 外、雨ですか?」と聞いてくるという(伊集院光も同じようなことを話していた)。タンクは「雨です」と答えたそうで、シンクに「あかんよ!」と言われるが、タンクによると「表に出て、『あ、晴れてる』と思ってくれた方が良い」そうである。

タンクは「USJはデブに失礼」というが、それはタンクが太っているため乗り物に乗れなかったり、水を使ったアトラクションでレインコートが必要なのだがタンクが着ると破けてしまうからだそうである。ちなみにタンクはUSJの入場料を知らないそうだが、それは「年間パス持ってるから」だそうで、シンクに「思いっ切りはまっとるやんけ!」と突っ込まれる。

矢野・兵動。兵動によると大阪の酔っ払いのおっさんはわけがわからないそうで、ある酔っ払いがふらつきながら、「任せとけ!」と威勢良く言っていたという。だがその後に続いて出た言葉が「俺がオバマと話付けてくる」だそうで、どんな身分のつもりなのかよくわからない。しかも、その後、溝に落ちたそうで、とても米国大統領と懇意の人がやることとは思えなかったそうである。
あとは、酔っ払って知り合いと歩いていて、こけた方がこけてない方に向かって「大丈夫?」と聞くのが謎だそうである。

スマホでイヤホン設定にしながら話していたおじさんもいたそうで、パッと見は電話の向こうではなく、自分に話しかけているように見えるという。おじさんは兵動の顔を見ながら「どこいくん?」などと言ったりしたそうだ。更に「今から10分でそっち着く」と言ったそうで、兵動は「せめて二歩で来い」と思ったそうである。

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