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2016年1月22日 (金)

笑いの林(59) 「このメンバーがZAZAに集まったんだから面白いに違いないライブ」2014年9月25日

2014年9月25日 道頓堀ZAZA HOUSEにて

午後7時から、道頓堀ZAZA HOUSEで、道頓堀ZAZAよしもとライブ「このメンバーがZAZAに集まったんだから面白いに違いないライブ」を観る。上演時間約1時間と短いが、その分チケット料金はかなり安めに設定されている。

道頓堀ZAZAは、かつては道頓堀五座の中心にあった中座の跡に建つ中座くいだおれビルの地下1階にある多目的スペースである。HOUSEとPOCKETの二つのスペースがあり、HOUSEの方が一回り大きい。いずれも演劇・演芸専用の小屋ではないのだが、吉本興業や近畿大学と提携しており、お笑いライブや小演劇の上演も行われている。

今日の出演メンバーは、学天即、桜 稲垣早希、アキナ、天竺鼠、福本愛菜(吉本新喜劇。元NMB48メンバー。NMB48を卒業したメンバーの中で今も芸能界にいるのは現時点では彼女だけのようである)。

まず、出演者全員が登場して挨拶する。早希ちゃんは浅倉南の格好をしているが、本来は私服でオープニングに登場した後で衣装に着替えるはずが、間違えて先に衣装に着替えたまま出てきてしまったというが、持ち時間が1組につき4分と短いこともあり、2番目に出てくる早希ちゃんはオープニングを終えてから着替えていたのでは間が開きすぎてしまうため、早めに着替えることにしたのかも知れない。天竺鼠・川原は、ライブのタイトルが長いこととライブの最初に出演者全員が揃うという設定が腑に落ちなかったようで、「このタイトルと企画考えた人、多分、アホだと思いますよ」と言って、相方の瀬下に「企画した人、聞いてるかも知れんやろ」と制せられるが、「いや、逆に聞いてて欲しいねん」と更に批判を重ねる。確かに1時間という尺で、ネタとコーナーをやってネタの持ち時間4分では、良いものが作れるとは思えない。そもそも4分以内に収まるネタを持っていない。ということで、おそらく全組が、短時間で作ったネタを披露せざるを得ず、完成度は高くなかった。「おそらく」と書いたのは早希ちゃんと天竺鼠以外の出演者についてはネタをよく知らないので断定は不可能なためだ。

本当に面白いものを作りたかったらもっと人数を絞るか、上演時間を長くする必要があるのだが、その計算が出来ていないため、川原は怒ったのだと思う。

福本愛菜であるが、彼女は吉本新喜劇の座員であって、お笑い芸人ではない。ということで、今回は司会ということなのだが、司会はアキナの秋山が担当するため、今日は単なる劇場の華扱いである。この事も含めて今日は、やっつけ公演の感が否めない。

売れっ子漫才師の学天即であるが、今日は本来のネタが出来なかったためか牽強付会と思われるやりとりが多く、早希ちゃんは「上杉達也と勝也は似ているけど違う」という設定のフリップ漫才で、ラストと中間は上手くいっていたが、その間を繋ぐネタは咄嗟には思いつかなかったようで、一つ一つで出来不出来の差が激しい。アキナはペットの鳥が怪我をしたので、二人で行きたかった海外ミュージシャンのライブに行けなくなったという設定で行うコント。出来としてはまずまずだったように思う。天竺鼠は、「持ち時間が4分しかないので、ショートコントしか出来ません」と言いつつ、押しまくる。おそらくささやかな抵抗なのであろう。

出演者7人によるコーナーの時間。早希ちゃんだけが私服にチェンジ。青と黒の市松模様のワンピース。腰まであった髪を徐々に短くして、この間、思い切って「肩まで切った」とブログに書いていたが、今日はツインテールにしているためか、「短くなったなあ」という感じはしない。
アキナの秋山が司会を担当し、まずは「連想ニョキニョキゲーム」。お題から連想される言葉を挙げていき、間違ったり、かぶったりしたらアウトというもの。
最初の題は「将棋の駒」である。まず、早希ちゃんが「飛車」と挙げるが、福本愛菜が「王手」と言ったため、全員が「おいおい」ということになる。まさか早希ちゃん以上のボケ役がいたとは。
福本愛菜は、本気で「王手」という駒があると思っていたようで、みんなが「王の付く駒はある」と言った後でも、「王将」という正解を出すことが出来なかった。罰ゲームとして、福本は小太りの吉本のスタッフから、プラスティック製のバットで、尻バットを食らう。天竺鼠の二人が、そのまま退場した吉本のスタッフを見ながら、「今の誰?」と秋山に聞く。

「『て』で始まる可愛いものといえば?」。多分「天使」は出るだろうと予想していたが、天使を挙げる人は一人もおらず、天竺鼠・瀬下が「てふてふ」を挙げる。厳密にいうと「てふてふ」と書いて「ちょうちょう」と読むので、「て」という文字で始まっているが読みは違う。だが、まあいいだろう。アキナ・山名は「天ぷら君」と言って、秋山から「それ何?」と聞かれるも「わからん」ということで尻バットを食らう。

最後は「ファーストキスをした場所は?」という設定で、勿論、観客が聞きたいのは早希ちゃんと福本愛菜のファーストキスのシチュエーションのはずである。イケメン芸人は今日は出演していない。だが、男性芸人が徹底して邪魔に入る。相手が出るのを待ってから被せて言う人もいたりする。ちなみに早希ちゃんは「コンビニの前」、福本愛菜は「自宅の前」だそうである。アキナの山名は「ゲームセンター」だそうだが、ゲームセンターのどこでそういうことになるのかはよくわからない。

次は、「バラバラなぞなぞゲーム」。謎々の文章を6分割し、それぞれが被ったヘルメットの前方に貼り、残った5つの文章の断片を見て謎々に正解すればクリアというもの。ちなみに謎々自体も難しく、客席で見ている人でもわかった人の方が少なかった。「『かって』『もらった』『のに』『お金を』『払う』『場所は?』」という謎々。順番はバラバラに貼られているので、類推して頭の中で文章を組み立てる必要がある。「かって」が漢字ではないことから、これが「買って」ではなく他の漢字を用いるものであることはわかるのだが、私は「飼って」しか思い浮かばず、それでは意味が通じない。最後は秋山が問題を全部読み上げるが、それでも福本が「ペットショップ」、早希ちゃんが「闇金」と誤答。正解は出なかった。正解は客席に向かっては途中で発表されたが、「かって」は「刈って」であり、「刈ってもらったのにお金を払う場所は?」で、正解は「美容院」であった。ただ、私は美容院には髪を切りに行っているので、髪を刈るという言葉自体を使ったことはない。後ろの毛は刈るので、刈って貰っているのも確かなのであるが。

2問目でラストの問題は、「『たくさん』『こぼしても』『ちっとも』『減らない』『ものは』『何?』」。これは私は瞬時にわかった。液体は減る。涙であっても量は減っているので正解は物質ではない。物質でないもので、「こぼす」という表現されるものは「愚痴」しかないのである。

秋山が、「流石にもうわかったという方はいらっしゃいませんよね?」と客席に聞くが、私を含めて何人かが手を挙げたので、問題の難度は1問目より低いのであろう。
まず、天竺鼠・瀬下が正解。それから時間は掛かったが、早希ちゃんが正解して、ここでタイムアップ。最初に正解した瀬下がチャンピオン(わずか2問だが)になった。

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