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2016年2月 3日 (水)

笑いの林(60) 「新生紀ドラゴゲリオンZ 劇場版~第22.5話~」

2016年1月24日 道頓堀ZAZA HOUSEにて

午後8時から道頓堀ZAZA HOUSEで、「新生紀ドラゴゲリオンZ 劇場版~第22.5話~」を観る。東京・渋谷のヨシモト∞ホールで月1で行われている公演の大阪での初上演。
「ドラゴゲリオン」は、「ドラゴンボール」と「エヴァンゲリオン」を合わせた造語で、「ドラゴンボール」のベジータ芸人のR藤本と、「新世紀エヴァンゲリオン」の惣流・アスカ・ラングレーのコスプレでお馴染みの桜 稲垣早希によるコンビのライブである。ちなみにドラゴゲリオンで正式な漫才コンビとして登録したいと吉本に申し出たが却下されたそうで、二人で漫才やコントをやるがあくまでピン芸人同士のコラボレーションということになっているらしい。

まずR藤本が登場し、関西弁で挨拶する。R藤本は関西大学中退後、大阪でサラリーマンをしていたが、福岡県生まれで(本人は「惑星ベジータの福岡という場所」生まれだと言い張る)高校時代まで福岡にいたため(野球で有名な福岡大大濠高校出身である)関西弁は流暢には喋れずかなり無理をしている感じである。私も14年関西にいるが、書き言葉で関西弁を扱うことは出来るが、話し言葉になるとアクセントやイントネーションは真似できず、依然として標準語中心の生活である。

一方の早希ちゃんは神戸生まれの神戸育ちであるため、関西弁での挨拶も手慣れたものである。むしろ標準語の方を苦手としている。

取りあえず、渋谷でやっている「新生紀ドラゴゲリオンZ」を1度でも観たことのある方を聞くために客電を明るくしたのだが、それを見たR藤本は、「おっさんばっかりじゃないか!」と言う。「渋谷でもおっさんばっかりだが、それ以上におっさん」だそうである。早希ちゃんが有名になった「ロケみつ」は、当時のM2層である第二次ベビーブーマーの男性視聴者が最も多く、やはりその層が固定ファンとなっている。若い男の子はやはり十代後半から二十代前半までの女性芸能人を好きになるのだろう。

まずはそれぞれのピンネタ。

王子ことR藤本はまず「アニメあるある」を行い、アンパンマンの顔を食べるのが気持ち悪いだの、顔なしアンパンマンはどこから声を出しているのかだの、「ドラえもん」ののび太は眼鏡を取ると目が「3」の形で、ジャイアンは映画版になるとやたら良い奴になるだのやっているが、その後、「アニメあるあるなんて稲垣早希とやらにでもやらせておけ!」とネタを書いたスケッチブックを放り投げてしまう。ところが巨大な力により、ネタを続行することになるという展開。私は「ドラゴンボール」は子供の頃、何話か見たことがある程度なので、詳しいことはわからない。


早希ちゃんは、アスカの口癖である「あんたバカぁ~?!!」を題材にしたフリップ漫談。女子は面倒くさいという話から始まり、ブティックで買い物をしたとき、レジの女性店員から、「お客様、お包みいたしますので、その間、店内をゆっくりご覧になってお待ち下さい」と言われ、「もう散々見たからレジにいるんじゃないのよー! あんたバカぁ~?!」に始まり、「『あんたちょっと痩せた?』、『痩せてない。太った』、『えー、あんたが太ったなら私どうすればいいの?』 あんたバカぁ~?! どうにもならない!」といった風に切り捨てていく。女子の海外旅行のお土産という題材で「空港の免税店で買ったロクシタンのハンドクリーム。こればっかり」と言うも、「今日は女子いないから誰もピンときてないじゃないの! あんた達バカぁ~?!」となる(当然、客層の大半が男性であることを見越してのネタである)、その他にもネタを広げていくが、「田代まさし」は見た途端に「あんたバカぁ~?!」で瞬殺し、客席の笑いを誘う。うっとうしい女として「歩道、車道側歩いてくれるんだ。優しい」、「前髪切ったんだけどわかる? えー、3cmも切ったんだよ」という風に続けていくが、「これ全部、私じゃないのよ! 私、バカぁ~?!」で終わる。


「新生紀ドラゴゲリオンZ」は、舞台上演と映像の上映が交互にくるのだが、大阪でもそれは同じで、映像ではフュージョンをしようというので、四字熟語、人名というクイズネタを二人で前半後半にわけて答えるというもの(例えば、「馬耳」「東風」、「柳」に「風」、「二葉亭」「四迷」といった風に)なのだが、当然ながら早希ちゃんは不利で、1問も正解出来なかった。特に人名は具志堅用高の下の名前を「陽光」と漢字を間違え、何と、桂文枝も「文師」と書くダメダメぶりであった。


今度は、判定人に藤崎マーケット・田崎を迎えての、「声優ゲーム」。2つの抽選箱の中から取り出した「画像」と「ジャンル」の紙を元に即興で声優になりきるというもの。「画像」で、「天空の城ラピュタ」のムスカと「ジャンル」で「推理」を引いたR藤本であるが、「目が! 目が!」のシーンの画像であったため上手くいかない。
早希ちゃんは、「画像」で赤い目出し帽をかぶった男、「ジャンル」で落語を引き、即興で落語を演じる。「梅干し亭赤ちゃん」という高座名を名乗り、「(桂)きん枝師匠に弟子入りして」という内容。R藤本から、「きん枝師匠の弟子なら桂だろう。思いっきり梅干し亭とか言ったぞ」とR藤本に駄目出しされるも田崎はOKを出す。

ムスカネタは何故か多く、早希ちゃんが今度はサンタクロースの格好をしたしたムスカの画像に「戦争」というジャンルを引き、「ムスカだ。目を治して帰ってきたぞ。さあ、戦争だ。何? 戦争はもう終わっただと。ラピュタに行っている間に時代は変わったのか。仕方がない、この袋一杯に入った手榴弾で自爆しよう。大日本帝国万歳!」とやってかなり受けていた。ちなみにBGMは「麦と兵隊」であった。

早希ちゃんは、再びサンタの格好をしたムスカの画を引いてしまい、今度は「クッキング」というジャンルでやることになるのだが、「3分クッキング」のオープニングである「おもちゃの兵隊の行進曲」に合わせて、振り付きで歌い出してしまい(「ムスカです。今日も楽しくクッキング。カレーを作りましょう。トマトとレタスで。おっとトマトとレタスじゃカレーは出来ない」といった風のシュールな歌詞)、R藤本から、「こんなのただのキ○○イだろ!」と言われるも、田崎の判定でOKになる。ちなみに早希ちゃんは「おもちゃの兵隊の行進曲」のメロディーに歌詞を付けて歌って踊るというネタを持っており、それを援用したのである。

R藤本は、「進撃の巨人」の画に「昭和」というジャンル。昭和初期のラジオ放送を真似たスタイルで声優を行いOKを出す。「昭和」を上手く演じられたことについてR藤本は「日本史は得意だからな」と一言。

ちなみに早希ちゃんも「昭和」というジャンルを引き、R藤本が行ったものの真似をして、R藤本からクレームが来るもOKとなる。

R藤本は、早希ちゃんが先に引いた「赤い目出し帽の男」の画と「エロ」というジャンルで、ここには書けないことを言うがOKとなる。

トータルでは早希ちゃんの方が1ポイントR藤本を上回り、勝利した。


続いて二人によるコント。アスカとベジータが恋人という設定だったのだが、口喧嘩が始まり、アスカは怒って出て行ってしまう。「もっとにいい女はいないのか」と言うベジータだったが、そこにウィッグを変えて綾波レイになった早希ちゃんがやって来る。「ニンニクラーメン、ラーメン抜き」と言うレイに「それ、ただのニンニクだろう!」と怒るベジータ。「てめえ、殺すぞ!」となるが、レイは「あなたは死なないわ、私が守るもの」と有名なセリフを言い、ベジータが「死ぬのはお前だろう」と突っ込むと、「私が死んでも代わりはいるもの」とまたまた有名なセリフで答える。そして、「ごめんなさい、こんな時、どんな顔していいかわからないの」という例のセリフで退場。早希ちゃんは今度は金髪のウィッグでドンキホーテに買い物に行ってきたギャルを演じる。勝手にスマホでR藤本の写真を撮ったり、自撮り風に二人を撮影したりした後、「あそこにいるのゲスの極み乙女。の川谷じゃね? 『両成敗』できたのかな、ベッキーと」などと言い出す。
ギャルはベジータに対して、「LINEやろうぜ」と積極的であるが、「エロいメッセージ送ってきたらKSだからな」と言って、ベジータが「既読スルーか?」と聞くと「『殺す』だよ」と答えて、「三文字をアルファベットで略すな!」と駄目出しされる。


再び藤崎マーケット・田崎を招いての「罰ゲームシンクロ率ゲーム」。モニターに映し出される4つの罰ゲームの内、「嫌だ」と思ったものの番号を二つスケッチブックに書いて出し、重なったものがあったらその罰ゲームを受けなければならないというもの。
ちなみに二人が考えている間のBGMには、何故か「古畑任三郎」の犯行時の音楽が使われていた。
最初は、「酢うどん一口すすり」が重なってしまい、二人とも「酢にうどんを漬けただけのもの」を食べる羽目になる。二人とも口にした瞬間に悶絶状態である。
2回目は重ならずに罰ゲームを回避出来たが、その後、「全力でラララライ体操」が重なってしまい、本人のいる前で「ラララライ体操」をすることになる。二人とも振り付けを忘れており(「ラララライ体操」が流行ったのは8年前だという)、何とかやるが、田崎から駄目出しされる。田崎がお手本を見せた後で、もう一度、王子とアスカによる「ラララライ体操」。藤崎は「ギリギリOK」ということにした。二人とも「ラララライ体操」を二度やって肩で息をしていたが、藤崎マーケットは「ラララライ体操」を1時間やり続けたことがあるという。

最後の罰ゲームでは「SABASUI(鯖の切り身を水に漬けただけのもの)」が重なってしまい、「SABASUI」を飲む羽目に。二人とも一口飲んだだけでダウンであった。

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