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2016年11月26日 (土)

笑いの林(76) 「祇園ネタ」&吉本新喜劇「すち子のヒーローがいつもかっこいいとはかぎらない」2016年11月16日

2016年11月16日 よしもと祇園花月にて

12時30分から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇「すち子のヒーローはいつもかっこいいとはかぎらない」を観る。

今日は12時30分からの開演ということで、お弁当付き券を買っている人も多いし(午後3時30分開演の公演でも、お弁当付き券は売っている)、団体客として見えている方も多いようだ。「祇園ネタ」のラインナップが比較的豪華で、吉本新喜劇の終わりに、すっちーが団体客の方の「どちらから?」と聞いて、「京都から」という答えだったので、お得意さんが呼ばれたのかも知れない。


「祇園ネタ」は出演は、タナからイケダ、桜 稲垣早希、アキナ、笑い飯、月亭八方(登場順)


タナからイケダ。京都府住みます芸人でもあり(厳密には今住んではいないようである。京都府住みます芸人は現在は実際に京都市内に住んでいる月亭太遊の方がメインのようである)、KBS京都テレビの「ポジたま」の司会をやっていたり、田邊さんは、「ロケみつ フライデー」の取材芸人の常連だったのだが、今日は会場にはタナからイケダのことを知っている人は余りいないようである。京都府内や京都市内からのお客さんが多いはずだが、そのそもお笑いを見たくて来たのかどうかはわからない。

今日も田邊孟德が高校時代に野球部だったということで、野球部の憧れの恋愛をやる。田邊は相方の池田周平に女子マネージャーをやって貰いたいというのだが、池田の演技力に疑問を抱く。だが、池田は、「(女子マネージャーを)やったことあるので」と謎の回答を行う。

まず、練習後、忘れ物をした先輩に忘れ物を届けに来た女子マネージャーというシチュエーション。池田は、「先輩! 忘れ物だぞ!」と言って、田邊に「そんな性格の子嫌やわ」と言われる。
田邊は、「『忘れ物です』。でええ」と言うのだが、池田は「忘れ物でーす」とやはり語尾がおかしくなる。更に、「渡り鳥です」という謎のボケを行う。
池田はようやく「先輩、忘れ物です」と言うのだが、忘れてきたのが「バックネット」で、田邊に、「俺のちゃう! 備品や! 持ってきたらあかん!」と突っ込まれる。

忘れ物はタオルということにするのだが、池田は汚いものをつまむような手つき。その後、普通にタオルを渡すのだが、「わざわざ持ってきてくれたんだ」という田邊に、「はい、わざわざ」と池田は答えてしまい、田邊に駄目だしされる。田邊は「『いえいえ』やろ」と言うも、池田が「Yeah!      Yeah!」とやったため、「だからそういう子、好きちゃう!」と駄目を出す。

一緒に帰ることにしたのだが、女子マネージャーを演じる池田がなぜかタクシーを呼ぼうとする。
更に、ボールをグラブに叩きつけながら帰る女子マネージャーを池田がやったため、「そんなことするマネージャーいる?」と田邊は聞くが、池田は、「皮を伸ばさないと」「道具を使いやすくするのもマネージャーの仕事」と、言っていることは一応正しいのだが、女子のものではない反応をする。
田邊は、「春の試合は残念だったけど、夏、また頑張るから」と言い、池田は、「そうですね先輩」ではなく「そうですね惨敗」とボケる。

自転車で二人乗りをすることになるのだが、なぜか池田が積極的に運転することに。田邊が運転することになるのだが、今度は二人漕ぎの自転車になってしまう。
最後は田邊が手を繋ごうと、左手を出すのだが(立ち位置は田邊が左である)、池田も左手を出してしまい、「同じ格好で歩く二人」をしようとしてしまう。
最後は手を繋ぐのだが(田邊は、「すみません、これでも32歳なんです」と言い訳する)、池田はまたも手を挙げて、タクシーを拾おうとしてしまう。

ちなみに以前にタナイケさんがやった、「北近畿タンゴ鉄道(現在は京都丹後鉄道に改称)は日本一やねんで!」「なにが?」「赤字が」というネタは某所でやったらかなり受けた。


桜 稲垣早希。今日もアスカのコスプレで登場。ちなみに、早希ちゃんは他の「なり切っているアニメ芸人」とは違い、「アスカのコスプレをしている稲垣早希」というスタイルである。
「私のことを知っている人?」と早希ちゃんが聞くと、ほとんどの人が手を挙げるが、「エヴァを知ってるという人」と聞くと、「約8人です」と言われるほど手を挙げる人が少ない。早希ちゃんは、「これからの10分間は地獄の時間です」と言う。
まず、シンクロ率を上げるために、「あんたバカぁ~?!」を客席全員で言うことになる。1階は大丈夫だが、2階席(背後の急傾斜になっている席)が今一つだというので、分かれてやることにする。早希ちゃんが、「2階席の人、なんかガサガサしてますが大丈夫ですか?」と聞くが、ガサガサしているのはお弁当を拡げているためだと分かり、納得する。
「坂田師匠と少しかぶるのですが、坂田師匠は、『あんばバカね、おほほ』で、私のは、『あんたバカ』で止まる」
1階席、2階席とやるのだが、桟敷席の人は、1.5階席で、別個にやる。今日は桟敷席の人はお爺ちゃんお婆ちゃんばっかりである。なんとかやったが、「もう二度と座りたくなくなったでしょう?」という早希ちゃんの言葉にうなずいていた。早希ちゃんは、「特に見やすい席という訳でもないんです」と続ける。

今日も、「関西弁でアニメ」をやるのだが、かなり受けていた。
「ケンシロウの、『お前はもう死んでいる』。何言っての? と思うでしょ? 『自分、もう死んでんで』。これなら死にやすい」という風に変えるのだが、「ドラえもん」のしずかちゃんの、「キャー、のび太さんのエッチ!」を「チカン! アカン!」に変えたり、同じくジャイアンの「お前のものは俺のもの。俺のものも俺のもの」を「よそはよそ。うちはうち」に変更したりと、単に標準語を関西弁に置き換えるネタではない。
「ルパン三世」の銭形警部のセリフ、「奴は大変なものを盗んでいきました。あなたのハードです」を、「奴は大変なものを盗んでいきました。自転車のサドルです」に変え、「私もよく(自転車のサドルを)盗まれるんです。『どこに行ったのかな?』と思いきや、通天閣のある新世界で、きったない格好をしたおじいちゃんが1個20円で売ってました」
「エヴァンゲリオン」も、シンジの「逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ」が「逃げたらあきまへん。逃げたらあきまへん。逃げたらあきまへん」に変わり、レイのセリフも「あんさんは死なへんわ。うちが守るさかいに」に変更、アスカのセリフも「自分、アホぉ~?!」になる。
「残酷な天使のテーゼ」を、「残酷な天王寺のロース 刺してから揚げて串カツ 決められた秘伝ソースの 二度漬けを裏切るなら そのうずらを置いて出て行け 中年よ出禁になれ」に歌詞を変えて歌って終わりとなる(以前はフリップに脱字があったのだが、今は修正されている)。

大阪の新世界に行くと串カツやだらけだけれど、京都では実際のところ余り串カツ屋は見かけない。


アキナ。秋山と山名の二人でアキナである。以前、よしもと芸人コスプレライブで、ジュリエッタの藤本聖(ふじもと・たかし)が「アキナを応援してます!」と言って笑いを誘っていたが、意味が分かる人には分かる。

今日は新ネタを冒頭に持ってくる。秋山賢太が「離婚が増えた」と言い、秋山が離婚した父親を、山名文和がその息子をやるのだが、息子役の山名はいきなり、「さっきママが出て行ったけれど、どういうこと? なんか意味があるの?」「(愛情が)冷えたか」「温まるのが早いものは、冷えるのも早い」などとやたらと精神年齢の高い子供を演じる。秋山が、「お前何歳や?」と聞くと、山名は、「バブーというほど子供じゃない、公文に行くほど大人じゃない。五歳です」と謎のフレーズによる紹介をする。父親の気持ちもわかるし、母親の気持ちもわかるのだが、「片方の愛だけでスクスク育てるのか心配です」という山名に、秋山は「お前やったら大丈夫やろ!」と断言する。ちなみに、秋山のどちらに育てられたいかという問いに山名は、「個人的には母親に、経済的には父親に」と答える。
その後も山名は、「孤独を見つめたことがあるか? 温もりが掌を返すのを見たことがあるか?」と、必要以上に文学的なセリフを放って、秋山に、「もう一人暮らしせえ!」と言われる。
秋山が野球部のレギュラーになれないので退部しようとし、山名がそれを止めるといういつものネタもやる。
山名が秋山を止め、秋山の「そこで優しい言葉を」というセリフに山名は誘導されるのだが、「ソフラン」と使う意味の違う商品名を言ってしまう。山名は秋山の「目の覚めるような言葉を!」にも「おはよう」と言って駄目出しされる。


笑い飯。哲夫が、「僕らは第二次ベビーブーマーで、子供が多かった。小学校は12クラスありました。学校全体で」と、都会ではなかったので、そこまで子供だらけということはなかったようである。私も郊外の住宅地に住んでいたため、小学校の時は1年2クラスであった。
哲夫が、「受験も大変だった。駅の前に塾、沢山合ったよな。いくつあった?」と西田幸治に聞き、西田は「じゅーく」とつぶやくが、「12かな」と答えて、「じゅーくだけに19じゃないんかい!」と哲夫に突っ込まれる。

続いて割り込みネタ。ダブルボケによるネタである。人気のラーメン屋の行列に哲夫が並んだのだが、その前に西田が割り込む、すると哲夫は、西田の前の人に、「あの、後ろ、入られましたよ」と
言う演技をして、西田に「お前がいかんのかい!」と突っ込まれる。更に哲夫は、「ヤンキーの方(前)どうぞ。ドチンピラじゃないですか前どうぞ」と譲りまくり、最後は、「岸和田の方、前どうぞ」
哲夫が割り込むときは、足だけ割り込んだり、西田の方を向いて割り込んだりする。

西田は並んでいる哲夫に、「君、中学生?」と聞き、「なんで中学生やねん! 発達しすぎや、大学生や」と返されると、「チビだな」と言うが、西田の方を見た哲夫に、「そっちの方が小さいやないか!」と言われると、「君、それは学校で流行っているのか?」と聞く。
西田は、再度、「君、中学生?」と聞き、「大学生です」と言われると、「女か?」と聞く。「女子大なんか行ってません」と哲夫が返すと、「それは学校で流行っているのか?」とまた聞く。

ガムを吐き捨てると「ガムの妖精」が現れて注意するというネタ。バッサバッサと羽音を口ずさみ、両手を上下に動かしながら哲夫が西田に近づき、「あなたが吐き捨てたのは、この緑のガムですか? それとも差し歯ですか?」と、後半はガムに関係がなかったりする。西田が演じるガムの妖精は、ガムをさらにポイ捨てしてしまったりする。
月亭八方。時事ネタをということで、「博多駅前で陥没事故がありました。私、2日前のあの場所を歩いておりまして、明太子を落としたのですが、拾うのに2日掛かっていたら私も被害に」、「アメリカ大統領選。トランプが勝ちまして、トランプ会社は大もうけかも知れませんが、ヒラリーもアメリカ全土を越冬つばめのように遊説して回っておりまして、歌にもあります。『ヒラリーヒラリーララ。聞き分けのない女です』。そら負けるわ」とやる。

SMAPの解散については、「『世界に一つだけの花』って、一つじゃなくなった」

「ベッキーが可哀想といいますが、バッキーの方がもっと可哀想」ということで、往年の阪神タイガースのエース、ジーン・バッキーについて語り出してしまう。バッキーは最盛期には年間29勝を挙げて最多勝投手になり、外国人としては初となる沢村賞も受賞しているのだが、王貞治へのデッドボールとその後の打席での危険球を巡って、王の師でもある荒川博と乱闘。投げ手である右手の親指を骨折し、その後は勝ち星を挙げることなく終わった。「ベッキーよりバッキーの方が可哀想」だそうである。「鳥取県も可哀想ですね。今年、あっこ地震あったんですよ。結構な被害で。でも、みんな忘れてる。熊本地震は覚えてるのに」
「ボブ・ディランが、ノーベル賞を取りましたが、いらんと。ボブ・ディランでなくて僕いらん。さっきから大したことは言ってないんです。ただ、野球でアメリカの選手達はボール球を良く振りますが、ボール球でも振ってくれたらストライクだと。だから笑いが起こったら良いんです。ボール球でも振ってくれたらストライクで監督に褒められるんです。私もこの後、褒められます」

リオデジャネイロ・オリンピック。オリンピックの2年前に月亭八方師匠は、リオデジャネイロを訪れたことがあるそうだが、「日本から直行便はありません。まずサンパウロに向かう。ロスまで10時間掛かって、それから空港で、向こうではよくあることだそうですが7時間待って、ロスからサンパウロまで13時間。関空からロスまで行くより、ロスからサンパウロに行くまでの方が長いんです。着いたら着いたで、『危ないから』ということで車から出して貰えませんで、伏せてなきゃあかん。なので景色も見えないのでどんなところかもわかりませんでした。とにかく遠いということだけわかった。疲れたのでサンパウロで家内に、『サンパウロ着いたよ』とメールしたつもりが、よく見たら、『サロンパス貼ったよ』になっておりまして。えー、どんどん笑いが減っているようですが」「サバンナの八木君が、『ブラジルの人聞こえますかー!』とやっていますが、聞こえないそうです。もっと大きな声で言ってくれと。ブラジルは地球の裏側と言っていますが、向こうの人は日本が裏でこっちが表やと」

最後は韓国の朴槿恵大統領の不祥事ネタ。「支持率が5%。三十代以下に限っては0%だそうで、パクだけにパクパクするしかない開いた口がふさがらない」「取り巻きといいますか、チェという人(崔順実)、その他に、チャという人がいて、チュという人がいて、チェ・チャ・チュ。鳥が巻いてるようですな」


吉本新喜劇「すち子のヒーローがいつもかっこいいとはかぎらない」。出演は、すっちー(座長)、清水けんじ、内場勝則、吉岡友見、岡田直子、もりすけ、太田芳伸、松浦景子、瀧見信行、廉林優(かどばやし・ゆう。女性)、佐藤太一郎、鵜川耕一、吉田ヒロ。
ちなみに、影アナは、松浦景子が行ったのだが、何度も「佐藤太一郎」を連呼するおかしなものであった。松浦景子は、昨年、バレエのコンクールで日本チャンピオンに輝いたのだが、それにも関わらず吉本入りして、すっちーが9歳の娘にその話をしたら、「その子、あほちゃう?!」と言っていたそうである。松浦景子は今日は得意のバレエを披露するだけであった。

祇園旅館と、その前にあるうどん屋が舞台。最近、祇園界隈には正義の味方「祇園仮面」という、月光仮面の現代版のようなヒーローが登場しているという。

まず、瀧見信行と廉林優のカップルが現れるのだが、縁台の下から現れたすち子(すっちー)に、瀧見は「爆買いしにきた中国人」、廉林は「昏酔強盗の犯人の声優のアイ子」に間違えられる。

うどん屋の主である清水けんじが出てくるのだが、すち子は清水のことを「シケメン」と呼び、「シーケメンメン」と「バカボン」のメロディーで歌う。

ここで松浦景子が暴漢である太田芳伸に追われて出てくるのだが、そこにバイクの爆音がして祇園仮面が現れる。祇園仮面は強いのだが、実は頭の禿げた男(もりすけ)ということで、マスクを取られた祇園仮面は逃げてしまう。
祇園旅館は、暴力団・花月組の二人(鵜川耕一と吉田ヒロ)に地上げされそうになっている。しかし、主の内場勝則が頼りないというので、妻の友見も娘の直子も不満たらたら。しかし、すち子は友見に、「結婚出来ただけラッキー」と言い、「はなかっぱに似ている」と加える。
すち子は内場に、「自分が祇園仮面だということにすれば妻と娘の信頼が取り戻せる」と唆す……。

名前を連呼された佐藤太一郎は、NGK新聞の記者役なのだが、すち子に「顔も喋りも変」と言われる散々な役であった。

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