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2017年2月11日 (土)

笑いの林(81) 「タナからイケダから学天即」2017年1月28日

2017年1月28日 よしもと祇園花月にて

午後7時から、よしもと祇園花月で、「タナからイケダから学天即」を観る。今回は、ピン芸人が多く出演する。出演は、タナからイケダと学天即の他に、爆ノ介、ZAZY、中山女子短期大学(男性ピン芸人)、守谷日和(もりやびより)、おいでやす小田。

まず、タナからイケダと学天即によるトーク。7年前に東京でタナからイケダと学天即と更に一組の漫才師を含めてシアターDという小さな小屋で新喜劇のような公演を行ったことがあるそうだが、ステージが狭かったため、待機しているだけで見切れていたりしたそうである。学天即・奥田はガンバ大阪の安藤やFC東京の駒野(7年前はジュビロ磐田所属。日本代表メンバーとしてワールドカップに参加した際にPKを外して、日本が敗退となり、「駒野が悪い」と叩かれた時だそうである)のネタをやり、7年前には海老蔵騒動があったため、市川海老蔵に顔が似ているといわれているタナからイケダ・池田は騒動当時の海老蔵の格好をして登場したそうだ。タナからイケダ・田邊は本番中に第1子と第2子(双子である)が生まれたそうである。
「子供だったら生まれた時から7歳まで大分変わるけど、俺ら大して変わらない」という話になり、池田が学天即・四条(よじょう)に「1ミリも変わってない」と言うが、四条は実はすきっ歯の矯正をしたそうで、左右の奥歯の所にボルトを刺し、本番中以外は左右のボルトに引っ掛けて止めるタイプのマウスピースを填めているのだという。マウスピースは44枚で1セットだそうで、今は39枚目を使っているという。


タナからイケダによるネタ。
田邊は、学生時代にヤンキーもののマンガが好きだったという。特にツッパリの二人組が同じ女性に恋しているというストーリーのマンガ(「ビー・バップ・ハイスクール」だろうか?)に憧れたそうで、女性が拉致され、二人で100人組のヤンキー相手に戦いを挑むというシーンをやってみたいというので二人で演じてみる。
大勢のヤンキー相手に戦う田邊と池田。だが、やはり分が悪い。田邊がみぞおちにパンチを入れられた仕草をしたところで、「これでは埒があかない。この場所は俺に任せてお前は先に行ってくれ」と池田に言うのだが、池田は「喜んで!」や「じゃあそうする」、「ラッキー!」などとこの場所から離れられることを喜んでしまう。田邊は池田が「すまない」と言って先に行くことを望んでいるのだが、池田は「ボスと戦う場面に進みたい」と自分の希望を優先させようとする。
池田は、「言わせたいなら30分待つか課金が必要です」と「すまないというアプリ」のような発言をし始める。課金は「一文字180円。全部で720円」という法外なものである。だが、池田は「(EXILEの)MAKIDAI」と別の言葉を言ってしまったり、課金が「一文字720円」に値上がりしたりする。

進まないのでイライラするというネタなのだが、時間がやや長めだったため、イライラが私にも伝染してしまったりもした。


学天即によるネタ。
四条が、「俺ら一発屋芸人のイメージあるやん?」と言うが、奥田に「どこがや?!」と突っ込まれる。奥田によると、「街歩いてても気を利かした男性しか話しかけてくれない。一発屋でも有名になったら女の子からキャーキャーいわれるねんで」とのこと。
四条が、一発屋のネタであるという「エア茶道」をやってみせるのだが、本当に茶室に入るところから茶を点てて出すまでの仕草をエアでやってみせるだけで、奥田に「謎の30秒や。30秒間、お前の靴がキュッとする音しかせんかったわ!」と言われる。
今年はイメージチェンジをしたいと語る四条。奥田が「どんなや?」と聞くが、四条は「お前には関係ない」と返して、奥田に「逆に俺にしか関係ないやろ!」と言われる。
四条は、「緑の帽子被って、クリーム色のズボン穿いて、緑のジャンパー着て」と語るのだが、それはヤマト運輸の配達員のことだったり、奥田には研究員のような格好を薦めるも、「どう考えてもドモホルンリンクルやろ!」と突っ込まれる。
四条は、「金髪にする。それで頭にバンド巻いて」とりゅうちぇるの格好を説明し、奥田にペコになるよういうが、奥田は、「こんなでかいペコがどこにおる?」
四条が、「眼鏡掛けようかと思ってんねん。眼鏡掛けてればインテリに見えるやろ」と言うもインテリを「インテル入ってる」のインテルのようなイントネーションで言う(CMで「インテル入ってる」を言ってたのはショーンKだったんだよな)。「インテリに見えたらクイズのQさまに出られるかも知れんやろ」と続けるも、奥田に「キュウリのきゅうちゃんみたいに言うな」と駄目出しされる。


再びタナからイケダによるネタ。
田邊が、「古今東西ゲームやなぞなぞが楽しい」と言うのだが、池田は「子供はともかくとして大人がやってなにが楽しいねん」と否定する。
古今東西ゲームをを始めようとするのだが、池田が田邊に「この間貸した1万円返してないよな?」という話になる。
田邊は後で返すと言って、古今東西ゲームを始める。お題は池田が「阪神タイガースの歴代監督」に決める。
田邊はまず「金本」と言うのだが、池田は「金?」ということで再び借金の話に戻ってしまう。阪神の歴代監督古今東西は続き、田邊が「和田」と言うのだが、池田は「(返済)まだ?」とボケる。今度は田邊は「星野」と言う。セーフらしい。田邊は、「この間の飲み会でお前が潰れてしまった時、誰が5000円立て替えたと思う? 俺や」と言って、5000円返すように言うが池田は5000円札を持っており、その場で田邊に返す。田邊は池田から借りた1万円をパチンコですってしまったそうである。田邊は、池田が昔、後輩に1万円借りたという話をする。知人と一緒に食事に行った時に5000円しか持ち合わせがなく、たまたま同じ店にいた後輩に1万円借りたそうだ。田邊は、「この出番終わったら(1万円)返す」と言っていたのだが、実は持ち合わせが700円しかないことを打ち明ける。
「700円? そんなんで結婚出来ると思ってるんか?」と言う池田だが、田邊は「もうしてんねん」。池田は、「そんなで子供を」と言うも、田邊は「もう3人おんねん」
池田は、「なんか同情したくなったわ。同情するから何が欲しい? 金か?」と言うも田邊は「それ安達(祐実)や」

なぞなぞが始まるのだが、池田が「A君がB君に1万円貸しました、B君がC君に1万円貸しました。さて、一番惨めなのは誰でしょう?」と出題する。
田邊「C君や」
池田「正解。なんでわかった?」
田邊「C君、俺や。B君、お前や。A君、後輩や」
ということで田邊が不利になる展開が続き、
池田「ほらね。大人がやっても全然面白くない」


学天即による2つ目のネタ。
四条がラグビーを始めたいという話になる。五郎丸歩ではなく、四条丸急ぐになるのだそうだが、奥田に「歩の反対は急ぐやない!」と突っ込まれる。
四条がラグビーの強い大学を挙げるのだが、「青山学院大学に駒澤大学」と言って、奥田に「それ駅伝や。早慶戦やろ」と突っ込まれる。ラグビーの早慶戦も名勝負であるだが、ラグビーの場合は早明戦の方が有名である。そのせいで、「明治(大学)はラグビーだけ」などと言われたりもするのだが(明大関係者が自虐ネタとしても使う)。
奥田が、「(ラグビーの)聖地どこ?」と聞くと、四条は「甲子園」と答えてしまう。奥田はすかさず「花園な」と突っ込む。それでも四条は「甲子園といえば阪神タイガース、高校野球、ラグビー、TUBEや」と言い、奥田に「TUBEをスポーツにすな。確かに毎年夏に甲子園でライブやってたけど」と言われる。
四条は「茶道をやってたからワビサビがわかる」というのだが、奥田は「ラグビーにワビサビ関係ないわ! ワビサビから一番遠いのがラグビーや!」
四条は、「体作りから始めたい。食事を変えたい。朝食はサラダにフルーツ」と言って、奥田に「なんやそのダレノガレ明美みたいな朝食!」と突っ込まれる。
四条は「始めるのに遅いということはない」と主張するが、奥田は「遅いわ。今からラグビー選手になるの無理やと断言する」。四条はマック赤坂やドクター中松が老年になってから都知事選に立候補したことを例えとして出すが、奥田に「二人とも結果出しとらんやないか!」と一蹴された。
ピン芸人達によるネタ。

まずは爆ノ介。最近、コンビを改称してピン芸人になったそうである。
「名言」というフリップネタ。爆ノ介は、色々な名言が好きだそうだが、まず相田みつをの名言「人間だもの」を出した後で、自身が作った名言なども出す。それが誰の名言なのかをクイズ形式にしながら進めていくというネタである。見ている方も頭を使える良いネタだと思うのだが、予想に頭を費やして笑うタイミングを逃してしまったりもする。


ZAZY。紙芝居ネタなのだが、シュール過ぎてよくわからない。


中山女子短期大学。「歌劇第2番『出前』」というネタ。中山女子短期大学が岡持を持ちながら登場し、スメタナの「モルダウ」のメロディー(オリジナルの交響詩ではなく、細部が違う合唱編曲版「モルダウ」の旋律である)に歌詞を載せて歌う。「中華(料理店)でバイトをしてた時。出前を運んでいた時に」というような歌詞であるが、眼鏡をなくしてしまったため、出前を運ぶのに前がよく見えない。眼鏡を探そうとするがよく見えないので見つからない。そこでメモされた出前先を読もうとするが、やはり視力が悪いので読み取れない。岡持を置いて眼鏡を探し始めるのだが……。


守谷日和。守谷日和本人が知らないところで、守谷日和の目撃談があるという話になる。「それってドッペルゲンガー? そんなわけないか」「それって大量生産? 物好きの科学者が自分の技術をひけらかすための俺を大量に生んでるとか。そんなわけないか」。最後は守谷日和に知り合いがどんどん守谷日和になっていくという謎の展開である。


おいでやす小田。彼女(ノリコという名前のようだ)とレストランに食事をしに来たが、彼女というのが話のわからない人で、比喩表現がまるで理解出来ず、小田がキレ続けるという一人芝居ネタである。
「目ん玉、飛び出るわ」というと彼女はその言葉をそのまま受け取ってしまうため、「本当に出るわけないやろ」と否定する必要がある。
「ちゃんとしてくれ頼むわ」→「注文頼むやない」
「頭空っぽやな」→「本当に空っぽやない。脳みそ詰まってる」
「以心伝心。無言で伝わって欲しい」→「(出来るわけない)そんなこと出来たらテレビ出られるわ」
「しばくぞ!」→「こんなところで本当にしばくわけないやろ!」
「永遠に一緒にいたいと思うやん」→「いや、寿命あるから無理やけど」


学天即の二人もピンネタでR-1に参加したのだが、四条は2回戦で敗退し、明日ある3回戦には出られないという。2回戦では客席では「4人しか笑わなかった」という大すべりだったそうで、ピンネタ紹介の前に、池田に「『よじょう』じゃなくて、もう『しじょう』でええやん。京都だけに」と言われていた(上手袖に四条が現れて睨んでいた)。

学天即・四条のピンネタ。スケッチブックを使ったフリップネタである。茶道を10年間習っていて、免状も貰っているのだが、茶道教室が師匠の自宅の家の2階で開かれていたものの、「洋室」だったそうで、最初に「茶せんはバット、茶碗がグローブ。3割目指して頑張りなさい」となぜか茶道が野球に例えられた。茶道は抹茶と和菓子を楽しむのだが、先生が和菓子を忘れたことがあり、和菓子の代わりに出されたのがなぜか「食パン」。そして先生はお茶よりも「コーラの方が好き」だったそうである。というネタをやって「2回戦で落ちました」
更に新ネタ。自分が今なにをしているところかをお客さんに当てて貰うというネタ。手を挙げるお客さんはいなかった。正解は「どうやっても当たらないもの」ばかりである。
四条が眼鏡を取りだして掛け、「誰の真似でしょうか?」と聞く。私にはラーメンズの片桐仁にしか見えないのだが、「松竹芸能の人です」とヒントが出される。正解は「アルミカンの赤阪さん」なのだが知らん。後で調べたら、アルミカンの赤阪侑子と片桐仁はそっくりであった。
奥田が後で「(四条は)緊張でガチガチで噛みまくり。松竹芸能のことを『しょうきちく芸能』と言ってた。鬼畜ってどんな事務所」と突っ込んでいた。


学天即・奥田のピンネタ。奥田は青鬼の格好をしている。「憤怒の鬼」らしい。「ガールズバーのキャッチの女の子」という題で不満を語り始める。基本的にキャッチは条例違反なのだが、道頓堀の戎橋などでは私ですら声を掛けられる。まず「なんでため口なん?」。「お兄さん、どこ行くん?」と聞いてくるのだが、「どう見ても俺の方が10歳ぐらい上やろ」。で、ブスが多いそうで、「『私はブスだけど中には可愛い子いるんで』って逆やん。可愛い子で呼ばんと」。で、ガールズバーの子は頭が残念な子が多いそうで、「人混み嫌い」と言う割りには人だらけの花火大会に出掛けて、花火を肉眼で見ずにスマホで撮影しながらカメラ越しに見る。そして友達3人ぐらいで自撮りで花火を撮る。しかもアプリのスノーを使う。
3人組でスマホをセルフで撮り、SNSにアップするも、後で「私、群れないんで」と言う。「3人いたらもう群れやん?」
ただ、散々悪口を言いつつ奥田はガールズバーが大好きというオチであった。


田邊の司会による、ピン芸人のためのコーナー。「こいつだけには負けたくないというライバルは?」というお題である。
ピン芸人は、ピン芸人同士で会話をする傾向があるそうで、劇場で他のピン芸人が演じているのを舞台袖で見ていることも多いそうだ。おいでやす小田によると、「ピン芸人だけではなく、漫才コンビの人からもアドバイスは貰うが、漫才の人のアドバイスは当てにならない」そうである。
ピン芸って特殊なネタだからね。

守谷日和はテレビ番組のレポーターの仕事を貰ったのだが、制作スタッフから「面白くなかったら降板させる」と告げられており、同じ番組でレポーターに起用されたピン芸人に負けたくないという人もいる。
営業妨害になるので書けないことが多いのだが、ZAZYは「林家ペーパー子師匠」と書き、理由が「自分の勝負服の色であるピンクがかぶるから」というネタを書く。
おいでやす小田がピンクのストライプのネクタイを締めていたので、ZAZYと衣装を交換してみればという話になり、ZAZYのピンクのジャケットを着て登場すると、「似合う」「華が出て良い」などと言われていた。


本番終了後の告知の時間。学天即・奥田はアイドルが大好きなのだが、3月6日にNGKで自分の誕生日パーティーを行い、アイドルが招かれて多数出演するという。名古屋を本拠地とするチームしゃちほこや、新潟のご当地アイドルであるNegiccoなど、メジャーなアイドルが出演するということで、アイドルファンの間で話題になっているのだが、「奥田だけ誰だか知らん」ということになっているそうで、「自分のファンは逆に来にくい」と奥田は言っていた。

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