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2018年1月19日 (金)

A rolling stone gathers no moss

※ この記事は2017年12月2日に書かれたものです。

 

「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」

12月2日の誕生花は苔です。京都の西芳寺の苔の美しさは有名ですし(拝観には事前申し込みが必要)、国歌「君が代」においても苔は年を経ためでたさの象徴として称えられています。

さて、イギリスのことわざに“A rolling stone gathers no moss.”というものがあります。ロックバンド、ザ・ローリングストーンズの由来となったことわざですね。日本語訳は「転石苔を生ぜず」

比較的よく知られたことわざですが、イギリスとアメリカでは受け取り方が違うことでも有名です。

イギリスでの“A rolling stone gathers no moss.”は、「転んでばかりの石、つまりあちこち転々をしたり落ち着きがないものは、苔むすような貫禄や安定とは縁がない」という意味です。ザ・ローリングストーンズは一種の皮肉として自分達のバンド名にこのことわざを使っています。

一方のアメリカでの“A rolling stone gathers no moss.”は、「フットワークが軽ければ、苔がむすようなことはない」といった意味にとられることが多いようです。苔がマイナスイメージで、苔むすことは「機敏さがなくなる」という受け取り方のようです。

さて、日本ですが、国歌で苔は「よきもの」ととらえられていますので、イギリス寄りの解釈がなされることが多いようですが、私が若い頃(約数十年前)から「今の若者は『転石苔を生ぜず』の意味を逆にとらえている」と嘆かれていました。解釈がアメリカ寄りになっているのですね。アメリカナイズされたからなのか、学校の事情なのか(お察しください)単に苔のイメージが変わったのかはわかりませんが、苔にマイナスと解釈されるようになってきているようです。

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