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2018年5月 2日 (水)

これまでに観た映画より(103) 「親切なクムジャさん」

DVDで韓国映画「親切なクムジャさん」を観る。「宮廷女官チャングムの誓い」のイ・ヨンエが悪女役に挑んだ復讐劇。パク・チャヌク監督作品。

強烈な残虐シーンがあるなど、人間の暗部に切り込む劇である。韓国ではR18、日本ではR15の指定を受けたそうだが、うなずける。

演出面ではかなり意欲的であり、実験的要素も多い。

韓国映画はアメリカと同じスターシステム。スターに注目が集まるが、その分、芸能人は叩かれやすくもある。私はイ・ヨンエの著書を読んだことがあるけれども、彼女もこれまで善人役やお嬢さん役が多く、新しい役に挑む度に、「こんな役がイ・ヨンエに出来るのか?」などと書かれるという。それだけにイ・クムジャ役は、女優としての幅を広げるための挑戦以上の意味を持っていたと思われるが、かなり難しいと思われる表情作りにも成功しており、チャレンジは成功とみていいだろう。

好き嫌いのはっきりと分かれる映画だと思われ、嫌いな人は徹底的に嫌うと思うが、表現をしている人間や表現を志している人間は観ておいて損はしない映画だと思う。内容も表現方法も、頭を内側から叩かれるような衝撃力を持っている。

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