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2018年10月 1日 (月)

笑いの林(105) よしもと祇園花月 「よしもと滋賀県人会」

2018年9月22日 よしもと祇園花月にて

午後7時30分から、よしもと祇園花月で「よしもと滋賀県人会」という公演を観る。その名の通り、滋賀県出身のよしもと芸人が一堂に会する催し。だが、ひょっこりはんや宮川大輔など東京で活躍している芸人は参加していない。

出演は、大木ひびき(彦根市出身)、横木ジョージ(高島市出身)、桂三風(草津市出身)、シンクタンク・近江のこかじろう(東近江市出身)、野性爆弾・ロッシー(守山市出身)、ファミリーレストラン(滋賀県住みます芸人。しもばやしは大津市出身)、ダイアン(愛知郡出身)、きみどり・古田敬一(大津市出身)、月亭八織(大津市出身)。

まずは、シンクタンク・近江のこかじろうと桂三風によるオープニング。
近江のこかじろうは、「イナズマロック祇園支部へようこそ」と言い、滋賀県出身の有名人はこれまで余りいなかったが、野球選手などには増えているという話をする。
桂三風は、草津市の出身なのだが、生まれたのは大津市内で2歳まで大津にいたため、大津出身と名乗りたいそうである。大津商業高校の出身で、当時の大津商業は荒れていたそうだが、商業高校ということで女子が8割を占めていたということもあり、モテモテだったそうである。その後、「京都大学へ進学」と言い、近江のこかじろうに「京大?」と聞かれて、「京都ほにゃほにゃ大学」と誤魔化す。京都学園大学(近く校名変更予定である)の出身だそうだが、在学中に桂三枝(現・文枝)に弟子入りして落語家への道を歩み始めている。

その後、出演者が次々に呼ばれる。ファミリーレストラン・原田だけが現在は大津市在住であるものの、滋賀県ではなく京都市出身である。
きみどり・古田敬一は、良いとこの子だそうで、父親はパナソニックの重役。実家のある場所はパナソニックの重役と医者しか住んでいないような高級住宅地だそうである。
大木ひびきは花道のセリから五木ひろしのナンバーを歌って登場する。

ファミリーレストラン、ダイアン、桂三風によるネタのコーナー。

きみどり・古田敬一と月亭八織が毎回、前説のようなことを行う。
古田敬一によると、ファミリーレストラン・原田は、赤いベンツに乗っているのだが、よくわからないメーカーのタイヤを使っており、中古車で28万円のものという紹介をする。

ファミリーレストラン。原田は、「新車買ったわ、国産の。120回ローンで」と語る。
原田のギャグである「いらっしゃーませー」を観客と一緒に行ってスタート。
しもばやしが、「滋賀のPRソングをTM Revolution」の替え歌で作ろうと提案する。
だが、「体を夏にして」は「琵琶湖のおかげで、ギリギリ耐えてる」、「凍えそうな季節に君は」は「凍えそうな長浜の冬」になる。滋賀県内でも長浜は別格級に寒いそうで、道路が氷結しないよう水を流しており、「あんなん関西じゃない。北陸」だそうである。
「妖精たちが夏を刺激する」は「京都の人が滋賀を刺激する。大阪府からは無視される。こうなったなら最後の手段だ。琵琶湖の水を止めたろかい!」と滋賀県人あるあるネタを繰り出す。

原田がしもばやしにバス釣りの仕方を習うというネタ。何故か原田がブラックバス役をやる。ブラックバスがルアーに釣られそうになった時、「騙されちゃ駄目!」という声がする。声の主は同じ外来魚のブルーギルで、駆除される運命にあることを告げる。ここでルアーが何故か人格を持ち、悪役のセリフを原田が発し始める。ルアーの原田がしもばやしの下部として振る舞うため、しもばやしは、「俺が一番の悪役みたいやないか!」と突っ込む。
ハチャメチャな展開になったのに、原田が「バス釣りって面白いな」とボケたところで終わる。

きみどり・古田敬一が、ダイアン・西澤が男なのに短大卒(嵯峨美術短大)という話をするが、古田も短大に進んでおり、しかも中退したという話をする。指定校推薦で短大に進学したのに中退してしまったため、古田の出身校からの指定校推薦進学枠が半永久的に取り消しになってしまったそうだ。

ダイアン。喫煙のマナーが悪い人も多いということで、津田が禁止区域で煙草を吸う人、西澤がそれを注意する人を演じる。
西澤は、いきなり煙草を取り上げて津田の額に火を押し当てたり、注意しているのに自分は煙草を吸っていたり、注意しながら実は立ちションをしているという変な人を演じる。

桂三風。高校生の頃に落語研究会に所属しており、学校内でかなり受けたことから素人大会にも参加。大賞は貰えなかったが奨励賞などは受章出来たということで落語家を目指し、桂三枝の才能に惚れ込んで弟子入りをしたという。漫才師を目指すにはNSCに行けばいいが、落語の場合は今も弟子入り制度。「新婚さんいらっしゃい」のスタジオに押しかけて弟子入りしたそうだ。三枝の場合は、「いらっしゃーい」と言ってすぐに弟子にしてくれたそうである。
三枝は創作落語を得意としており、三風も独自の落語を行おうということで、参加型落語というのを編み出したそうである。要はお客さんに声を入れて貰うのである。
テレビショッピングという設定で、三風が腕を押し出す仕草をした時に観客が「オー(感嘆)」と言い、腕を引いた時には「エー!(驚き)」という言葉を発して貰う。
テレビショッピングのはずなのだが、実は押し売りネタである。最後は警察も「押し売り判定機」なるものの押し売りを始めてしまう。

コーナー。大喜利である。「あいうえお作文」を行い、しかも滋賀県絡みにするというもの。
出演は、きみどり・古田敬一、月亭八織、大木ひびき、近江のこかじろう、野性爆弾・ロッシー。司会は桂三風が務める。お客さんに行を指定して貰い、あいうえお作文を行う。
指定されたのは「かきくけこ」
きみどり・古田「観光に行って」、月亭八織「きれいな景色を見て」、大木ひびき「苦労人が多い」、近江のこかじろう「景色がきれい」、野性爆弾・ロッシー「今年もよろしくお願いします」で、ベスビオ火山噴火級の大惨事。大喜利をやるなら、慣れているか、頭の回転の速い人を集めないと無理なようである。
ということで、「忘れて下さい」ということになってしまった。

近江のこかじろう、横木ジョージ、大木ひびき、桂三風による滋賀トーク。
大木ひびきが子供の頃には、彦根市内を馬が歩いていたそうで、国鉄彦根駅の駅舎の一部に馬を繋いでおくところがあったそうである。横木ジョージの生家は、以前は馬を飼っていたそうである。桂三風が子供の頃は草津線はまだSLだったという。
横木ジョージは、若い頃は滋賀銀行に勤めており、奥さんとも滋賀銀行での職場結婚だったという。小学校5年生の時に、ハンカチを使ったマジックを見て、「将来、マジシャンになる」と決めたものの、「安定した仕事に就きなさい」と言われて銀行員へ。しかし、30歳になったら辞めてマジシャンになると決めていたという。横木ジョージは昭和29年生まれで、30歳になった昭和59年はバブルが始まった頃でマジックの仕事も多かったそうだ。ちなみに、マジシャンの場合は、師弟関係ではなく、今でも先生と生徒の間柄になるという。
若い頃の大木ひびきは、彦根駅前にあった「岡部」というラーメン屋を気に入っており、「ここより美味い店はどこにもないだろう」と思っていたが、大阪に出たら岡部より美味しい店はいくらでもあったそうである。
大木ひびきは、最初は歌手に憧れて大阪に出たものの、オーディションにはかすりもしなかった。だが、その帰り道に寄った花月で中田ダイマル・ラケットの漫才を見て、背中に稲妻が走ったかのような衝撃を受け、その場で漫才師になることに決めたそうだ。

ラストは、「琵琶湖モーターレース」。ローラーの付いた可動式の椅子の両面にモーターボートの絵を貼り付け、一人がそれに乗り、一人が押して、コーンの置かれたところを回って戻ってくるというリレーゲーム。全員のタイムが1秒半を切れば成功なのだが、結果は1分56秒。道具もチャチだし、今ひとつ締まらない終わり方となった。


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