« コンサートの記(440) 「寺内タケシとブルージーンズ キャンパスコンサート」@京都芸術劇場春秋座2009 | トップページ | パネルディスカッション「About The Wooster Group」@ロームシアター京都 »

2018年10月20日 (土)

観劇感想精選(261) 加藤健一事務所 「Out of Order ~イカれてるぜ!~」

2018年10月13日 京都府立府民ホールALTIにて観劇

午後2時から、烏丸迎賓館通りにある京都府立府民ホールALTIで、加藤健一事務所の公演「Out of Order ~イカれてるぜ!~」を観る。作:レイ・クーニー、テキスト日本語訳:小田島恒志、演出:堤泰之。出演:加藤健一、浅野雅博(文学座)、さとうこうじ、坂本岳大、阪本篤(温泉ドラゴン)、加藤忍、日下由美、頼経智明子(文学座)、はざまみゆき(ハイリンド)、新井康弘。
1990年初演の作品。レイ・クーニーはこの本でローレンス・オリビエ賞最優秀コメディ賞を受章している。

イギリス・ロンドンのウェストミンスター・ホテルのスイートルーム648号室が舞台である。

与党・保守党の副大臣であるリチャード(加藤健一)が妻(日下由美)に電話をしている。リチャードは、野党・労働党の議員秘書であるジェーン(加藤忍)と不倫を楽しもうとしており、妻には電話で「今、大英博物館の資料閲覧室にいる」 と嘘をついた。
ところが、カーテンを開けるとそこにはなんとも異様なものが。このままでは警察沙汰になって二人の関係がばれると気づいたリチャードは必死の隠蔽工作を試みる。


文学の手法に「妨害」というものがあるが、それを徹底させたシチュエーションコメディーである。ここで来たら最悪という時に誰よりも来て欲しくない人が現れたり、今なら大丈夫という時に何も起こらなかったりというバッドタイミングに人々は翻弄される。

レイ・クーニーは三谷幸喜が最も影響を受けた劇作家の一人であり、「Out of Order」の中にも「これはあの作品の元ネタ」と思えるものがちりばめられている。まさに笑いのジェットコースターであり、三谷作品が好きな人は是非観るべき、といっても今日も知り合いには出会わなかったけれど。

政治への揶揄もあり(国会議事堂に戻れというリチャードにジェーンは「あんなところじゃ眠れないわ」と反論するも、リチャードに「どうして? みんないつも居眠りしてるじゃないか」と返されるなど)、ブリティッシュ・コメディーらしいどぎつい内容もあったりするが、出演者のレベルが高いということもあって心から笑える内容になっていた。



|

« コンサートの記(440) 「寺内タケシとブルージーンズ キャンパスコンサート」@京都芸術劇場春秋座2009 | トップページ | パネルディスカッション「About The Wooster Group」@ロームシアター京都 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 観劇感想精選(261) 加藤健一事務所 「Out of Order ~イカれてるぜ!~」:

« コンサートの記(440) 「寺内タケシとブルージーンズ キャンパスコンサート」@京都芸術劇場春秋座2009 | トップページ | パネルディスカッション「About The Wooster Group」@ロームシアター京都 »