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2018年12月24日 (月)

観劇感想精選(277) 「海をゆく者 ーThe Seafarerー」2009

2009年12月11日 大阪・西梅田のサンケイホールブリーゼにて観劇

午後7時より、大阪・西梅田のサンケイホールブリーゼで「海をゆく者 ─The Seafarer─」を観る。作:コナー・マクファーレン、テキスト日本語訳:小田島恒志、演出:栗山民也。出演:平田満、吉田鋼太郎、浅野和之、大谷亮介、小日向文世。

アイルランドの劇作家、コナー・マクファーレンの戯曲による公演である。

アイルランド。目が不自由になったリチャード(吉田鋼太郎)の家で、弟のシャーキー(平田満)は兄の面倒をみている。クリスマスイブの夜。リチャードの家にカードをやるために男達が集まってくる。

ニッキー(大谷亮介)が連れてきたのはロックハートという紳士(小日向文世)。ロックハートはシャーキーの過去をよく知っていた。監獄で出会ったと語るロックハートの正体は実は悪魔であり……。

アイルランド特有の風習や、店の名前などの固有名詞が数多く出てくるため、こちらの理解が追いつかない場合もあったが、大筋は理解できた。

味のある男優達による味のあるドラマ。基本的には下層の人々による薄汚い話なのだが、見終わった後に理由のよくわからない感動がある。それは悪魔に勝ったという感慨なのか、人間が神に祝福された存在であるという幸福感なのか。とにかく、この俳優陣だからこそ感じられた感動であることは間違いないようだ。

栗山民也の演出はパーツパーツが全て見事にはまった大変優れたものであった。

終演後、拍手は鳴り止まず、出演者は4度、ステージに呼び戻された。

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