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2018年12月29日 (土)

コンサートの記(485) 秋山和慶指揮 京都市交響楽団第534回定期演奏会

2010年4月18日 京都コンサートホールにて

午後2時30分から京都コンサートホールで、京都市交響楽団の第534回定期演奏会を聴く。今日の指揮は秋山和慶。

曲目は、ストラヴィンスキーの幻想曲「花火」、カバレフスキーの交響曲第4番、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」というオールロシアものである。


ストラヴィンスキーの幻想曲「花火」。浮遊感と色彩感のあるオーケストレーションを特徴とする小品だが、秋山はこれを彩り豊かに再現する。秋山は主に北米大陸でキャリアを築いてきた指揮者だが、その影響があるのか、管の華やかな響かせ方などはアメリカのオーケストラ的な処理である。


カバレフスキーというと、組曲「道化師」よりの“ギャロップ”が運動会の音楽の定番になっていることからもわかるように、平易な作風で知られるが、今日演奏された交響曲第4番も旋律が明確で、曲調が把握しやすい。カバレフスキーの音楽には彼がソビエトの体制派の作曲家であったことと無縁ではなかったという背景があるのだが、それは置いておいてもわかりやすさを主眼とした作品であることは明らかだ。ただ、そのわかりやすさが音楽の面白さに繋がっているかというと正直微妙であるように感じされる。


メインであるムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」。予想通り安定感のある演奏であった。秋山は、他の指揮ならテンポを上げて盛り上げるであろうところでもしっかりと足をつけた着実な音運びを続ける。“ブィドロ”では遅いテンポでじっくりと攻め、“キエフの大門”も徒にスケールを拡げない渋いものであった。

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