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2019年1月 3日 (木)

コンサートの記(491) 読売日本交響楽団「シルヴァン・カンブルラン第9代常任指揮者就任披露演奏会」2010大阪

2010年5月3日 大阪・福島のザ・シンフォニーホールにて

午後6時から、大阪・福島のザ・シンフォニーホールで、読売日本交響楽団のコンサート、「シルヴァン・カンブルラン第9代常任指揮者就任披露演奏会」を聴く。タイトル通り、シルヴァン・カンブルランの読売日響第9代常任指揮者就任お披露目コンサートである。

フランス生まれのシルヴァン・カンブルランは特に近現代音楽の演奏に関しては当代屈指とされる名指揮者である。

曲目は、バルトークの「二つの映像」、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」というもの。名指揮者による興味深いプログラムのコンサートということで、ザ・シンフォニーホールは補助席まで出る盛況であった。


読売日本交響楽団は、私が初めて生で聴いた東京のオーケストラである。だが、久しくコンサートに接する機会がなく、実演に接するのは今日が18年ぶり2度目となる。

バルトークの「二つの映像」は、この作品のもつ諧謔性を着実に示した演奏であった。

モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」。ほぼフル編成での演奏であったが、カンブルランは弦を弱めにし、スマートなフォルムを築くなど、大時代的な演奏とは一線を画す「ジュピター」を披露する。ただ、カンブルランが本当にやりたい演奏をするためには、読売日響の弦楽群に更なる洗練と透明さが必要な気がした。


メインのストラヴィンスキー「春の祭典」。
演奏開始早々、客席から巨大な鼾声が響き渡るというハプニングがあり、読売日響の金管奏者はそれに気落ちしたのか、精度は今一つ。ただ尻上がりに調子を上げ、重厚な名演となった。各楽器にはキレがあり、カンブルランの演出も巧みだ。ただ、一つ欲を言えば、弦に更なる力強さを望みたくなる。それが実現されれば、もう一段高いレベルに到達可能となるだろう。

アンコールは、ストラヴィンスキーの「サーカス・ポルカ」。鮮烈な演奏であった。

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