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2019年2月 2日 (土)

笑いの林(111) よしもと祇園花月 「祇園ネタ」&吉本新喜劇「決して開けてはならない荷物」2012年3月22日

2012年3月22日 よしもと祇園花月にて

午後7時から、よしもと祇園花月で、「祇園ネタ」と吉本新喜劇を観る。


「祇園ネタ」の出演者は、ジャルジャル、あべこうじ、矢野・兵動、木村祐一、中田カウス・ボタン。


ジャルジャルは、コント「居酒屋」。大学の新入生(後藤)と上級生(福徳)が居酒屋でやり取りをするネタである。福徳が「大学のサークルでは同級生よりも上級生との上下関係が大切だ」と説いているのだが、突然、「あ!」という声を出す。ホコリっぽいからクシャミが出たのだという。後藤も「人間関係で悩みが」と言ったところで意味もなく「シュッ!」とやる。やはりクシャミだという。
話を続けるうちに、福徳が「ビュッ!」と声を上げる。ゲップだという。後藤も「サッカーの話をされてもこちらはわからない」といった後に「ゲ!」という言葉を放ち、やはりゲップだという。その後、福徳が「ウィーン!」、後藤が「アー!」と意味もなく声を出していく。正直、余り面白くないかな。


あべこうじによる漫談。
あべは、「(自分が)『あべ』と言ったら『こうじ!』と返して下さい」と言って、実際に客席とそれをやる。続いて、「『あべこうじ』と言ったら『見に来たよ』と返してみましょう」とやって客席とコミュニケーションを図る。
「ここまでで多少わかったと思いますが、あべこうじは『うざい』んです。小学校、中学校、高校となぜか上履きがなくなる生徒でした。それでも毎日が宝探しで」と続ける。

「人を見て、思い込んでしまうことってないですか? 色白の人を見たら『北海道出身かな? 東北出身かな?』、色黒の人をみたら『九州の生まれかな? 松崎しげるかな』、黄色い人を見たら『林家木久蔵なんじゃないか』、緑色の人を見たら『ピッコロかな?』、パンをくわえて走っている人を見たら『遅刻しそうなのかな?』。この前、知り合いかなと思って手を振ったら違う人だったので、誤魔化すために『わー、指が十本に見える』とやりました。相手は『? 手品が好きな人なのかな?』という反応でしたが。

電車に乗っていて、イヤホンから音楽が漏れていてうるさい時ってありますよね。そういう時は、その人の近くによって、音楽に合わせてステップを踏んでみましょう。相手も『あ、イヤホン音漏れ』と気づくと思います。

肩がぶつかっても謝らない人っていますよね。そういう時は、相手の後をついて行ってみましょう。

改札で、向こうから来る人と鉢合わせになってしまう時ってありますよね。そういう時、普通にゆずると負けたような気分になります。そこで(手を車庫入れの際のバスガイドのように動かして)先導してみましょう。相手は『サザエさん』のエンディングなんじゃないかなと思います。

信号が赤なのに、先走って歩こうとしている人につられて、一歩踏み出しちゃう時ってありますよね。普通に戻ると負けたような気持ちになるので、その場でステップを踏んでみましょう。周りは『陽気な人なんだな』と思います。

階段で躓いてしまった時、女の人なんかはよくスカートのせいにしますが、ほかに階段のせいにしたりします。時計を見て誤魔化す。これは良くない。ということで、次の段、その次の段でも全部躓きましょう。そうすると周りは『ああ、この人はこういう昇り方をする人なんだ』と思います」というようなネタを披露した。


矢野・兵動。まず矢野勝也が「祇園花月のお客さんは、なんばの100倍良い」と持ち上げ、「お世辞じゃありません。なんばのお客さんは、漫才をやっていてもこちらを見ない。見てくれるというだけで嬉しいです。この間、お年寄りの団体客でしたが、登場した時、1000人が全員、下向いて弁当食べてました」と続ける。
兵動大樹が、「この間、なんかは全員が85歳以上という団体客の前でやりましたが、出て行っても客席から気配がしません。しかも全員が微塵も動きません。で、なぜか口だけが(モゴモゴと)動いている」と言う。「85歳以上になるとよく躓きますね」と言って兵動が躓く真似をするが、躓いた兵動が矢野の肩にもたれながら「大丈夫ですか?」と言ってしまう。「逆やろ」と矢野が突っ込む。

兵動が「皆さん元気ですか?」と客席に聞くが、2人が「元気です」と答えただけ。矢野が「突然言われても困るやろ。『元気です』と返したらいいのか、『はい』と言ったらいいのか」。そこで、兵動が「『元気ですか?』と聞くので元気な人は『オー!』と答えて下さい。元気じゃない人はそのままでいて下さい」と言って、「元気ですか?」、「オー!」というやり取りがあるが、「本当にやるとは思いませんでした」と兵動。

電車の中で携帯電話のイヤホンモードで喋っているおじさんの話を兵動がする。見るところがないので、向かいに座った兵動の顔を見ておじさんは「今どこ?」「10分で行く」という話をしていて、10分かけて兵動の前に来るのかと思いそうになったとのこと。

二人で東京のルミネtheよしもとの話をして、

兵動「東京のマクドナルドに行きましたが待つのに凄い列で」
矢野「ああ、東京は人が多いからね」
兵藤「で、並んでたら、隣の列に長髪のヤンキーっぽい二人組がいて、『この近くに吉本の劇場があるんだって』、『俺、大阪嫌いだし』と言っているので、横で『すんません、チキンテリヤキバーガー下さい』とは頼めないじゃないですか、殴られるかもわからないし。で、『標準語でチキンテリヤキバーガー下さいと言えばいい』と思ったのですが、いきなり標準語に変えるのが難しい」
矢野「若いころは頭の回転が速くていいけどもね」
兵動「で、『オー、チキンテリヤキバーガー』と、英語の発音になってしまいました」
で、締めた。


木村祐一。
「地元(京都)出身でして、四条中学から、西京高校です。今は西京高校は入るのが難しい高校になっているようですが、自分の時は西京商業といって入るのがちょっと難しい高校で」という話から入る。
「スマフォのアプリに『あと何回』というものがあります。数字を入れると、今後の人生で何回それをするかというもので、『1』と入れてみますと、ダンディ坂野の『ゲッツ!』を1回やる。やるかいな。『ゲッツ!』とやってみましたが」と続けて、お客さんに名前と数字を言って貰い、アプリが出した答えを発表するというネタである。
「100」と言った16歳の女の子は、「おしっこもらしそうになりギリギリセーフ」という答え。「80」と言った女性は「ガソゴソという音にビクッとなる」。「3」と言った男性は「とてつもなく面白いネタを思いつく」、「48」と言った男性は「買おうかどうか迷って結局買わなかった服が、後でバーゲンセールで出る」という答えであった。


中田カウス・ボタン
カウスが「健康でいるには食べ物が大切です」と言い、女の子の真似をして「あんな、美味しいもの持ってきてん。芋」とボタンに渡し、ボタンが「ホクホクして美味しい」とやるとカウスは「それ生」とやる。

ボタンが女房の話をするとカウスは、「どちらの女房?」と返す。ボタンは「どちらも何もあらへんがな」と言うと、カウスは「二人いるでしょ」と答える。
そして、梅田で奥さんと出会ったという設定で、「本妻さんですか?」と聞く。ボタンは「本妻はおかしいやろ」と言うと、カウスは「戸籍上の配偶者さんですか」と聞き直す。それもおかしいとボタンは言うが、カウスが「奥さんですか?」とカウスが聞くとボタンは「どっちの?」と答えてしまう。

ボタンが泳ぎに行っているという話をする。カウスは「どこで? 淀川?」と聞き、客席に「これから井戸で泳ぐ人を見ることが出来ます。今、頭の中で整えております」と言い、ボタンが井戸の中で泳ぐ人をやってみせる。
ボタンが「スポーツクラブに泳ぎに行っている」と言うと、カウスは「泳ぎに行っても健康にはなりません」と返し、ボタンに「今年、何歳ですか」と聞く。ボタンは色々やった末に「64歳」と答えた。

ボタンが「風邪ひいて寝てました」というと、カウスは「そんなことしたらあきません、布団引いて寝なさい」と言う。ボタンは「風邪ひいて布団引いて寝てたんや」と返す。そして「風邪薬飲んでも効かん。風邪薬が風邪ひいてましてん」と言うと、カウスは「じゃ、風邪ひく前の風邪薬に風邪ひく前の風邪薬を飲ませて、風邪薬の風邪が治って、その風邪の治った風邪薬をあんたが飲むと風邪ひていたあんたが風邪ひく前の風邪薬を飲んだから、風邪が治る」というようなことを言う。ボタンが「どういう意味かわからん」と言うと、カウスも「自分でもよくわからん」といって終わる。


吉本新喜劇「決して開けてはならない荷物」。出演は、烏川耕一、中条健一、島田珠代、宮崎高章、太田芳伸、信濃岳夫、レイチェル、井上安世、末成由実。

祇園旅館の主、末成耕一(烏川耕一)は、末成由実と結婚。婿養子に入る。何もしなくてもいいという条件だった。耕一と由実はバーで知り合い、その後、気がついたら相手の部屋で二人並んで寝ていた。それで一緒になることにしたという。
末成由実は「掃除に掃除して」とセリフを間違え、「今日(大阪から祇園花月に来るのに乗った)、京阪電車で枚方(京都と大阪の中間地点にある)まで立っててん」と言い訳をする。末成由実は「風呂掃除して、それから私の肩もみして」と注文する。祇園旅館はかかあ天下のようである。

祇園屋の島田珠代が野菜を運んできて、耕一にいきなり「好き」と言い、「末成さん、下の名前なんていうの?」と聞いて、「耕一」との答えを受け、「下の名前で呼んでもいいかな」と聞き、「ええわ」と耕一が答えると、「ヨネスケ」と呼んで耕一に抱きつく。

京都府警の中条健一が現れ、隣町で、郵便局強盗があり、犯人を捕まえたが護送中に逃げられ、犯人がこの町に来ている可能性が高いという。

井上安世がやって来て、耕一が昨晩、安世の部屋で一緒に過ごしたことを、祇園旅館の向かいにあるうどん屋の主の信濃岳夫と耕一に告げる。耕一は「昨夜、バーで飲んでいて、気が付いたら一緒に寝ていた」という。安世は、「パンツをコンビニで買ってきたものと履き替えたでしょう。それで脱いだものを置いて行ってしまったから、洗濯して宅配便で送っておいた」と言う。由実に知られたら浮気されたとばれて半殺しの目に合うと耕一。信濃岳夫は「目の前で人が殺されるのを見たことはありません」とセリフを間違え、耕一に突っ込まれて、「目の前で人が殺されるのを見たくはありません」と言い直す。

末成由実が耕一に「週刊誌買ってきて」と言うが、セリフを間違えたようで、本当は「週刊誌買いに行ってきた?」と聞き、耕一が週刊誌のほかにバターやジャムも買ってきたが、パンは買ってこなかったという。耕一は「セリフを少し間違えるだけで意味が変わってくる」と突っ込む。耕一はパンを買いに行くが、その間に配達員の宮崎高章がやって来る。買い物から帰って由実が受け取るところを見た耕一は「ごめんなさい」と謝るが、届いたのは由実がネットで注文した下着であった。

島田珠代がやって来て、信濃岳夫は遠慮して下がり、島田珠代が耕一と二人になって耕一に甘える。島田珠代がやってきた警官の芳田(太田芳伸)に「この人(耕一)が襲ってきたんです」と嘘をついたので、耕一は連行される。
耕一が再び戻って来たところで、宮崎高章が再度来訪して、由実に配達物を渡す。そこへ短刀を手にした郵便局強盗(レイチェル)が現れ、由実を人質に取り、「この女を殺すぞ!」と言うが、耕一は「どうぞ」と言ってしまう。耕一と強盗が争って今度は耕一が人質に取られるが、島田珠代が郵便局強盗に惚れて抱きつき、強盗は持っていた短刀を落として逮捕される。由実が配達物の段ボールを開けると中身は饅頭であったが、井上安世がやって来て、「親戚に送るお饅頭と、耕一さんのパンツを逆にしちゃった」と打ち明けたため、安世と耕一が一緒にいたことを知った由実は激怒。耕一をこき使ってやると宣言したところで幕となった。

なお、宮崎高章は、今日で吉本新喜劇を引退し、今後は作家活動に専念することになったという。

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