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2019年6月16日 (日)

笑いの林(118) 「ハラダのひとりトークライブ・お喋っせ vol.10」

2019年5月30日 京都・木屋町のLIVE HOUSE indigoにて

午後7時から、蛸薬師通木屋町西入ルにあるLIVE HOUSE indigoで、ファミリーレストラン・ハラダによる「ハラダのひとりトークライブ・お喋っせ vol.10」に参加する。
京都市出身で、現在は滋賀県住みます芸人として大津市で暮らすファミリーレストラン・ハラダ(原田良也)の文字通り一人トーク。京都での開催だが、滋賀県内から駆け付けたお客さんも多いようだ。

ホワイトボードにお題が全部で15個書かれていて、お客さんがどの話を聞きたいかチョイスして(といっても最後の方になるとそれほど選択肢は多くなくなるが)ハラダが話すというスタイル。

その前に、今月1日にハラダが令和婚をしたというので、「結婚してみてわかったこと」の話。ハラダは1976年生まれで、芸人になってからはずっと一人暮らしだったため、結婚して初めてわかることが多いそうで、そのうちのいくつかのタイトルをスケッチブックに書いてきて発表していく。
相方のしもばやしは、結婚してから10年ほど経つが極端な吝嗇家だそうで、釣りが趣味で釣りの正式なYouTuberとしても活動を始めており、登録者も1万に達するなど上々なのだが、とにかくお金を使わない。移動も自転車で、しかもボロボロのものに乗っているため、ハラダは「芸能人の端くれの端くれだけれども、人に見られる職業なのだから」と見てくれをもっと気にして欲しいと思っていたのだが、いざ結婚すると二人分の生活費が掛かり、しかも芸人なので給料が乱高下するため、余裕がなくなることがわかったそうである。
5月25日が、しもばやしの誕生日だったため、釣り関係のものをプレゼントしようと上方を集めていたのだが、ライフジャケットは最安値の中国製で重いし暑い、レインコートとは100均のものを使用。人差し指と中指と親指が裸である必要のある釣り用の手袋も軍手を切って代用しているそうで、結局、ハラダは2700円ぐらいの手袋を買ってプレゼントしたそうである。
令和最初の日である5月1日、午前0時前から、大津市役所の前に二人で並び、1時間半ほど待って結婚届を出したのだが、前に30人ほど並んでいたものの誰からも気づかれず、びわ湖放送が令和婚の取材に来ていたものの、やはり見つけてもらえずという状態だったそうだが、入籍する前に先輩方には結婚の報告をしようと電話を入れ、同世代の未婚芸人からは動揺されたりしたそうで、年上の独身芸人である今田耕司からは「嘘つけ!」と言われてすぐ切られるなどいじられたりもしたそうだが、NON STYLE井上からは……、まあ、これはいいか。
相手方の両親や祖父母にもご挨拶し、俳句を詠むのが趣味だという祖父から「原田君めいわ元年(「令和」のことを「めいわ」だと勘違いしていたらしい)五月一日入籍」という字余り俳句(自由律ということにしておこう)をプレゼントされたらしい。

お客さんが選ぶ、トークの題材であるが、例えば「センスが戦後やろ」は、FM滋賀とFM富山共催のスキーツアーイベントの後に行われた懸賞の話。大人のお客さんには抽選でプレゼントが当たるのだが、子ども達には全員に賞品が配られるというシステムで、FM滋賀からは滋賀県から来たツアーの子ども達に、FM富山からは富山県の子ども達にプレゼントが送られる。
滋賀県の子ども達に送られたのは、手のひらサイズのロボット。AI搭載で声に反応したりするそうで、送られた子ども達は目を輝かせていた。一方、富山県の子ども達に送られたのはかりんとう。高級かりんとうではあるのだが、子どもなので高級もなにもよくわからず、「ロボットが良かった」と泣き出す子もいたそうで、ハラダが「センスが戦後やろ」と食糧難の時代のプレゼントに見立てて笑いを取って収めたのだが、ハラダ自身も釈然としないものを感じたようである。
事前にFM局員同士で打ち合わせをしなかったか、打ち合わせをしたが反応を想像出来なかったのか、いずれにせよ折角のイベントで子ども達が不公平を感じる結果になったのは残念に思う。
FM滋賀には、美声で話し方を溜めるのが特徴のDJさんがいるそうで、ハラダが聴いている日に、「次の曲は、『やさしさにつつまれた…なら』」と曲紹介をしたため、ハラダは一瞬、「奈良のご当地ソングがかかるのか?」と思ったそうである。実際は、もちろんユーミンの「やさしさにつつまれたなら」が流れたという話もする。

「定規」という話はお客さんが勘違いしたため、同じ話をハラダが2回やることになった。サウナでプラスチックの30センチ定規を使って垢取りのようなことをしているおっさんがおり、ハラダは「不潔やな」と不快感を覚えていたのだが、そのうちにサウナのテレビで流れていた番組でビッグサイズのカレーパンが紹介され、定規のおっさんは手にしている定規でカレーパンを測ろうとし、ハラダは心の中で「テレビやし離れてるしわかるわけないやろ!」と突っ込んだという話で、ううん、文字にしても面白さが伝わらないな。やっぱりお笑いは劇場に通う必要があるように思う。

「滋賀のアベンジャーズ」は、滋賀県住みます芸人のファミリーレストランが和歌山県住みます芸人と協力して和歌山県へのバスツアーを行った時の話である。滋賀のアベンジャーズと呼ばれた方々は、今日、この会場にいらしていたようである。面白い話なのだが、内容については特定されやすいということもあるため、書かないことにする。

「京のしにせ」は、京都のインストバンド、jizue(ジズー)のメンバーと知り合いになり、iTunesなどで楽曲を聴いて気に入り、「結婚式に使いたい」と申し込んで快諾されるも、バンド名をイズーと間違えて覚えていたため、「イズー」で検索してもヒットせず、「京都 イズー」とSiriに言ったところ、鯖寿司の映像ばかり出てくる。京都の老舗鯖寿司店である「いづう」がヒットしていたという話であった。
jizueはホームページでも楽曲の視聴が出来るが、なかなか面白そうなバンドである。

今年の1月2日は、77歳になるハラダの父親が行方不明になるという出来事があった。毎日2時間ほど散歩する習慣のある人で、正月に芦屋の親戚の家に行ったときも散歩に出掛けたのだが、3時間経っても4時間経っても戻ってこない、父親の携帯も3ヶ月前にいかれてしまったということで連絡が取れず、警察に電話し、警察犬が出るという話にまでなった。ハラダも仕事帰りに駆け付けたのだが、今から警察犬が出ようというときに母親の携帯に知らない電話番号から電話が掛かってきた。タクシーの運転手からで父親も一緒にいるという。父親の携帯は壊れていると思われたのだが、ずっと機内モードになっており、なんらかの拍子に機内モードのボタンを押してしまったが、そもそも機内モードの存在を知らず、壊れてしまったと勘違いしていたようだ。父親は散歩中に道に迷い、「このままでは戻れない」とタクシーを拾ったのだが、親戚宅の正確な住所が思い出せず、近くまではやってこられたものの、そこから先に進めなくなってしまう。そこで運転手が父親のガラケーを確認したところ、機内モードになっていることに気づき、運転手はスマホを使っていてガラケーの機内モードの戻し方はわからないため、父親のガラケーのアドレスに入っている母親の携帯番号に自身のスマホで電話したのだった。
戻ってきた父親は、警察犬が出そうになったという話を聞いて、一人「笑える」と思ったそうだが、家族としては全く笑えなかったという話である。

15個中14個終わったところで時間となったのだが、15個目の「ぶれへんなあ」は短いというので話す。ファミリーレストランがロザンなどと数組で米原に営業に行った時のこと。会場の周りには何もないため、みなゲームなどを持ち込んで楽屋の中で過ごしていたのだが、宇治原がジャケットを着て外に出ようとしたので、「どこ行くん?」と聞くと、「大谷吉継の墓、見に行ってくるわ」と答えたので、「ぶれへんなあ」と思ったという話であった。

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