カテゴリー「トークイベント」の14件の記事

2017年5月 6日 (土)

「京都文化力プロジェクト推進フォーラム」@ロームシアター京都サウスホール

2017年4月26日 左京区岡崎のロームシアター京都サウスホールにて

午後1時から、ロームシアター京都サウスホールで、「京都文化力プロジェクト推進フォーラム」を観る。ネットで申し込んで、葉書が届いた人が参加出来るというシステムになっている。
 
まず、茂山千五郎家による狂言「千鳥」が上演される。先日、フェスティバルホールでも茂山千五郎家によって上演されたばかりの演目であるが、演者が異なる。出演は、茂山千三郎、茂山逸平、鈴木実。背景なしでの上演である。
主人(鈴木実)が、金がないのに「お前、酒屋の主と顔見知りだからなんとかしろ」と太郎冠者(茂山千三郎)を酒屋に使いに出す。酒屋の主(茂山逸平)相手になんとか酒樽をものにしようと、酒樽を千鳥に見立てたり山鉾に見立てたりとあらゆる手を使い……。

終演後、茂山千三郎が司会のイワサキマキ(漢字は不明)に呼ばれて登場。イワサキの「なぜ『千鳥』を選ばれたんですか?」という問いに「なんででしょうね?」と答えるが、「この作品は京都が舞台で、京都から見た地方(尾張国津島神社)の姿が描かれているから」というようなことを語っていた。


続いて、主催者あいさつ。山田啓二京都府知事、門川大作京都市長、立石義雄京都商工会議所会頭の3人が挨拶を行った。


リレー対談「京都の文化力」。京都大学総長である山極壽一(やまぎわ・じゅいち)が進行役を担当して、大蔵流狂言師の茂山千三郎、料理研究家の杉本節子、京都国立博物館長である佐々木丞平の3人と、1対1でリレー形式で対談していく。

まず一人目の茂山千五郎と山極壽一の対談。山極壽一はゴリラ研究の専門家なのだが、狂言方の腰を落とした姿勢がゴリラを連想させると述べる。山極は、「西洋人は背筋を伸ばして胸を張ってという感じですが、日本人はお辞儀もこうやって(背をかがめて)しますし、なんかこう、縮まった感じ」と言う。茂山千三郎によると、西洋人相手に狂言のワークショップを行ったりもしているのだが、西洋人は足が長すぎて、日本人狂言方と同じような姿勢を取ることは「物理的に不可能」だそうである。実はチェコのプラハには白人のみによる狂言のプロ団体もあるそうだが、「腰が全体的に高い」そうである。茂山は、日本人は床に座り、部屋の中でも裸足になるということから、床の文化に着目しているという。
日本文化研究で知られるドナルド・キーンが1952年から2年ほど京都に滞在して狂言に入れ込み、「青い目の太郎冠者」と呼ばれたことなども話題として登場した。


二人目である杉本節子。四条室町にある重要文化財・杉本家住宅の出身である。町屋は軒が低いのだが、これは太陽の光が直接差さないようにということを山極が話して始まる。京都は夏暑く、冬寒いのだが、町屋は夏向けに特化した構造で、夏には涼しい風が家の中を抜けるようになっているそうである。京都の場合、夏は熱中症対策をしないと死に至るが、冬は寒くても凍死するほどではないということで、「冬は寒いけど我慢してくれ」ということなのだろう。北海道などの場合はこれとは真逆になる。
杉本家住宅の先代のご当主は、井上章一の『京都ぎらい』に登場するのだが、杉本節子の感覚だと、「京都」というと、「祇園祭で山鉾を出す山鉾町」というイメージだそうである。山極壽一は、「いろんな京都があっていい」と語った。


最後となる佐々木丞平。京都は人口約147万人であるが、首都のあった街としては人口が少ないという話から入る。ただ、これは悪いことではなくて丁度良いサイズだという風に話は進む。
自然も多くあり、山もあって車で30分も走ると山奥に着いてしまう。それでいて中心部は都会的である。そうした様々な要素が詰まっているのが京都というものなのだという。

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2017年4月 1日 (土)

観劇感想精選(207) UMEDA BUNRAKU うめだ文楽2017「義経千本桜」河連法眼館の場

2017年3月24日 グランフロント大阪北館4階のナレッジシアターにて観劇

午後7時から、グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル4階にあるナレッジシアターで、うめだ文楽2017 「義経千本桜」より河連法眼館の段を観る。二代目竹田出雲ほかによる合作。
「仮名手本忠臣蔵」、「菅原伝授手習鑑」と共に三大傑作の一つに数えられる「義経千本桜」。歌舞伎でも有名だが、人形浄瑠璃としての方が先で、歌舞伎はいわゆる義太夫狂言として行われたものである。
「河連法眼館の段」は歌舞伎では四段目の切りであることから「四の切」という通称でも知られているが、文楽ではそういう表現はしないようである。歌舞伎の四の切は市川猿之助の先代と当代の十八番であり、私も京都四條南座などで歌舞伎版の「河連法眼館の段」を観ている。猿之助がラストで宙乗りを行うことで有名だ。

うめだ文楽は、大阪にある民放テレビ局5局の共同で制作されており、今回は読売テレビの担当で、司会は読売テレビアナウンサーの諸國沙代子(しょこく・さよこ)が務める。
毎回ゲストが招かれており、開演前のトークショーが行われる。今日のゲストはシンガーソングライターの嘉門達夫。替え歌でお馴染みの嘉門達夫だが、今日も新作替え歌である「森友の籠さん(原曲:「森のクマさん」)」を披露する。嘉門は、ナレッジシアターに来る前は、ラジオの仕事をしてきたそうで、「森友の籠さん」はすでにラジオで発表済みで、YouTubeにもすでにアップしたという。嘉門は「今日やれて良かったわ。明後日ぐらいになったらもうみんな忘れている」

嘉門は、歌舞伎は勘三郎と友人だったためよく観ていたが、文楽は3回ほど観たことがあるものの、いずれも居眠りしてしまったそうである。司会の諸國も1回観たことがあるだけだそうだ。うめだ文楽は文楽に馴染みのない人にも文楽をアピールするという目的もある公演であるが、嘉門が客席に「文楽を観るのは今日が初めてという人」と聞くと、手を挙げる人はまばらで、嘉門は、「今日はベテランばかりですね」と言う。文楽を観に来ない人は立地が良かろうが値段が安かろうが観に来ないので、まあ、当然といえば当然の結果である。うめだ文楽は国立文楽劇場と違って字幕は出ないので、わかりにくいという一面もある。

その後、静御前の人形を操りながら吉田簑紫郎、吉田簑太郎、桐竹勘次郎が登場し、トークを行う。吉田簑紫郎は今年42歳にして芸歴30年だそうだが、13歳の時に文楽を観たのがきっかけで人形に興味を持ち、楽屋に遊びに行くようになって、そのまま弟子入りとなったそうだ。吉田簑太郎は父も祖父も文楽の人形遣いであったため、高校生の頃には「自分もそうなるんだろう」と思っていたそうである。桐竹勘次郎は比較的遅く、大学生の時に授業の単位欲しさに観に行った文楽に惹かれてしまい、そのまま学生生活と平行して文楽の技芸員になるための見習いを始め、大学卒業後に本格的に文楽技芸員の世界に飛び込んだという。
国立文楽劇場には研修所があるため、そこ経由で来る人と弟子入りで来る人の二通りがあるそうだ。嘉門達夫は、「吉本でいってみれば、巨人師匠に弟子入りするか、NSC入るか」と例えていた。研修所に入ると、2年ある課程のうちの1年は、太夫、三味線、人形遣いの全てを学ぶ必要があるが、弟子入りだと一本で行けるそうである。ただどちらが良いかは人によるという。

人形遣いは、まず足遣いから始めて10年、左遣いに10年から15年掛かるそうである。だが簑紫郎は、「入門から21年間ずっと足遣いで、これは騙されたと。ただ自分は中学しか卒業していないので、潰しが利かない。だからこれをやるしかない」と腹をくくったそうである。また全員が主遣いになれるわけではなく、うだつが上がらないままに終わる人もいるそうである。

諸國沙代子が、「笑いたくなるときなんてないんですか?」と聞くと、簑紫郎は、「聞かないで下さい」と言う。実は下で介錯をしている人が、笑わせようとして変なものを出してくる場合があるそうだ。だが、人形遣いは何があっても動じてはいけないため、笑った方が悪いということになるそうである。

トークのラストでは、嘉門の代表曲である「鼻から牛乳」に合わせて、静御前の人形に動いて貰った。
なお、昨年、関西テレビの回のうめだ文楽トークゲストとして登場した兵動大樹は演目は観ずに帰ってしまったそうだが、嘉門達夫はちゃんと観劇していた。


「義経千本桜」より河連法眼館の段。字幕はないがその代わり、河連法眼館の段に至るまでの「義経千本桜」のあらすじがCG映像で説明された。
太夫は豊竹希太夫。三味線は鶴澤寛太郎と鶴澤燕二郎。出演は、吉田幸助(佐藤忠信、狐、狐忠信)、吉田簑紫郎(静御前)、吉田玉勢(源義経)、吉田簑太郎、桐竹勘介、吉田玉誉(よしだ・たまよ)、吉田簑之、吉田玉路(よしだ・たまみち)、桐竹紋吉(きりたけ・もんよし)、吉田玉延(よしだ・たまのぶ)、桐竹勘次郎、吉田玉彦ほか。

歌舞伎の河連法眼館の場は、狐忠信(源九郎狐。大和郡山市の源九郎稲荷神社に祀られている)の早替わりが見物であるが、文楽で狐忠信の主遣いを担当する吉田幸助も歌舞伎俳優と同等か、それ以上の早替わりを行う。人形を変えたり衣装を着脱させたりするだけでなく、自身の衣装の早替えも行う。主遣いの衣装の早替えは、春秋座で観た淡路文楽で観たことがあるが、それ以来である。
吉田幸助は顔を赤くしながらの熱演。障子を破ったり戸板返しを行うなど、想像力豊かな展開を見せる。

歌舞伎では猿之助の狐忠信が宙乗りで去るのだが、今回の文楽上演では、狐忠信が客席に降りてきて、中央通路を下手から上手へと移動し、ドライアイスの煙が漂う上手通路口から退場していった。

今回の公演ではカーテンコールがあり、狐忠信の主遣いを務めた吉田幸助がスピーチを行う。「ああ、しんど」と吉田幸助。歌舞伎の狐忠信も大変だが、文楽の狐忠信も激しく動きっぱなしの上に、移動距離も他の演目の人形より長く、早替えもあるということで、体力がないと務まらない役である。
吉田幸助は、「来月も国立文楽劇場の方で公演がございますが、19日だけお休みとさせて頂いております。19日にお越しになってもご覧いただけませんので、それだけはよろしくお願いいたします」とユーモアを込めて語っていた。

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2017年3月27日 (月)

しんらん交流館大谷ホール 山城地区同朋大会 節談説教「親鸞聖人御一代記」より

2017年3月11日 真宗大谷派東本願寺(真宗本廟) しんらん交流館大谷ホールにて

午後2時から、しんらん交流館にある大谷ホールで、節談(ふしだん)説教「親鸞聖人御一代記」よりを拝聴。大徳寺の東にある唯明寺の住職で、真宗大谷派山城第2組組長、元立命館常務理事である亀田晃巖(こうがん)による節談説教が行われる。節談説教は落語のルーツといわれ、江戸時代から昭和初期に掛けては積極的に行われたようだが、現在、真宗大谷派で行っているのは亀田晃巖のみであるようだ。山城地区同朋大会の中で行われるため、ポスターには「一般来聴歓迎」と書かれている。入場無料である。
以前、岡崎別院で亀田晃巖の節談説教を聞いたことがあり、内容はその時と同じである。

まず、真宗宗歌を皆で歌うのであるが、一応、真宗の歌はCDで買って聴いてはいるものの、伴奏が安っぽいので繰り返しては聴いていない。ということで歌えない。ただ音の進行は大概の楽曲においては決まっているので、適当に誤魔化すことも可能であり、そうした。

まず、関係者による挨拶があった後で、亀田晃巖による講義となるが、亀田は「講義なんてそんなものはしません」と言って、話を始める。今日はしんらん交流館に来る前に、以前に学校法人立命館の常務理事だったことから、立命館宇治高校に行ってきて挨拶もしたそうだが、その時とは「見える風景が違う」という話から始まる。若い人達は「前途洋々」「未来はこの手の中に」といった風で生き生きしているが、しんらん交流館大谷ホールにいる面々は、年を召した方が中心で、「老病死」の苦を十分に味わった人ばかりである。ただそういう方々も若者に「そう上手くはいかんよ」と教える必要があると亀田は語る。
東本願寺(現在の正式名称は真宗本廟)は、江戸時代に大火で4度も焼失している。徳川将軍家の保護を受けていたため、3度までは徳川将軍家が再建のための費用を負担してくれたが、4度目の大火は幕末の禁門の変による「どんどん焼け」によるもので、再建に取りかかろうとした時には徳川幕府の時代は終わっており、徳川将軍家そのものが亡くなっていた。ということで、門徒の協力によって再建された。亀田は「今、そんなことやろうと思っても出来ませんよ」と言う。今は熱心な門徒が減ってしまっている。

その後、節談説教についての説明。落語は新京極六角にある浄土宗西山深草派総本山誓願寺の安楽庵策伝が「醒睡笑」を表したのが始まりといわれ、安楽庵策伝という人はとにかく話の巧い人だったそうで、しかも話の最後に必ず落ちをつける(落ちをつけるので落語である)人だったそうだ。こうして落語の元となる節付説教と呼ばれるものが生まれ、真宗においては節談説教と呼ばれるようになる。ここから落語の他にも講談、説教浄瑠璃、説教節などが派生していく。
亀田晃巖の祖父である亀田千巖という人が節談説教の名人であり、元日と正月2日以外は説教師として日本中を飛び回っていて、追っかけがいるほどの大人気だったそうだ。
そして節談説教のために唯明寺が場所を移して再興され(東本願寺の近くにあったが、禁門の変で全焼。明治、大正を通して存在せず、昭和になって再興)、評判を聞きつけた小沢昭一や永六輔らが唯明寺にやって来て、小沢昭一は「節談説教」を覚えて録音し、レコードを残しているという。


休憩を挟んで、節談説教「親鸞聖人御一代記」より。亀田晃巖は高座に上がって語る。
まず「やむこをば預けて帰る旅の空 心はここに残しこそすれ」という和歌で入る。
京都へ帰ることを決めた親鸞。だが、親鸞を慕う関東の人達が京へと向かう親鸞の後をずっと付いてくる。次の村まで、次の村までと思うのだが、思い切れず、結局、箱根山まで付いてしまう。ここから先は関東ではない。ということで、親鸞も人々とお別れを言う。箱根山を下りたところで人々は「今生の別れ」とむせび泣く。そこで、親鸞は一番弟子の性信(しょうしん。性信坊という名で登場する)に関東に留まるよう告げる。親鸞は性信坊に道中仏を託し、「あの同行(どうぎょう。門徒のこと)の中から鬼の下に走る者が出ないよう、教えを貫くよう性信坊に伝える。涙ながらに関東に戻った性信は、関東での布教に励む。だが、その30年後、本尊である阿弥陀如来の顔が汗まみれになっているのを見て驚く。考えてみれば師の親鸞も齢すでに90。親鸞の身に何かあったに違いないと悟った性信は慌てて京に上るのだった。


最後は、「恩徳讃Ⅱ」を皆で歌って閉会となる。

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2017年3月21日 (火)

笑いの林(85) 「宮村優子×桜 稲垣早希プレゼンツ in 大阪!」

2017年3月4日 大阪・弁天町の世界館にて

JR弁天町駅から北へ。安治川沿いにある世界館という劇場で、「宮村優子×桜 稲垣早希プレゼンツ in 大阪!」の2回公演を観る。一帯は工業地帯で、それ以外のものはほとんどない。世界館も元々は倉庫だったものを改修し、入り口付近のファサードをお洒落にして、2004年に劇場としてオープンしている。プロレスの会場になってりしているようだ。
「宮村優子×桜 稲垣早希プレゼンツ」公演は今回が3回目。初回は昨年初めに、二人の出身地である神戸で行われ、2回目は東京で開催された。神戸公演では、みやみーこと宮村優子は旦那の悪口ばかり言っていたが、その後、離婚している。

第1部は正午開演の公演で、「みやむー&さきの部屋~お昼は楽しくおしゃべりの回」でトークショー。第2部が午後5時開演の公演で、「みやむー&さきの部屋~夜はわいわいゲームの回~」でゲームコーナーである。

第1部は、二人とも私服で登場。まずは早希ちゃんが、「3回目ですが、全部来ているという人」と聞く。結構いる。次いで、「今日が初めての人」と聞くとこれもまあまあいる。宮村優子が、「どうも宮村優子です」と自己紹介をし、早希ちゃんが、「それはみんな知ってます。知らないで来ている人がいたら頭おかしい」と突っ込む。

アスカのコスプレで来ている、早希ちゃん公演常連の女の子がいるのだが、早希ちゃんと宮村優子に発見して貰い、声を掛けられたので嬉し泣きしていた。

まずは「ババ抜きトーク」。二人とも相手に話して欲しい話題を5つ用意して紙に一枚ずつ書き、ババ抜きの要領で引いて、トークを行うというもの。
早希ちゃんが先攻で引く。お題は「ハマっているもの」。早希ちゃんはYouTubeにハマっているそうで、自身も公式YouTubeチャンネルを立ち上げて、有名YouTuberのHIKAKINさんを真似したサキキンというキャラクターを演じている。サキキンは極端なぶりっこ&ナルシストキャラなのだが、早希ちゃんを知らない視聴者から叩かれまくっているそうで、「ボケ、ブス、シネ!」と早希ちゃん曰く「覚えやすい」暴言で罵られているそうだ。アスカの子だと知っている人でも、「アスカじゃない時はこういう子なんだ」と思い込んで、「ぶりっこは嫌われますのでやめた方がいいですよ」と心配してメッセージを書き込んでいるという。
宮村優子は、いつも下に小さい文字で「本当に聞きたい質問」を書いており、「早希ちゃんの属性はSですか? Mですか?」と聞いている。宮村優子はずっと「自分はMだ」と思って生きてきたのだが、最近になって「あれ? Sじゃない?」と気づいたそうである。「早希ちゃんは、いじめるのが好き? いじめられるのが好き?」と聞かれた早希ちゃんは、「その言葉にゾクゾクしているのでMです」と言うも、「Mの女の方がモテる」とも言って、「一応M」ということにしておく。宮村優子は、「男性はMの方が多いらしい」と言っていたのが、そうなのか?
宮村優子が引いたのは、「最近、日本の焼きそばがおかしいので食べてみて」。カップ焼きそばの味が妙なことになっているそうで、昨年のクリスマスには「ショートケーキ味」、今年のバレンタインデーには「チョコレート味」、そして今は「納豆味」が出ているそうである。「ショートケーキ味」と「チョコレート味」は今は手に入りにくいそうで、わざわざ取り寄せたそうだ。
スタッフが、裏でカップ焼きそばを作っている間に、早希ちゃんに二つ目の質問、「何フェチですか?」。早希ちゃんは「首フェチ」だそうで、うなじを見るのが好きだそうである。男性が物を落として拾おうとして屈んだときに見える首の裏側をガン見するそうだ。女性のうなじが素敵なのはわかるのだが、男のうなじについてはよくわからん。「ホクロがあるとなおいい」と言っていたが、こちらはなんとなくわかる。南野陽子もホクロがなかったら魅力半減だろうし。泣きぼくろがチャームポイントという女性も多い。ついでに、「お風呂に入ったとき体のどこから洗いますか?」とも小さい字で聞いていた。
宮村優子は長風呂で1時間ぐらい入っており、体は洗わないそうである。彼女は現在もオーストラリア在住なのだが、オーストラリアのバスタブは浅くてすぐに冷めるのでずっとお湯を入れ続ける必要があるそうだ。子供二人も入れるので長くなるという。早希ちゃんが、「人妻」と言いかけて止め、宮村優子は「シングルマザー」と言った。

できあがったカップ焼きそばの試食。劇マズで、早希ちゃんは一口食べるのが精一杯だったが、みやむーは「まずくはない」と言って、全て一口以上食べていた。宮村優子は自分で、「バラエティーではおいしくないタイプ?」と言い、早希ちゃんも「ちょっとおかしいです」と言っていた。

宮村優子への質問2つ目は、「ハマっているもの」でかぶってしまう。みやみーはマンガが好きなのだが、オーストラリアでも買える電子書籍版は、以前は紙の書籍に比べると半年遅れで刊行されていたそうで、「ONE      PIECE」などは早く続きが読みたくなるため、日本に帰った際にまとめ買いしていたのだが、重いしかさばるので苦労していたという。だが、今は単行本と電子書籍がほぼリアルタイムで出るようになったそうだ。ちなみに宮村優子はアニメは見ないそうである。アニメを見ていると、声優さんがスタジオで今どんな作業をしているのか、スタッフがどう工夫しているのかがわかって映像が浮かんでしまうため、集中できないそうである。一種の職業病である。
なお、宮村優子が遠山和葉役で出演している「名探偵コナン」の最新映画が来月公開されるそうである。

早希ちゃんへの3つ目の質問。「他の芸人との関係」。後輩芸人の堀川絵美が「エヴァンゲリオン」もろくに見たこともないのに、綾波レイならぬデブ波レイをネタでやっているのだが、「知れ渡る前にやめさせます」と言う。吉本の女芸人は毎年ひな祭りの日に、今いくよ・くるよ師匠が開催するひな祭り会を開いているそうで、いくよ師匠が他界してからは、くるよ師匠一人が主催しているという。そこで、シルク師匠から、「癌にならない食事法」を伝授されたそうで、3つのものを避けると良いと言われたのだが、宮村優子が3つとも当ててしまったため(よく知られている種類のものである)「あれ? 私だけ知らんかったんかな? 結構みんな、『おー!』て言ってたのに」と訝しむ。まあ、フードファディズムになりかねないので信じるかどうかは自分で決めるしかない。
川絵美はまだ芸歴が浅いので、まだくるよ師匠に存在を知られておらず、ひな祭り会に呼ばれたことはないそうである。早希ちゃんは「(「くるよ師匠に)知られる前に(レイを)やめさせます」とも言う。

USJのエヴァンゲリオンに行ったことがあるかどうかという質問もある。みやみーは昨日、USJに行ってエヴァを体験してきたそうだ。早希ちゃんもみやみーに「一緒に行こう」と誘われたのだが、営業の仕事が1本入っていて行けなかったという。やはり職業病が出て、アスカのセリフが聞こえるとアスカモードになってしまい、ついセリフを口にしてしまうそうで、隣のお客さんは双方向からアスカの声がするため、「???」状態になっていたという。ちなみに、USJでは宮村優子本人だとは気がつかれなかったそうで、エヴァグッズを3つ買ったのだが、「『エヴァンゲリオン』、お好きなんですね」と笑顔で言われたとのこと。まさか本物の声優が目の前にいるとは誰も思うまい。

ここで、ラスト。「好きなタイプは?」を無理矢理「好きなたこ焼きのタイプは?」に変えて、舞台上にたこ焼き器が置かれ、タコではない具を入れたたこ焼き作りが始まる。宮村優子が「音楽はないのかな?」と言ったためBGMがかかるが、音源を用意していなかったため、たこ焼き作りには不似合いなビーチボーイズの「サーフィンU・S・A」が流れていた。
「よっちゃんイカ」、「サクランボ」、「グミ」(以上、みやむー持ち込み)、「ミニトマト」、「フリスク」、「グミ」(以上、早希ちゃん持ち込み)を入れたたこ焼き。当然、美味しくなるはずはないのだが、宮村優子は「まずいけど平気」だそうである。
ラストと言いつつ焼いている間に、宮村優子が質問に答えることになった。「これまでで一番笑ったことは?」。宮村優子はお笑い好きだそうで、和牛や銀シャリがお気に入りだという。大阪吉本と東京吉本の芸人についてであるが、テレビを見ていても東京の芸人なのか大阪の芸人なのかは意識せず、大阪で見ていた芸人が東京のお笑い番組で見ないのに気づいて、「ああ、大阪の芸人さんだったんだ」と思う程度だそうだ。
ちなみにアニメ芸人は大半が東京在住で、大阪にいるのは早希ちゃんと南斗水鳥拳のレイ(がっき~)だけだそうである。「レイ違い」だそうだ。なお、二人とも苗字は稲垣である。


第2部までの間、時間を潰さねばならないのだが、弁天町というのは本当にオーク200しか行く場所がない。取り敢えずオーク200にあるカフェで昼食を食べ(カサブランカという店名なのに、ギリシャのミコノス島の絵が飾ってあるという、コンセプトのよくわからない店であった)、書店やら映画のポスターが飾ってあるコーナーやらを見て回る。弁天町付近も少し歩いてみたのだが、「危険」という感じはしないものの、「夜はまずそうだ」という雰囲気がある。よく似た雰囲気の他の場所は思いつかないが、敢えて挙げるなら西池袋に少しだけ近いかも知れない。

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2017年3月 2日 (木)

これまでに観た映画より(91) ヒッチコック9「農夫の妻」

2017年2月25日 新京極のMOVIX京都にて

アルフレッド・ヒッチコック監督のサイレント時代の映画全9本をイギリス国営映画協会が2012年に最新デジタルマスターで1コマずつ復元した映像で日本初上映しようというヒッチコック9。ヒッチコックのサイレント映画は日本では映画館で上映されたこと自体が少なく、日本初上映となる作品も多い。
今日観るヒッチコック9は、ラブコメディーである「農夫の妻」。1928年の作品である。
「ふしだらな女」同様、この映画も戯曲が原作であり、イーデン・フィルポッツの大ヒット舞台を映画化したものだという。ヒロイン役は、「リング」でもヒロインを務めたリリアン・ホール=デイヴィス。ミュージカル映画「雨に唄えば」では、サイレント映画のスターがトーキーの時代になって通用しなくなる様が描かれているが、このリリアン・ホール=デイヴィスもトーキーに対応出来ずに精神を病み、この映画が作られたわずか5年後の1933年にガス自殺を遂げている。享年35。

イギリス南西部の農村が舞台。ヒッチコックは実際にイギリス南西部のマインヘッド郊外でロケを行っているが、主人公の家はロンドン市内に作られたセットで撮影されている。
サミュエル・スウィートランド(ジェイムソン・トーマス)の妻が亡くなる。妻は遺言と「早く再婚して」というメッセージを残していた。ただし、結婚相手は誰が良いのかは書かれていない。そこでサミュエルは、家政婦のアラミンタ(リリアン・ホール=デイヴィス)と協力して結婚候補のリストを作る。リストの載ったのは4人。いずれもサミュエルに対してその気があるような気配を見せていた女性達だ。
だが、「一人で生きていける」、「結婚相手には考えられない」、「年齢が離れすぎていて考えられない」などという理由で断ってくる。
ヒットした舞台の映画化であり、求婚される女性の一人、サーザ・タッパーを演じたモード・ジルは舞台版でも同じ役を演じていたそうである。
大傑作というわけにはいかないだろうが、愛らしい作品であり、俳優達の表情の演技も巧みである。リリアン・ホール=デイヴィスだけが飛び抜けた美女で、他は普通のおばさんであり、最初から結末はわかってしまうのであるが、納得出来る終わり方をするため、予定調和であるがハッピーエンドと感じられる。
気が変わってサミュエルと結婚する気満々でいたメアリー・ハーン役のオルガ・スレイドの錯乱を表す演技も面白い。

今日も英語の字幕の日本語訳を大野裕之が読み上げ、古後公隆がキーボードとチェロによる即興伴奏を生演奏した。


今日は映画監督を迎えたアフタートークがある。ゲストは映画「淵に立つ」で、第69回カンヌ国際映画祭・ある視点部門審査員賞を受賞した深田晃司(ふかだ・こうじ)監督。ヒッチコック9のディレクターである大野裕之と二人でトークを進める。深田は、ヒッチコック監督の「裏窓」という映画にサイレント映画の要素が見られると指摘する。「裏窓」では、足を骨折した主人公(ジェームズ・スチュアートが演じている)が裏窓から双眼鏡を使って向かいのアパートを眺めているうちに事件に巻き込まれるという展開をするのだが、向かいのアパートの住人達の仕草は見えるのに、声や音が聞こえてこないところがサイレント的であるという。
大野によるとヒッチコックはサイレント映画について、「最もピュアな映画の形」と形容していたそうで、サイレント映画こそが映像作品の究極形態の一つと考えていた節がある。
大野はチャップリン研究の専門家であるが、チャップリンもよく知られている通りトーキー映画に敵愾心のようなものを抱いており、「モダンタイムス」ではチャップリンは意味不明の言葉で歌ったことを挙げる。チャップリンがトーキーに本格的に乗り出すのは「自分の声でメッセージを伝えたかった」という理由で長大な演説シーンを盛り込んだ「独裁者」からである。
深田監督は、サイレント映画の中では、「イントレランス」、「裁かれたジャンヌ」、「ファウスト」が好きだそうである。サイレント時代には、英国には実は映画予算がなく、ドイツやアメリカの映画会社が資金潤沢だったそうで、ヒッチコックもアメリカの映画会社(のちのパラマウント)のロンドン撮影所に入社し、ドイツで最初の映画を撮っている。
チャップリンもバスター・キートンも喋る表情をしないサイレント映画を作っているが、「農夫の妻」では、声は聞こえないものの口は動いており、そこが他のサイレント映画の作家と違うところだと深田は指摘した。
また深田は、階段が効果的に使われていることについて述べ、左右だけでなく上下を有効に生かしていると語った。

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2017年2月 5日 (日)

楽興の時(13) ロームシアター京都オープン1周年記念イベント「Kyoto Gathering」

2017年1月31日 左京区岡崎の京都モダンテラスにて

午後6時から、ロームシアター京都パークパレス2階にある京都モダンテラスで、ロームシアター京都オープン1周年記念イベント「Kyoto Gathering」に参加する。写真、映画、音楽などの芸術を取り上げる催し。映画監督の林海象(京都造形芸術大学時代に見知った関係である)、女優の鶴田真由、DJ・作曲家&プロデューサーの沖野修也(おきの・しゅうや)らが参加する。バンド演奏は、Based on Kyoto.とNAOITO☆.Aの2組。


京都モダンテラスに入るのは初めてである。入ってすぐに林海象とバッタリ出会ったので挨拶。林さんは、「取材?」と聞く。取材ではないが、色々なものに接して取り入れようとしているのは事実である。林監督が「取材?」と聞いたのは、おそらく私が色々聞く性分だったからだと思われる。林監督にお目にかかるのは13年ぶりぐらいである。Facebookで繋がっているので、そう遠い感じはしなかったのだけれど。林監督は少し小さくなられたように見えた。林監督は元田中で「バー探偵」という店も経営されているのだが、私は酒が飲めないので行きようがない。

鶴田真由さんも普通にいる。舞台でお見かけした時には気がつかなかったのだが、小柄な方である。

芸術紹介のイベントなのだが、参加者は多くは賑やかに歓談しており、写真や映像をじっくり見ている人は余りいない。

沖野修也のDJタイムが1時間ほど続く。ジャズセッションの音楽が流れていたので、私もコードに合わせて口笛を吹いたりした。


午後7時過ぎから、まず、写真のイベントが行われる。スクリーンが降りており、そこに写真が投影される。
まずは、志津野雷(しづの・らい)による水の写真集『ON THE WATER』(青幻舎)からの映像。その他にバスク地方(フランスとスペインの境にある地域。著名な出身者にモーリス・ラヴェルなど)の男性などの写真もある。
 
鶴田真由は、「今日、新幹線で来たんですけど、富士山が見えたので、写真を撮ろうと思ったら(撮っている間に)すぐ終わってしまって」と言って、写真を撮る時も「撮るよりまず見る」ことが大切だというようなことを語っていた。
 
アラーキーこと荒木経惟の最新作も投影される。荒木経惟は近年は病気のため、自宅から出ることもままならないそうだが、自宅にオブジェを置いて、それを撮ることで活動を続けているという。


続いて映画のイベント。まず、鶴田真由が監督したドキュメンタリー映画の予告編3本が流される。それぞれ、日本の伝統工芸である染め物、石垣島の女性、アイヌの人々の姿を収めている。
鶴田真由は、「現代に生きることに慣れてしまって、他の部分が弱っているような気がする」と語る。ポール・ボウルズ原作、ベルナルド・ベルトリッチ監督の「シェルタリング・スカイ」にも繋がる考え方である。

林海象監督は、日本映画は京都が発祥の地であることを述べ、牧野省三が日本各地を巡回上映していたと語る。更に京都モダンテラスのある左京区岡崎について、「夜に来るところじゃない」と語る。左京区岡崎は白河上皇の時代に、京・白河と並び称された白河の地である。六勝寺という、6つの「勝」の寺の入る寺院がかつては建ち並んでいた。今でも岡崎は平安神宮を始めとする神道、金戒光明寺や真宗大谷派岡崎別院などの寺院、更には新宗教の施設も多い宗教地域でもある。
林監督によると、「今でも祇園の石塀小路なんかに行くと、新選組の幽霊が出るといわれている」と語る。ただ、「一番会いたい人って、もういない人じゃない」とも言う。野田秀樹の「パンドラの鐘」にも、「(亡くなった知り合いに会ったら、退きながら嫌悪の)おお! ではなくて(手を取って喜びの)おお!」だろうというセリフを書いている。映画の宗教的側面である。村上春樹もエッセイでそうしたことを書いている。なんだか人の意見ばかり引用しているようだけれど。
林監督は、下鴨神社で映写会も行っているという。「神様は映画知らないから(映画が出来たのは100年ちょっと前に過ぎないという意味)」ということで、映画を神事として奉納したのだという。下鴨神社の関係者も喜んで協力してくれたそうだ。

林監督の映画「BOLT」の予告編が流れた後で、同じく林監督による短編映画「GOOD YEAR」が上映される。上映時間は23分である。出演は、永瀬正敏と月船さららの二人。子役二人も登場するが重要な役ではない。2014年12月24日の山形が舞台。永瀬正敏演じる男は零細工場を営んでる。その工場には「幽霊が出る」という噂や「水槽には人魚がいる」などという噂がある。
品川ナンバーの車に乗った女(月船さらら)が、雪道でハンドルを取られ、零細工場のそばに突っ込む。男は女を助け、工場内に運ぶ。シューベルトの「アヴェ・マリア」の音に気づいて女は目覚める。女は自分の名前を「あべ・まりあ」だと告げる……。

林監督が、山形にある東北芸術工科大学(京都造形芸術大学の姉妹校)の教授を務めているということもあって、雪の山形で撮られた映画である。東北ということで東日本大震災にも触れている。

私が、ちょうど今取り組んでいる戯曲に少し重なる部分もある。
ラストはバンドタイム。ノリノリである。Based on Kyoto.もNAOITO☆.Aも変拍子の多い曲を奏でる(4分の4拍子の曲もある)。空いたスペースでは人々が踊り、一昔前のディスコ(クラブよりもディスコだろうな)のようになっていて楽しい。私も拍を取りながら動いた。

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2016年5月23日 (月)

笑いの林(68) 「天津・向と桜 稲垣早希のここだけの話……密室話」

2016年4月19日 大阪・道頓堀のMILULARIにて

午後10時開演という途轍もなく遅い時間帯に行われる公演を観る。大阪・道頓堀(千日前と書いた方が正確かも知れない)に今年の4月に出来たばかりのライブハウスMILULARIでの公演である。
「天津・向と桜 稲垣のここだけの話……密室話」というトークイベント。約1時間のイベントであるが、「密室話」とタイトルにあるように、「一切外に出さないで欲しい」という話をするコーナーも設けられている(一部を除いてそう大した内容ではなかったが)。

MILULARIは比較的小さな小屋で、40人も入ればギュウギュウになってしまう。そのためチケットよしもとで「稲垣早希」と打ってもヒットせず、告知はほぼ早希ちゃんのブログのみで行われた。
というわけで早希ちゃんの熱心なファン(だけ)が詰めかけている。ちなみに、当日券は立ち見席のみだったようだが、天津・向も早希ちゃんも気を遣って、空いている席に座るよう促した。

天津・向は青、緑、黒の模様の入り組んだ上着(向の衣装を書いても喜ぶ人がいるとは思えないが)、早希ちゃんはツインテールにして、麦わら系の帽子を被り、ボーダーのシャツに水色と白が交互に来るジャンパー、デニム地のサスペンダーミニワンピースという衣装である。みぞおちの近くに「おそ松さん」の十四松の缶バッチを付けている。早希ちゃんは「十四松」推しだそうである。

舞台上手に向が、下手に早希ちゃんが座る。

天津・向と早希ちゃんのコンビは「GTTF(Go To The Futureの略らしい)」に始まり、ムカサキと名前を変えて活動。早希ちゃんヴォーカルのCDなども出しているが、向と早希ちゃん二人でやるイベントは久しぶりだそうである。二人とも劇団アニメ座の座員なので、他の芸人も混じっての仕事は多いようだが。

ちなみに早希ちゃんは、「新生紀ドラゴゲリオンZ」でもやっていたが、物忘れが激しいというので、脳外科を受診し、脳ドックを受けたという。「脳外科」という言葉が出た時点で向は「アウトでしょ」というとが、早希ちゃんのお婆ちゃんがアルツハイマーで苦しんだそうで、「遺伝したらどうしよう」と早希ちゃんは心配になったらしい。京都駅近くの病院とよそで発言してたので、T病院での検査だったと思われるが、結果としては「アルツハイマーは遺伝することはありません」ということで異常なしで(32歳で異常があったらその方が怖いが)、コース立方体組み合わせテスト(簡易知能検査)でもIQ=120と高IQであったが、「稲垣さんの頭は、余り使われていません」と言われてしまったそうである。「(脳ドックに)5万7千円払って、結果は『ただのアホ』でした」と早希ちゃんは芸人としては美味しそうに言う。ちなみに早希ちゃんは高校時代から女優になりたくて、小さな芸能事務所に所属してタレントの卵のようなことをしており、レッスン代を稼ぐためにレジ打ちのバイトをしていたが、その疲れもあって授業中は居眠りばかりしていたそうで、更新したばかりのブログでも「私の高校生の思い出は バイトして受験中(ママ。授業中だと思われる)はずーーーーーーっと寝てて、起きてお弁当食べてまた寝てたっていう最高の思い出のみです」と書いている。これで勉強が出来たら逆に凄い。


なお、向の相方で、「エロ詩吟」で一世を風靡した天津・木村卓寛は、現在ではエロ詩吟が流行らないため、時給1000円のレンタルおじさんをやっているという。時給は高いとはいえないが、人とコミュニケーションを取ることが木村には合うらしい。更にもう一つバイトをやっている。以前はテレホンアポイントメントのアルバイトをしていたが、今度は大型自動車免許を取得してロケバスの運転手も出来るようになったらしい。ちなみに実際に芸人さんを乗せたロケバスの運転手をやったこともあるそうだが、正体を隠したままであり、バレないよう帽子を目深に被っていたという。
向は、「もう芸人から手を引き始めたな」と木村の行動について語る。

早希ちゃんの相方であった増田倫子さんもまずはカフェを始め、早希ちゃんは「あれ、この子、芸人辞めるんちゃう?」と思ったそうだが、実際に芸人を辞め、ティラピスのインストラクターとなり、今はティラピス関連の会社の取締役社長だそうで、早希ちゃんに言わせると「笑っちゃうほど順調」だそうである。

天津も木村が売れていた頃は二人の仲が最悪に近かったらしいが(その頃、まだ早希ちゃんは駆け出しで、天津が出ているラジオ番組のアシスタントをしていた)今は関係が良好になったそうである。早希ちゃんと増田倫子さんもコンビだった頃は会えば仕事の話しかしなかったが、今はそれぞれのプライベートについて話したりするので、仲が良くなったそうである。


ベジータこと、R藤本の話になる。早希ちゃんは藤本と「ドラゴゲリオンZ」というユニット(コンビではないらしい)でニコニコ生放送の番組を持っているが、R藤本については「よくわからない」という。ベジータの格好をしているのはテレビカメラの前や舞台の上だけで、その他の場、例えばヨシモト∞ホールの出待ちの前をタクシーで抜ける20秒ほどの間でさえ、そのために背広に着替えるという。それでいて乗り物酔いが酷く、30分も車で走ると「うー」という状態になってしまうそうだ。


今度は自分がそうだと思うマンガのタイトルを挙げて、相手と一致すればクリアというもの。
「まず、号泣必至のマンガ」として、早希ちゃんは「ばらかもん」を挙げるが、向は「あの花」と書いて「あの花の名前を僕達はまだ知らない」を推す。ただ早希ちゃんにいわせると、「あの花」は「死」がテーマになっていて、「死が一番悲しいのは当たり前」であるため「結果として使い回しになっている」と厳しい。


「向が二番目に好きな漫画は?」で、向は「きんぎょ注意報」と書き、早希ちゃんも同じ答えであったのだが、「きんぎょ注意法」と漢字を間違え、向に「どんな法律?」と突っ込まれていた。

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2016年2月18日 (木)

笑いの林(62) 宮村優子×桜 稲垣早希プレゼンツ! 「さきの部屋~あんた、バカ!?って言われたい~」&「みやむーの部屋~結婚観など語りつつも新しいネタさがしてこ!~」

2016年1月30日 神戸ラピスホールにて

神戸へ。宮村優子×桜 稲垣早希プレゼンツ公演を観るためである。
会場となる神戸ラピスホールは、調べてみると、楠木正成の菩提寺である広厳寺(楠寺)が本堂を新たに建て、講堂を多目的スペースとしたものだという。竣工は2014年とまだ新しい。クラシックの室内楽公演がやはり多く行われているようだ。
   
大倉喜八郎の別荘跡地という大倉山の一角に神戸ラピスホールはある。


今回の公演は、午前11時30分開演の「さきの部屋~あんた、バカ!?って言われたい~」と午後4時30分開演の「みやむーの部屋~結婚観など語りつつも新しいネタさがしてこ!~」の2つの公演からなる。

様々な特典があり、二人とチェキが撮れるというものもあったが、「俺が入ったら画が台無しだし」と思いつつも、並んでいるうちに買わざるを得ない状況と空気になってしまい、結局、チェキ撮影券を購入してしまった。第1部終了後にチェキタイムがあり、向かって左から早希ちゃん、真ん中に私、右に宮村優子さん(愛称:みやむー)という構図で撮って貰ったのだが、美女二人は良いが真ん中の男(つまり私)は邪魔でしかない。ということで、第二部の前にもチェキ購入時間が設けられていたが、買うことはなかった。

「さきの部屋~あんた、バカ!?って言われたい~」では、早希ちゃんがまずアスカのコスプレをして登場。続いて宮村優子がアスカのプラグスーツに赤色のスタジアムジャンパー、帽子に黒い片目眼帯という、新劇場版「ヱヴァンゲリヲン」の式波・アスカ・ラングレーをイメージした衣装で登場。早希ちゃんはテレビシリーズの惣流・アスカ・ラングレーでアスカコラボレーションにしたかったらしい。
二人の楽屋は一緒だったそうで、楽屋で沢山お喋りをしてしまったため、ステージで話す内容が減ってしまったかも知れないという。
ちなみに早希ちゃんもみやむーも神戸市出身だそうである。

早希ちゃんは、「この公演のために、今朝5時から並んでいる猛者もいたそうです」と語るが、早希ちゃんのことなので、R藤本に注意されたことがあるにも関わらず「猛者」を「もうじゃ」と読んでいた。もっとも、修正能力が高ければクイズも今よりは得意になっているはずだが。

宮村優子は早希ちゃんの憧れの人であるため、早希ちゃんは「ギリギリで頑張っております。今後、失神、失禁などが起こらないとも限りません」ということで、構成作家の長澤さん(おそらく長澤喜稔だと思われる)をMCに指名する。

まず早希ちゃんが年齢より若く見られるということに始まり、この間、タクシーに乗った際、老年の男性運転手から「今日は若い子を乗せることが出来てラッキーだ」と言われ、飴ちゃんを貰ったりサービスして貰ったのだが、申し訳なく思った早希ちゃんが「あのー、私、32歳なんです」と打ち明けたところ、「へー」という反応で、そこから気まずい空気が漂い始めてしまったそうである。
次いで、早希ちゃんが猫を飼っているという話になるのだが、「30歳を超えて猫を飼ったら終わり!」と以前、他の芸人に言われていた通りのことを言う。猫中心の生活になってしまい、外出している時もモニターで猫が今何をしているのかをチェックするようにしているらしい。ちなみに早希ちゃんの飼っている猫は壁に向かってジャンプを繰り返しているそうである。

それから、「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングテーマである「残酷な天使のテーゼ」を二人で歌ったのだが、宮村優子は歌詞を見ながらの歌唱である。
最初のコーナーは、サイコロトークという、どこから見ても「ごきげんよう」でやられていたものと同じ要領のトークが行われるのだが、早希ちゃんもみやむーも長澤さんも、「今まで見たことない」「画期的」ととぼける。
早希ちゃんがサイコロを転がし、「あんた、バカ!?って言いたい」と出す。
早希ちゃんは、「ヨーロッパ横断ブログ旅」の際、ディレクターが替わったのだが(親玉ディレクターがプロデューサーの昇格したため。早希ちゃんは「昇格」を「就職」と間違えて、すぐさまみやむーに突っ込まれていた)、2代目同伴ディレクター(早希ちゃんよりも年下であり、チャラDと呼ばれていた)は学生時代バックパッカーをしていたような人で外国語は出来るそうだが、ポルトガルで早希ちゃんが蟹料理のコメントをした時に、「それじゃ全然伝わりません」と駄目出ししてきたそうである。早希ちゃんは「タラバガニにしてはプリプリしていてマツバガニにしては繊細で」という風に纏めようとしていたのだが、チャラDはOKを出さなかったそうで、早希ちゃんもキレて、「じゃあ、あんたがやってみなさいよ。それが良かったら私もそれでやるから」という言葉を投げつけ、チャラDにやらせてみたところ、チャラDは、「これはキングクラブのような味で」とコメントしたという。そして早希ちゃんが大阪に帰ってきて、「キングクラブ」を調べたところ、タラバガニを英語で言っただけだったという、あんたバカぁ~?!
ちなみに早希ちゃんはネタでおばあちゃん相手に、「あんたバカぁ~?!」と言ったところ、「あんたより賢い」と返されたそうだ。

チャラDが更に「辛かったこと」という出目の話でも登場する。「ヨーロッパ横断ブログ旅」の序盤でサイコロを振るためのどんぶりを割ってしまった早希ちゃんは、イタリアのヴェネチアで当地在住の日本人ガラス工芸作家が作った赤いグラスをサイコロを振るどんぶりの代わりに購入した。世界に一つだけの大切なものだったのだが、チャラDがサイコロの出目が怪しいというので、「ちょっと遠くから放って貰っていいですか?」と要求。早希ちゃんはいつもより遠くからグラスに向かってサイコロを投げたのだが、勢いが付いたためグラスが割れてしまい、早希ちゃんはショックの余り大泣き。チャラDは、まさか早希ちゃんが泣くとは思っていなかったため、カメラを地面に置いて、「早希さん、大丈夫ですか?」と駆け寄ってきたそうなのだが、これまでの「ロケみつ」を見ていて、「泣いたときは良い映像になる」と知っていた早希ちゃんは泣きながらも手で「(カメラを)回して回して」と指示していたという。ちなみに親玉は絶対に絵になる画像は逃さなかったそうである。
チャラDは今は関西では有名な情報番組のディレクターをしているという。

みやむーの「辛かったこと」であるが、みやむーは今はオーストラリア在住なのだが、英語が死ぬほど嫌いで、少しでも日本語に触れたくて日本語講師の免許を取ったという。一方で、みやむーの旦那さんは、みやむー曰く「頭まで筋肉という人。脳筋」だそうだが、新たな可能性を探るために大学に通い始めたのだという。その間の生活費から何から全て宮村優子が負担していたのだが、その大学というのがサーカスの大学で(オーストラリアにはそんなものがあるらしい)、3年の課程を経て卒業し、サーカスで1年働いた後で、「俺、サーカスに向いてない辞める」と言われ、その時はショックで寝込んだそうである。

みやむーの「あんた、バカ!?」話であるが、みやむーはこれまでずっとパスポートの職業欄を「Mother」にして来たという。しかし、「Mother」が日本とオーストラリアを何度も往復していたのではおかしいと怪しまれそうだったので、正式に「ボイスアクター(声優)」と書いたという。そうしたところ、オーストラリアの空港で、「Are You Voice Acter?」と聞かれ、何かセリフ喋ってみろと言われたので、「あんたバカぁ~?!」というアスカの口癖を話し、意味も「Are You Stupid?」と訳したところ、空気がぎくしゃくし始めたそうである。

「恋愛話」に関しては、早希ちゃんのタイプは「年上」で「アホじゃない人」だそうだが、そんな男、五万どころが数百万単位でいる。


チェキタイムで自分の撮影が終わった後も長澤さんの喋りを聞いたりしながら過ごし、いったん、神戸ラピスホールを後にする。


    
午後4時30分開演の「みやむーの部屋~結婚観など語りつつも新しいネタをさがしてこ!~」
第1部とは立ち位置が交代。第1部は早希ちゃんが舞台上手にいたが、第2部ではみやむーが舞台上手にいる。椅子2脚は変わらないが、中央にテーブルが用意されており、日本酒の瓶が置かれている。
みやむーが登場。彼女の説明によると、日本酒が好きだという自分のために早希ちゃんが高島屋で日本酒を買ってきてプレゼントしてくれたのだという。「鶴亀」という日本酒で、みやむーは「じゃあ、これを飲みながらやりましょう」と言う。

みやむーは「お昼の公演を観ていない人のために説明しないと」と言いだし、早希ちゃんは「まさかおっぱいが出るなんて」とボケ、みやむーも「まさか早希ちゃんの生着替えが見られるなんて」と悪ノリする。
みやむーは、「早希ちゃん、嫌いな人いる? 『こ』で始まって『り』で終わる人の話でもすれば?」と唆し、早希ちゃんは小泉エリの悪口を言う(どんどん太ってきてる。太ってくるとマジシャンとして説得力がなくなるから痩せろと言っているのに。大相撲が好きだから力士と比べてまだ痩せてると勘違いしているのではないか、というような内容)。一方でみやむーは「嫌いな人? いないなあ」とそらっとぼける。

早希ちゃんの恋愛観について更に掘り下げるみやむー。ちなみにみやむーは「もっと考えて結婚すれば良かった」と発言し「今の爆弾です。Yahoo!のトップに載ります」と早希ちゃんを慌てさせる。年上のアホじゃない人が好きだという早希ちゃん(早希ちゃんは自覚があるかどうかはわからないがファザコンでブラコンである)。みやむーはその他の条件を聞くのだが、収入に関しては「別々に使いたいので、自分の分は自分で稼いでいける人。ただ、借金がなければ良い」とも言う。そして「暴力を振るわない人」とも言うが、みやむーに、「ハードル低くない?」と聞かれる。早希ちゃんはもう一つ条件として、「食事を美味しく食べてくれる人でないと駄目」と挙げる。「自分は食べることが大好きなので、『食事? 何でも良い』という人は嫌なのだそうだ。だがここで「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督(偏食で有名)の話になる。夫人である安野モヨコが漫画『監督不行届き』で描いているようだが、それを読んだ早希ちゃんは、「(庵野監督は)かなりのクソ野郎ですねえ」と言う。ただ早希ちゃんによると庵野監督は天才なので許されるのだそうだ。
「本当に売れない芸人さんは年収5万円くらいじゃないの?」とみやむーが聞き、早希ちゃんは「本当にそんな感じです」と答える。奥さんに食べさせて貰っているか、奥さんのご両親に理解があるというケースが多いらしい。ここでみやむーが「Sなの? Mなの?」と突然聞く。宮村優子は突然豹変することがあるらしい。早希ちゃんは、「Kinki Kidsです。『愛されるよりも愛したい』」と答え、「告白なんかも結構、自分からします」と続ける。前にも紹介したが、早希ちゃんが告白したところ、「半年待ってくれ。半年待ってもまだ好きだったらもう一度告白してくれ」という男がいたという。早希ちゃんは毎日カレンダーに×を付けながら半年経つのを待ったが半年後に告白したところ、相手の男性にはもう彼女がいたという。半年前にももう彼女はいたそうだ。

ここでサイコロトークになるのだが、サイコロを振るのは早希ちゃんだけ、しかも出目は全て罰ゲーム級という、みやむーのS度丸出しの企画である。

まずは「漢字テスト」。漢字検定(漢剣。本社は京都。評判は……、お察し下さい)の1級から10級まである中で何級からの出題がいいかをみやみーは聞く。早希ちゃんは迷うことなく10級を選ぶが、出された問題は、「『あきかん』を漢字で書きなさい」。比較的易しい問題であるが、10級しては高度な方かも知れない。早希ちゃんは、「それ6級の問題でしょ」と文句を言いながら書くが、「空き」は合っていたものの、「かん」が滅茶苦茶な漢字だったそうである。客席からはよく見えなかったのだが、みやみーは早希ちゃんが書いた字をツイッターに勝手にアップロードしてしまう。

「ものまね」では、宮村優子が声優をやっている「名探偵コナン」の遠山和葉の物真似を披露した早希ちゃんだが、本人を目の前にして物真似をするのは「一番恥ずかしかった」そうである。
ちなみに、早希ちゃんとみやむーはLINEのアドレスを交換したそうである。早希ちゃんは「ベッキーのようにならないと良いんですが」とも言う。これまではみやむーが早希ちゃんに連絡先を聞いても、早希ちゃんは「いや、畏れ多いです」と教えてくれなかったそうだ。
早希ちゃんは二人でUSJに生きましょうと提案。USJには「エヴァンゲリオン」のパビリオンもあるのだが、みやむーは「それ、私、(声優)やってない。私が把握してないのにやられてるアスカ、ひょっとして早希ちゃんなんじゃないの?」と言う。「早希ちゃんは、私がやってもすぐにバレますし、つまみ出されます!」と否定する。
みやむーは、「栗田貫一方式で行こうか」とバトンタッチを提案するが、早希ちゃんは「まだ亡くなってないじゃないですか。長生きして下さい。100歳まで生きて下さい」という。

早希ちゃんは、アスカの他にレイやシンジの物真似も出来るというので、みやむーのアスカ、早希ちゃんのレイとシンジで、「エヴァ」名シーンの再現をすることにする。みやむーは「私、アスカに似てるってよく言われるの(だって本人だもん)」と得意気。「エヴァ」に詳しいお客さんのリクエストで、第十二使途レリエルにシンジが呑み込まれる場面を再現する。ちなみにみやむーはセリフを完全に忘れていたが、早希ちゃんは全て覚えていた。みやむーが早希ちゃんが書く原稿を覗き込み、「『独断専行』とか難しい漢字書けるんじゃない!」と関心する。「エヴァに出てくるものは書けるんです」と早希ちゃん。アスカのセリフが長いのだが、ラストに特別に「早希、愛してるよ」と入れて貰う。みやむーに言われた早希ちゃんは本当に嬉しそうで、「これはもう失禁です」と例えをいれる(ちょっと下品ですがあくまで例えで言ったことですので)。

ちなみに他のエヴァの俳優である林原めぐみや緒方恵美の話も出る。緒方恵美は早希ちゃんの単独ライブに招待されたこともあるという。「私、招待されてなーい」と愚痴るみやむーであったが、緒方恵美の場合は、アニメ芸人であり早希ちゃんと共演したこともあるはりけ~んず・前田がサプライズで招待したもので、終演後、楽屋に挨拶に来られるまで、早希ちゃんは緒方恵美が客席にいることを知らなかったという。ちなみにその日、早希ちゃんはシンジのネタもやっていたそうだ。
早希ちゃんは、「宮村さんが来れる(ママ)時期に、単独ライブやります。日本に来るって聞いたらすぐにやります」と宣言する。

「セリフ」では、恥ずかしいセリフを早希ちゃんに言わせるというもの。「駄目、私、そんな大きいの入らない。そんな大きいなすび食べれない(ママ)」というものなのだが、早希ちゃんがライトエロで読んだ後、みやむーは本気で読もうとしたため、「駄目です、駄目です。みやむーが穢れる」と早希ちゃんに止められる。

「恥ずかしい話」であるが、一度はWikipediaにも載せられた「お婆ちゃんの悩みみたい」な症状に早希ちゃんは悩んでいるそうである。訓練すれば治りそうなものだが。専門家の助言は必要かな。

最後は「即興歌」。みやむーが用意したタイトルか歌詞かどちらかを選び、早希ちゃんが即興で歌にするというもの。
「憧れの人にようやく出会える 私朝から心臓バクバク(中略) I Love みやむー、I Love アスカ、I Love 神戸」というような歌詞の歌だった。

第2部も終演後にチェキ撮影会。私自身は参加しなかったが、撮影風景の見られる席だったので(正面にはセパレーションがあるが私は前から2列目下手端の席だった。ちなみに第1部は2列目ほぼ中央で観ている)様々な人が色々な要求でチェキを撮るのを見て楽しんでいた。早希ちゃんとのツーショット、みやみーとのツーショットもありで、2回目の人はどちらか一人だけを選択することも多かったが、私個人としては2回目だったとしてもどちらか片方だけ(私の場合は早希ちゃんだけということになるが)というのは心情的に無理である。

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2015年5月 9日 (土)

笑いの林(41) 「Dear Woman ~私達、結婚できる女になります!!~」

2015年4月23日 道頓堀ZAZA HOUSEにて

午後7時から、道頓堀ZAZA HOUSEで「Dear Woman ~私達、結婚できる女になります!!~」を観る。出演:桜 稲垣早希、宇都宮まき、小泉エリ、女と男・和田ちゃん、山本あきこ、尼神(あまこう)インター・誠子。MCは、スマイル・瀬戸。未婚のアラサー女芸人達が結婚について語る(?)というイベント。尼神インター・誠子だけ26歳とちょっと若いが、他の芸人は三十代前半である。

まず、MCのスマイル・瀬戸が出てきて、「出演するのが女芸人だけということで、顔ぶれを見ればわかる通り、舞台上が戦場のようになりますよ」と語る。また、「このイベント、一番嫌だったのは僕です」と言って笑いを取る。

女芸人達が一つずつ出てきて、理想のプロポーズの言葉を言う。エリさんは「エリ、お前の手品をずっと見ていたいんだ。一緒に結婚というミラクルを起こさないか」、和田ちゃんは言葉ではなく、「一緒にジグソーパズルをやって、完成すると『結婚しよう』という言葉が浮かぶ」、まきさんはタコの形態模写をして、「これ新しい物真似。結婚しよう」、早希ちゃんは、一緒にソファーに腰掛けているというシチュエーションで、「早希、お前と俺で人類補完計画を完成させよう」、山本あきこが「あきこ、お前はこれからも太り続けるだろう。更年期太りもあるかも知れない。でもそんなお前を愛し続ける自信がある」、誠子は二人でベッドで寝ているという設定で、「誠子、お前芸人なんか辞めて俺と結婚しろ!」というものであった。瀬戸は誠子に「設定なんなん? そんなこと言われたら引くわ」と言う。

ちなみに着座位置は、エリまき早希というグループでも活動していた3人が舞台上手(センターに近い方から、早希ちゃん、まきさん、エリさん)、他の3人が下手である(中央から和田ちゃん、山本あきこ、誠子)。上手が美形、下手がそれほどでもないという配置にきちんとわかれているようで、和田ちゃんは最初、上手に行こうとしたが、スタッフに下手に行くよう言われたという。

まきさんが、「Dear Woman」というタイトルがダサいと文句を付けるが、和田ちゃんが「それSMAP(シャンプーのCMにも使われた「Dear Woman」という歌を唄っている)に失礼」と言う。ちなみに、今日の企画は吉本が決めたもので、まきさんは本当は出たくなかったという。なお、この企画を立案した人は新しく出来た沖縄吉本に飛ばされて今は大阪にいないそうである。

エリまき早希の3人は3人では最近活動していないが(一昨年の秋に花園大学の学園祭に出たのが最後だと思う。私は花大でのステージは観ていないのだが)、まきさんが「あんまりやりたくない」と言ったそうで、和田ちゃんは「じゃあ、私が入ります。エリ早希和田でやりましょう」と吉本に提案したことがあったそうだが、社員さんから本気で「人気が落ちるので止めて下さい!」と言われたそうだ。

まずは、「結婚相手に求める条件」
エリさんは、「そっけない人」。素っ気ない人の方がミステリアスで惹かれるという。今までお付き合いして来た人は優しすぎる人が多く、「優しすぎる人は他の女の人にも優しい。絶対、浮気する。マメな人も浮気する」ので嫌だそうだ。下手側の芸人も同調するが、瀬戸から「ここ、居酒屋やない」、「何丁目やない(井戸端会議ではないという意味)」と駄目出しされる。

まきさんはストレートに「お金」。貧乏な家庭で育ったため、月給8万ぐらいの人(父親の月給がそれぐらいだったらしい)が相手となると、今でも一家6人を一人で養っているのに、養う人が増えてしまうので無理だという。ちなみに和田ちゃんのお父さんも月給8万円ぐらいの人だったそうで、ホームレスに間違われていたという。

早希ちゃんは、「アレルギーをもってない人」。実家では前に犬を、大阪に出てからは以前はハムスターを、今はインコを飼っている早希ちゃん。今後もペットを増やす予定なのでペットアレルギー体質の人とは結婚は無理。生まれてくる子供にもアレルギー体質が遺伝して欲しくない。どうしても結婚するなら別居して通い婚になるのだという。誠子が「そんなこと言ってるといつまで経っても結婚出来ないですよ」と言うと、早希ちゃんは「黙れ! ブス!」と怒り、誠子も「なんだとババア!」とやり返すが、早希ちゃんは「ババアであれだけコスプレが似合うなんて奇跡」と自慢する(?)

和田ちゃんは、「体に和ぼりが入ってない人」。「和ぼり」というのは「和彫り」のことで、和風の刺青である(今日出演している女芸人は、皆、漢字が苦手なので平仮名が多くなる)。ベッドに二人で寝ていて何している時に、般若の顔と目が合ったりしたら嫌だという。ただ、西洋のマスコットなどの刺青はOKだそうで、エリさんは「海や銭湯に行けないから嫌なんだと思った」そうだが、そうではないらしい。

山本あきこは、「うるさくない人」。お喋りな男は苦手らしい。

誠子は、「乳首せんたくバサミで引かない人」。誠子は今年に入ってから、乳首に洗濯ばさみを付けられ、引っ張られるというネタを20回もやっているというのだが(上にTシャツは羽織る)。なので、乳首洗濯ばさみをやっても紐を引いたりしない男が最低条件となるようである。

続いて、「結婚に近づくためにしている努力」。女子力アップなどといわれていることである。

山本あきこは、「イメージ」で、結婚することをイメージトレーニングしているのだという。ウエディングドレス姿も写真も撮ったと言い、舞台後方のスクリーンにその写真が映されるのだが、エリさんや瀬戸に「ゴリラやん!」とつっこまれる。早希ちゃんに、「普通はウェディングドレスを着ると綺麗に見えるのに、その逆を行く奇跡の1枚」と言われた山本は、「後でしばいたる」と言う。

まきさんは、「料理」であるが、スクリーンに映された料理は正直不味そう。少なくとも写真を見て美味しそうと思う人はいないと思われる。まきさんは「小料理屋を開きたい」とも語るが、周りから「その店、すぐ潰れる」と言われる。

エリさんは、「男の趣味」。趣味は二つあり、大相撲観戦は子供の頃からであるが、もう一つのバイクツーリングは男の趣味に合わせるために始めたらしい。270万円ほどのハーレーダビッドソンを150回払いで買い、バイク免許も取って(以前、エリさんが話していたが、バイクを買って自分を追い込み、それから教習所に通い始めたそうである)、ツーリング仲間も増えたというが、一緒に写真に写っているのは、エリさんの父親でマジシャンでもある横木ジョージ、オール巨人師匠、つばさ師匠とおじさんばかり。エリさんは、父親と同じぐらいの歳の人でもOKだという。

早希ちゃんは、「いつでも出会いと思う」。元相方の増田倫子さん(今はティラピス教室の運営などを行う会社の社長。芸能活動も続けていて、阪急百貨店梅田本店の8階ブースから放送するラジオのDJをやっており、私は一度ブースを見たことあるが、倫子さんは漫才をやっていた頃よりもずっと生き生きしているように見えた)から、「早希ちゃん、出会いがないんじゃないの。街ですれ違った人は早希ちゃんにとってはただのすれ違った人かも知れないけれど、それが私にとっては出会いなの」と言われたそうで、ちょっとしたことでも出会いだと思うことにしている」そうである。「舞台上にいる時は、出演者とお客さんで、恋愛の対象にはならないけど、色々巡り巡って出会いになるかも知れない」というようなことを語り、エリさんから、「ぶりっこした! 最初、お客さんは恋愛対象外と言ってから戻した!」と指摘されるも、「私は天然のぶりっこだからいいんです」と開き直り、ぶりっこポーズまでしてしまう。
なお、オンラインで戦う「ドラゴンクエスト」に嵌まっており、色々な人とチャットしたり、一緒にボスと闘ったりするのだが、共に闘った相手とは吊り橋効果のようなものが生じ、愛情のようなものを感じる時もあるそうだ。

和田ちゃんは、「和風のだし、ロングヘア」。和食の出汁の取り方を研究しており、写真に写った煮物は確かに美味しそうである。更に、ロングヘアの方が男受けが良いということで、ウィッグに挑戦したが、後ろを刈り上げているため、長い髪を付けようとしても一瞬で取れてしまうそうで、写真を撮るのに苦労したという。

誠子は、「男を引きつけるような仕草」ということで、アインシュタインの稲田の友人である飲食店(一般人なので、どんな店なのかは書かない方がいいだろう。別に変な店ではない)で働いているイケメンの男性に来て貰い。舞台上でちょっとした芝居をする。デートが終わって別れの時、誠子がおちゃらけて愛を打ち明けるが、相手はそれに応えて誠子を抱きしめるという展開。誠子は、「目を合わせてくれなかった」と男性に不満を述べる。
演技が終わった後で、瀬戸が男性に「正直、今日来ている芸人の中で一番タイプなのは?」と聞くと、男性は「誠子さん」と答え「抱きしめたのでドキドキしている」と続ける。早希ちゃんが、「ほら、吊り橋効果や」と言い、和田ちゃんは、「でも、そっち(上手側3人)の余裕凄かったよな。みんな自分が選ばれる気持ちで」と別のことを言う。瀬戸も、「こっち側(上手側)のエネルギー凄かったよ。こっち(下手側)は『どうせ私じゃないんでしょ』と緩かったけど」と続ける。

ここで1時間経過のブザーが鳴り、コーナーへと移る。

まず行われるのは、開演前の行った「今日出演する女芸人の中で一番結婚出来そうにないのは誰?」というアンケートの上位3名に対するアドバイスを他の女芸人がするというものなのだが、当該女芸人は大音量の音楽の掛かったヘッドホンをして、他の出演者が何を言っているのか聞き取れない状態にするということで、実質的には悪口大会になる。

3位は、16票獲得のエリさん。エリさんは「どうせ早希ちゃんファン(が投票したん)でしょう」と言う。理由は「料理が出来ない、酒好き」「人見知りが激しすぎる」などで、エリさんは「人見知りが激しすぎる」ことについては、「なんで私のことそんなに知ってるの?」と言う。ちなみに「酒好き」については、合コンをしたのは二十歳の時が最後と清純アピールを行う。

ヘッドホンを付けたエリさんは、付けた途端にすぐ放し、「こんなクラブで掛かっているような音楽聴かない」ということで音量調整。まず早希ちゃんがエリさんに「ブス」と言い、エリさんも口の動きを見て「今、『ブス』って言ったー!」と怒る。
早希ちゃんは、「エリさんは、私のことぶりっこって言うけれど、エリさんもぶりっこしてる。『同い年ぐらいが良い』と言っていたのに『父親と同い年ぐらいでも良い』って嘘ついた」と語り始め、「さっきも、『クラブで掛かってるような音楽聴かない』って遊んでないアピール。『二十歳の時にした合コンが最後』なんてのもアピール」とくさす。
下手側の3人は、「正直、顔のパーツ全部ブスやろ」と美人マジシャンというのは嘘だと語る。

2位は、17票獲得の誠子。「顔が悪い」という意見が多く、山本が、「それ以上のこと言えない」と言ったため、ヘッドホンもしないまま終了となった。

1位は、26票獲得と断トツの早希ちゃん。「ゲームばかりしている」、「ゲームばかりしているので変人に見える」、「性格がおっさん臭い」などの意見があった。「みんな、私の何を知ってるのよ?」と怒る早希ちゃん。

下手側の3人は早希ちゃんが1位になったことに大喜び。円陣を組んで飛び跳ねて回転し、瀬戸から「パリーグがセリーグに勝ったみたい」と形容される。

エリさんも「ブス」と早希ちゃんに言って、早希ちゃんもそれに気付くというお決まりのような展開。エリさんはまず、今日の早希ちゃんの衣装について文句をつける。白のミニワンピースなのだが、前でボタンで閉じるタイプのものであり、「男物のワイシャツを着ているように見せるというアピール。しかも座った時にお客さんの視線が自分の脚に来るよう計算している」と攻撃。これはその通りで、多分、今日のお客さんも二十歳やそこらではないので、その計算は承知の上だと思われる。
エリさんは更に、早希ちゃんが「ナンパされるのが目的で○○(実際の場所は言っていたが、プライバシーおよび当該地の迷惑にならないよう伏せる)の前にずっと立っていた」と言い、「ナンパされると着いていって食事したりしていた」という話をする。これは「ダウンタウンDX」でも似たようなことを早希ちゃん本人が語っていたので書いても大丈夫だと思うのだが、下手側の3人は容姿を武器にした行為に引き気味であった。
早希ちゃんは、「エリさん一人が喋ってて、こっち(下手側)3人はどんどん引いていってなんなん?」と不審げであり、当該地のことをエリさんや瀬戸が口にすると「そこやったらナンパの話しかないやん」と認めてしまっていた。

まきさんは、「この二人とやるの嫌だってわかるでしょう」と述べる。

最後は、アポロン・山﨑による手相および生年月日占いに基づく結婚出来そうな女芸人順位発表。
占い芸人として有名らしい、アポロンの山﨑が6人の手相を見て、誰が結婚に一番近いかを発表するというコーナー。生年月日も参考にするようである。

手相の結婚線は、普通は感情線と小指の間に出来る結婚線で見るのだが、今日は感情線の指に近い部分、つまり感情線の長さを主な判断材料にするという。

3位は、和田ちゃん。旦那に尽くすタイプで、出汁の取り方の研究も、結婚のためには良いらしい。

4位は、エリさん。知的な人、自分を引き上げてくれるタイプの人が良く、お薦めは外国人とのこと。山﨑は「英語を教わったり」というが、エリさんは京都外国語大学外国語学部英米語学科卒なので英語は喋れる。ただ、より知的な人と繋がる運命にあるという。

2位は、まきさん。男性に尽くすタイプで、男運が良いという。まきさんが、「中村昌也さんとの相性見て貰えますか?」と聞いたので(矢口真里と離婚した中村昌也は、宇都宮まきに一目惚れし、企画で公開プロポーズを行ったが、まきさんに断られている)、山﨑は、「後で、楽屋で、中村昌也さんの生年月日見て」と言う。

5位は、山本あきこ。感情線の先は枝分かれしていた方が愛情や感情が豊かで相手を喜ばそうというサービス精神旺盛なのだが、山本の場合は一直線であり、きめ細やかさに欠けるようである。ちなみに上手側の3人は感情線が明瞭なのに対し、下手側の3人は薄くて、感情がよくわからないとのこと。
また、山本の場合は、結婚後のことばかり考えていて、結婚に至るまでの過程がイメージ出来ていないのがマイナスだという。

残ったのは、早希ちゃんと誠子。ブーケが用意され、山﨑からブーケとティアラを渡された方が1位、何も受け取れなかった方が最下位となる。
1位に輝いたのは早希ちゃん。山本あきこは、「やっぱりね。結局、そっち側(上手の美形側)なんな」と呟く。早希ちゃんは、子供に尽くすタイプであり、保育士などにも向いているという。相性であるが、頑固で、強引なタイプが良いとのこと。和田ちゃんもやはりこのタイプとの相性が良いそうである(Mなのかな?)。

最下位になった誠子であるが、小指と感情線の間の、一般でいうところの結婚線は、25、6歳と45歳の2本あり、45歳の線の方が太いという。また生年月日では「社長星」という、ダウンタウンの二人や、タモリ、明石家さんまなどが持っている星を持っているという(四柱推命だとしたら「帝旺星」であろうか。私も社長ではないが「帝旺星」は持っている。「帝王」を意味する最強の星であるが、男性は宮仕えには向かず、女性の場合はキャリアウーマンになって結婚から遠ざかる凶星でもある。丙午の年柱が実は帝旺星である)。ということで仕事は順調だとのことであった。

家に帰って調べてみると、アポロン・山﨑の生年月日による占いは算命術によるものであったが、誠子の生年月日を四柱推命で診断すると確かに帝旺星が入っていた(四柱推命を親しみやすくしたものに「動物占い」があるが、帝旺星を持っている人は「虎」に分類される)。

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2015年4月14日 (火)

笑いの林(38) 「祇園ピース」2015年4月5日

2015年4月5日 よしもと祇園花月にて

午後7時から、よしもと祇園花月で「祇園ピース」を観る。ピースの綾部祐二と又吉直樹によるトークライブ。男性芸人は一般的にそうだが、ピースは特に女性に人気があるコンビなので、客席の95%以上は女性であり、中学生や高校生など若い子も多い。

小説『火花』がベストセラーになっている又吉。当然、その話から入るが、相方の綾部は本を全くといっていいほど読まない人間であるため、『火花』もまだ読み切れていないという。文学的知識も皆無なようで、「ラップのような韻を踏むことは純文学では必要なの?」などと相方に聞いたりする(漢詩は韻文だが、日本文学は基本的には散文である。文末が同じ形になることはむしろ避けられる)。心象風景や直喩、暗喩、時系列に体感時間などもわからないらしい。教科書に載っている「走れメロス」などは飛ばし読み、宮澤賢治の「注文の多い料理店」も絵本で読んだそうで、文学的知識は本当にゼロのようだ。漢字も苦手なようで、「蝿」という字をずっと「ハブ」と読んでおり、「蝿がメロンの上に止まって」というところで「ハブ」ではないと気づき、スマホで検索してやっと「はえ」だとわかったそうである。

又吉であるが、作家デビューということで、ドキュメンタリーの密着取材が増えたという。綾部も番組に出たいと何度かボケを入れてみたのだがカットされ、又吉だけが映っていたそうだ。そこで又吉は、「今度は、『相方のああしたボケで、日常生活とは別の次元に……』、なんて言ってみようか」と提案する(本当にするかどうかはわからない)。

綾部は、4時頃に雨が止んだので、八坂神社から、ねねの道、二年坂、産寧坂を経て清水寺まで観光に行き、気分が最高潮に達したそうだが、清水寺で白人の観光客、それも雰囲気からしてアメリカ人ではなくオーストラリア人あたりの家族、50代ぐらいの両親に17歳ぐらいの長女と15歳ぐらいの次女が、盆栽の鉢植え売りの前で佇んでいるのを見たという。見た瞬間に悪い予感がしたのだが、案の定で、長女がリュックか何かを引っかけて鉢植えを倒して鉢を割ってしまったらしい。売り場のおばちゃんが英語で何か言ってたという。見るに耐えないので、綾部は妄想の中でだけだが、間に入って無茶苦茶やらかしたろと思ったそうである。又吉は「そんなことした方がトラウマになるって」と言うが、逆に「おばちゃんが悪者だったということにしたら。よくぞ割ってくれたというように」と鉢植え売り悪徳説を提案したりもする。

綾部は語学学校で英語を習っており、将来はハリウッド進出を夢見ているそうだが、新しく担当教師になったトムが、まず「ABC」の授業から始め、Aで始めるものの絵を描いて綾部にこれが何か聞き、綾部が「Apple」と答えると、「グレート!」などと返すそうで、「幼児だったら良いんだけど、37の男(綾部)が40超えたおっさんから、そういうレッスン受けてもね」と述べる。Jで始める単語は、トムが飛び跳ねて、綾部が「Jump」と答えると「ワンダフル!」となるそうで、ハリウッドへの道は険しそうである。

綾部はハリウッドに詳しく、ハリウッドスターはパパラッチに悩まされているため、自分から写真を提供することがあると言う。ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫婦の間に双子が生まれたのだが、夫婦は子どもの写真を無闇に撮って欲しくないということで、ブラピとアンジェリーナ・ジョリーと双子の子どものフォーショットの写真を1枚、自分達で撮って、競りのような形で売りに出したという。落札額は日本円にしてなんと約15億。二つの会社が共同出資という形で買い取り、以後、二人の子どもの撮影をしない代わりにフォーショットの写真を他の会社に配給する権利を得たという。ブラピ夫妻は受け取った15億円を「自分達はもう十二分に稼いだから」という理由で全額寄付に回したそうだ。

最後は、事前アンケートに書かれた悩みをピースの二人が答えるというもの。誕生日が同じ男の子に告白したいという中学生の女の子、弟が反抗期で困るという高校生の女の子、ピースのような芸人を支える仕事に就くべきかどうか悩む女の子、無理を言う患者さんが多くて困るという歯科助手の女性の悩みにピースが答える。

歯科助手の女性は、「予約が一杯なので」と電話で断ったのに、歯が痛いからという理由で歯科医院まで来てしまう人がいて困るという。京都市内の歯科医院に勤める女性なのかどうかは不明である。ちなみに千葉の実家の近くには歯科医院は2件しかないが、京都の私の家の近所で歯科医院を検索すると大袈裟でなく100件近くの歯医者にヒットし、供給過剰の状態である。5分歩く毎に歯科医院が1件ある。

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