カテゴリー「春」の13件の記事

2018年5月13日 (日)

第181回鴨川をどり 「真夏の夜の夢より ~空想い」&「花姿彩京七小町」 2018年5月8日

2018年5月8日 先斗町歌舞練場にて

午後4時10分から、先斗町歌舞練場で、第181回鴨川をどりを観る。私が鴨川をどりを観るのは今日で3回目。都をどりと京おどりが2回ずつ、祇園をどりは1回しか観ていないため、鴨川をどりを観る回数が一番多いということになる。

鴨川をどりは演劇の上演が行われるのが特徴である。今年の演目は、W・シェイクスピア「真夏の夜の夢より ~空想い」1幕4場と、「花姿彩京七小町(はなのいろどりきょうななこまち)」全7景。

パンフレットには、就任したばかりの西脇隆俊京都府知事が、門川大作京都市長と共に挨拶の言葉を載せている。私が目にする西脇府知事の初仕事だ。

なぜかはわからないが今日は最前列で観ることになる。最前列は舞台に近いが、近すぎて全体を見通しにくくなるため、特別良い席というわけではない。ただ、「花姿彩京七小町」では、以前に木屋町・龍馬で出会ったことのある舞妓のもみ香さんの目の前だった。向こうはこちらのことを覚えていないだろけれど。

「真夏の夜の夢より ~空想い」。タイトル通り、シェイクスピアの喜劇「真夏の夜の夢」を翻案した作品である。

夏の夜。森の王様である松の王であるが、浮気がばれたため、お后である月と松の王との仲が悪くなる。そのため、月は松の王が目を閉じている間だけしか顔を覗かせない。森の中では、花の精の白百合と撫子、白い子犬の白狗丸、鯉の精の鯉四郎らが、松の王の話を語らっている。そこへ、都の公達である来井左衛門と羽雅姫が森の奥へと逃げ込んで来たという話が伝わる。結婚を反対されて駆け落ちして来たのだという。羽雅姫は出味明之丞という貴公子と結婚させられそうになっている。その明之丞も羽雅姫を追って森へと入ってきた。さらに明之丞を恋い慕う蓮音姫までが森へとやって来る。鯉四郎は白狗丸(原作ではパックに当たる)に“じゃらじゃら草”を渡し、じゃらじゃら草の露を目にかければ次に見た者を恋してしまうと教える。白狗丸が露をかけると男同士までもが愛し合うようになってしまい……。

彼女たちは、芸舞妓であって女優ではないので、演技力を求めてはいけないだろう。本当に見られる演技をするならかなり長期の稽古を行わねばならないため無理である。踊りの技術と華やかさがあれば十分だろう。
「真夏の夜の夢」ということで、唄(録音)が「パパパパーン、パパパパーン、パパパパンパパパパン、パパパパンパパパパン、パーンパパパパパパ」とメンデルスゾーンの劇付随音楽「真夏の夜の夢」より“結婚行進曲”を口ずさむ場面があった。

「花姿彩京七小町」。舞妓総出演の序章に続き、紫式部の一人舞である「式部の章」、静御前が登場する「静の章」、出雲阿国らが舞う「阿国の章」、滝口入道と横笛による「横笛の章」、吉野太夫が一人で現れる「吉野太夫の章」、藤の絵を背景に大勢で舞う「藤の章」の7つの章からなる。女であることの光と影が描かれるが、最後の「藤の章」では、おかめの面を被った白川女が登場するなど、ユーモアを交えて終わった。



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2018年4月21日 (土)

都をどり特別展 「祇園・花の宴」「草間彌生・花の間展」2018年4月3日

2018年4月3日 祇園甲部歌舞練場・フォーエバー現代美術館にて

祇園甲部歌舞練場に行く。耐震対策着手のため閉鎖されている祇園甲部歌舞練場。ただ、南側にある八坂倶楽部はフォーエバー現代美術館・祇園として開いていて草間彌生の作品を展示しており、祇園甲部歌舞練場の一部がカフェとしてオープン中、2階の座敷では4月の間、芸妓と舞妓による10分ほどの舞のステージがある。今回は春秋座で行われている都をどりの半券を見せると無料で入場出来る。

統合失調症を発症しながら、その独特の世界観で高く評価される草間彌生。松本に生まれ、京都市立美術工芸学校(現・京都市立銅駝美術工芸高校)を卒業。その後、渡米しニューヨークで活躍。在米時代の作品も展示されている。ただ当時のアメリカでは自国とヨーロッパ系のアーティスト以外は論じるに値しないという風潮があり、体調を崩したということもあって1973年に帰国。一時期活動が低迷するが、その後も現在に至るまで芸術活動を行っている。

ドットを無数に敷き詰めたような作風が特徴。ドット状のものが外へ外へと拡がっていくような生命感が感じられる。

午後2時30分から芸妓と舞妓によるステージがある。今日の出演者は、芸妓が槇子、舞妓がまめ衣。二人で「六段くずし」と「祇園小唄」を舞う。観客は白人の観光客が圧倒的に多い。二人とも繊細、丁寧且つ魅力的な舞を披露した。欧米などでは舞というとパワフルなものが多いが、日本の舞はそれとは正反対。だからこそ外連を武器とした歌舞伎舞踊などもアンチテーゼとして生まれ得たのかも知れない。



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2018年4月14日 (土)

第69回京おどり 「天翔恋白鳥」全8景 2018年4月12日

2018年4月12日 宮川町歌舞練場にて

午後2時30分から、宮川町歌舞練場(東山女学園内)で、第69回京おどり「天翔恋白鳥(あまかけるこいのはくちょう)」全8景を観る。

宮川町の京おどりはかなり以前に一度観たことがある(調べてみたところ11年前である)。京都の五花街の中で京おどりだけ表記が異なるが(他は「をどり」表記)、何故なのかはわかっていないようである。

宮川町は、以前は祇園や先斗町よりも格が低いとされてきたが、芸舞妓を積極的に育てたり、映画などとのタイアップを図るなど、「舞妓さんにあえるまち」というキャッチフレーズを掲げて、舞妓シアターをプロデュースするなど、イメージアップ戦略に取り組んでいる。

「天翔恋白鳥」。第1景から第4景までは、「恋白鳥」が上演される。伊勢国で息絶えてから白鳥となって飛び立ったという伝説のある日本武尊と、「白鳥の湖」を掛け合わせた物語が展開される。黒鳥は夜烏という傾城とその手下として現れる。白と黒の視覚の対比が鮮やかである。

第5景は「ご維新百五十年」。今年が明治になってから100年に当たるということで幕末から維新に掛けての京が歌い踊られる。最初と最後の「おはようおかえりやす」は御所さん(天皇)に向けた言葉だと思われる。

芸妓3人が電車ごっこの要領で腕を回しながら登場する「京おどり 鉄道唱歌」。「鉄道唱歌」がメロディーを変えて歌われる。背景の幕が動き、富士や海、そして京都タワーが現れるのも楽しい。

舞妓さん達による「いろはにほへと」。京踊りの背景は全般的に淡い色のものが用いられており、耽美的で幻想的な味わいがあるが、「いろはにほへと」の登場する舞妓さん達の着物も淡い色のものが用いられており、柔らかで可憐な印象を受ける。

京おどりの名物であるラストの「宮川音頭」。「ヨーイ、ヨイヨイ」という声は「威勢が良い」と評されることもあるが、私の耳にはどこか哀しく響く。

儚げな、桜の精達の宴に迷い込んだような気分になった。



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2018年4月10日 (火)

コンサートの記(369) 「遊佐未森 cafe mimo Vol.18 ~春爛漫茶会~」大阪

2018年4月7日 大丸心斎橋劇場にて

午後5時から、大丸心斎橋劇場で、「遊佐未森 cafe mimo Vol.18 ~春爛漫茶会~」を聴く。遊佐未森の春恒例ライヴ。
cafe mimoはボーカル&ピアノの遊佐未森にギターの西海孝、パーカッションの楠均のトリオでの上演が基本であったが、売れっ子ミュージシャンは多忙ということで、このところ西海孝は不在であったが、今年は久しぶりに戻ってきた。

今年は遊佐未森のデビュー30周年に当たる。ということで、30周年記念ベストアルバムである「PEACHTREE」が発売になったばかりである。

1曲目から、オーディエンスは手拍子を始めるが、最初のうちは4拍子だったものの、その後5拍子6拍子と展開していく曲だったために拍手がやむ。意地でもたたき続けたい人が何人かいたのだが4拍でしか打てないため、拍手が合わないだけでなくバラバラになってしまっていた。国立音楽大学出身だけあって遊佐の曲は単純ではない。

cafe mimoは元々はひな祭りの時期に女性向けとして始まった公演が元になっている。ということで、「桃」という曲が歌われ、「桃といえば」ということで「ネクター」というヴォカリーズの曲も歌われた。ネクターというのは元々は神々のための酒という意味であったという。

cafe mimoでは毎回、カバー曲が歌われるのだが、今回は「PEACHTREE」のレコーディングとジャケット撮影で訪れたスコットランドの情景から連想したというドリーム・アカデミーの楽曲と、更に遊佐未森がドラムスを担当して、矢野顕子の「春咲小紅」が歌われる。

大阪公演のゲストは、太田裕美。太田によると、「70年代のヒット曲映像を見ている若い人からは、え? 太田裕美ってまだ生きてるの? 歌ってるの?」というリアクションを取られることが多くなったという。
「木綿のハンカチーフ」が有名な太田裕美だが、今日はそれは歌わず、「南風 South Wind」、サイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」、そして太田が遊佐に書き下ろしたという「水色の帽子」が二人で歌われる。「南風」は遊佐が好きな曲としてリクエストしたのだが、「南風」が好きだという人は珍しいそうで、太田によると遊佐は「『南風』のことを好きだと言ってくれた最初の、そしておそらく最後の人」だそうである。
二人が初めて対面したのは、遊佐のデビュー直前だそうで、遊佐未森は大学在学中か卒業してすぐという頃。ということで太田は遊佐の第一印象を「女学生みたい」と感じたそうで、「大丈夫? 東京、よく分かってる?」と思ったそうだ。


なお、大分前のcafe mimoで取り上げられた国立市立第八小学校校歌(遊佐の作詞・作曲)が「PEACHTREE」には収録されている。その時のcafe minoのアンケートに「国立市立第八小学校の校歌をリリースして下さい」と書いたが、なんとかかんとか実現したことになる。

アンコールでは、「おかあさんといっしょ」の4月の曲として書き下ろされた「なないろのしゃぼんだま」のセルフカバーバージョンが本邦初公開という形で演奏された。

遊佐未森は私より10歳年上というわけで、もう結構な年なのだが(大学を卒業してからデビューして30年ということで年はすぐわかってしまうのであるが)高音の声の伸び、そしファルセットが相変わらず美しく、聴いているだけで優しい気持ちになれる時間を過ごすことが出来た。

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2018年4月 4日 (水)

「都をどり in 春秋座」2018年4月2日

2018年4月2日 京都芸術劇場春秋座にて

午後2時20分から、京都芸術劇場春秋座で「都をどり in 春秋座」を観る。祇園甲部歌舞連場が耐震対策工事中のため、昨春に続いて井上八千代が教授を務める京都造形芸術大学の劇場である春秋座での上演となる。

春秋座が洛北にあるということで、昨年の公演は「洛北名所逍遙」というタイトルであったが、今回は「続洛北名跡巡(つづきてのらくほくめいせきめぐり)」と銘打たれてその続編という位置づけ。序である「置歌」に続いて、「源光庵窓青葉」、「盂蘭盆会五山送り火」、「詩仙堂紅葉折枝」、「雪女王一途恋(ゆきのじょおうひたむきなるこい)」、「哲学の道桜便(さくらのたより)」が上演される。「雪の女王一途恋」は映画「アナと雪の女王」の原作でもあるアンデルセンの「雪の女王」を翻案したものである

開演前にお茶席がある。別にお茶を頂かなくても良かったのだが、その場合は2階下手サイドの席となり、花道を行く舞芸妓の姿がよく見えない(昨年はそうだった)ということになるため、今年はお茶付きの券を買う。ただ、購入した時期が少し遅かったので1階席の一番後ろの列の席である。ただこの席からは花道上はよく見える。
お茶菓子付き。菓子皿は持って帰ることが出来る。

「都をどりは」「ヨーイヤサー!」で始まる「置歌」。揃いの水色の着物で登場した芸舞妓による瑞々しい舞である。

京都造形芸術大学の劇場での上演ということで、「源光庵窓青葉」ではアニメーション(制作:京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科)が、「雪女王一途恋」では舞台装置(造形大のウルトラファクトリーの制作)や照明が効果的に用いられる。「雪女王一途恋」では男の名前が佳以(かい。原作のカイに当て字をしたもの)、女の名は杏奈(原作ではゲルダ)となっている。翻案ものの浄瑠璃ということもあってか、歌詞は長めである。

ラストである「哲学の道桜便」は、総出演による鮮やかな舞。明転した時の舞妓さんが横一列に並ぶ風景は実に鮮烈で、前の席にいた白人の女性は歓呼の声を上げていた。
哲学の道ということで、西田幾多郎の「人は人吾は吾なりともかくに吾行く道を吾は行くなり」という短歌が歌詞に登場する。

明治時代に書かれた白人の手記に都をどりが登場するのだが、そこには「バレエを観た」と書かれていた。バレエのような跳んだりはねたりは都をどりにはない。衣装などは派手だが、舞自体は奥ゆかしい。外向的なバレエに比べると祇園甲部の舞は内省的ですらある。見た目は外連で舞は正統派というギャップが、ある意味、都をどりの最大の面白さなのかも知れない。もっとも舞自体は手や足が最短距離をたどる合理的なものであり、そうしたミニマムへの指向が京都的、引いては日本的ということも可能なように思われる。


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2018年4月 1日 (日)

エイプリルフール2018 個人的まとめ

浅野忠信 「東京大学文科一類入学決定」(Twitterにて)


ミューザ川崎 「フェスタサマーミューザKAWASAKI2018のキャッチコピーが『奏だねー』に決定 休憩時間に楽団員のもぐもぐタイムあり」(Facebook&Twitterにて)


驚安の殿堂ドン・キホーテ 「ドン・キホーテに彼女は売ってますか?」「売ってます」(Twitterにて)

日本マクドナルド 「半分にしたバーガー『半バーガー』販売」(Twitterにて)

東北楽天ゴールデンイーグルス 「梨田監督の隣に座れる年間シート発売」(Twitterにて)


香川県観光協会 「うどん県からヤドン県に改名」(公式サイトにて)

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2017年5月16日 (火)

第180回「鴨川をどり」

2017年5月10日 先斗町歌舞練場にて

午後4時10分から、先斗町歌舞練場で、第180回「鴨川をどり」を観る。明治5年に始まった鴨川をどりは、以前は春・秋の年2回公演を行っていたため、五花街の舞踏公演の中でも最多の公演数を誇っている。他の花街の踊りに比べて演劇的要素が濃いのが特徴。

鴨川をどりを観るのは約12年ぶりである。


今回の演目は、「源平女人譚(げんぺいにょにんものがたり)」と「八千代壽先斗町(やちよはなのぽんとちょう)」。作:今井豊茂、振付:尾上菊之丞、作曲:常磐津文字兵衛、作詞:藤舎呂船&藤舎名生。

「源平女人譚」は、木曽義仲(源義仲)と正室の巴御前、側室の山吹、平中三位資盛(織田信長が織田氏の祖とした人物でもある)とその側室である卿の局が中心となる。
まず、丸に揚羽蝶の平氏の家紋の入った部隊で、平資盛(演じるのは市楽)と卿の局(朋佳)の別れと、山吹(久加代)が卿の局を捕らえるまでが描かれる。
第二場は、木曽義仲(豆千佳)の陣。丸に二引きの木曽源氏の家紋が描かれた陣幕が描かれている。資盛が巴御前(もみ蝶)に捕らわれてくる。義仲は猫間中納言こと藤原光隆(市兆)をもてなすのだが、木曽出身の義仲は田舎料理を出し、猫間中納言を驚かせる。巨大なおにぎりを猫間中納言が食べるシーンではある工夫がなされている。

義仲が卿の局に惹かれていることを知った山吹は、貴船神社で卿の局を呪うための五寸釘を打っている。そこへ義仲と卿の局が病の調伏のためにやって来て……。

その後の展開は書かないでおくが、移動を描く際に役者が動くのではなく、大道具が変わっていくという見せ方が面白かった。
「源平女人譚」は、女歌舞伎や邦楽版宝塚歌劇という趣である。


「八千代壽先斗町」は、今年が大政奉還150年ということで、幕末が描かれる。こちらは踊りの方がメインである。
舞妓達の舞(リズムはコンチキチンである。ラストでは「ええじゃないか」が歌われる)が終わった後で、ひな祭りの内裏雛(市乃&あや野)の場となる。その後、鶴ヶ城天守の絵をバックに会津の娘子隊の舞があり、更に西郷吉之助を慕う仲居のお玉の舞(背景の掛け軸には「敬天愛人」の文字がある)、お玉と西郷吉之助((久富美)は、「面白き事もなき世を面白く」という高杉晋作の歌に合わせて踊る。そして二条城では将軍・徳川慶喜(豆千佳)が大政奉還を決意する。
最後は、勢揃いで舞が披露される。静と動の拮抗する見事な空間が目の前に広がった。

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2017年4月28日 (金)

祇園甲部歌舞練場「祇園・花の宴」

2017年4月11日 祇園甲部歌舞練場玄関棟・別館&八坂倶楽部にて

祇園甲部歌舞練場へ。

祇園甲部歌舞練場本館(劇場棟)は現在、耐震対策工事中だが、玄関棟と別館、南にある八坂倶楽部では特別公開「祇園・花の宴」が行われており、玄関棟で行われてる土産物展やNHKによる都をどりの映像上映には出入り自由。また今年は京都芸術劇場春秋座で行われている都をどりの本番を観た人は、春秋座で配られたチラシ(無料券)を見せれば八坂倶楽部や別館にもただで中に入ることが出来る。

八坂倶楽部内では、八坂女紅場に通う舞妓の卵達の手による書や短歌などが見られる他、茶室が設けられており、庭園にも降りることが出来る。

日に数度、別館座敷のミニステージで芸舞妓による舞の披露と、ツーショットが撮れる撮影会が行われている(撮影会に参加するには500円を払う必要がある。私は撮影会には参加しなかった)。
午後4時からの公演を観る。舞の時も写真撮影はOKである。
祇園甲部の芸舞妓は都をどりに総出演しているが、都をどりはローテーション制であり、降り番の人が祇園甲部歌舞練場の座敷で舞を披露する。

今日の出演は、芸妓が紗月、舞妓が紫乃。紗月が「君に扇」を紫乃が「花笠」を舞い、最後は二人で「祇園小唄」を披露する。
舞妓さんの踊りは可愛いが、芸妓さんの舞は凄い。芸妓・紗月の舞は動きにも表情にも無駄が全くなく(常に魅力的な顔つきと仕草なのである)、流石としか言いようがない。

2階建ての建物である八坂倶楽部の2階からは、庭園で咲き誇る桜の木数本が眺められて、実に気分が良い。

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2017年4月27日 (木)

「都をどり in 春秋座」2017年4月3日

2017年4月3日 京都芸術劇場春秋座にて

午後4時30分から、京都芸術劇場春秋座で、「都をどり in 春秋座」を観る。
祇園甲部の都をどりは、その名の通り祇園甲部歌舞練場で毎年行われているのだが、今年は祇園甲部歌舞練場が耐震対策工事で使えないため、井上八千代が教授を務める京都造形芸術大学内にある、京都芸術劇場春秋座で行われることになった。
1日3回公演で、午後4時30分開演の回が、その日の最終公演になる。

これまで、先斗町の鴨川をどり、祇園東の祇園をどり、宮川町の京おどりは観ているが、一番の老舗である都をどりは観ていなかった。何故といっても大した理由があるわけではなく、たまたま観る機会がなかったのである。
ただ、場所を変えての都をどりは今後いつまたあるかわからないし、春秋座には歩いて行けるということで、観に行くことにした。

毎年テーマを決めて行われる都をどりであるが、今年は春秋座が洛北にあるということで、「洛北名所逍遙(そぞろあるき)」という題で、「置歌」(今年はこれから演じられる洛北の光景が歌われる)、「貴船川床納涼」、「鞍馬山牛若丸兵(いくさ)修行」、一乗寺にある「圓光寺錦紅葉」、大原の「寂光院懐旧雪」といった演目が上演される。最後は洛北ではなく、「甲部歌舞練場盛桜」である。
今日は2階席の下手側バルコニー席。ということで、残念ながら花道が見えない。ただ、踊り手が花道にいる時間は比較的短いため、贅沢を言わなければ楽しめる席である。
2階下手側バルコニー席には白人の観客が多く陣取っている。

「置歌」、「貴船川床納涼」と純粋な踊りが続くが(「貴船川床納涼」では蛍が舞うという演出がある)、「鞍馬山義経兵修行」には筋書きがある。鞍馬山で修行している牛若丸(里美)を母である常盤御前(孝鶴)が訪ね、「父親の義朝の敵を必ず討つように」と告げる。常盤御前が去ると、鞍馬の天狗がやって来て、牛若丸に勝負を挑む。牛若丸の腕に感心した天狗達は牛若丸に秘伝の兵法を授けるというものである。

「圓光寺錦紅葉」の舞台となる圓光寺は、春秋座から徒歩15分ほどのところにある臨済宗の名刹。開山は徳川家康であり、家康公の名前は謡に登場する。

「寂光院懐旧雪」は、建礼門院徳子が主人公。大原寂光院に閑居している建礼門院徳子(まめ鶴)が、高倉天皇(そ乃美)と過ごした日々(懐旧の平徳子を舞うのは豆千鶴)を懐かしむというものである。

ラストの「甲部歌舞練場盛桜」は、人海戦術で華やかに決めた。

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2017年4月18日 (火)

コンサートの記(293) 下野竜也指揮京都市交響楽団スプリング・コンサート2017

2017年4月9日 京都コンサートホールにて

午後2時から、京都コンサートホールで、京都市交響楽団スプリング・コンサートを聴く。今日の指揮者は、この4月から京都市交響楽団の常任首席客演指揮者に昇格した下野竜也。
下野竜也は2014年4月から京都市交響楽団の常任客演指揮者を3年間務めていた。2014年といえば、大植英次が大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督監督を辞任した年で、下野は当時も大フィルに定期的に客演していたばかりでなく、「吹奏楽meetsクラシック」というオリジナル企画も指揮していた。ということで、そういうことだったのかも知れないが、真相は明かされないだろう。

今日のコンサートマスターは渡邊穣、フォアシュピーラーは尾﨑平。

今回のスプリング・コンサートは、例年とは少し違い、各楽器奏者をフィーチャーしたもので、各楽器毎のアンサンブルや、ソロを務める曲目を選んでいる。ということで、90名程の楽団員全員の名前が下野によって読み上げられた。下野は全員の顔と名前をそらんじており、「流石、指揮者」の記憶力である。
また、楽団に親しみを持って貰うには、楽団員の顔と名前を聴衆に覚えて貰うのが一番なので、そうした意図も勿論あっただろう(NHK交響楽団はNHKホールでの定期演奏前に、基本的に降り番の楽団員によって室内楽の演奏会がある。常連さんは室内楽演奏が終わった後で、楽団員と話したり出来るということもあり、N響の定期会員は楽団員全員の名前を知っている人が多いと思われる)。


まずは、ワーグナーの「ローエングリン」第3幕への前奏曲。下野は京響から透明感溢れる響を引き出す。また強弱の付け方も緻密だ。

場転があるため、その間は下野がマイクを片手にスピーチを行う。下野が「言いにくいのですが」と言った後で、「常任首席客演指揮者」と新しいポスト名を噛まずに言うと拍手が起こる。


最初にヴァイオリン奏者の紹介。オーケストラ団員全員がいったんはけて、必要な人だけがステージに登場するというスタイルである。曲目はパッヘルベルの「カノン」。ヴァイオリン奏者全員の名前が下野によって読み上げられる。チェロやコントラバスの奏者もいるが、彼らの名前が呼ばれるのは、それぞれの楽器が主役になってからである。
この曲ではパイプオルガンの桑山彩子がステージ上のリモート鍵盤を使って演奏に参加した。

ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスの演奏者は、全員、立ったままで演奏をした。下野は弦楽器の曲目の時は編成が小さいということもあって、ノンタクトで指揮する。


ヴィオラ奏者達による演奏。ブルッフの「ヴィオラと管弦楽のためのロマンス」が演奏される。飯田香織編曲の「SDA48版」での変奏である。
ヴィオラのことを、下野は「渋いけれどそれだけじゃない、野球でいうとショートのような」と例え、「人間の声に一番近い楽器」と紹介した。


ちなみに、下野は各パートのトップ奏者に好きな女優や俳優、芸能人を聴いており、小泉今日子、本上まなみ、竹内結子、新垣結衣、きゃりーぱみゅぱみゅ、渡辺謙、松坂桃李らの名前が挙がっていた。渡辺謙は「だった」と過去形で、愛人疑惑がマイナスに作用したようである。後ろの席のお客さんが、「本上まなみって誰?」と言っていたが、本上まなみは四条室町にある池坊短期大学卒、東京での芸能活動を経て現在は京都市在住なので、京都に住む人なら知っておいて欲しい人である。今度アニメ映画化される『夜は短し歩けよ乙女』の原作者、森見登美彦が本上まなみのファンであることもよく知られている。
好きな芸能人と音楽とは余り関係がないが、映画音楽作曲のヘンリー・マンシーには、「主演女優の顔を思い浮かべると良いメロディーが浮かぶ」と答えているため、完全に無関係というわけでもない。

下野は、ステージマネージャーの日高さんにも好きな女優を聞いたのだが、日高さんの答えは「堀内敬子」で、下野は「仕事も渋いが女優の好みも渋い」と述べる。
堀内敬子は、劇団四季出身の女優さんで、テレビに出ることはそう多くはないが、舞台ファンで彼女の名前を知らない人はモグリと断定しても良いほど演劇界では活躍している女優である。三谷幸喜作品の常連で、舞台「コンフィダント・絆」では、中井貴一、生瀬勝久、寺脇康文、相島一之を抑えて、ポスターではセンターポジションを獲得し、第33回菊田一夫演劇賞と第15回読売演劇賞優秀女優賞を受賞している。


チェロ奏者達によるヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第1番」より「序奏」。下野によると、チェロ奏者達というのはどのオーケストラに行ってもとても仲が良いそうである。飲み会参加率も高いそうだ。無料パンフレットには京響団員全員の顔写真が載っているのだが、チェロ団員だけは歯を見せて笑っている人が一人もいないため、下野は「硬派な人達」とも述べる。
ブラジル人作曲家であるヴィラ=ロボスの作品だけに、熱い曲と演奏であった。
ちなみに古典配置であろうが現代配置であろうが、ヴィオラは一貫して上手側から出てくるのだが、今日は下手側からの登場となるため、下野から「あちら(下手側)から出慣れていないので(ヴィオラ奏者達は)緊張しています」と言われていた。


前半最後は、コントラバス陣。フィッツェンハーゲンの「アヴェ・マリア」を演奏。(中原達彦編曲)。首席奏者の黒川冬貴のみならず、副首席奏者の石丸美佳も主旋律を受け持つことが多い編曲である。コントラバス陣が舞台手前側に横一列になって弾くという余り見かけないスタイル。椅子を使わないで弾くため、かなり猫背になることが多かった。


後半。ハープ、打楽器と管楽器の登場である。

まずはハープ。京響ハープ奏者の松村衣里と実姉でハープ奏者の松村多嘉代がステージ前方に向かい合わせになる形で陣取り、2台のハープのための古典様式のコンチェルティーノより第3楽章が演奏される。結構、面白い曲である。秘曲・珍曲を好んで取り上げる下野であるが、流石にハープ2台による協奏曲を指揮するのは初めてだそうである。

演奏終了後、下野が松村姉妹にインタビュー。「ハープ奏者は、僕とはお育ちが違うように思うのですが」と下野はいう。そういえば三谷幸喜の「オケピ!」でもハープ奏者(初演では松たか子が、再演では天海祐希が演じた。役名は異なり、松たか子の時は東雲さんという苗字、天海祐希の時は如月さんという苗字であった)がお金持ちのお嬢様というイメージを勝手に持たれて困るということを歌っていたが、下野が「家にハープが何台あるか?」と聞くと、松村衣里はいきなり「数えたことないんですけど」と相当数あることがわかる。松村衣里が「8台ぐらい」と答え、松村多嘉代も「だいたいそれぐらい」と答える。下野は「8台もハープを持ってるなんて大阪城に住んでるとしか思えない」と語っていた。
ちなみに松村衣里は小学校3年生から本格的にハープを習いだしたが、松村多嘉代は音大卒業まではピアノを専攻しており、その後、ハーピストに転向したそうで、ハープを始めたのは妹の衣里の方が先なのだそうである。


続いて、打楽器の3人(中山航介、福山直子、宅間斉)が登場。「ハスケルのあばれ小僧」(野本洋介編曲)が演奏される。下野は演奏前に、曲目を「暴れ太鼓」と間違えて紹介して打楽器奏者達に突っ込まれていた。
3人とも打楽器を始めたきっかけは、中学1年の時に吹奏楽部に入部してだそうである。
複数人が協力して、バチで矢印を作るなど遊び心に満ちた演奏である。
NHK交響楽団首席オーボエ奏者の茂木大輔のエッセイによると、打楽器奏者はひたすら等間隔に打つ練習をするのだそうで、茂木も大学生の時に打楽器にチャレンジしたもののなにが面白いのか結局わからず止めてしまったそうだが、ひたすら打つ練習をしないと、今日のような演奏は無理だなということは想像出来る。


フルートパート。今年の2月に京響首席フルート奏者に就任した上野博昭(髪型といい、口ひげといい、眼鏡といい、藤田嗣治を想起させるが、おそらく意図的に真似たものではないと思われる)の自己紹介の時間が演奏終了後に設けられたが、上野はトークは得意ではないようだ。
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲より「パントマイム」の部分を中心に纏めたものが演奏される。副首席奏者の中川佳子は、比較的珍しいアルトフルートを演奏した。
瑞々しい出来である。


オーボエパート。ベートーヴェン作曲のモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「お手をどうぞ」の主題による変奏曲(中原達彦編曲)。ややこしいタイトルで、下野も「ベートーヴェンだかモーツァルトだかわからない」と言っていたが、モーツァルトが作曲した主題を基にベートーヴェンが変奏曲として作曲したものである。土井恵美はイングリッシュホルン(コーラングレ)を演奏する。
オーボエの音色が上手く生きた演奏である。


クラリネット。ルロイ・アンダーソンの「クラリネット・キャンディ」というポップな曲が選択されている。片足を上げながら吹くという振り付きでの演奏。首席クラリネット奏者の小谷口直子はノリノリでやっていたが、他の奏者はどこかこそばゆそうで、後で下野に突っ込まれていた。


ファゴット。C・L・ディーッターの2本のファゴットのための協奏曲より第1番が演奏される。ファゴット協奏曲というと、モーツァルトなどが有名だが、それほど多くはなく、2台のファゴットによる協奏曲は新鮮に聞こえる。


ホルン。下野は、「ロベルト・シューマンは『ホルンはオーケストラの心だ』と表現しました」と語る。曲は、ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」より「狩人の合唱」。京響の金管パートは広上淳一が常任指揮者に就任する以前から関西トップレベルにあったため、今日も輝かしい演奏が展開される。


トランペット。下野は「子供の頃、トランペットを吹いていた」という話をする。
早坂宏明は京響に入ってから今年で29年になるそうで大ベテランだ。稲垣路子は普段は眼鏡を掛けていることが多いのだが、ワーグナーとこの曲では眼鏡なしで登場。コンタクトレンズも持っているのだろう。稲垣はラストの曲でも登場したが、その時は眼鏡を掛けていた。
曲目は、ルロイ・アンダーソンの「トランペット吹きの休日」。運動会の音楽としてもお馴染みの曲である。普通は3管編成で演奏されるのだが、今日は首席トランペット奏者のハラルド・ナエスがピッコロトランペットとして加わったバージョンで演奏される。サードトランペットは西馬健志。
ハラルド・ナエスのピッコロトランペットは装飾音的に加わる。軽快な演奏である。


トロンボーンパート。下野は、「天使の楽器と呼ばれるトロンボーン。どう見ても妖精には見えないおじさん達が演奏しますが、見た目が天使ではなく心が天使」と語り、現れた首席トロンボーン奏者の岡本哲に仕草で、「冗談はやめてよ」と突っ込まれる。
曲は、「星に願いを」(宮川彬良編曲)。説明不要なほど有名な曲だが、トロンボーン合奏版を聴くのは初めてである。トロンボーンは宗教的な側面がある楽器であり、この曲にはよく合っていた。


テューバ。京響歴最長となる武貞茂夫の独奏である。下野は武貞が出てくる前に、「ミスター京響をお迎えする」「とても緊張する」と語る。
曲目は、ドミトルのルーマニアン・ダンス第2番。編曲は京響トランペット奏者の早坂宏明が行っている。テューバをソリストにした曲を聴く機会はまずないので貴重である。京響のテューバを一人で担う武貞は伸び伸びとした演奏を行う。


最後は、フル編成によるレスピーギの交響詩「ローマの松」より「アッピア街道の松」。
下野は吹奏楽出身ということも影響しているのか、ショーピースではブラスをバリバリと鳴らした虚仮威しの演奏を行うことがあるのだが、今日は管と弦のバランスも良く、細部まで目の行き届いた見事な演奏を聴かせる。
このコンサートではポディウム席は販売されておらず、可動式の座席は取り外されていて、そこにバンダが陣取って演奏した。
パイプオルガンの桑山彩子もこの曲ではポディウム後方の本来の位置で演奏するが、オルガンの音はラスト以外はそれほど明確には聞き取れなかったように思う。


下野は、「この4月から京都市立芸術大学の教員になった」と語り、京都の歴史や芸術などに関しての本を読んでいるということも明かした。

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