カテゴリー「スタジアムにて」の17件の記事

2019年5月18日 (土)

スタジアムにて(17) 京都サンガF.C.対大分トリニータ@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 2014.8.17

2014年8月17日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて

京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で行われる京都サンガF.C.対大分トリニータの試合を観る。

現在、京都サンガF.C.はJ2の7位、大分トリニータは同8位であるが、得失点差によるものであり、勝敗は共に10勝8敗8分けである。というわけで実力が拮抗しているチームの対戦となる。サンガのフォワード、大黒将志は、現在、J2の得点王だが、今年で34歳と、サッカー選手としては高齢であり、スピードには欠ける。現在、J2では湘南ベルマーレ(旧・ベルマーレ平塚)が23勝1敗3分けと断トツであり、松本山雅FCが2位と自動昇格圏にいる。6位までは入れ替え戦であるプレーオフに出場できるため、サンガもトリニータもプレーオフには十分手が届く位置にいる。

前半は大分トリニータのペースである。トリニータがサイドからの突破という攻撃パターンを確立しているのに対して、サンガは右サイドからの石櫃と工藤の攻撃と、個人技を生かした中央突破の2パターンのみであり、相手のペナルティーエリア内に攻め込んだ時の人数が違う。トリニータが5人から6人でプレッシャーを掛けてくるのに対し、サンガではチャンスでもゴール前にはワントップの大黒だけか、いても2、3人だけであり、攻撃の分厚さが違う。
トリニータは右サイドを破ってセンタリングを上げ、サンガゴール前でのゴタゴタを経て、風間宏矢がゴールにボールを押し込み、トリニータが先制点を挙げる。
前半は攻撃のスピード、分厚さ共にトリニータの優位が目立った。前半は、1-0のトリニータリードで終わる。

京都サンガF.C.は、後半に入るとキープ力を生かした攻撃が上手く嵌まりだし、石田雅俊がドリブルで強引に中央突破し、フェイントを仕掛けてシュートを放つ。トリニータのGKはフェイントに引っかかって右側へ飛んだが、ボールは反対側に転がり、石田が同点ゴールを決める。

その後も、大黒がヘディングシュートでゴールネットを揺らすが、これは明らかにオフサイドであり、ゴールとはならなかった。
だが、その直後、トリニータの選手がキーパーへのバックパスを行ったのだが、キーパーはすぐにサンガの選手に詰められる位置におり、結果としてこれはパスミスとなった。足で返したバックパスだったのでキーパーは手でボールを取ることが出来ない。一対一の対決となったが、サンガの選手がボールを奪い、空いているゴール前に転がす。これを石田雅俊が落ち着いてゴールに流し込み、相手ディフェンスとキーパーのミスが重なった結果ではあるが、サンガが2-1と逆転に成功する。
その後も、サンガは何度もチャンスを得るが、シュートを放つ角度を相手もなかなか作らせないため、シュートがことごとくキーパーの正面に跳び、追加点を挙げることが出来ない。

トリニータの選手にはサンガの選手と違って中央突破するだけの個人能力はない。そのため、サイドからの攻撃に対処するだけで良かったのだが、サンガディフェンスは、やはりサイドから崩されて失点。同点とされる。相手は攻撃のパターンが豊富にあるわけではないのだから、サイドからの攻撃のみに備えていれば良かったのだが、臨機応変の対策が出来ないのがJ2からなかなか這い上がれない一因なのであろう。
試合はそのまま2-2の引き分けに終わった。内容的には勝っていたが、それだけにドローということは負けに等しいともいえる。今のサンガは個人技に頼りっぱなしであり、チームとしてのサッカーが出来ていないようにも思えた。

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2019年5月 8日 (水)

スタジアムにて(16) 京都サンガF.C.対ジュビロ磐田 2014.7.5@京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

2014年7月5日 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場にて

午後7時から、京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で、京都サンガF.C.対ジュビロ磐田の一戦を見る。
今期はJ2に沈む磐田だが、スター選手も所属しており、現在、J2の2位と昇格圏内にいる。
一方の京都は、J2に落ちてから毎年、J1昇格争いに絡んではいるのだが、結局届くことなく、今シーズンもJ2の6位と苦しい。

以前は西京極に良く通った私だが、稽古を土曜日に入れてからは西京極まで行くことはなくなり、結局、役者が最低限のレベルに達しないということで上演を取りやめた後でも、昨年の春先に一度行っただけで、以来、遠ざかっていた。西京極競技場でサッカーを見ても臨場感が余り感じられないということもある。
結局、京都のサッカー専用スタジアムは京都府亀岡市に建設されるようだが、サッカースタジアムが建設できる場所は京都市内にいくつもあったのにと悔やまれる。

今日の京都は雨という予報で、正午頃にサッと一雨来たが、その後に止み、西京極にもいた時も、小雨ともいえない小さな雨粒がポツンポツンと降りてきただけで、雨らしい雨が降ることはなかった。
空梅雨であるためか、京都市内では虫が異常発生しており、西京極スタジアムでもアナウンスがあった。家でも洗濯物を外に干しておくと、小さな虫が無数に付いていて驚かされることがある。また飲食店でも虫の大量発生のため、窓際の席は使用を取りやめるということがあった。

ジュビロ磐田には、京都市出身で、京都サンガF.C.の前身である京都パープルサンガに所属していた松井大輔がおり、名前がコールされた時にサンガファンからも拍手が送られた。

一方の京都サンガF.C.はJ2が長く、良い選手が出て行ってしまったため、見慣れぬメンバーが揃う。レンタル移籍の選手も多数所属しているようだ。

ジュビロ磐田のフォワードには、「前田の呪い」で知られた前田遼一がいる。得点はその前田から。前半、ジュビロは右サイドから崩すと、前田がヘディングで押し込んで先制。
その後も、サンガゴール前の競り合いで、サンガの選手が上にクリアしようとしたボールがミスキックによりサンガゴールに入ってしまうというオウンゴールで、ジュビロが2-0とリード。

やはりジュビロの壁は厚いかと思えた直後に、サンガは左サイドから切り崩して、最後は山瀬がフワッと浮かせたシュートでゴールを奪い、1-2と1点差に詰め寄る。
しかし、その後に、1点目と同じような展開で前田にヘディングでのゴールを許したサンガは、1-3でと2点ビハインドで前半を終える。

後半。出だしからサンガが素早い攻撃でジュビロゴールに襲いかかり、左サイドからのセンタリングから流れたボールを大黒が蹴りこんでゴール。2-3とサンガが1点差とする。
だが、その後、サンガの選手が放った弾丸シュートが相手ゴールのバーに嫌われるなど、京都は運にも恵まれていない。
最後は、試合巧者である磐田の時間稼ぎ戦法も功を奏し、ジュビロ磐田が3-2で京都サンガF.C.を下した。

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2019年4月24日 (水)

スタジアムにて(15) 日本女子プロ野球 京都フローラ対埼玉アストライア 2019.4.11

2019年4月11日 西京極のわかさスタジアム京都にて

日本女子プロ野球、京都フローラ対埼玉アストライアの試合を観戦する。午後6時30分プレーボール。

京都フローラの先発は、レイアを経てフローラに昇格したばかりの左腕、今井巴菜(はな)。埼玉アストライアの先発は、フローラから移籍した177㎝の長身、古谷恵菜。

ここまで7勝1敗と好スタートを切っているフローラ。1つぐらい負けても惜しくはないということではないだろうが、雨で中止となった昨日の先発である今井をスライド登板させている。
アストライアは昨日の先発であった水流麻夏(つる・あさか)をスライドさせることはなかった。

試合は、アストライアペースで進む。2回表にアストライアは先頭のみなみがショートへの内野安打で出塁。みなみはこれが通算100安打目となった。今井志穂へのフォアボールで一二塁となり、只埜の送りバントで一死三塁二塁。ここで山崎がタイムリーを放って先制。

3回表には先頭の田口紗帆がレフトラッキーゾーンに飛び込むホームランを放つ。

4回表には中田のタイムリーで3点目を挙げ、フローラ2番手の小西美加からも加藤がタイムリーを放って4-0とリードする。

今井巴菜は、MAX119キロながら大半は110キロ台前半で、コントロールも甘めであった。

一方、アストライア先発の古谷は、長身から投げ下ろすMAX121キロのストレートにチェンジアップとスローカーブを織り交ぜたピッチングで好投を見せるが、5回裏に4連打を浴び、4-3と1点差に追い上げられたところで降板。アストライアの2番手は、レイアから昇格の山口千沙季。日本女子プロ野球初のアンダースローのピッチャーである。
その山口であるが、流れを止められず、同点に追いつかれる。アンダーハンドとはいえ、ストレートが90キロ台で、変化球が70キロ台では球が遅すぎるようにも思える。

フローラは6回表を変則右腕の三輪で0点に抑える。
その裏、アストライアの3番手としてマウンドに上がったのは、野手としても活躍している「えびちゃん」こと海老悠(えび・はるか)。フローラの先頭、三浦伊織をサードゴロでアウトにするが、フローラの川口知哉監督からリプレイ検証のリクエストがあり、結果、ファーストの足が塁から離れていたということでセーフとなる。
今年から女子プロ野球でもリプレイ検証がスタートしたが、今日は3回にも三浦伊織の二盗を巡って、アウトの判定がリクエストで覆っており、今日はいずれも三浦伊織のプレーが絡むことになった。
続く厚ヶ瀬もヒットで続き、3番の松村珠希の当たりは左中間を破って仮設フェンスに達する2点タイムリーツーベース。フローラが6-4と勝ち越しに成功する。
3塁側のアストライアのブルペンでは、水流麻夏が慌てて投球練習を再開するが、今日の登板は見送られたようで、フローラの攻撃が終わる前にベンチに引き上げた。

最終7回裏のマウンドを任されたのは森若菜。今日のMAXは125キロ。あっさりと3人で片付け、京都フローラが逆転勝利を飾った

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2019年4月17日 (水)

スタジアムにて(14) 日本女子プロ野球 京都フローラ対愛知ディオーネ@わかさスタジアム京都 2019.4.9

2019年4月9日 西京極のわかさスタジアム京都にて

わかさスタジアム京都で行われる、日本女子プロ野球、京都フローラ対愛知ディオーネの試合を観に出かける。
昼間は気温が上がったが、日が落ちてからは風が冷たい。

京都フローラの先発は2年目の龍田美咲、愛知ディオーネの先発は全日本のエースである里綾実。

日本女子プロ野球はシーズンオフのトレードで、各チームの顔ぶれがかなり変わっている

フローラ先発の龍田はMAX118キロのストレートがよく走り、100キロ台のスライダーとカーブ、100キロを割るスローカーブなどのコンビネーションを生かした投球。100キロちょっとの球が縦スライダーなのかスプリットなのかチェンジアップなのかはっきりとはわからなかったが、かなり有効であることは確認出来る。

ディオーネ先発の里はMAX117キロながら、今日は途中で失速しているのか、余り速くは感じられない。ブレーキがかからずに縦に割れるカーブが今日は武器になっていたが、コントロールが悪く、3回には四球2つをヒットで満塁のピンチを招くと、ディオーネから移籍の厚ケ瀬美姫に押し出しのフォアボールを与えてしまい、先制を許す。

一方の龍田は好投で、完封も見えてきたが、6回裏に西山にツーベースを許し、岩見のショートゴロの間に西山は三塁に進出。ここで星川にライト戦へのタイムリーを許して同点に追いつかれる。

7回表、先頭の三浦のファーストゴロを星川がファンブルし、ランナーを許す。
厚ケ瀬の当たりはライト前に抜ける。村松を迎えた場面で二塁ランナーの三浦が誘い出されてタッチアウトになるが、厚ケ瀬が二塁に到達。村松はセンター前へのヒットで、一死三塁一塁となり、勝ち越しのチャンス。4番の岩谷を迎えるが、ここは浅めのセンターフライでランナー帰れず。
だが、続く中村茜にライト前へのタイムリーが飛び出して、フローラついに勝ち越し。村松は三塁を狙うが、残念ながらアウトとなる。

7回裏、フローラの川口知哉監督は、ディオーネから移籍の速球派、森若菜をマウンドに送る。速いだけでなく球威を感じさせるタイプだ。

森は、自身が持つ日本女子プロ野球最速タイとなる128キロをマーク。ただ、124キロのストレートを先頭の太田にレフトに弾き返されるなど、女子でも力だけでは通用しないようだ。
送りバントの後、三振を奪ってツーアウトとするも代打の新人・金城比呂(きんじょう・ひろ)にセンター前へのヒットを許す。センターが前進守備だったため、ランナーは三塁で止まったが、返球が緩めだったため、あるいはホームに突っ込んでいれば同点だった可能性も高いと思われる。
救われた形の森は、入れ替わる形でフローラからディオーネに移籍した浅野桜子をショートゴロに打ち取り、京都フローラが勝利。これでフローラは開幕から7勝1敗となった。

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2019年3月17日 (日)

スタジアムにて(13) オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズ オープン戦@京セラドーム大阪 2019.3.5

2019年3月5日 京セラドーム大阪にて観戦

午後6時から、京セラドーム大阪でオリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズのオープン戦を観戦。
オープン戦は季節柄デーゲームが多いが、ドームということでナイターが可能である。ただ、大阪でも存在感の薄いバファローズ戦ということでスタンドはガラガラである。
ということで安いチケットではあったが、かなり良い席である。少し前の大商大シートのお客さん達は試合前に青木宣親やバレンティンにサインを貰っていた。

スワローズの先発は昨年10勝を上げ、今年もローテーション候補のブキャナン。この時期にしては仕上がりも良く、ストレートも走っていて安定感がある。
ブキャナンは4回を零封。これでローテーション確定だと思われる。

バファローズの先発のアルバースもスピードはそれほどでもないが丁寧なピッチングで4回をゼロに抑え、こちらもローテ確定のようである。


バレンティンがDHということでレフトには塩見。オープン戦ということで、山田も青木も中盤で引っ込み、若手や控えの選手をテストする。
セカンドには日ハムから移籍の太田が入るが特にいいところはなし。
今日は村上宗隆がサードのスタメンだったが、内野安打1本を放ったものの、四球で一塁に出た場面で牽制タッチアウトになるなど若さが出てしまっている。


スワローズは、2番手として新入団のマクガフを送る。ストレートが走り、好投を見せた。その後の継投だが、ハフ、梅野、ルーキーの久保となる。皆ストレートのスピードが140キロちょっとで、スピードガン的には豪腕揃いのバファローズに比べると物足りない。


バファローズはドラフト2位で亜細亜大学から入った頓宮裕真が、打ってはレフトへのホームラン、守っては鋭い当たりに反応してのファインプレーと大活躍。かなりの期待の持てる選手だと思う。


試合は5-1でバファローズの勝利。スワローズは飛躍の期待される廣岡大志がタイムリーを放ったが、三塁を狙おうとしてタッチアウト。今日のスワローズはここでも若さが出てしまっていたように思う。


すぐ後ろの席はアメリカ人の御一行。大谷翔平のエンゼルスのTシャツを着ていたりする。平凡なプレーにもかなりエキサイトしていたが、最後まで試合を観ずに帰ってしまうという謎のテンションであった。

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2019年3月 2日 (土)

スタジアムにて(12) 第95回 夏の全国高等学校野球選手権大会(2013) 木更津総合高校対西脇工業高校戦

2013年8月16日 阪神甲子園球場にて

夏の全国高校野球選手権。第2試合で千葉県代表の木更津総合高校(旧称は木更津中央高校。OBに中日ドラゴンズの与田剛などがいる)が、甲子園球場の地元である西脇工業高校(駅伝の強豪校として全国的に知られているが、野球部が甲子園に出るのは初めてである)と対戦するというので、阪神甲子園球場まで観戦に出かける。

野球を見るときの私の正装(野球観戦に正装も何もないと思うが)は、東京ヤクルトスワローズの帽子とレプリカユニフォームを着るというものである。甲子園は暑いので、帽子は絶対に必要だし、レプリカユニフォームはメッシュなので他の格好よりも涼しい。ただ、人目は引く。関西在住のスワローズファンは稀少な存在だからである。ということで、「ヤクルトファンなんているんだ」と話している人の声が聞こえたりする。

夏の全国高校野球選手権は、いつか観戦に行きたいとは思っていたが、これまでは、「甲子園は暑いことで有名だし、今年はテレビでいいか」ということを繰り返しているうちに、見る機会を逸し続けてきた。
ただ、Facebookを始めて、友人達が皆、阪神甲子園球場に出身都道府県の代表チームの試合を見に行っていることを知り、「野球好きだし、40歳までには甲子園で高校野球を見ようと思っていたので良い機会だ」と思い、観戦を決めた。

第2試合は正午プレーボールだが、「早めに行かないと座席が確保出来ない。おまけに相手は地元校だし」といういことで、午前9時には出発した。洛北から阪神甲子園球場まで行くには、叡山電車と京阪電車を乗り継ぎ、京阪祇園四条駅で降りて鴨川を渡り、阪急河原町駅から阪急京都線に乗って終点の阪急梅田駅まで行き、そこから少し歩いて、阪神梅田駅から神戸方向に向かう阪神電車に乗って甲子園駅下車、徒歩3分である。2時間ちょっと掛かり、千葉の自宅から神宮球場に到るまでよりも遠い。

案の定、チケット売り場は長蛇の列。誘導係員が、「内野自由席は列に並びましてもチケットが買えない可能性もございます。アルプススタンドならすぐにお入りいただけます」と呼びかけている。西脇工業のベンチがある一塁側はおそらく並んでもチケットは買えないだろうという長さであった。私は三塁側内野スタンドのチケットを求めようと思っていたが、列の長さからいって、「一塁側に入れない人が三塁側にすでに並んでいるな」と確信。木更津総合をそれほど熱心に応援したいわけではないのだが、三塁側アルプス席のチケットを買って入場した。

アルプススタンド2階席は出場校の生徒と応援団が使用しているため席の確保は難しいと読み、3階席に向かう。甲子園は酷暑で、3階席入り口では、おばさんが倒れており、そばに係員がいて担架を用意している。熱中症である。予想以上に甲子園が暑いらしいということを知る。

アルプススタンドでもなるべく内野に近い席をということで、まだ第1試合の8回の攻防が行われていたが、アルプススタンド右隅で立って試合を観戦する。第1試合が終わって席が空いたので座る。バッテリー間を金網越しに見る席であったが、ダイヤモンドに近いことは近いので納得はする。
とにかく日射しがきつい。浜風は吹いているが、アルプススタンドでは微風である。ということで、甲子園名物「かちわり」を売り子さんから買い、氷嚢代わりに頭の上に載せ、帽子で挟む。一応、スポーツドリンクは用意してきたが、すでにぬるくなってしまっているため、氷結したスポーツドリンクも別の売り子さんから買う。
三塁側自由席は、第1試合が終わっても観衆は余り入れ替わらない。アルプススタンドを選んで正解だったと思う。


木更津総合高校の先攻、西脇工業高校の後攻である。木更津総合は、初回にまず1点を取り、上々の滑り出しである。

ところが、その裏にアクシデントがある。木更津総合のエース、千葉がマウンドでの投球練習中に肩か肘を痛めてしまったのだ。第1球、第2球はスピードガン計測が出来ないほどの緩い球。始めのうちは、「打者のタイミングを外すためにわざとスローカーブを投げているのか」と思ったが、3球目が93キロ、4球目が96キロとあっては、「これは怪我をしたに違いない」と、ほとんどの観衆が気付く。野球のルールでは、先発投手は一人の打者との対戦を終えないと降板することは出来ないと決まっている。ということで、西脇工業の先頭打者との対戦を完了しないといけない。

千葉は、投球フォームをゆったりとしたものに変え、打者のタイミングをずらす作戦に出て、西脇工業の先頭打者を三振に斬って取ることに成功。千葉は降板し、背番号10の左腕、笈川がマウンドに上がる。打球がレフトポール際に飛び、あわや逆転ツーランホームランという当たりも打たれるが、ボールはポールの外側を通過、ファールとなり、笈川は初回を0点に抑えた。
木更津総合は2回にも2点を取り、3-0とリードする。追う西脇工業は3回裏に1点を返し、3-1と点差を縮める。

その後は、両チームとも堅守というよりは拙攻を重ねる展開が続き、気がついたら9回裏であった。木更津総合のピッチャー・笈川はヒットとフォアボール、更に暴投にフォアボールで、二死満塁。一打同点、長打か連打なら逆転サヨナラというピンチを招く。
だが、続く西脇工業の選手の当たりはファースト正面。ファーストがそのままベースを踏んでゲームセット。3-1で木更津総合高校が西脇工業高校を下した。


試合を見た後で、甲子園球場の外野下にある甲子園歴史館に入る。以前も訪れたことがあるが、今のシーズンは甲子園春夏連覇校を特集している。一昨日、甲子園球場における高校野球の最高球速タイ記録、初速155キロをマークした安楽智大投手(愛媛県代表の済美高校)が155キロを出した時の記念ボールも安楽投手のサイン入りですでに展示されている。

昨年の夏に、1試合における最多奪三振記録を塗り替えた松井裕樹投手(桐光学園高校。22奪三振)の記録達成記念ボールや、松井投手のグローブなども展示されている。松井投手を擁する桐光学園は今年の夏は神奈川県大会(予選)で敗退しているので、その後、松井投手からグラブを譲り受けたのか、あるいは今年はもうすでに松井投手は新しいグラブを使っていたのかはわからない。

夏の全国高等学校野球選手権開催期間中は当日の全試合終了後でも、バックスクリーンビュー(デーゲームの試合終了後に甲子園球場のバックスクリーンの上から、グラウンドやスタンドを臨むことが出来るというサービス)は行われない。ましてや、今現在は第3試合が行われている最中である。


その後、外野裏にある、甲子園優勝校の校名を銅板に記した「野球塔」を見て、甲子園神社の名前で親しまれている素戔嗚神社に参拝する。外野裏は浜風が強烈に吹いており、かなり涼しい。

素戔嗚神社の社紋は、同じく素戔嗚尊命を祭神とする(元はインドの神様である牛頭天王〈ごずてんのう〉との習合)八坂神社と同じ木瓜紋であった。八坂神社の社紋は織田信長の家紋である織田木瓜に似ているため、「以前は違う社紋であったが、織田信長が上洛を果たし、京都も領地とした際に、八坂神社は信長から干渉を受けるのを避けるために織田木瓜に似た社紋に変えた」という説があるが、甲子園素戔嗚神社の社紋も同じということは、素戔嗚尊命の紋が元々木瓜紋であったと考えるのが適当であるように思う。

なお、素戔嗚境内には、阪神タイガースの監督とシニアディレクターを務めた星野仙一の座右の銘である「夢」をボール型の石に刻んだ記念碑などがある。

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2019年2月 9日 (土)

スタジアムにて(11) オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズ オープン戦@京セラドーム大阪 2013.3.6

2013年3月6日 京セラドーム大阪にて観戦

京セラドーム大阪で、オリックスバファローズ対東京ヤクルトスワローズのオープン戦を観る。午後1時プレイボール。

正午に開場。ショップで応援用のメガホンやらヤクルト名物のミニ傘などを買う。スワローズは今年からユニフォームとホーム用のチームロゴが変わる。ビジター用の帽子が売られていた(これは昨年とほとんど変わらない。ただ私がかぶっていったのは一昨年の帽子で微妙に違う)ので買ってみるが、大人用と書かれていたのに、実際にかぶってみると小さい。サイズにはJFと書かれていて、これはおそらくジュニアフリーの略だろうということで、調べて貰ったらやはりジュニア用であった。大人用はスワローズのグッズサイトでも売り切れで、京セラドーム大阪の売店にもないということで返品する。

ワールドベースボールクラシック(WBC)の最中ということで、スワローズは日本代表に選ばれた正捕手の相川亮二と昨年のホームラン王でオランダ代表としてWBC参戦中のウラディミール・バレンティンが不在。バファローズも移籍してきた糸井嘉男と主砲の李大浩がともに祖国の代表としてWBCに参加で欠けている。
ということで、どちらも若手を試すための一戦となる。

スワローズの先発はドラフト2位ルーキーの小川泰弘、バファローズの先発はファイターズから移籍の八木智哉。創価大学の先輩後輩である。

スワローズは外野に昨シーズン後半に台頭してきた雄平や、守備と足には定評のある比屋根、ドラフト1位指名は手が多いヤクルトにあって数少ない野手のドラフト1位入団の山田哲人、昨年は骨折で欠場した相川の穴を埋めた中村悠平などが先発メンバーに顔を揃え、出戻りの岩村明憲がサード、昨年サードを主に守っていた宮本慎也はDHに入る。

バファローズも4番に竹村直隆を入れたり、ライトに糸井の代わりとして深江真登を起用したりと、若手主体の編成である。


スワローズの先発の小川はノーラン・ライアンのフォームを真似たというダイナミックな投げ方をする。最近は攝津正や武田勝などテイクバックの小さな投手が増えている中で、これほど全身をフルに使うフォームの投手は見ていて面白い。小川はMAX143キロのストレートと130キロ台後半のスライダー系の球、130キロ台前半のフォーク系のボール、120キロ台のカーブなどを操り、5イニングを零封する。大きな収穫である。

新人王を取ったことがありながら、その後、1年目以上の成績を残せず、日ハムからオリックスにトレードされた八木は軟投派だけにストレートのスピードも130キロ台前後。小川の剛、八木の柔の対決である。

最初に失点を許したのは柔の八木。昨年、来日前に「問題児」なのではと指摘されながら終わってみれば優良外国人選手だったミレッジが、3回表、左中間に一発を放つ。テストゲームの色彩が濃い試合なので、ミレッジは3回でお役御免。ミレッジが守っていたレフトには武内晋一が入る。その武内がタイムリーツーベースを放った。

スワローズの投手はテストラッシュ。ドラフト7位の大場達也、ドラフト4位の江村将也というルーキー投手を2番手、3番手として起用する。更に8回には埼玉西武ライオンズから移籍していた藤田太陽を試す。皆、ストレートはこの時期としては速く、140キロ台前半をマークしていた。

ヤクルトは守備でも若手を試す。守備は一級品の森岡良介、第二の荒木こと荒木貴裕、在日韓国人4世で俊足の上田剛史、ルーキーの谷地亮太(やち・りょうた)などがそれぞれに見せ場を作る。

一方のバファローズはベテランや移籍組のテスト。元西武のミンチェ、阪神にいた吉野誠、中日から出戻りの平井正史らがマウンドに立つ。平井はもう年だがMAXは144キロを記録。ただコントロールが悪く四球から崩れ、比屋根にタイムリーを打たれ、守備の乱れもあって2点を失う。

9回には実力派の平野佳寿が登板。今日投げたピッチャーの中で最速となる150キロをマークしたが、コントロールには課題ありである。

9回裏、バファローズ最後の攻撃。マウンドには山本哲哉が上がる。捕手は中村に変わって西田明央(にしだ・あきひさ)。

MAX144キロを記録した山本哲也はT-岡田を空振り三振に切って取ったものの、西田がこれを弾き、T-岡田は振り逃げで一塁セーフ。その後、T-岡田に三塁まで進まれたところで、何とワイルドピッチ。1点を失う。しかし振り逃げを含めて山本は1イニングで3三振を奪い、何とか生え抜きの面目を保った。ヤクルトの投手陣の補強は失敗という評価もあるが、案外、活躍するピッチャーが出てくるかも知れない。

一方のバファローズはいくらテストの意味があるとはいえ、坂口智隆、T-岡田、バルディリス、西武から移籍の原拓也などが出場しながら、ヤクルトの若手投手陣に僅か3安打に封じ込められ、敵ながら「なんだかなあ」と心配になる戦いぶりであった。

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2019年2月 4日 (月)

スタジアムにて(10) 阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ オープン戦@阪神甲子園球場 2012.3.14

2012年3月14日 阪神甲子園球場にて観戦

午後1時から、プロ野球オープン戦、阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ戦を観る。於・阪神甲子園球場。

テレビでは何度か数えられないほど観ている甲子園球場だが、実際に訪れるのは初めてである。

阪神の先発は二神一人。ヤクルトの先発は左腕の日高亮。

ヤクルトは初回にいきなり一死満塁のチャンスを迎えるが、バレンティンの併殺打で得点ならず。
そのバレンティンが3回表に2点タイムリーヒットを放つ。ヤクルトが先制。

5回表には阪神の藤川球児が調整登板。最速149キロのストレートでヤクルト打線を抑える。

6回表、阪神のマウンドには小林宏之。バレンティンがヒットで出て、代走は背番号0の比屋根。比屋根が二盗を決め、次の打者がゴロを打った間に3塁を陥れる。ここで小林宏之がワイルドピッチで1点を失う。3対1。

阪神は5回裏に金本が日高からタイムリーヒットを放つが、ヤクルト投手陣から奪えたのは、この1点だけ。ヤクルトは山本哲、押本、松岡と繋ぎ、最後は平井が締めて、3対1で東京ヤクルトスワローズが勝利した。

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2019年2月 2日 (土)

スタジアムにて(9) 中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズ公式戦@ナゴヤドーム 2012年4月6日

2012年4月6日 ナゴヤドームにて

午後6時から、ナゴヤドームでプロ野球セントラル・リーグ公式戦、中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズの試合を観戦。

京都から名古屋までは新幹線を使えば時間的に近い。


今シーズンから投手の予告先発制度が導入されており、中日の先発投手は昨年度セリーグ最多勝の吉見一起、ヤクルトの先発投手は新加入のロマンだと最初からわかっている。


吉見のストレートは、昨年のクライマックスシリーズでも見ているが、球速表示よりも速く感じられる。MAXは144キロだったが、伸びとキレがある。
一方のヤクルトのロマンは、ストレートのMAX146キロ。オープン戦でも投球を見ているが、落ちる球を有効に使う安定感のある投手という印象を持っている。


ドラゴンズは1回裏先頭打者の荒木がヒットを放ち、大島の送りバントと森野へのフォアボールで、一死一塁三塁とし、4番バッターの山﨑はレフトフライに倒れるが、5番打者の和田の三遊間を破るレフト前タイムリーで先制する。

その後は、吉見、ロマンともに好投が続く。特筆すべきはアライバこと、中日のセカンド荒木とショート井端のコンビで、この二人だけで、ヒット性の当たりを少なくとも4本はアウトにした。他のチームの二遊間コンビだったら、スワローズにももっと好機があったかも知れない。


吉見はスタミナには多少問題があるのか、今日も中盤になると球のキレが少し落ち始めたが、ヤクルト打線の大振りもあって切り抜ける(ヤクルトというと怪我人が多いというイメージだが、今日も4番ファーストの畠山は顔面骨折を押して出場している)。今日も1番・田中浩康、2番・上田という打線だったが、共に2番打者的選手で、切り込み隊長タイプのバッターが不在という難点がある。


7回裏にスワローズ先発・ロマンはピンチを迎え、ここで左腕の日高に交代。しかし日高はフォアボールを与えてしまい、1アウトも取れずに押本にスイッチした。押本は自軍のセンター・上田のホームへの好返球もあり、この回を0点に抑える。


8回表のマウンドには中日のセットアッパー・浅尾拓也が上がる。浅尾は不調が伝えられており、今日もストレートのMAXは149キロと出場投手の中で最速をマークしたが、荒れ気味で暴投をするなど、0点には封じたものの楽に抑えたという感じではなかった。


スワローズの四番手、増渕もコントロールが今一つだったが、何とか中日打線を抑えて、9回表、ドラゴンズのマウンドには守護神の岩瀬。往年の球威はなく、ストレートのMAXは141キロだったが、経験を生かした交わしのピッチングでヤクルト打線を三者凡退に切って取り、中日が1-0の隅一で勝利をものにした。

なお、今日は広島東洋カープの前田健太が、横浜DeNAベイスターズとの対戦でノーヒットノーランを達成。流石はマエケン、セリーグのエースである。

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2019年1月29日 (火)

スタジアムにて(8) オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズ オープン戦 2011年3月6日@京セラドーム大阪

2011年3月6日 京セラドーム大阪にて観戦

京セラドーム大阪で、オリックス・バファローズと東京ヤクルトスワローズのオープン戦を観る。午後1時プレーボール。

バファローズの先発はエースの金子千尋。スワローズの先発は新加入のロマン。

スワローズは、キャッチャー・相川、ファースト・畠山、セカンド・田中浩康、サード・宮本、ショート・山田、レフト・ミレッジ、センター・上田、ライト・武内というほぼベストオーダー。オープン戦なのでDHとしてバレンティンが入る。しかし、青木のいない燕打線はやはり怖さがない。

調整登板の金子千尋に3イニングをパーフェクトに抑えられたスワローズは、2番手のマクレーンからもヒットが打てず、ようやく6回1死になってから武内が初安打を放つというほど打線が湿っていた。

スワローズ先発のロマンは球速も最速144キロとそこそこ出ていたし、安定感もある。しかし、2回に高橋信二に先制タイムリーツーベースを許すと、続くキャッチャー伊藤のゴロをショートの山田が上手く捌いたものの、一塁への送球が大きく逸れ、ボールがファールゾーンを転々としている間に、高橋信二にホームを陥れられて、2点を奪われる。

ヤクルトの三塁手は途中で宮本から森岡に代わったが、森岡はゴロの捌きが抜群であった。

ヒットの打てないヤクルト打線であったが、8回から登板したバファローズのルーキー・佐藤を攻め、武内がチーム、自身ともに2本目となるヒットを放つと、相川もセンター前に弾き返す。ここで迎えるのは、打っては2三振、守っては悪送球とここまでいいところのなかった9番・山田。しかし山田もこれまでの汚名を返上するタイムリーを放ち、ヤクルトがまず1点を返す。バッターは1番・上田に代わって、昨年は2軍でバッターとして大活躍した元ローテーション投手の雄平(高井雄平)。雄平は四球を選び、二死満塁となる。2番セカンド・田中浩康がここで同点となるタイムリーを放ち、更に続く途中出場の飯原もタイムリー内野安打を打って、3対2とヤクルトが逆転に成功する。

ヤクルト投手陣は、ロマンが6回を2点に抑え、7回を山本哲が、8回、9回の2イニングスを移籍してきた阿部が0点に封じ、3対2で東京ヤクルトスワローズが逆転でオリックスバファローズを下した。

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