カテゴリー「アニメ・コミック」の15件の記事

2018年9月24日 (月)

2346月日(2) KYOTO CMEX10周年記念講演会 角川歴彦&荒俣宏

2018年9月14日 ホテルグランヴィア京都・古今(こきん)の間にて

午後3時30分から、京都駅ビルの一角を占めるホテルグランヴィア京都で、京都商工会議所主催のKYOTO CMEX10周年記念講演会に参加する。
KADOKAWAの取締役会長である角川歴彦と作家の荒俣宏の講演がある。

角川歴彦の講演は、「コンテンツの価値の劇的変化」と題されたものである。

21世紀に入ったばかりの頃、角川は当時のマイクロソフトの社長から「4スクリーンのイノベーションが起こる」と聞かされる。当時はなんのことか想像出来なかったそうだが、スマートフォン、パソコン、ダブレット、テレビの4つのスクリーンにより革命のことで、今ではこれらは定着した。当時はまだスマートフォンやタブレットは存在しない頃で、マイクロソフト社はその頃からそれらの登場を予見していたことになる。

これら4つのスクリーンの時代に覇権を争うのは、GAFAという4つの企業である。Google、Apple、Facebook、Amazonの4社だ。

これに動画配信で軌道に乗ったNetflixが加わる。これらの会社は、コミュニケーション、コミュニティ、メディア、コンテンツの4つを駆使して世界を拡げる。また、コミュニケーションがコミュニティを生み、コミュニティからはメディアやコンテンツが生まれるといった具合に相関関係がある。
Appleは、動画には自社が認めたコンテンツしか載せないという姿勢を見せており、「中国のようなところのある会社」だと角川は言う。
一方、Amazonは、提携する多くの会社が倒産に追い込まれている。ボーダーズ、トイザらス、タワーレコードなどで、これらの企業は顧客データがAmazonに使われたことで倒産しており、Amazonとの提携は「悪魔の契約」とも呼ばれているという。だが、Amazonの影響力は多大で無視出来ないため、KADOKAWAもAmazonと直接提携関係を結んでいるそうだ。KADOKAWAがAmazonと直接提携したことで、角川も散々に言われたことがあるという。

そして、イギリスのダ・ゾーンがJリーグの放映権を2100億で円買ったことから、日本のコンテンツが海外から重視されるようになったことがわかったという。ダ・ゾーンはスカイパーフェクTVの何倍もの金額を提示して、コンテンツをものにしているのである。
そして、動画配信を手掛けてきた企業が自社で映像コンテンツを作成するようになってきている。Netflixは映像コンテンツの制作に8500億円を掛け、Amazonは5000億円を計上。
中国のテンセントという企業は自社のゲーム利用者が全世界に1億3000万人いるという。コンテンツ作成にこれだけの金を使われ、利用者数を確保されたのでは、日本の企業には全く勝ち目はない。

更に映像関連会社の合併や買収も目立つ。ディズニーはFOXを7兆8千億円で買収。FOXのこれまで制作した全ての映像を使用する権利を得たため、その影響力は計り知れない。それはディズニーはFOXの全ての映像には7兆8千億をつける価値があると認定したことでもある。
AT&Tはtimeワーナーと合併。AT&Tは電話の会社であり、日本で例えるとNTTが映画会社と合併したようなものである。Webコンテンツにおける勝利を目指したものだろう。

日本のコンテンツに目を向けると、アニメ映画「君の名は。」は世界125カ国で公開、東野圭吾の小説『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は中国で日本以上に売れ、バーチャルYouTuberキズナアイは北欧でヒット。crunchyrollという日本のアニメ・ドラマ・漫画配信サービスはワーナーの傘下に入ることになったという。

また、出版は不況で右肩下がりが続いているが、日本映画は逆に絶好調である。大半はアニメ映画の急成長によるものだが、日本のコンテンツ価値は高まっており、キャラクターを輸出することで勝負が可能な状況だそうである。

続いて、荒俣宏と角川歴彦による対談「日本のコンテンツが世界に広がる~妖怪からみるクールジャパン~」が行われる。

角川が、最近、ライトノベルで「異世界もの」というジャンルが流行っているという話をする。ライトノベルではないとした上で、宮部みゆきの小説が典型的な異世界ものの系譜にあるとする。

荒俣は、「化ける」が日本社会のキーワードであるとする。野球などで「大化け」という言葉は使われる。日本では変わるのが当たり前だと思われているが、日本以外ではそうとは限らない。妖怪などの「化ける」文化が最も良く残っているのが日本だそうである。

日本人の文化根源をたどっていくと、縄文人は山奥に住んでいて、そのため長野県の奥部などから縄文土器などが出てくるという。なんで縄文人は長野の山奥にいたのだろうと疑問に思った荒俣は、長野まで縄文土器の発掘に出かけたことがあるそうだ、行ってみたら「縄文人がここにいて当然」だと思ったそうで、「山があって川があって色々なものがある。逃げようと思えば逃げられる」と、縄文時代の文化に適した環境だったそうだ。さて、縄文時代の終わりに里人が出て、徐々に両者に関わりが発生するようになる。里人を代表する大和朝廷が、縄文人のいる山へと進出するようになるのだが、縄文人は「刃向かってこない。穏やか」な人たちであり和の精神があった。そこで融和政策が行われるようになる。
その中で、「タブーを犯さない」「変化(へんげ)する」ということが重要になる。タブーについては、「鶴の恩返し」が典型だそうで、「なんでもしてあげますけど、機を織ってるところは覗かないで下さい」と求め、そのタブーを犯してなにもかも失うことになる。

「変化(へんげ)」に関しては、貨幣の「貨」自体に「化」という字が入っており、貝の直接交換のシステムからリアリティーをなくした貨幣に化けていくという過程があるそうだ。

京都はヘンゲの話に事欠かない場所であるが、土蜘蛛と酒呑童子が典型的な例であり、山奥で京の都へのアンチテーゼを唱える人たちが滅ぶ姿がそこにはあるという。
平安末期。それまでの妖怪を陰陽道で封じ込めていた時代が終わり、武士が妖怪を退治する時代になる。土蜘蛛や酒呑童子の退治でも武士が活躍する。力と力で対峙するようになるのだ。

荒俣や角川が少年だった時代にはファンタジーは抑圧されていた。ファンタジーは教育上良くないとされ、漫画が学校内に持ち込み禁止になったりしていたそうだ。私が子供だった頃にも、教科書に「マンガを読むのは悪いか」という教材が載っていたことを覚えている。
荒俣はファンタジーや漫画への抑制の最前線で戦った人物であり、文化的な多様性や豊かさの擁護者でもあった。

日本のゲームについてであるが、角川はこれも内容が良いんだか悪いんだかわからないものであり、そういう意味ではヘンゲの特徴を持っているとする。

また、日本のSF映画の傑作である「ゴジラ」もいわば怨霊を描いたものであり、荒俣によると、ある勢力が権力と和解したか否かでその後の扱いがわかれるという。例えば、鴨氏は元々は奈良の葛城の豪族であり、京都に出て賀茂神社に祀られるようになるが、一方で、土蜘蛛は和解しなかったがために滅ぼされ、化け物になっている。出自自体は大して違わないのに、現在の扱いは180度違う面白さがあると述べた。

また、日本を代表する怨霊として平将門と菅原道真がおり、平将門については荒俣はもう『帝都物語』で書いた。そこで、角川は菅原道真の怨霊を題材にした小説を荒俣に書くように勧めるが、荒俣は「書いてもいいのですが、自分はもう2、3年しか生きられないと思っているので」他のことに時間を使いたいという希望があるそうである。



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2018年8月28日 (火)

西城秀樹 「走れ正直者」

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2018年8月19日 (日)

アクラム・カーン振付「Chotto Desh/チョット・デッシュ」

2018年8月12日 左京区岡崎のロームシアター京都ノースホールにて

午後3時からロームシアター京都ノースホールで、アクラム・カーン振付のダンス公演「Chotto Desh/チョット・デッシュ」を観る。

アクラム・カーンは1974年、ロンドン生まれの世界的振付家。父親はバングラデシュ人、母親はフィリピン人である。幼少期からインドの伝統舞踏であるカタックを学び、大学ではコンテンポラリーダンスと作品創作を専攻。2000年にアクラム・カーン・カンパニーを設立し、高い評価を得るようになる。2012年のロンドンオリンピックの開会式の振付も担当しているそうだ。

ダンサー1人による作品。無料パンフレットやチケットには、デニス・アラマノスまたはニコラス・リッチーニとクレジットされているが、今日はデニス・アラマノスのソロである。

今回は、子供も大人もロームシアター京都を楽しもうというイベントであるプレイ!シアター in Summerのプレ公演という位置づけであり、子供でも楽しめるよう特別に作成した日本語吹き替え版による上演が行われる。声の出演は、Masayo Mimura、Akira Koieyama、Meg Kubota、Lilian Carter。

「チョット・デッシュ」は、ベンガル語で「小さな祖国」という意味。アクラム・カーンのソロ作品である「デッシュ」を元に生まれており、カーン自身の自伝的要素を入れた作品である。「チョット・デッシュ」への翻案はスー・バックマスターが手掛けている。音楽は、Jocelyn Pookの作曲。ミニマルミュージック系の作風である。

アクラム・カーン(デニス・アラマノス)のスマートフォンに異常があったことから話は始まる。カスタマーサポートに電話をしたのだが、担当として出たのは12歳の女の子。混乱するカーンは、幼き日に毎年訪れていたバングラデシュの街を彷徨う。そして昔語りが始まる。

アクラム・カーンの父親は腕のいい料理人であり、息子のアクラムにも料理人になることを望んでいた。坊主頭のデニス・アラマノスは頭頂部に墨で目と口を書き入れ、アクラムの父親に見立てる。

落ち着きのない子どもだったアクラムは、祖母が読んでくれる絵本「ハニーハンター」が好きだった。舞台の背後に紗幕が降りているが、そこにアニメーションが投影される。飢饉の年に、父親から止められたにも関わらず蜂蜜を取りに行ってしまった男の子の話だ。船に乗り、木に登り、蝶を追う。やがて蜂の巣から蜜を取り出すことに成功した男の子だが木のてっぺんから墜落してしまい……。

16歳になったアクラムに父親は料理の仕事を手伝うように何度も言うのだが、アクラムは聞き入れない。アクラムは料理人ではなくダンサーになりたかったのだ。

父親と息子の関係についてはよくあるもので、特に目新しいところはないのだが、祖母が教えてくれた冒険譚には胸がワクワクする。私も幼い頃は冒険話が大好きで、映画版の「ドラえもん」を毎年楽しみにしていたり、コナン・ドイルの「失われた世界(ロスト・ワールド)」に心ときめかせていたりした。今の子供もそうだろう。

子供には希望と夢を、大人ノスタルジックな感情を与えてくれる名編である。



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2018年7月15日 (日)

アニメ「フランダースの犬」オープニングタイトル

舞台はベルギー・フランドル(フランダース)地方。ウィーダ(イギリス人)の原作。

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2018年3月16日 (金)

観劇感想精選(233) 「プルートゥ PLUTO」2018大阪

2018年3月12日 森ノ宮ピロティホールにて

午後7時から、森ノ宮ピロティホールで「プルートゥ PLUTO」を観る。原案:手塚治虫、原作:浦沢直樹、上演台本:谷賢一、演出&振付:シディ・ラルビ・シェルカウイ。出演:森山未來、土屋太鳳、大東駿介、吉見一豊、吹越満、柄本明。ダンサーズ:上月一臣、大植真太郎、池島優(まさる)、大宮大奨(だいすけ)、渋谷亘宏(しぶや・のぶひろ)、AYUMI、湯浅永麻(えま)、森井淳、笹本龍史(りょうじ)。監修:手塚眞。プロデュース:長崎尚史。

手塚治虫の「鉄腕アトム」と「史上最大のロボット」を浦沢直樹と長崎尚史がリメイクした漫画「プル-トウ PLUTO」を原作とした舞台。
演出と振付を担当したシディ・ラルビ・シェルカウイは、ベルギー出身の演出家兼振付家兼ダンサーである。1976年、アントワープ生まれ。父はモロッコ人、母はベルギー人である。アラン・プラテル・バレエ団在籍中の2000年に振付家としてデビュー。幼い頃から日本のマンガとアニメのファンであり、2011年には手塚治虫の生涯を描いた「テ ヅカ TeZukA」の演出も手掛けている。「プルートゥ」は2015年に初演、今回は再演となるが1月の東京公演の後、2月にヨーロッパでの公演が行われており、大阪での上演は凱旋公演となる。

人間とロボットが共存する近未来が舞台。第39次中央アジア紛争から5年が経っていた。戦場での平和維持活動も行った7体の最先進ロボットのうち5体が立て続けに殺害されるという事件が起こる。残るは2体、ユーロポールの特別捜査員であるゲジヒト(大東駿介)と日本の少年ロボット・アトム(森山未來)である。事件を知ったゲジヒトは日本に向かうことにする。ゲジヒトの妻であるヘレナ(やはりロボットである。演じるのは土屋太鳳)は日本に旅行に行きたいという願いを持つが、申請を行ったところ、奇妙な事実に行き当たる。
天馬博士(柄本明)に作られたアトムであるが、元々は博士の息子で事故死したトビオの再生ロボットとして作られたのだが、トビオとはまるで異なるために捨てられてしまい、お茶の水博士(吉見一豊)に引き取られる。お茶の水博士はアトムの妹ロボットしてウラン(土屋太鳳二役)を作っていた。ある日、ウランは道端に倒れていた男(池島優)と出会う。男は花畑の抽象画を描く……。

第39次中央アジア戦争では、トラキア合衆国のアレクサンダー大統領が「ペルシャ王国が大量破壊ロボット兵器を隠し持っている」として侵攻するという設定なのだが、これはイラク戦争そのものである。結局、大量破壊ロボット兵器は発見されず、大義なき戦いとなったのだが、その責任を取る者はいなかった。それに端を発するペルシャ王国側の復讐、更にアレクサンダー大統領(渋谷亘宏)を操る人工知能Dr.ルーズベルト(声を演じるのは吉見一豊。テディベアの格好をしている)によるロボット帝国の野望などが入り交じり壮大な陰謀劇が展開されるが、ラストでは憎しみの連鎖ではなく「砂漠を花で埋め尽くす」ような平和と愛が謳われる。

振付家でもあるシディ・ラルビ・シェルカウイの演出ということで、ダンスが効果的に用いられる。9人の本職のダンサーに加え、森山未來と土屋太鳳という日本の若手俳優の中でトップクラスのダンススキルと身体能力を誇るコンビが配され、華麗なダンスが繰り広げられる。俳優より先にダンサーとして頭角を現した森山未來のダンスが見事なのは勿論だが、日本女子体育大学舞踊学専攻出身の土屋太鳳のダンスも秀逸。土屋太鳳は初舞台であるが、大人の女性であるヘレナと少女ロボットのウランを見事に演じ分け、想像以上の演技力を示した。流石、若くして認められただけのことはある。新しい才能の誕生を歓迎したい。

ダンスの他に浦沢直樹の原画の投影、影絵、パペットなど様々な表現が試みられた舞台であり、若手とベテランの俳優陣が四つに組んだ見事な展開。終演後はオールスタンディングとなった。



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2017年11月 6日 (月)

笑いの林(96) 大阪文化芸術フェス2017「劇団アニメ座 ~逆襲のアニメ座~」

2017年10月26日 よしもと西梅田劇場にて観劇

午後7時から、よしもと西梅田劇場で、大阪文化芸術フェス2017「劇団アニメ座 ~逆襲のアニメ座~」を観る。

先月末にオープンしたばかりのよしもと西梅田劇場。大阪中央郵便局の跡地にある西梅田スクエアの西端に建てられた仮設劇場である。噂には聞いていたが本当にテント小屋のような感じで、防音のための施工はなされておらず、すぐそこが大阪駅ということで劇場の中にJR列車の走る音が絶えず入ってくる。

出演:若井おさむ(座長)、天津・向清太朗、桜 稲垣早希、R藤本(今回は脚本も担当)、キャベツ確認中、こりゃめでてーな・伊藤、セブン by セブン・玉城、スタジオカドタ、ぬまっち(松竹芸能)、がっき~、堀川絵美、虹。特別出演:小澤亜李(おざわ・あり。声優)、千本木彩花(せんぼんぎ・さやか。声優)。

弱小芸能プロダクションのアニメ座エンターテイメントが舞台。向清太朗がマネージャーを務め、アニメ芸人数名が所属しているだけの事務所である。ただでさえ仕事が少ないのに、このところ仕事がパッタリと絶えてしまった。所属芸人であったベジータ(R藤本)が大手プロダクション、ネオ・アニメーション・ジ・オリジン(ネオジオ)に引き抜かれ、ネオジオのシャア芸人・ぬまっちと共にアニメ座エンターテイメントの妨害をしているのが原因のようである。
悪いことに、カイジ芸人のこりゃめでてーな・伊藤が一千万の借金を背負ってしまう。来週、近くでニュースターオーディションという新人のためのオーディションがあり、優勝賞金が一千万だと知ったアニメ座エンターテイメントの所属芸人は、賞金目当てでニュースターオーディションに参加する。

まず若井おさむによる影アナでスタート。天津・向のセリフは大半が説明台詞であり、彼が狂言回し役を務める。
劇団とはいっても、お笑いの演目では「コーナー」に入る場面が多くあり、堀川絵美(高橋真梨子の「for you...」を歌う)とこりゃめでてーな・伊藤(田原俊彦の「抱きしめてTonight」を歌真似入りで歌う)による歌合戦、がっき~&セブン by セブン・玉城VSキャベツ確認中による演技対決、早希ちゃんとスタジオカドタによる「インテリ対決」、全員参加による「声優対決」などがある。

インテリ対決であるが、お勉強が苦手な早希ちゃんとスタジオカドタによる対決であるため(早希ちゃんは「インテリ」を「インターナショナルなテリーマン」だと思っているようである)珍答続出。
答えをフリップに書いて出すクイズ対決なのだが、「安土桃山時代に茶道を完成させた人物は誰?」という問い(答えは千利休)に早希ちゃんは「茶々」と回答。「茶道」も「ちゃどう」と読んでいた。スタジオカドタは「千ノ里丸」と回答。「せんのりきゅう」という音はあっていたようだが、なぜか「九」に一画入れて「丸」にしてしまったようである。

「現在の大相撲4人の横綱のうち3人の名前を書きなさい」というクイズ。スタジオカドタは「横綱は世界に一人しかいないんじゃないのか?」と頓珍漢なことを言う。スタジオカドタは「白龍(はくりゅう)」「白砲(はくほう)」「山大国(やまたいこく)」と書いて正解ゼロ。早希ちゃんも「場ゑ戸(元大関の把瑠都のことのようだ。もう引退してるし、そもそも横綱にはなっていない)」「白方龍(はくほうりゅう)」「米二式(こめにしき)」という滅茶苦茶な回答であった。

最後は英訳問題。「彼は働いていないどころか仕事を探してもいない」という、「not but構文」を用いる問題なのだが、早希ちゃんは「英語で答えるんですか?」と珍発言。二人とも「not but構文」は知らず、早希ちゃんは「He bijines(businessのことのようだ) not job,not job,not job」と“not”を繰り返すだけの文章。スタジオカドタは長く書いたが、英語の体をなしているところがほとんどなく、やはりというかなんというか、二人とも正解を一つも出せずに終わった。


声優の二人は、オーディションの審査員という設定で登場。芸人達の芸を見る。声優対決では、芸人書いたセリフを読み上げてもいた。小澤亜李のことを向は「言葉が荒れてる」と言っていたが、結構な毒舌で、それも悪意があるのではなく、普通にしていても言葉がきつくなってしまうようで、近くにいると困るタイプかも知れない。

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2017年2月 4日 (土)

観劇感想精選(198) ミュージカル「わたしは真悟」

2016年12月23日 ロームシアター京都メインホールにて観劇

午後6時から、ロームシアター京都メインホールで、ミュージカル「わたしは真悟」を観る。



ミュージカル「わたしは真悟」は、楳図かずおのマンガをミュージカル化したもの。高畑充希と門脇麦のダブル主演である。演出&振付は、フィリップ・ドゥクフレ。ドゥクフレは、アルベールオリンピックの開会式と閉会式の演出を担当した人物であり、シルク・ドゥ・ソレイユのミュージカルの演出も手掛けている。ということで、アクロバティックな能力が要求されたり、高いところに昇ったり、巨大ブランコを漕いだりと、身体能力も求められる。高所恐怖症だったりしたらまずキャスティングされない。

脚本:谷賢一。出演は、高畑充希と門脇麦の他に、大原櫻子、小関裕太、成河(ソン・ハ)等。作曲:トクマルシューゴ&阿部海太朗。作詞:青葉市子。振付&美術:エリック・マルタン、演出協力:白井晃。白井晃は、来年5月にサウスホールでドイツの劇作家の作品を演出する予定である。


今日は1バルコニー席の下手側で鑑賞。この席はかなり酷い。壁を背にした3列目であり、椅子が高めに置かれていて、足を浮かせて足置きに乗せないといけない。長い時間、この状態では苦しいのだが、更にステージを見るには体を捻る必要がある。完全に設計の失敗である。京都というのはまともな施設を造ろうとすると何かと横槍が入るところである。バルコニー席も本来なら2列で一杯一杯のはずなのだが、2000席に拘ったためにかなり無理矢理押し込められた感じである。



333メートルの鉄塔(東京タワー)のてっぺんに、マリン(本名は山本真鈴。演じるのは高畑充希)とサトル(本名は近藤悟。演じるのは門脇麦)が登っているのが発見され、地上で一騒動起きる。マリンは、「今が人生で一番素敵な瞬間なのかも知れないね」と語り、「大人になったら別の生き物になっちゃうんだよ」という風なことも言う。楳図かずおの原作だけに、こうしたイノセンスの要素がかなり濃い。

産業用アームロボットが暴走する。人々はロボットを「壊せ!」と叫び、ロボットがある女を殺したのを確認すると「死んだ」と口々に言う。ロボットの人格(成河)は、「こうして私は生まれた、といいます」と語り始める。ロボットの人格は、人格のコアな部分は希薄であると同時に、全世界の機械と動植物に働きかける神のような力を持つため、客観性と神の視座を合わせ持つことを意味する、「~といいます」という伝聞系の言葉を多用する。

ロボットの人格は、「初めに言葉ありき」と聖書の言葉を引用した後で、「しかし私は意識を持つ前に言葉を持ってしまったといいます」と言い、なぜそういうことになったのかを探ろうとする。

実は、マリンと町工場の息子であるサトルが、工場の社会科見学を機に小学6年生の夏休みに恋に落ちて、この産業用アームロボットに二人の情報を始めとするあらゆる情報を打ち込んだのだ。ロボットの人格は、マリンとサトルを両親と認識し、それぞれの名前から一時ずつ取って、自らを真悟と名乗る。周囲の人々は真悟を怖れるが、サトルの同級生のしずか(大原櫻子)だけは真悟を守ろうとする。

外交官の娘であるマリンは夏休みが終わったら家族でロンドンに渡ることになっていたのだ。マリンはサトルにそれを言い出せない。二人で結婚するにはどうすればいいのか。子供を作るにはどうしたらいいのか。「333のテッペン」にその答えが隠されているようである。

ロンドンに渡ったマリンは、自身がなぜか病院にいることに気づく。記憶はほぼ失っていた。サトルという名前は覚えていたが、それが誰なのかは思い出せない。
イギリスでは日本人と日本人排斥運動が起こっていた。ロビンという青年(小関裕太)がマリンを連れ出す。ロビンはマリンを連れ出し、地下室に監禁した上、「外では戦争が起こっており、核爆弾が使用された」と嘘をついて、マリンと強引に結婚しようとする。マリンも日本人も見下された存在だった。日本人は「技術はあるが独創性がない」「金はあるが美意識はない」と侮られていた。

一方、サトルも電気店の店頭でパソコン(まだPC98である)をいじっている時に、真悟が暴走していることを懸念した三人の黒服の男取り囲まれていた。真悟には日本人全ての情報が入っている(一瞬だが、モニターに「ウメヅカズオ」という名が映るのを確認することが出来る)。汚れた大人達は真悟を怖れたのだ。
真悟は両親を守ると同時に、二人の間に愛があったことを伝えようとする。


イノセントな愛の物語である。バタイユ的愛と書いてもいいだろうが、12歳の少年少女なので、そこまでには達していないだろう。子供から大人へと移り変わろうとするほんの一瞬に感じる「子供であったことの尊さ」を上手くすくい取ってるように感じた。

高畑充希も門脇麦も微妙な年齢の少女と少年を演じていたが共に好演。歌唱力も万全で、高畑充希はファルセットの多用や、主旋律の後で対旋律に回るという成河とのデュオなど、難しいナンバーを振られていたがそつなくこなした。

予想以上の健闘だったのが大原櫻子。子供子供した子供を演じるのはそう簡単ではないはずだが、上手く少女らしさを出した演技をしていたように思う。彼女は二世タレントなので筋も良いのだろう(二世タレントだから必ずしもセンスを受け継ぐというわけではないのはご承知の通りであるが)。


ドゥクフレの演出は、モニターや背後のスクリーンに投影される映像を多用したもの。ステージを目一杯使っているが、ロームシアター京都メインホールはこの演出をするにはキャパが大きすぎるように感じた。

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2016年12月 6日 (火)

これまでに観た映画より(83) 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」

DVDで、アニメ映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」を観る。総監督:庵野秀明。実写(声優達が登場)なども挿入した凝った造りである。

神の子・イエスを殺したことで罪を負い、「行き詰まった」人類の歴史を終わらせ、新たなる人類(ニーチェがいうところの超人であろうか)の再生に賭けるゼーレにより、人類は終焉に至ろうとする。

終焉はLCL溶液のような、集合的無意識の海へと帰って行くことであり、自我を溶解させて「居心地の良い」胎内のようなものへの回帰である。そこでは、自分と他人は融合しており、全ては溶け合っていて、他者を傷つけることも他者から傷つけられることもない。

ただ、そうした「死」にもに似た甘い心境は否定される。「真心」=「真の心」でもって、人間は現状であっても想像力を持っていれば自己を否定することなく世界を再生させることが出来る。現実は「居心地が悪い」=「気持ち悪い」ものだが、そう感じられるということもまた生きているということの証なのである。死者は「気持ち悪い」と感じることすら出来ないのであるから。

結果的に、人類は肯定されており、人生は賛美される。「生きる」勇気を奮い立たせてくれるような、優れた映画であった。

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2016年2月18日 (木)

笑いの林(62) 宮村優子×桜 稲垣早希プレゼンツ! 「さきの部屋~あんた、バカ!?って言われたい~」&「みやむーの部屋~結婚観など語りつつも新しいネタさがしてこ!~」

2016年1月30日 神戸ラピスホールにて

神戸へ。宮村優子×桜 稲垣早希プレゼンツ公演を観るためである。
会場となる神戸ラピスホールは、調べてみると、楠木正成の菩提寺である広厳寺(楠寺)が本堂を新たに建て、講堂を多目的スペースとしたものだという。竣工は2014年とまだ新しい。クラシックの室内楽公演がやはり多く行われているようだ。
   
大倉喜八郎の別荘跡地という大倉山の一角に神戸ラピスホールはある。


今回の公演は、午前11時30分開演の「さきの部屋~あんた、バカ!?って言われたい~」と午後4時30分開演の「みやむーの部屋~結婚観など語りつつも新しいネタさがしてこ!~」の2つの公演からなる。

様々な特典があり、二人とチェキが撮れるというものもあったが、「俺が入ったら画が台無しだし」と思いつつも、並んでいるうちに買わざるを得ない状況と空気になってしまい、結局、チェキ撮影券を購入してしまった。第1部終了後にチェキタイムがあり、向かって左から早希ちゃん、真ん中に私、右に宮村優子さん(愛称:みやむー)という構図で撮って貰ったのだが、美女二人は良いが真ん中の男(つまり私)は邪魔でしかない。ということで、第二部の前にもチェキ購入時間が設けられていたが、買うことはなかった。

「さきの部屋~あんた、バカ!?って言われたい~」では、早希ちゃんがまずアスカのコスプレをして登場。続いて宮村優子がアスカのプラグスーツに赤色のスタジアムジャンパー、帽子に黒い片目眼帯という、新劇場版「ヱヴァンゲリヲン」の式波・アスカ・ラングレーをイメージした衣装で登場。早希ちゃんはテレビシリーズの惣流・アスカ・ラングレーでアスカコラボレーションにしたかったらしい。
二人の楽屋は一緒だったそうで、楽屋で沢山お喋りをしてしまったため、ステージで話す内容が減ってしまったかも知れないという。
ちなみに早希ちゃんもみやむーも神戸市出身だそうである。

早希ちゃんは、「この公演のために、今朝5時から並んでいる猛者もいたそうです」と語るが、早希ちゃんのことなので、R藤本に注意されたことがあるにも関わらず「猛者」を「もうじゃ」と読んでいた。もっとも、修正能力が高ければクイズも今よりは得意になっているはずだが。

宮村優子は早希ちゃんの憧れの人であるため、早希ちゃんは「ギリギリで頑張っております。今後、失神、失禁などが起こらないとも限りません」ということで、構成作家の長澤さん(おそらく長澤喜稔だと思われる)をMCに指名する。

まず早希ちゃんが年齢より若く見られるということに始まり、この間、タクシーに乗った際、老年の男性運転手から「今日は若い子を乗せることが出来てラッキーだ」と言われ、飴ちゃんを貰ったりサービスして貰ったのだが、申し訳なく思った早希ちゃんが「あのー、私、32歳なんです」と打ち明けたところ、「へー」という反応で、そこから気まずい空気が漂い始めてしまったそうである。
次いで、早希ちゃんが猫を飼っているという話になるのだが、「30歳を超えて猫を飼ったら終わり!」と以前、他の芸人に言われていた通りのことを言う。猫中心の生活になってしまい、外出している時もモニターで猫が今何をしているのかをチェックするようにしているらしい。ちなみに早希ちゃんの飼っている猫は壁に向かってジャンプを繰り返しているそうである。

それから、「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングテーマである「残酷な天使のテーゼ」を二人で歌ったのだが、宮村優子は歌詞を見ながらの歌唱である。
最初のコーナーは、サイコロトークという、どこから見ても「ごきげんよう」でやられていたものと同じ要領のトークが行われるのだが、早希ちゃんもみやむーも長澤さんも、「今まで見たことない」「画期的」ととぼける。
早希ちゃんがサイコロを転がし、「あんた、バカ!?って言いたい」と出す。
早希ちゃんは、「ヨーロッパ横断ブログ旅」の際、ディレクターが替わったのだが(親玉ディレクターがプロデューサーの昇格したため。早希ちゃんは「昇格」を「就職」と間違えて、すぐさまみやむーに突っ込まれていた)、2代目同伴ディレクター(早希ちゃんよりも年下であり、チャラDと呼ばれていた)は学生時代バックパッカーをしていたような人で外国語は出来るそうだが、ポルトガルで早希ちゃんが蟹料理のコメントをした時に、「それじゃ全然伝わりません」と駄目出ししてきたそうである。早希ちゃんは「タラバガニにしてはプリプリしていてマツバガニにしては繊細で」という風に纏めようとしていたのだが、チャラDはOKを出さなかったそうで、早希ちゃんもキレて、「じゃあ、あんたがやってみなさいよ。それが良かったら私もそれでやるから」という言葉を投げつけ、チャラDにやらせてみたところ、チャラDは、「これはキングクラブのような味で」とコメントしたという。そして早希ちゃんが大阪に帰ってきて、「キングクラブ」を調べたところ、タラバガニを英語で言っただけだったという、あんたバカぁ~?!
ちなみに早希ちゃんはネタでおばあちゃん相手に、「あんたバカぁ~?!」と言ったところ、「あんたより賢い」と返されたそうだ。

チャラDが更に「辛かったこと」という出目の話でも登場する。「ヨーロッパ横断ブログ旅」の序盤でサイコロを振るためのどんぶりを割ってしまった早希ちゃんは、イタリアのヴェネチアで当地在住の日本人ガラス工芸作家が作った赤いグラスをサイコロを振るどんぶりの代わりに購入した。世界に一つだけの大切なものだったのだが、チャラDがサイコロの出目が怪しいというので、「ちょっと遠くから放って貰っていいですか?」と要求。早希ちゃんはいつもより遠くからグラスに向かってサイコロを投げたのだが、勢いが付いたためグラスが割れてしまい、早希ちゃんはショックの余り大泣き。チャラDは、まさか早希ちゃんが泣くとは思っていなかったため、カメラを地面に置いて、「早希さん、大丈夫ですか?」と駆け寄ってきたそうなのだが、これまでの「ロケみつ」を見ていて、「泣いたときは良い映像になる」と知っていた早希ちゃんは泣きながらも手で「(カメラを)回して回して」と指示していたという。ちなみに親玉は絶対に絵になる画像は逃さなかったそうである。
チャラDは今は関西では有名な情報番組のディレクターをしているという。

みやむーの「辛かったこと」であるが、みやむーは今はオーストラリア在住なのだが、英語が死ぬほど嫌いで、少しでも日本語に触れたくて日本語講師の免許を取ったという。一方で、みやむーの旦那さんは、みやむー曰く「頭まで筋肉という人。脳筋」だそうだが、新たな可能性を探るために大学に通い始めたのだという。その間の生活費から何から全て宮村優子が負担していたのだが、その大学というのがサーカスの大学で(オーストラリアにはそんなものがあるらしい)、3年の課程を経て卒業し、サーカスで1年働いた後で、「俺、サーカスに向いてない辞める」と言われ、その時はショックで寝込んだそうである。

みやむーの「あんた、バカ!?」話であるが、みやむーはこれまでずっとパスポートの職業欄を「Mother」にして来たという。しかし、「Mother」が日本とオーストラリアを何度も往復していたのではおかしいと怪しまれそうだったので、正式に「ボイスアクター(声優)」と書いたという。そうしたところ、オーストラリアの空港で、「Are You Voice Acter?」と聞かれ、何かセリフ喋ってみろと言われたので、「あんたバカぁ~?!」というアスカの口癖を話し、意味も「Are You Stupid?」と訳したところ、空気がぎくしゃくし始めたそうである。

「恋愛話」に関しては、早希ちゃんのタイプは「年上」で「アホじゃない人」だそうだが、そんな男、五万どころが数百万単位でいる。


チェキタイムで自分の撮影が終わった後も長澤さんの喋りを聞いたりしながら過ごし、いったん、神戸ラピスホールを後にする。


    
午後4時30分開演の「みやむーの部屋~結婚観など語りつつも新しいネタをさがしてこ!~」
第1部とは立ち位置が交代。第1部は早希ちゃんが舞台上手にいたが、第2部ではみやむーが舞台上手にいる。椅子2脚は変わらないが、中央にテーブルが用意されており、日本酒の瓶が置かれている。
みやむーが登場。彼女の説明によると、日本酒が好きだという自分のために早希ちゃんが高島屋で日本酒を買ってきてプレゼントしてくれたのだという。「鶴亀」という日本酒で、みやむーは「じゃあ、これを飲みながらやりましょう」と言う。

みやむーは「お昼の公演を観ていない人のために説明しないと」と言いだし、早希ちゃんは「まさかおっぱいが出るなんて」とボケ、みやむーも「まさか早希ちゃんの生着替えが見られるなんて」と悪ノリする。
みやむーは、「早希ちゃん、嫌いな人いる? 『こ』で始まって『り』で終わる人の話でもすれば?」と唆し、早希ちゃんは小泉エリの悪口を言う(どんどん太ってきてる。太ってくるとマジシャンとして説得力がなくなるから痩せろと言っているのに。大相撲が好きだから力士と比べてまだ痩せてると勘違いしているのではないか、というような内容)。一方でみやむーは「嫌いな人? いないなあ」とそらっとぼける。

早希ちゃんの恋愛観について更に掘り下げるみやむー。ちなみにみやむーは「もっと考えて結婚すれば良かった」と発言し「今の爆弾です。Yahoo!のトップに載ります」と早希ちゃんを慌てさせる。年上のアホじゃない人が好きだという早希ちゃん(早希ちゃんは自覚があるかどうかはわからないがファザコンでブラコンである)。みやむーはその他の条件を聞くのだが、収入に関しては「別々に使いたいので、自分の分は自分で稼いでいける人。ただ、借金がなければ良い」とも言う。そして「暴力を振るわない人」とも言うが、みやむーに、「ハードル低くない?」と聞かれる。早希ちゃんはもう一つ条件として、「食事を美味しく食べてくれる人でないと駄目」と挙げる。「自分は食べることが大好きなので、『食事? 何でも良い』という人は嫌なのだそうだ。だがここで「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督(偏食で有名)の話になる。夫人である安野モヨコが漫画『監督不行届き』で描いているようだが、それを読んだ早希ちゃんは、「(庵野監督は)かなりのクソ野郎ですねえ」と言う。ただ早希ちゃんによると庵野監督は天才なので許されるのだそうだ。
「本当に売れない芸人さんは年収5万円くらいじゃないの?」とみやむーが聞き、早希ちゃんは「本当にそんな感じです」と答える。奥さんに食べさせて貰っているか、奥さんのご両親に理解があるというケースが多いらしい。ここでみやむーが「Sなの? Mなの?」と突然聞く。宮村優子は突然豹変することがあるらしい。早希ちゃんは、「Kinki Kidsです。『愛されるよりも愛したい』」と答え、「告白なんかも結構、自分からします」と続ける。前にも紹介したが、早希ちゃんが告白したところ、「半年待ってくれ。半年待ってもまだ好きだったらもう一度告白してくれ」という男がいたという。早希ちゃんは毎日カレンダーに×を付けながら半年経つのを待ったが半年後に告白したところ、相手の男性にはもう彼女がいたという。半年前にももう彼女はいたそうだ。

ここでサイコロトークになるのだが、サイコロを振るのは早希ちゃんだけ、しかも出目は全て罰ゲーム級という、みやむーのS度丸出しの企画である。

まずは「漢字テスト」。漢字検定(漢剣。本社は京都。評判は……、お察し下さい)の1級から10級まである中で何級からの出題がいいかをみやみーは聞く。早希ちゃんは迷うことなく10級を選ぶが、出された問題は、「『あきかん』を漢字で書きなさい」。比較的易しい問題であるが、10級しては高度な方かも知れない。早希ちゃんは、「それ6級の問題でしょ」と文句を言いながら書くが、「空き」は合っていたものの、「かん」が滅茶苦茶な漢字だったそうである。客席からはよく見えなかったのだが、みやみーは早希ちゃんが書いた字をツイッターに勝手にアップロードしてしまう。

「ものまね」では、宮村優子が声優をやっている「名探偵コナン」の遠山和葉の物真似を披露した早希ちゃんだが、本人を目の前にして物真似をするのは「一番恥ずかしかった」そうである。
ちなみに、早希ちゃんとみやむーはLINEのアドレスを交換したそうである。早希ちゃんは「ベッキーのようにならないと良いんですが」とも言う。これまではみやむーが早希ちゃんに連絡先を聞いても、早希ちゃんは「いや、畏れ多いです」と教えてくれなかったそうだ。
早希ちゃんは二人でUSJに生きましょうと提案。USJには「エヴァンゲリオン」のパビリオンもあるのだが、みやむーは「それ、私、(声優)やってない。私が把握してないのにやられてるアスカ、ひょっとして早希ちゃんなんじゃないの?」と言う。「早希ちゃんは、私がやってもすぐにバレますし、つまみ出されます!」と否定する。
みやむーは、「栗田貫一方式で行こうか」とバトンタッチを提案するが、早希ちゃんは「まだ亡くなってないじゃないですか。長生きして下さい。100歳まで生きて下さい」という。

早希ちゃんは、アスカの他にレイやシンジの物真似も出来るというので、みやむーのアスカ、早希ちゃんのレイとシンジで、「エヴァ」名シーンの再現をすることにする。みやむーは「私、アスカに似てるってよく言われるの(だって本人だもん)」と得意気。「エヴァ」に詳しいお客さんのリクエストで、第十二使途レリエルにシンジが呑み込まれる場面を再現する。ちなみにみやむーはセリフを完全に忘れていたが、早希ちゃんは全て覚えていた。みやむーが早希ちゃんが書く原稿を覗き込み、「『独断専行』とか難しい漢字書けるんじゃない!」と関心する。「エヴァに出てくるものは書けるんです」と早希ちゃん。アスカのセリフが長いのだが、ラストに特別に「早希、愛してるよ」と入れて貰う。みやむーに言われた早希ちゃんは本当に嬉しそうで、「これはもう失禁です」と例えをいれる(ちょっと下品ですがあくまで例えで言ったことですので)。

ちなみに他のエヴァの俳優である林原めぐみや緒方恵美の話も出る。緒方恵美は早希ちゃんの単独ライブに招待されたこともあるという。「私、招待されてなーい」と愚痴るみやむーであったが、緒方恵美の場合は、アニメ芸人であり早希ちゃんと共演したこともあるはりけ~んず・前田がサプライズで招待したもので、終演後、楽屋に挨拶に来られるまで、早希ちゃんは緒方恵美が客席にいることを知らなかったという。ちなみにその日、早希ちゃんはシンジのネタもやっていたそうだ。
早希ちゃんは、「宮村さんが来れる(ママ)時期に、単独ライブやります。日本に来るって聞いたらすぐにやります」と宣言する。

「セリフ」では、恥ずかしいセリフを早希ちゃんに言わせるというもの。「駄目、私、そんな大きいの入らない。そんな大きいなすび食べれない(ママ)」というものなのだが、早希ちゃんがライトエロで読んだ後、みやむーは本気で読もうとしたため、「駄目です、駄目です。みやむーが穢れる」と早希ちゃんに止められる。

「恥ずかしい話」であるが、一度はWikipediaにも載せられた「お婆ちゃんの悩みみたい」な症状に早希ちゃんは悩んでいるそうである。訓練すれば治りそうなものだが。専門家の助言は必要かな。

最後は「即興歌」。みやむーが用意したタイトルか歌詞かどちらかを選び、早希ちゃんが即興で歌にするというもの。
「憧れの人にようやく出会える 私朝から心臓バクバク(中略) I Love みやむー、I Love アスカ、I Love 神戸」というような歌詞の歌だった。

第2部も終演後にチェキ撮影会。私自身は参加しなかったが、撮影風景の見られる席だったので(正面にはセパレーションがあるが私は前から2列目下手端の席だった。ちなみに第1部は2列目ほぼ中央で観ている)様々な人が色々な要求でチェキを撮るのを見て楽しんでいた。早希ちゃんとのツーショット、みやみーとのツーショットもありで、2回目の人はどちらか一人だけを選択することも多かったが、私個人としては2回目だったとしてもどちらか片方だけ(私の場合は早希ちゃんだけということになるが)というのは心情的に無理である。

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2016年1月16日 (土)

world's end girlfriend(featuring湯川潮音) 「君をのせて/ナウシカ・レクイエム」

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