カテゴリー「野球」の215件の記事

2019年9月24日 (火)

スタジアムにて(20) 侍ジャパン強化試合 日本対チャイニーズ・タイペイ(台湾)@京セラドーム大阪 2016.3.6

2016年3月6日 京セラドーム大阪にて

京セラドーム大阪で、侍ジャパン強化試合 日本対チャイニーズ・タイペイ(台湾)戦を観戦。午後6時30分プレーボール。

1塁側が日本の応援席、3塁側がチャイニーズ・タイペイの応戦席でありベンチも1塁側が日本、3塁側がチャイニーズ・タイペイであったが、今日は日本がビジターのユニフォームを着て先攻、チャイニーズ・タイペイがホームのユニフォームで後攻である。台湾の選手のローマ字表記(のようなもの)はピンインではなくウェード式が用いられていた。

京セラドーム大阪には何度も来ているが、1塁側に座るのはおそらく今回が初めてになると思われる。

打撃練習や守備練習から見ていたのだが、打撃は山田哲人が一番調子が良さそうであった(打撃練習の調子が当てになるとは限らないのだが)。中田翔は守備練習で打球をポロポロこぼすなど調子が悪そう。実際、今日は5番DHで出場したが打撃も不振であった。

外野でウォーミングアップしていた日本の選手達が、1塁側席の前を通る時に多くの人が声援を送っていたのだが、ベイスターズの山崎康晃は気軽に握手やサインに応じていた。

「おそ松さん」とのコラボレーションということでイヤミが登場。始球式(ファーストピッチと紹介される)を行った。


今日の日本はディフェンス優先の先発。セカンドには名手・菊池涼介、ライトには清田育宏、ショートには今宮健太が入る。サードは銀次。キャッチャーは炭谷銀仁朗。ファーストには中村晃が入る。

日本の先発はホークスのエース、武田翔太。

武田翔太はMAX147キロのストレートとブレーキングカーブでチャイニーズ・タイペイに挑む。だが、カーブを打たれるなど、調子は万全というわけではないようだ。

2番手投手の西勇輝、3番手の戸根千明、4番手の森唯斗、セットアッパーの山崎康晃、クローザーの西野勇士は全員、ストレートは140キロ台中盤をマーク。スピードガンで最も良い数字と出したのは武田翔太と森唯斗の147キロであったが、球の伸びが一番感じられたのは西勇輝であった。また、球質が重そうなのは武田翔太であった。

台湾職業棒球リーグで投げたこともある高津臣吾(東京ヤクルトスワローズ一軍投手コーチ)が、「台湾は守備が雑だった」と言っていたが、実際、今日のチャイニーズ・タイペイは守備が雑でエラーや、エラーは付かないが実質的なエラーが多く見られた。

だが、先にエラー絡みで点を与えたのは日本。3回裏、先頭の林智平にカーブをセンター前に弾き返されると、続く林カイ笙のバットを粉砕してボテボテのゴロを打たせるが、飛んだバットのかけらを気にしながらの守備となった武田は、ファーストへの送球がワンバウンド。上手いファーストなら捕れていたところだが、バウンドが近すぎたということもあり、中村晃のファーストミットからボールがこぼれる。記録上は武田翔太の悪送球となる。張建銘はショートゴロに打ち取り、二塁はフォースアウトとするも一塁には投げられず、一死三塁一塁となる。
王柏融の当たりは痛烈。普通ならレフト前に落ちるタイムリーとなっていたところだが、ショートの今宮がジャンプして打球を捕球。超ファインプレーに拍手が起こる。
しかし、続く林智勝との対戦時に張建銘が二塁へ盗塁。だが、これは囮で、サードランナーの林智平がディレイドで本盗を仕掛ける。タッチプレーなら先にホームインした場合、帰塁は認められるので、セカンド・菊池もバックホームでホームタッチアウトを狙ったのだが間に合わず。台湾が頭脳プレーで先制点を奪う。
本来なら二塁に投げなくても良かったはずなのだが、2点取られるのが怖いのとランナーを刺したいという本能で投げてしまったのだろう。
日本は守備主体のスターティングオーダーでありながら先制を許す。

さて、守備主体の先発メンバーであったが、続く4回表、この回先頭の菊池が意表を突いて初球セーフティーバントを試みる。菊池はヘッドスライディングしてタイミング的にもセーフであったが、台湾の守備陣が大混乱。バントを拾った投手がファーストへ大暴投。それを見た菊池はセカンドへヘッドスライディング。しかし、何とライトのセカンドへの送球も暴投となり、菊池はあっさりと三塁を陥れる。続く清田はデッドボールを受け、無死三塁一塁。ここで今日は4番に入った筒香嘉智がセンターへの大飛球を放ち、犠飛となって日本が同点に追いつく。

5回表、日本は一死から今宮がセンター前に抜けるヒットを放つと、二盗を決める。続く銀次はライト前へのヒット。これをライトが後逸。今宮が帰って、2-1と日本が勝ち越す。銀次は二塁に進塁はしなかった。炭谷はキャッチャーゴロだったが銀次がこの間に二塁に進む。二死二塁。ここで丸がセンターへのタイムリーを放ち、日本は3点目を奪う。
今宮は5回裏に普通ならセンター前に抜けているはずの当たりを捕り、ゲッツーを奪うなど、今日は攻守で華麗なプレーが目立った。

日本は6回表に今宮に代わって坂本勇人を代打に送ったところからオーダーをディフェンス重視からオフェンス重視に切り替える。セカンドに山田哲人、センターに秋山翔吾、ライトに平田良介が入る。

7回表。バッターは中村晃。レフトへの平凡なフライ……かと思いきや、チャイニーズ・タイペイのレフトの脚がもつれ気味である。結局、レフトは転倒してしまい、センターがバックアップに入るも中村晃は三塁に到達。記録は三塁打となる。だが、その後は炭谷、秋山翔吾と連続三振。山田哲人はフォアボールで歩き、平田が打席に入るも平凡なセカンドゴロで相手のミスにつけ込むことが出来なかった。

9回表は日本のビッグイニングになる。坂本が三塁線を破る二塁打を放つと、銀次は四球を選ぶ。ここで炭谷が送りバントで一死三塁二塁とする。
秋山の当たりはファーストゴロだったが、三塁ランナーの坂本が思い切って本塁を突き、台湾の一塁手もベースは踏まずにバックホームを選択するが坂本の脚が勝り、日本が4点目を挙げる。なおも一死三塁一塁。打席に立った山田哲人はレフト二階席への大ファールを放つなどしたが、結局は2打席連続のフォアボールとなる。
満塁で打席に入った平田。ライトの右に弾き返す長打を放ち、台湾のライト守備がもたついたということもあって、走者一掃の3点タイムリースリーベースを放つ。三塁上で平田はガッツポーズ。
更に4番・筒香がライトポール際に飛び込むツーランホームランを描き、日本はこの回、一挙に6点を奪い、9-1と台湾(チャイニーズ・タイペイ)を突き放す。

9回裏のクローザーを託されたのは西野勇士。しかし、先頭の張建銘にバットを折りながらもライト前にしぶとく運ばれると、王柏融に一塁線を破るタイムリーツーベースを放たれる。林智勝は簡単に打ち取るが、劉芙豪にはセンターへの大飛球を飛ばされる。センターの秋山が追いつくが、王柏融はタッチアップでサードへ。そして周思斉は一二塁間を破るタイムリー。日本投手陣は8回まで台湾打線を2安打1点に抑えていたが、西野は一人で3安打2失点である。
それでも林泓育をライトに高々と上がるフライに打ち取った西野。不安定なピッチングではあったが結果的に勝利投手になり、日本が9-3で完勝した。

最初の内は安打は多いものの余り点が奪えないという展開であったが、9回に大爆発。投手陣も万全の出来ではなかったが台湾の淡泊な攻撃に助けられた。投手陣で一人心配なのは西野だが、フォークは鋭い落ちを見せており、シーズンに入れば今年も活躍しそうである。台湾はエラーが多かったし、大味な展開であった。リトルリーグでは何度も世界一になっていながら成人になると伸びないのは、夏になると暑くて昼間は表に出られないという気候も考えられるが、何度も野球賭博が繰り返される脇の甘さがプレーにも出ているのかも知れない。

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2019年9月 9日 (月)

スタジアムにて(19) 東北楽天ゴールデンイーグルス対東京ヤクルトスワローズ オープン戦@明石トーカロ球場 2016.3.8

2016年3月8日 明石トーカロ球場にて

明石へ。軟式野球の甲子園として知られる明石トーカロ球場(明石公園第一野球場)で、東北楽天ゴールデンイーグルス対東京ヤクルトスワローズのオープン戦を観るためである。午後1時プレーボール。

少し早めに明石に着いて、今は明石公園となっているJR明石駅前の明石城跡を訪ねる。巽櫓と坤櫓という二つの重要文化財が残り、二つの櫓の間の塀も復元されている。天守台はあるが、天守は建てられなかったようで、事実、天守台の上には礎石らしきものは見当たらない。高石垣と水堀が美しく、「名城」と呼んでも大袈裟でない水準である。


長嶋茂雄がルーキーだった頃の巨人軍がキャンプを行ったことでも知られる明石公園第一球場。トーカロによるネーミングライツで明石トーカロ球場となっている。全国高等学校軟式野球選手権大会の会場として全国的に有名である。
軟式野球は硬式野球に比べると打球が飛ばないためロースコアのゲームが多く、決勝でも延長戦が何度も繰り広げられた。

その明石トーカロ球場であるが、その知名度に比べると特に優れたスタジアムではない。阪神甲子園球場には遠く及ばないのは当然だが、スタンドが小さく、柵も低いためファールボールがしょっちゅう場外へと消えていく。硬式野球試合開催時に明石トーカロ球場の周囲を歩くのは危険である。

明石城のそばにあるため景観への配慮として照明機器は設置されておらず、ナイターは行えない。

両翼100m、センターまで122m、左中間右中間共にそれなりに膨らみがあり、グラウンドの広さは十分である。


スワローズは畠山和洋が腰痛、川端慎吾がインフルエンザということで、今日はファーストに荒木貴裕、サードに谷内亮太、ショートに西浦直亨という三人とも本職はショートという野手が内野を固める。ショートの開幕スタメン候補である大引啓次は今日は出場しなかった。セカンド、キャッチャーは共に侍ジャパンから帰ってきた山田哲人と中村悠平が入る。レフトは山崎晃大朗、センターに比屋根渉、ライトに雄平。DHはバレンティンである。スワローズの先発は館山昌平。

館山は高速シュート(ツーシーム)を軸にピッチングを組み立てる。生憎、明石トーカロ球場にはスピードガン表示がないため何キロ出ているのかはわからないが、この時期としてはキレはまあまあである。
2回表にゴールデンイーグルス先発の辛島航から谷内、中村の連打と比屋根の送りバントで一死三塁二塁とすると西浦が先制の2点タイムリーをセンター前に放つ。

しかし、2回裏、急造内野の綻びが出る。一死後、連打を浴びた館山だったが、続くバッターにファーストゴロを打たせる。ゲッツーコースだったが荒木が打球をファンブルしてしまい、一塁はアウトにしたが得点を許す。その後、館山は聖澤に二塁打を打たれ、更に三盗を許して嶋基宏の犠牲フライでまたも1点を献上。結局、この回3失点で逆転を許した。

それでも館山は3回は無難に抑える。

4回裏からは新垣渚がマウンドに上がるが、ここから投手陣が目も当てられない出来となる。新垣はコントロールが安定せず、死球に暴投と散々な出来。ホークス時代は「暴投王」として知られた新垣だけにイーグルスファンから「新垣、暴投!」と野次られる。新垣は4回に1点を与えて、スコアは2-4となる。

5回表にスワローズは四球で出塁した山崎を一塁に置いて、バレンティンがライトスタンド(客は入れていない)に飛び込む同点ホームランを放つ。

だが、ここから更なるヤクルト投手陣の惨状が始まる。今日の出来なら公式戦だったら新垣は1イニングで降板だろうが、オープン戦ということで様子見。そしてなんと5四死球という乱調。ヒットもいずれもピッチャー返しのセンターに抜けるものだったが、こうした当たりを打たれるということは球威がないことを物語っている。新垣は3イニングスを投げて3失点であった。

だが更に更に駄目なピッチャーが登場。今日も竹下真吾がマウンドに上がるが、ボールがうわずるなどノーコンな上に、決め球となる変化球がなく、ヒットとフォアボールの繰り返し。2度の押し出しを含む5失点とあってはもう竹下が今季一軍のマウンドを踏むことはないかも知れない。というより余程凄い変化球をマスターしない限りドラフト1位入団の2年目ではあるがもう首が危ない。竹下は1イニング持たずに降板。岩橋慶侍がマウンドに立つが、岩橋も良い出来とは言えなかった。
オープン戦ではあるが、2番手以降のピッチャーがいくら何でも悪すぎる。

スワローズは打線もピリッとしなかったが、山田哲人や田中浩康がヒットを放ち、西浦や谷内もそれなりにアピール出来たのが収穫といえそうだ。

試合は、4-11でスワローズの惨敗であった。

ゴールデンイーグルスのチャンステーマは京阪電鉄のかつてのイメージソング「出町柳から」の転用であるが、これは何か意味があるのだろうか。関西在住のイーグルスファンは元大阪近鉄バファローズファンが多いといわれるため、上層部の思惑で勝ってに吸収合併されたことへの意趣返しの可能性もあるが。


試合後も明石城跡を散策。良いお城である。

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2019年8月26日 (月)

坂本龍一 2種の「Batavia」

 

 

 

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2019年6月20日 (木)

スタジアムにて(18) パリーグ・クライマックスシリーズ2014 ファーストステージ オリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズ 2014.10.14@京セラドーム大阪

2014年10月14日 京セラドーム大阪にて

午後6時から、京セラドーム大阪で、パリーグ・クライマックスシリーズ・ファーストステージ、オリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズの試合を観る。今日勝った方がファイナルステージへと駒を進める。バファローズは引き分けでも勝ち抜きである。
本当は、クライマックスシリーズを観戦する予定はなかったのだが、今日は何の予定もなかった上に、稲葉篤紀の打席を見るのは今日で最後になるかも知れないとの思いから出掛けた。京セラドーム大阪は、大阪の海に近い方にあり、京都からだと行くのに時間が掛かる。


バファローズの先発投手は西勇輝。ファイターズの先発はメンドーサ。バファローズの西は金子千尋と共にバファローズの二枚看板として今年も12勝を挙げた(ただし10敗)投手だが、メンドーサは7勝13敗と大きく負け越している。ファイターズは二刀流の2年目で野手としても出場している大谷翔平の11勝がチーム最多勝ち星であり、事実上エース不在である。吉川光夫は今年もピリリとせず、武田勝も不調で中継ぎに配置展開となり、おまけに抑えの武田勝も調子が上がらず守護神の座を増井に譲り渡すなど、投手陣、特に先発投手の不振に喘いだ。
立ち上がりであるが、西のストレートはスピードガン以上の速さを感じたが、メンドーサのストレートはMAX147キロながら肉眼だとそれより10キロは遅く感じた。

試合は、1回裏、バファローズ先頭の駿太が、いきなりの先制本塁打。初球を叩くとボールはライトポール際に飛び、ポールの内側の編み目に当たる。駿太は1回表にファイターズ先頭の西川のセンターへの大飛球を好捕しており、初回は大活躍である。
ファイターズとバファローズは糸井嘉男らと大引啓次らをトレードするという謎の行為に出たことがあるが(糸井がファイターズに対して想像を絶する高額年俸による複数年契約を要求したため追い出されたという話もある)、今日は糸井も大引もスターティングオーダーに名を連ね、古巣と対戦する。

その後は、西、メンドーサ共に好投。ヒットは許すものの、得点は与えない。西は中田がストレートを2球ともレフトへ引っ張ってのファールとすると、「打ち気あり」と察してフォークで空振り三振を奪うなど、投球術に長けている。またピンチになるとギアを入れ替えるようで、3回表に一死満塁とされた場面では、中島卓也、陽岱鋼を三振に切って取る。特に陽岱鋼との対戦ではストレートがホップし、陽を寄せ付けなかった。

6回表、ファイターズが一死三塁一塁としたところで、いよいよ稲葉篤紀が代打で登場。私もフラッグを振って応援する。稲葉は見事に一二塁間を破るタイムリーヒットを放ち、ファイターズが同点に追いつく。
その後は、両チーム共に自慢である豪腕リリーフ陣が登場。ファイターズの鍵谷、白村、宮西、クロッタ、増井の中で150キロ以上をマークしなかったのは宮西だけ。バファローズの佐藤達也、馬原、平野佳寿は全員、150キロ以上を記録した。同じ150キロでも、投手によって違いがあり、一番速く見えたのは佐藤達也のストレートである。リリース直後にボールが消え、打者の手前で現れるように見える。勿論、消えてなどいないのだが、目がついて行けないほどの勢いがあるようだ。
8回裏にファイターズは特異なプレーを見せる。白村が駿太に二塁打を許して、無死二塁となり、安達がバントの姿勢を見せる。ここで、白村が投げると同時にセカンドの中島卓也とショートの大引が全力ダッシュ。駿太を三塁で刺そうというプレーであり、中島がかなり前でボールを拾い、三塁へ投げようとする。ただやはり無理であり、一塁へ送球。送りバント成功となる。一死三塁。
だが、続く糸井とT-岡田の左打者コンビは、マウンドに上がった左腕の宮西の前に連続三振に倒れ、チャンスを生かせない。

9回裏にヘルマンのヒットと盗塁で二死二塁のチャンスを作ったバファローズであるが、原拓也が空振り三振に倒れ、延長戦となる。原拓也は基本的に「守備の人」であるため、決めるなら代打を送るべきだったと思うが、オリックスベンチは動かなかった。

1対1という、投手戦であったが、ヒット数は多く、今日負けてたら終わりという状況のためサイン交換も慎重になったからか、9回までで約4時間を要すという熱戦となる。残念ながら延長戦にまで付き合っていると京都に帰れなくなってしまう。
ということで、9回終了と共に、私は京セラドーム大阪を後にする。
試合はその直後の10回表に先頭の中田翔が、平野からバックスクリーンへの一発を放ち、増井がバファローズ打線を抑えて、2-1で勝利。ファイターズがクライマックスシリーズ・ファーストステージを突破した。

ちなみに中田翔は守備に就いてからのウォーミングアップのキャッチボールで、140キロ以上は出ているだろうと思われるボールを投げ込んだりもしていた。中田も高校まではピッチャーであり、高三の時に肩を痛めていて、夏の大阪予選決勝では変化球しか思うように投げることが出来ずに敗退。投手としては引退し、野手としてプロ入りしたが球威は今も健在なのであろう。

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2019年4月24日 (水)

スタジアムにて(15) 日本女子プロ野球 京都フローラ対埼玉アストライア 2019.4.11

2019年4月11日 西京極のわかさスタジアム京都にて

日本女子プロ野球、京都フローラ対埼玉アストライアの試合を観戦する。午後6時30分プレーボール。

京都フローラの先発は、レイアを経てフローラに昇格したばかりの左腕、今井巴菜(はな)。埼玉アストライアの先発は、フローラから移籍した177㎝の長身、古谷恵菜。

ここまで7勝1敗と好スタートを切っているフローラ。1つぐらい負けても惜しくはないということではないだろうが、雨で中止となった昨日の先発である今井をスライド登板させている。
アストライアは昨日の先発であった水流麻夏(つる・あさか)をスライドさせることはなかった。

試合は、アストライアペースで進む。2回表にアストライアは先頭のみなみがショートへの内野安打で出塁。みなみはこれが通算100安打目となった。今井志穂へのフォアボールで一二塁となり、只埜の送りバントで一死三塁二塁。ここで山崎がタイムリーを放って先制。

3回表には先頭の田口紗帆がレフトラッキーゾーンに飛び込むホームランを放つ。

4回表には中田のタイムリーで3点目を挙げ、フローラ2番手の小西美加からも加藤がタイムリーを放って4-0とリードする。

今井巴菜は、MAX119キロながら大半は110キロ台前半で、コントロールも甘めであった。

一方、アストライア先発の古谷は、長身から投げ下ろすMAX121キロのストレートにチェンジアップとスローカーブを織り交ぜたピッチングで好投を見せるが、5回裏に4連打を浴び、4-3と1点差に追い上げられたところで降板。アストライアの2番手は、レイアから昇格の山口千沙季。日本女子プロ野球初のアンダースローのピッチャーである。
その山口であるが、流れを止められず、同点に追いつかれる。アンダーハンドとはいえ、ストレートが90キロ台で、変化球が70キロ台では球が遅すぎるようにも思える。

フローラは6回表を変則右腕の三輪で0点に抑える。
その裏、アストライアの3番手としてマウンドに上がったのは、野手としても活躍している「えびちゃん」こと海老悠(えび・はるか)。フローラの先頭、三浦伊織をサードゴロでアウトにするが、フローラの川口知哉監督からリプレイ検証のリクエストがあり、結果、ファーストの足が塁から離れていたということでセーフとなる。
今年から女子プロ野球でもリプレイ検証がスタートしたが、今日は3回にも三浦伊織の二盗を巡って、アウトの判定がリクエストで覆っており、今日はいずれも三浦伊織のプレーが絡むことになった。
続く厚ヶ瀬もヒットで続き、3番の松村珠希の当たりは左中間を破って仮設フェンスに達する2点タイムリーツーベース。フローラが6-4と勝ち越しに成功する。
3塁側のアストライアのブルペンでは、水流麻夏が慌てて投球練習を再開するが、今日の登板は見送られたようで、フローラの攻撃が終わる前にベンチに引き上げた。

最終7回裏のマウンドを任されたのは森若菜。今日のMAXは125キロ。あっさりと3人で片付け、京都フローラが逆転勝利を飾った

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2019年4月17日 (水)

スタジアムにて(14) 日本女子プロ野球 京都フローラ対愛知ディオーネ@わかさスタジアム京都 2019.4.9

2019年4月9日 西京極のわかさスタジアム京都にて

わかさスタジアム京都で行われる、日本女子プロ野球、京都フローラ対愛知ディオーネの試合を観に出かける。
昼間は気温が上がったが、日が落ちてからは風が冷たい。

京都フローラの先発は2年目の龍田美咲、愛知ディオーネの先発は全日本のエースである里綾実。

日本女子プロ野球はシーズンオフのトレードで、各チームの顔ぶれがかなり変わっている

フローラ先発の龍田はMAX118キロのストレートがよく走り、100キロ台のスライダーとカーブ、100キロを割るスローカーブなどのコンビネーションを生かした投球。100キロちょっとの球が縦スライダーなのかスプリットなのかチェンジアップなのかはっきりとはわからなかったが、かなり有効であることは確認出来る。

ディオーネ先発の里はMAX117キロながら、今日は途中で失速しているのか、余り速くは感じられない。ブレーキがかからずに縦に割れるカーブが今日は武器になっていたが、コントロールが悪く、3回には四球2つをヒットで満塁のピンチを招くと、ディオーネから移籍の厚ケ瀬美姫に押し出しのフォアボールを与えてしまい、先制を許す。

一方の龍田は好投で、完封も見えてきたが、6回裏に西山にツーベースを許し、岩見のショートゴロの間に西山は三塁に進出。ここで星川にライト戦へのタイムリーを許して同点に追いつかれる。

7回表、先頭の三浦のファーストゴロを星川がファンブルし、ランナーを許す。
厚ケ瀬の当たりはライト前に抜ける。村松を迎えた場面で二塁ランナーの三浦が誘い出されてタッチアウトになるが、厚ケ瀬が二塁に到達。村松はセンター前へのヒットで、一死三塁一塁となり、勝ち越しのチャンス。4番の岩谷を迎えるが、ここは浅めのセンターフライでランナー帰れず。
だが、続く中村茜にライト前へのタイムリーが飛び出して、フローラついに勝ち越し。村松は三塁を狙うが、残念ながらアウトとなる。

7回裏、フローラの川口知哉監督は、ディオーネから移籍の速球派、森若菜をマウンドに送る。速いだけでなく球威を感じさせるタイプだ。

森は、自身が持つ日本女子プロ野球最速タイとなる128キロをマーク。ただ、124キロのストレートを先頭の太田にレフトに弾き返されるなど、女子でも力だけでは通用しないようだ。
送りバントの後、三振を奪ってツーアウトとするも代打の新人・金城比呂(きんじょう・ひろ)にセンター前へのヒットを許す。センターが前進守備だったため、ランナーは三塁で止まったが、返球が緩めだったため、あるいはホームに突っ込んでいれば同点だった可能性も高いと思われる。
救われた形の森は、入れ替わる形でフローラからディオーネに移籍した浅野桜子をショートゴロに打ち取り、京都フローラが勝利。これでフローラは開幕から7勝1敗となった。

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2019年3月17日 (日)

スタジアムにて(13) オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズ オープン戦@京セラドーム大阪 2019.3.5

2019年3月5日 京セラドーム大阪にて観戦

午後6時から、京セラドーム大阪でオリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズのオープン戦を観戦。
オープン戦は季節柄デーゲームが多いが、ドームということでナイターが可能である。ただ、大阪でも存在感の薄いバファローズ戦ということでスタンドはガラガラである。
ということで安いチケットではあったが、かなり良い席である。少し前の大商大シートのお客さん達は試合前に青木宣親やバレンティンにサインを貰っていた。

スワローズの先発は昨年10勝を上げ、今年もローテーション候補のブキャナン。この時期にしては仕上がりも良く、ストレートも走っていて安定感がある。
ブキャナンは4回を零封。これでローテーション確定だと思われる。

バファローズの先発のアルバースもスピードはそれほどでもないが丁寧なピッチングで4回をゼロに抑え、こちらもローテ確定のようである。


バレンティンがDHということでレフトには塩見。オープン戦ということで、山田も青木も中盤で引っ込み、若手や控えの選手をテストする。
セカンドには日ハムから移籍の太田が入るが特にいいところはなし。
今日は村上宗隆がサードのスタメンだったが、内野安打1本を放ったものの、四球で一塁に出た場面で牽制タッチアウトになるなど若さが出てしまっている。


スワローズは、2番手として新入団のマクガフを送る。ストレートが走り、好投を見せた。その後の継投だが、ハフ、梅野、ルーキーの久保となる。皆ストレートのスピードが140キロちょっとで、スピードガン的には豪腕揃いのバファローズに比べると物足りない。


バファローズはドラフト2位で亜細亜大学から入った頓宮裕真が、打ってはレフトへのホームラン、守っては鋭い当たりに反応してのファインプレーと大活躍。かなりの期待の持てる選手だと思う。


試合は5-1でバファローズの勝利。スワローズは飛躍の期待される廣岡大志がタイムリーを放ったが、三塁を狙おうとしてタッチアウト。今日のスワローズはここでも若さが出てしまっていたように思う。


すぐ後ろの席はアメリカ人の御一行。大谷翔平のエンゼルスのTシャツを着ていたりする。平凡なプレーにもかなりエキサイトしていたが、最後まで試合を観ずに帰ってしまうという謎のテンションであった。

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2019年3月 2日 (土)

スタジアムにて(12) 第95回 夏の全国高等学校野球選手権大会(2013) 木更津総合高校対西脇工業高校戦

2013年8月16日 阪神甲子園球場にて

夏の全国高校野球選手権。第2試合で千葉県代表の木更津総合高校(旧称は木更津中央高校。OBに中日ドラゴンズの与田剛などがいる)が、甲子園球場の地元である西脇工業高校(駅伝の強豪校として全国的に知られているが、野球部が甲子園に出るのは初めてである)と対戦するというので、阪神甲子園球場まで観戦に出かける。

野球を見るときの私の正装(野球観戦に正装も何もないと思うが)は、東京ヤクルトスワローズの帽子とレプリカユニフォームを着るというものである。甲子園は暑いので、帽子は絶対に必要だし、レプリカユニフォームはメッシュなので他の格好よりも涼しい。ただ、人目は引く。関西在住のスワローズファンは稀少な存在だからである。ということで、「ヤクルトファンなんているんだ」と話している人の声が聞こえたりする。

夏の全国高校野球選手権は、いつか観戦に行きたいとは思っていたが、これまでは、「甲子園は暑いことで有名だし、今年はテレビでいいか」ということを繰り返しているうちに、見る機会を逸し続けてきた。
ただ、Facebookを始めて、友人達が皆、阪神甲子園球場に出身都道府県の代表チームの試合を見に行っていることを知り、「野球好きだし、40歳までには甲子園で高校野球を見ようと思っていたので良い機会だ」と思い、観戦を決めた。

第2試合は正午プレーボールだが、「早めに行かないと座席が確保出来ない。おまけに相手は地元校だし」といういことで、午前9時には出発した。洛北から阪神甲子園球場まで行くには、叡山電車と京阪電車を乗り継ぎ、京阪祇園四条駅で降りて鴨川を渡り、阪急河原町駅から阪急京都線に乗って終点の阪急梅田駅まで行き、そこから少し歩いて、阪神梅田駅から神戸方向に向かう阪神電車に乗って甲子園駅下車、徒歩3分である。2時間ちょっと掛かり、千葉の自宅から神宮球場に到るまでよりも遠い。

案の定、チケット売り場は長蛇の列。誘導係員が、「内野自由席は列に並びましてもチケットが買えない可能性もございます。アルプススタンドならすぐにお入りいただけます」と呼びかけている。西脇工業のベンチがある一塁側はおそらく並んでもチケットは買えないだろうという長さであった。私は三塁側内野スタンドのチケットを求めようと思っていたが、列の長さからいって、「一塁側に入れない人が三塁側にすでに並んでいるな」と確信。木更津総合をそれほど熱心に応援したいわけではないのだが、三塁側アルプス席のチケットを買って入場した。

アルプススタンド2階席は出場校の生徒と応援団が使用しているため席の確保は難しいと読み、3階席に向かう。甲子園は酷暑で、3階席入り口では、おばさんが倒れており、そばに係員がいて担架を用意している。熱中症である。予想以上に甲子園が暑いらしいということを知る。

アルプススタンドでもなるべく内野に近い席をということで、まだ第1試合の8回の攻防が行われていたが、アルプススタンド右隅で立って試合を観戦する。第1試合が終わって席が空いたので座る。バッテリー間を金網越しに見る席であったが、ダイヤモンドに近いことは近いので納得はする。
とにかく日射しがきつい。浜風は吹いているが、アルプススタンドでは微風である。ということで、甲子園名物「かちわり」を売り子さんから買い、氷嚢代わりに頭の上に載せ、帽子で挟む。一応、スポーツドリンクは用意してきたが、すでにぬるくなってしまっているため、氷結したスポーツドリンクも別の売り子さんから買う。
三塁側自由席は、第1試合が終わっても観衆は余り入れ替わらない。アルプススタンドを選んで正解だったと思う。


木更津総合高校の先攻、西脇工業高校の後攻である。木更津総合は、初回にまず1点を取り、上々の滑り出しである。

ところが、その裏にアクシデントがある。木更津総合のエース、千葉がマウンドでの投球練習中に肩か肘を痛めてしまったのだ。第1球、第2球はスピードガン計測が出来ないほどの緩い球。始めのうちは、「打者のタイミングを外すためにわざとスローカーブを投げているのか」と思ったが、3球目が93キロ、4球目が96キロとあっては、「これは怪我をしたに違いない」と、ほとんどの観衆が気付く。野球のルールでは、先発投手は一人の打者との対戦を終えないと降板することは出来ないと決まっている。ということで、西脇工業の先頭打者との対戦を完了しないといけない。

千葉は、投球フォームをゆったりとしたものに変え、打者のタイミングをずらす作戦に出て、西脇工業の先頭打者を三振に斬って取ることに成功。千葉は降板し、背番号10の左腕、笈川がマウンドに上がる。打球がレフトポール際に飛び、あわや逆転ツーランホームランという当たりも打たれるが、ボールはポールの外側を通過、ファールとなり、笈川は初回を0点に抑えた。
木更津総合は2回にも2点を取り、3-0とリードする。追う西脇工業は3回裏に1点を返し、3-1と点差を縮める。

その後は、両チームとも堅守というよりは拙攻を重ねる展開が続き、気がついたら9回裏であった。木更津総合のピッチャー・笈川はヒットとフォアボール、更に暴投にフォアボールで、二死満塁。一打同点、長打か連打なら逆転サヨナラというピンチを招く。
だが、続く西脇工業の選手の当たりはファースト正面。ファーストがそのままベースを踏んでゲームセット。3-1で木更津総合高校が西脇工業高校を下した。


試合を見た後で、甲子園球場の外野下にある甲子園歴史館に入る。以前も訪れたことがあるが、今のシーズンは甲子園春夏連覇校を特集している。一昨日、甲子園球場における高校野球の最高球速タイ記録、初速155キロをマークした安楽智大投手(愛媛県代表の済美高校)が155キロを出した時の記念ボールも安楽投手のサイン入りですでに展示されている。

昨年の夏に、1試合における最多奪三振記録を塗り替えた松井裕樹投手(桐光学園高校。22奪三振)の記録達成記念ボールや、松井投手のグローブなども展示されている。松井投手を擁する桐光学園は今年の夏は神奈川県大会(予選)で敗退しているので、その後、松井投手からグラブを譲り受けたのか、あるいは今年はもうすでに松井投手は新しいグラブを使っていたのかはわからない。

夏の全国高等学校野球選手権開催期間中は当日の全試合終了後でも、バックスクリーンビュー(デーゲームの試合終了後に甲子園球場のバックスクリーンの上から、グラウンドやスタンドを臨むことが出来るというサービス)は行われない。ましてや、今現在は第3試合が行われている最中である。


その後、外野裏にある、甲子園優勝校の校名を銅板に記した「野球塔」を見て、甲子園神社の名前で親しまれている素戔嗚神社に参拝する。外野裏は浜風が強烈に吹いており、かなり涼しい。

素戔嗚神社の社紋は、同じく素戔嗚尊命を祭神とする(元はインドの神様である牛頭天王〈ごずてんのう〉との習合)八坂神社と同じ木瓜紋であった。八坂神社の社紋は織田信長の家紋である織田木瓜に似ているため、「以前は違う社紋であったが、織田信長が上洛を果たし、京都も領地とした際に、八坂神社は信長から干渉を受けるのを避けるために織田木瓜に似た社紋に変えた」という説があるが、甲子園素戔嗚神社の社紋も同じということは、素戔嗚尊命の紋が元々木瓜紋であったと考えるのが適当であるように思う。

なお、素戔嗚境内には、阪神タイガースの監督とシニアディレクターを務めた星野仙一の座右の銘である「夢」をボール型の石に刻んだ記念碑などがある。

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2019年2月 9日 (土)

スタジアムにて(11) オリックス・バファローズ対東京ヤクルトスワローズ オープン戦@京セラドーム大阪 2013.3.6

2013年3月6日 京セラドーム大阪にて観戦

京セラドーム大阪で、オリックスバファローズ対東京ヤクルトスワローズのオープン戦を観る。午後1時プレイボール。

正午に開場。ショップで応援用のメガホンやらヤクルト名物のミニ傘などを買う。スワローズは今年からユニフォームとホーム用のチームロゴが変わる。ビジター用の帽子が売られていた(これは昨年とほとんど変わらない。ただ私がかぶっていったのは一昨年の帽子で微妙に違う)ので買ってみるが、大人用と書かれていたのに、実際にかぶってみると小さい。サイズにはJFと書かれていて、これはおそらくジュニアフリーの略だろうということで、調べて貰ったらやはりジュニア用であった。大人用はスワローズのグッズサイトでも売り切れで、京セラドーム大阪の売店にもないということで返品する。

ワールドベースボールクラシック(WBC)の最中ということで、スワローズは日本代表に選ばれた正捕手の相川亮二と昨年のホームラン王でオランダ代表としてWBC参戦中のウラディミール・バレンティンが不在。バファローズも移籍してきた糸井嘉男と主砲の李大浩がともに祖国の代表としてWBCに参加で欠けている。
ということで、どちらも若手を試すための一戦となる。

スワローズの先発はドラフト2位ルーキーの小川泰弘、バファローズの先発はファイターズから移籍の八木智哉。創価大学の先輩後輩である。

スワローズは外野に昨シーズン後半に台頭してきた雄平や、守備と足には定評のある比屋根、ドラフト1位指名は手が多いヤクルトにあって数少ない野手のドラフト1位入団の山田哲人、昨年は骨折で欠場した相川の穴を埋めた中村悠平などが先発メンバーに顔を揃え、出戻りの岩村明憲がサード、昨年サードを主に守っていた宮本慎也はDHに入る。

バファローズも4番に竹村直隆を入れたり、ライトに糸井の代わりとして深江真登を起用したりと、若手主体の編成である。


スワローズの先発の小川はノーラン・ライアンのフォームを真似たというダイナミックな投げ方をする。最近は攝津正や武田勝などテイクバックの小さな投手が増えている中で、これほど全身をフルに使うフォームの投手は見ていて面白い。小川はMAX143キロのストレートと130キロ台後半のスライダー系の球、130キロ台前半のフォーク系のボール、120キロ台のカーブなどを操り、5イニングを零封する。大きな収穫である。

新人王を取ったことがありながら、その後、1年目以上の成績を残せず、日ハムからオリックスにトレードされた八木は軟投派だけにストレートのスピードも130キロ台前後。小川の剛、八木の柔の対決である。

最初に失点を許したのは柔の八木。昨年、来日前に「問題児」なのではと指摘されながら終わってみれば優良外国人選手だったミレッジが、3回表、左中間に一発を放つ。テストゲームの色彩が濃い試合なので、ミレッジは3回でお役御免。ミレッジが守っていたレフトには武内晋一が入る。その武内がタイムリーツーベースを放った。

スワローズの投手はテストラッシュ。ドラフト7位の大場達也、ドラフト4位の江村将也というルーキー投手を2番手、3番手として起用する。更に8回には埼玉西武ライオンズから移籍していた藤田太陽を試す。皆、ストレートはこの時期としては速く、140キロ台前半をマークしていた。

ヤクルトは守備でも若手を試す。守備は一級品の森岡良介、第二の荒木こと荒木貴裕、在日韓国人4世で俊足の上田剛史、ルーキーの谷地亮太(やち・りょうた)などがそれぞれに見せ場を作る。

一方のバファローズはベテランや移籍組のテスト。元西武のミンチェ、阪神にいた吉野誠、中日から出戻りの平井正史らがマウンドに立つ。平井はもう年だがMAXは144キロを記録。ただコントロールが悪く四球から崩れ、比屋根にタイムリーを打たれ、守備の乱れもあって2点を失う。

9回には実力派の平野佳寿が登板。今日投げたピッチャーの中で最速となる150キロをマークしたが、コントロールには課題ありである。

9回裏、バファローズ最後の攻撃。マウンドには山本哲哉が上がる。捕手は中村に変わって西田明央(にしだ・あきひさ)。

MAX144キロを記録した山本哲也はT-岡田を空振り三振に切って取ったものの、西田がこれを弾き、T-岡田は振り逃げで一塁セーフ。その後、T-岡田に三塁まで進まれたところで、何とワイルドピッチ。1点を失う。しかし振り逃げを含めて山本は1イニングで3三振を奪い、何とか生え抜きの面目を保った。ヤクルトの投手陣の補強は失敗という評価もあるが、案外、活躍するピッチャーが出てくるかも知れない。

一方のバファローズはいくらテストの意味があるとはいえ、坂口智隆、T-岡田、バルディリス、西武から移籍の原拓也などが出場しながら、ヤクルトの若手投手陣に僅か3安打に封じ込められ、敵ながら「なんだかなあ」と心配になる戦いぶりであった。

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2019年2月 4日 (月)

スタジアムにて(10) 阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ オープン戦@阪神甲子園球場 2012.3.14

2012年3月14日 阪神甲子園球場にて観戦

午後1時から、プロ野球オープン戦、阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ戦を観る。於・阪神甲子園球場。

テレビでは何度か数えられないほど観ている甲子園球場だが、実際に訪れるのは初めてである。

阪神の先発は二神一人。ヤクルトの先発は左腕の日高亮。

ヤクルトは初回にいきなり一死満塁のチャンスを迎えるが、バレンティンの併殺打で得点ならず。
そのバレンティンが3回表に2点タイムリーヒットを放つ。ヤクルトが先制。

5回表には阪神の藤川球児が調整登板。最速149キロのストレートでヤクルト打線を抑える。

6回表、阪神のマウンドには小林宏之。バレンティンがヒットで出て、代走は背番号0の比屋根。比屋根が二盗を決め、次の打者がゴロを打った間に3塁を陥れる。ここで小林宏之がワイルドピッチで1点を失う。3対1。

阪神は5回裏に金本が日高からタイムリーヒットを放つが、ヤクルト投手陣から奪えたのは、この1点だけ。ヤクルトは山本哲、押本、松岡と繋ぎ、最後は平井が締めて、3対1で東京ヤクルトスワローズが勝利した。

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