柴田淳 『ひとり』
「しばじゅん」こと柴田淳の発表したアルバムの中でも最も内省的な1枚、サードアルバム『ひとり』(ドリーミュージック)。
しばじゅんさんは1976年生まれ、私は1974年生まれで2歳違いです。正確な世代区分でいうと微妙に異なったりしますが、同世代といっていいでしょう。『ひとり』には「我らの世代の歌」ともいうべき痛切さをもった楽曲が並んでいます。
アルバムタイトルからして『ひとり』ですが、「未成年」や「今夜、君の声が聞きたい」など壮絶なまでの孤独感が伝わってくる曲があり、“あなたの信じてるもの、それで私は壊されてしまったの”“こんな私責められない日が来るから”いった歌詞の出てくる「虹」、幸せな時代の思い出からの急転直下と偽りの幸せの告白が痛々しい「あなたとの日々」、元カレへの決別を歌う「コンビニ」、“私がひとりぼっちになって引退を余儀なくされそうになった時があった”というしばじゅんさんの告白を裏付けるような「ひとり歩き」など、人間の内面を突く曲が、これでもかとばかりに並んでいます。
中でも「今夜、君の声が聞きたい」は我々の世代の感情のど真ん中を突く直球で、1970年代生まれの人は必聴といっても過言ではありません。
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シングルバージョンはシンプルなピアノ伴奏によって始まりますが、ストリングス、ギターなどが加わって徐々に盛り上がっていくという編曲。心の乱れ(情念?)を表すようなピアノとストリングスの動きが印象的な仕上がりになっています。

徳永英明のオリジナルシングルだけを集めたTypeA(左のジャケット写真がそれです)、「VOCALIT」からの3曲も収録したTypeB、オリジナルシングルにビデオクリップの入ったDVDがついたTypeCの3種類での発売です。ジャケットも別々のものが用いられているので、それも含めてお好みのものをチョイス出来ます。



「君に、胸キュン」以外の曲を集めたインストアルバムも作られましたが、最新盤は2枚組で、本編とインスト版の両方が収められています。
2002年に発表された「music for speeding」(ユニバーサル)。
湯川潮音は1983年生まれのシンガーソングライター。ペ・ドゥナ、香椎由宇らが主演した映画「リンダ リンダ リンダ」で、脇役でありながら途轍もなく歌の上手い女の子が登場しますが、その子を演じていたのが湯川潮音です。
サキタハヂメは大阪出身。91年に都家歌六の弾くミュージカルソウに魅せられて、独学でミュージカルソウを学び、アメリカのミュージカルソウ・フェスティバルで2度優勝するなど、ミュージカルソウ奏者として確固たる地位を築きました。新谷キヨシと組んだ音楽ユニット「
MIKOこと光武理絵に関する情報は、大阪生まれで横浜在住、幼少時からピアノを学び、高校時代にギターを始め、最近、コンピューターによる音楽作りを始めたということ以外はほとんどわからず、「MIKO」、「Miko」、「miko」のどれが正式表記なのかもはっきりしませんが、坂本龍一も才能を認めたアーティストであるとのこと。
収録曲は、「モン・パリ」、「銀座カンカン娘」、「港の見える丘」、「ゆらりろの唄」、「青春サイクリング」、「憧れは馬車に乗って」、「アルプスの牧場」、「上総」、「花言葉の唄」、「憧れのハワイ航路」の全10曲。
彼女が38℃の熱を出した時に作ったピアノ曲のタイトルが「38.0℃」がだったり(ソフトペダルを踏み続けて弾いたような繊細な曲調。熱でボーッとした状態を表現しているとみることも出来る)と、ユーモアも発揮されていますが、「椿」や「十数えて」などタイトルや歌詞、アレンジに日本的な情趣が感じられるものが含まれていたり、彼女の声の魅力である高音の冴えではなく、敢えて低めの張った声で勝負している曲があったりと、意欲的な挑戦も目立ちます。アメリカ南部の酒場で歌うのが似合うような、ジャジーな雰囲気を持つ「メロディ」というナンバーも聴き物。
私も購入したので(宣伝しておいて購入しないというのはなしですので)紹介します。
「ラスト・エンペラー」より“メインテーマ”と“Rain”、映画『バベル』でも用いられた「美貌の青空」(『NEO GEO』より)、「戦場のメリークリスマス」、「シェルタリング・スカイ」、「嵐が丘」、「リトル・ブッダ」、「ハイヒール」などの映画音楽の他、オリジナル曲である「1919」(レーニンの演説入り)、「Before Long」、「青猫のトルソ」、「ゴリラがバナナをくれる日」、「A Tribute to N.J.P.」などを収録。
全20曲を収録。ほぼ全ての曲が他のアルバムにも収録されていますが、リミックスバージョンなど、このアルバムでしか聴けないものも多く含まれています。
ブルース・スプリングスティーンは1949年生まれ。アメリカの労働者階級出身者の代弁者ともいうべきロックシンガーです。彼がアメリカ最高のロックミュージシャンの一人という名声を完全に勝ち得たのは本作『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』においてでした。
表題作である「休暇小屋」のほか、NHKみんなのうたで流れた「クロ」、カシオペア座のことを指す「冬の日のW」(アンジェラ・アキによる英語ナレーション入り)、ほぼ全編英語詞の「faraway」(日本語の詞が数小節入る)、ピアノ曲「エニシダ通り」、ピアノメインの「コハク」、ピアノ五重奏曲のスタイルを取る「あやとり」などを収録。
しばじゅんさんこと柴田淳の魅力は物語性豊かな歌詞と、予想を適度に裏切るメロディー進行。普通なら「もう下げるかな」というパターンのところで逆に音を上げたりします。しばじゅんさんはモーツァルトが嫌いだそうですが、モーツァルトの時代のように、音楽の冒険がしにくかった時代の音楽(古典派)が嫌いというのは彼女の作風からいって肯けます。
まずは、上田現、元ちとせを共にメジャーにした「ワダツミの木」を収めた『ハイヌミカゼ』(エピック)。上田が作詞・作曲。編曲を手掛けた「ワダツミの木」は、元ちとせが奄美大島出身ということもあり、南国の伝説風のストーリーを持った作品です。
『ノマド・ソウル』(エピック)には上田現の作詞・作曲・編曲による「千の夜と千の昼」が収められています。この曲はCM曲としてブレイクしています。

コンサートでおなじみの「童神」(ヤマトグチバージョン)や「島々清しゃ(しまじまかいしゃ)」、「ファムレウタ(子守唄)」、「芭蕉布」、そして夏川りみの出世作である「涙そうそう」も収録。
音楽の乗って世界中を旅するような趣のあるmama!milkの音楽。このアルバムでも、スペイン風の楽曲、タンゴ、ワルツなど、様々な音楽が奏でられており、異国情緒溢れる、イメージ喚起力豊かな世界が拡がっています。
「BGM」制作期には、メンバーの坂本龍一が精神的に苦しい状態で、よく意識的なサボタージュを行っていたそうで、スタジオに三人が揃うということも少なくなっていきます。
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