好きな短歌(14)
君去らず袖しが浦に立つ浪のその面影を見るぞ悲しき 伝倭建命
倭建命(やまとたけるのみこと。日本武尊とも書く)が相模から総州に船で渡る際、嵐に遭った。今にも船が転覆しようかという時に、倭建命の妃である弟橘媛(おとたちばなひめ)が自ら人身御供となって海中に飛び込み、嵐を静めた。倭建命は弟橘媛を偲び、総州にてこの歌を詠んだという。その場所が現在の千葉県木更津市であり、「きさらづ」は「きみさらず」の変化したものだという言い伝えがある。
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