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2005年10月17日 (月)

新作戯曲と『鈍獣』

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本保の新作戯曲(左)と、宮藤官九郎の『鈍獣』

10月16日、日曜日の朝9時から稽古。
まず出来上がった戯曲を読み、タイムを計る。伸ばすか削るか微妙なところ。上演時間をこちらで決められるならいいのだが、今回はそういうわけにはいかないのだ。
半立ち稽古、立ち稽古を見ながら調整していこうと思う。

ついで他人の戯曲の読み合わせ。前回、『三月の5日間』を読んだので、今回はもっと前の時代の戯曲、別役実あたりを読もうかとも思ったのだが、別役などはみな読み慣れているので、『三月の5日間』と同時に岸田戯曲賞を受賞した、宮藤官九郎(愛称:クドカン)の『鈍獣』を読むことにする。私はDVDも観ているので内容を把握できているということもある。

『鈍獣』は『三月の5日間』とは違い、ストーリーで勝負するタイプの戯曲である。
上演時間は約3時間あるので、今回は前半(第1幕)を読む。
笑いに次ぐ笑い。読んでいながら爆笑してしまう。
第2幕は第1幕とはまた趣向が変わる。次回の稽古で読む予定だ。
『鈍獣』もやはり上演するつもりはないし、上演する気になれない作品である。
ただ声に出して読むと、黙読したり、DVDで観たりといった、視覚での把握とは違う、聴覚的な面白さが出てくるのがわかる。
声に出して読んで一番興味深かったのは、音楽的発想で書かれている部分があるのがわかったこと(注:カラオケの部分ではない)。クドカンさんはロックバンドでギターやボーカルを務めているが、それももちろん影響しているのだろう。
実は『鈍獣』という戯曲はラストが端折られているので、戯曲を読んだだけではクドカンさんの意図は伝わらない。私もDVDを観て初めて、「ああ、そういうことなのかな」と思った。
演出は河原雅彦であったが、ラストシーンの演出にはクドカンさんの指示があったと思われる。

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