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2006年12月22日 (金)

「網走まで」、「クローディアスの日記」

12月22日午後2時より鴨川の河原でトレーニング。今日は趣向を変えて、短編小説の朗読を行う。テキストとして選んだのは志賀直哉の「網走まで」と「クローディアスの日記」。新潮文庫の『清兵衛と瓢箪・網走まで』を使用。

志賀直哉 『清兵衛と瓢箪・網走まで』(新潮文庫) 「網走まで」は小学校か中学校の教科書に載っている(今も載っているのかな?)ので誰でも一度は読んだことがある、もしくはタイトルは知っている作品です。志賀直哉自身と思われる「自分」が、同じ車両に乗り合わせた網走まで行く親子のことを綴った作品です。自分、母親、子供の三人の声音と言い方を変えつつ読む。読みながら風景が頭の中に鮮やかに浮かぶのが心地よい。「クローディアスの日記」はタイトルからわかるとおり、シェイクスピアの「ハムレット」の登場人物、先王ハムレットの弟で、現在はデンマーク王に即位し、先王の后であるガートルードを妻とするあのクローディアスの日記というスタイルを取った作品、クローディアスは先王毒殺を否定し、先王の同じ名前の子であるハムレットを非難します。この「クローディアスの日記」はより低い声で朗読。この作品の朗読自体は比較的易しいのですが、寒さのためか口が回らず。

『清兵衛と瓢箪、網走まで』に収録されている短編小説では他に新潟県で起こったあの事件を連想させる「児を盗む話」が読み応えのある作品です。
幼女をさらうという話は源氏物語にも出てくるので、志賀直哉はその変奏としてこの短編を書いたのかも知れません。

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2006年12月15日 (金)

稽古日和

台本と鴨川

12月15日、久しぶりの晴れ。稽古日和なので、鴨川畔でトレーニングを行う。フットバッグを行ってから、四季譜(劇団四季が行っていたためこの名がある)という発声をし、一人芝居用の既成台本を朗読する。写真に写っているのがその台本。きちんとファイルしないまま何度も読んだのでボロボロになりかけている。

30分ほど既成台本を朗読したから、今度は私のオリジナル台本である「生まれ変わるとしたら」の冒頭を何度も繰り返しやってみる。ニュアンスを変えつつやったのだが、今日は前回ほど上手くはいかなかった。それでも鴨川を泳ぐ鴨を相手にしながら、のんびりとトレーニングを続ける。

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2006年12月 4日 (月)

Si、Zi

北風の冷たい日であったが、鴨川の河原で訓練を行う。天気も余り良くなく、北山を見ると雪雲がかかっており、ご覧の有り様である。

寒い時にいきなり大声を出すと喉に悪い。風邪気味で、1ヶ月ほど訓練を中止していたのであり、尚更である。

発声をする前に、「Si」、「Zi」という発音訓令を行う。「Si」は「スー」、「Zi」は「ズー」という日本語の音に近い。もともとは北京語の発音であり、「Si」で喉を暖め、「Zi」で喉を振るわせて、寒い場所での発声に耐えられるようにする。

「Si」と「Zi」を長くやってから、四季譜を唱え、それから、私が書いた一人芝居「生まれ変わるとしたら」の冒頭部分を繰り返してみる。セリフを入れているわけではないので、冒頭だけのつもりだったが、意外にセリフが出てくるので、つっかえつつも出来るところまで行くことにする。といってもやはり限界があり、神との喧嘩が始まるところまでしかいかなかった。私の場合は永尾さんとは違い、セリフを滑らかに語ることは避ける傾向にある。人から「上手い」と思われたら駄目というタイプの演技である。
私が書いたセリフだが、私向けに書かれたセリフではないので言い方に苦労する。それでも1時間ほど続けたところで寒さに負けた。

ご覧のように、天気は急速に良くなったのだが、まだ無理をしない方が良いというわけで、予定よりも早めに切り上げる。

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