北山の可能性
京都市内で最も北にある大通り、北山通。市営地下鉄北山駅、松ヶ崎駅があり、交通の便も良い。京都府立植物園、京都コンサートホールなどの文化施設があり、お洒落なカフェやレストランが並ぶ。現在は京都大学のそばにある左京区役所が松ヶ崎の北山通沿いに移転する計画もある。
劇場文化について考えてみる。京都には大劇場というものが存在しない。厳密に言うと、あることはあるのだが、歌舞伎用だったり(南座)、某有名劇団専用劇場と化していたり、大学の施設だったり(京都芸術劇場春秋座)、稼働率が低かったりする。
往年の名優・宇野重吉が「日本一の劇場」と称した京都府立文化芸術会館も中規模劇場であり、最近、内面改装が行われたが、現代演劇に適した劇場かというとそうでもない。
関西にある主な大劇場は、梅田芸術劇場メインホール、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、ウェルシティ大阪厚生年金会館芸術ホール(いずれも大阪)、びわ湖ホール(滋賀県大津市)、兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市)などであり、東京を始めとする大手シアトリカルカンパニーは、このいずかのホールで公演を行う。びわ湖ホールのある大津市は京都の隣り町だが、京都から大津までの電車賃は高く、他のホールは京都から遠い。
このことからもわかるとおり、京都は劇場文化が発展しにくい街である。
だからといって京都が演劇不毛の街かというとそうでもない。歌舞伎、能などの演劇を生んだこの街は、現代演劇においても重要な地位を保ち続けている。小劇場の数も少なくない。
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