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2006年7月16日 (日)

大阪の暑さ

京都も暑いが大阪の街もまた暑い。ただ暑さの種類は異なる。

京都の暑さは主に地形によるものであるが、大阪の暑さは地理的条件もさることながら、人口密集による部分も多い。ただでさえ、人口が多いのに(夜間人口は約260万人で日本第3位、人口密度は日本第6位)、1日の人口流入率は日本一で(これにより昼間人口は約360万となり、横浜を抜いて日本第2位となる。昼間の人口密度は正確な資料がないが、大阪より人口密度の高い都市は、東京23区を除けばみな小規模&中規模都市であり、人口流入は少ないためおそらく東京といい勝負だと思われる)とにかく人だらけという状態になる。

特に繁華街は東京よりもゴミゴミしているということもあって人の熱気がもの凄い。人の数そのものは、例えば東京の渋谷やの新宿ほどではないが、大阪は人が集まる場所が狭い地域に集中しているため(例えばキタは梅田駅周辺、ミナミは道頓堀や心斎橋)、ところによっては東京の比ではないほど人が密集している。

人が密集するところは電気消費量も自動車の排気ガスの量も半端ではない、ということで気温は更に上がる。

京都は街全体が蒸し風呂と化したような暑さであり、上からの日光と下からの照り返しと地熱が生む垂直方向の暑さであるが、大阪は暑さは日射しもさることながら、人の熱気が更に気温を上げる水平方向の暑さだ。

どちらの暑さがましかというと、どちらもましではない。体感温度は多分、京都の方が高いだろう。ただ私の場合は、人の多さから生まれるストレスに、より体力を消耗させられる大阪の夏の方が苦手である(但し観光名所に限って言えば、垂直方向の暑さと観光客の多さが生む水平方向の暑さが加わる京都の方が耐え難い)。

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