大阪に行って驚いたこと
大阪に行って驚いたのは、午後4時過ぎに門や柵を閉ざして入れなくしてしまう神社の多いこと。
関東や京都にも夕方になると入れなくなる神社はあるが、それらは大抵由緒正しい神社で、重要な建築があり、それらを守るために閉門している。そして閉門する時間は大体午後6時頃。日が高いうちに境内への立ち入りを禁じてしまうのは大阪の神社だけであり、ありふれた小さな神社に出入り制限があるのも私の知る限りでは大阪だけだ。
なぜ大阪の神社は早めに門を閉ざしてしまうのか。一つ思い当たるのは日本一多い浮浪者の存在。神社の境内は野宿に適している。野宿ぐらいさせてあげてもいいじゃないかとも思うが、夜の境内が浮浪者だらけになってしまったらそれは困るだろう。だから問題が起きないよう早めに門を閉ざすようになったのかも知れない。
あるいは放火を防ぐためだろうか。京都では夜間も出入り自由だった「須賀神社・交通神社」という神社が数年前、夜中に放火されて全焼している。明るい内に門を閉ざしてしまえば、放火される可能性は低くなる。
更に言えるのは大阪といういう街は何に関しても終了時間が早いということ。レストランのラストオーダーの時間も早いので最初は驚いた。京都なら「これからかき入れ時だろう」という時間でも大阪の飲食店は閉まってしまう。夜遅い時間帯は来る客が比較的少ないということで効率を優先しているのだろうか。それともずっと以前からの習慣で、それを今でも守っているのだろうか。さて、本当のところはどうなのだろう。
| 固定リンク | 0
コメント