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2006年12月12日 (火)

「のだめカンタービレ」もいいけれど

「のだめカンタービレ」もいいけれど、1993年10月から1994年3月にかけて、「のだめ」と同じフジテレビ系列の深夜枠で放送されたクラッシックドラマ「マエストロ」も面白かった。

「マエストロ」は、放送当時、東京サンシャインボーイズ(三谷幸喜主宰の劇団。1994年から30年間の充電期間に入っている。2024年に小林隆主演の「リア玉」で復活の予定。って本当かいな?)の看板俳優であった西村雅彦演じる指揮者マエストロと、元一世風靡セピアの小木茂光演じるコンサートマスターの2人をレギュラーとする、クラシック音楽を題材としたドラマ。毎回有名作曲家一人を取り上げ、その作曲家の生涯や作品を紹介しつつ、西村演じるマエストロを巡る1話完結のドラマ(コメディーが多かった)に仕上げたもの。マエストロの父親が2人出てくるなど、結構イージーな作りでもあったが、「ラヴェル」の回などでは、西村に実際に「ボレロ」を振らせるなど意欲的な面もあり、高く評価できる。
また、クラシック音楽が始終BGMとして鳴っているところなどは、「のだめ」と共通している。というより、「のだめ」は「マエストロ」に始まるフジテレビ系クラシックドラマの集大成的位置づけであり、「マエストロ」の作りも採り入れられているのだろう。

「マエストロ」は業界人に評価が高く、この番組を見ていたNHKのプロデューサーが「西村雅彦という役者は面白い」ということで、1996年の大河ドラマ「秀吉」の徳川家康役に西村を抜擢することを決めたという。

「のだめ」ブームに乗って、この「マエストロ」がDVD化されることを願っている。

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