邪馬台国、読みは「やはたこく」か
日本史上最大の謎である邪馬台国の所在地。女王・卑弥呼の治めるこの国のあった場所については畿内説と北九州説を始め多くの説がある。
「魏志倭人伝」(正式名「魏書」東夷伝倭人条」)によると、現在の博多付近にあったとされる伊都国までの道のりはわかっている。だが、そこから先は記述通りに行くと、邪馬台国は九州の遙か南海に位置してしまう。
そこで読み方を変え、伊都国より「水行十日陸行一月」を「水行では十日、陸路をたどると一月」にするとどうやら「水行二十日」とされる投馬国(宮崎県西都市妻付近か?)の半分の距離に邪馬台国があることがわかる。その半分の距離に当たる場所に大和国家の重要な拠点がある。託宣を行うことで知られる宇佐八幡宮(宇佐神宮)である。八幡宮は「はちまんぐう」と読むが、八幡神の読み方は元々は「やはたのかみ」であるという。ここで一つの仮説が浮かぶ。邪馬台の読みは実は「やはた」なのではないだろうかと。ということは宇佐八幡宮の地こそが邪馬台国ということになるのだろうか。
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