京都の良さ
本当の京都の良さは「静寂」があって初めて感じられるものが多い。「つゆおとなうものなし」というわびしさや、「静」を至上とした佇まい。そこに京の美の本質が現れることがある。
ただ、京都は観光地であり、ガイドマップ等の紹介もあって、穴場とされた場所にも多くの人が押し寄せるようになり、そうした深閑とした良さを感じさせる場所が段々少なくなってきている。
だからそうした寂たる趣に満ちた場所は自分の足を使って探すしかなくなってきている。いやきているではない。もともと京都は足で稼ぐ街だったのだ。自分が気に入る場所を探せるというのが京都の街の本来の、そして本当の良さでもある。
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