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2007年5月27日 (日)

頬が落ちそうになるほど美味しい音 タカーチ弦楽四重奏団 「皇帝」、「日の出」、「アメリカ」

タカーチ弦楽四重奏団による、ハイドンの弦楽四重奏曲第77番「皇帝」、同78番「日の出」と、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」の演奏を収めたCDを紹介します。DECCAからの発売。

タカーチ弦楽四重奏団 ハイドン「皇帝」&「日の出」、ドヴォルザーク「アメリカ」 ハンガリーで結成されたタカーチ弦楽四重奏団(タカーチュ弦楽四重奏団)は、アルバン・ベルク・カルテットなどと並ぶ現代最高の弦楽カルテットの一つ。アルバン・ベルク・カルテットが切れ味鋭いシャープな音楽を特徴とするのに対し、タカーチの持ち味は何といっても頬が落ちそうになるほど美味しい音色。適度に洗練され、甘く、ノスタルジアをかき立てるような美音を聴くことは、音楽における最高の贅沢です。

このCDに収められているハイドンの弦楽四重奏曲第77番「皇帝」は、第2楽章のメロディーがドイツ連邦共和国の国歌に採用されていることで知られ、またドヴォルザークの弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」は、黒人霊歌などを取り入れた異色作です。タカーチ弦楽四重奏団の演奏は、いずれの曲においても最高級の音楽を聴かせてくれます。

Dvorak / Haydn/String Quartet.12 / .77 78: Takacs.q

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