祝 京都市交響楽団第12代常任指揮者就任 広上淳一 「運命」&「ジュピター」
1958年生まれ、日本の中堅世代を代表する指揮者である広上淳一(ひろかみ・じゅんいち)が、2008年4月1日より、京都市交響楽団の第12代常任指揮者に就任することが正式に発表されました。
広上はここ最近はレコーディングに積極的でないので(広上のみならず、日本の中堅指揮者達はレコーディングに積極的でなかったり、録音する機会に恵まれていなかったりするのですが)、1997年の録音ですが、日本フィルハーモニー交響楽団(日フィル)を指揮した、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」のライブ盤を紹介します。日本フィルハーモニー交響楽団の自主制作。
ベートーヴェンが所沢市民文化センター・ミューズアークホールでの、モーツァルトがサントリーホールでの収録です。
ライブ録音ということで、音の分離が今一つなのが難点でありますが、広上は日フィルから輝かしい音を引き出しています。
ベートーヴェンの交響曲第5番は、スケールが大きく、特に第4楽章の爆発力が見事です。
「ジュピター」は、軽やかさには欠けるものの、これまたスケール雄大で、ジュピター=最高神の偉容を示したような演奏です。
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