要約できない部分
世界はただ投げ出されており、人は五感と言葉によって世界を切り取り、組み立て、点検する。
しかしそれでも要約できない部分は残る。認識が容易でなく、規定も不確かで、それゆえ要約も出来ない。フロイトが要約できずに「それ(es)」としか言えなかった部分を例に挙げるとわかりやすいだろうか。
要約できない部分の重要度は個人個人によって異なるのだが、要約できない部分があるということを意識するかしないかによって人生の幅が変わってくるのも確かである。
要約できる部分は全人に共通する、または共通する可能性が高いので、その範囲内において全てを規定しがちだが、それは何とも恐ろしいことである。
そして要約できない部分を無理に「理解した」と思いこんで進むことは、それと同様、あるいはそれ以上の恐怖を生む可能性がある。
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