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2007年11月16日 (金)

これまでに観た映画より(13) 「風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)」

DVDで韓国映画「風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)」を観る。1993年の作品。イム・グォンテク監督作品。
これは日本でもかなり話題になった作品で、私も日本でロードショー公開された時(1994年)に銀座テアトル西友(現・銀座テアトルシネマ)で観ている。韓国映画を観たのはその時が初めてだったと思うが大いに感銘を受けた。
韓国映画がまだ、「重い暗い」というイメージを持っていた頃の作品であり、やはり重く暗いが、秀作だ。

12年ぶりに見直してみて、画質が古いのに驚く。当時はそれほど気にならなかったのだが。最近の韓国映画の画質の向上のめざましさが却ってよくわかる。
韓国映画の画質が飛躍的に上がるのはこの直後、韓国が国策として映画とコンピューターゲームに力を入れてからである。

韓国の伝統歌謡パンソリ。唱劇とともに一時は隆盛を誇ったものの次第に廃れていく。「風の丘を越えて~」はそんな死にゆく芸術パンソリと、義理の親子愛、姉弟愛を描いた作品。「芸のためなら~」という芸人の愛と表裏一体の残酷さが胸に迫る。

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