街の想い出(17) 銀座その1 シネスイッチ銀座(銀座文化劇場)
東京都中央区銀座、銀座のシンボルともいえる和光の裏通りにあるのがシネスイッチ銀座です。1997年までは、シネスイッチ銀座と銀座文化劇場という2つの劇場が入っていて、銀座文化劇場は往年の名画を上映するいわゆる名画座でした。現在はシネスイッチ銀座1とシネスイッチ銀座2となり、ロードショー館となっています。
私が良く通ったのは、今はなき銀座文化劇場の方で、ルキノ・ヴィスコンティの「家族の肖像」や「ベニスに死す」、先日亡くなったモーリス・ベジャールがバレエの振付を担当した「愛と哀しみのボレロ」などが強く印象に残っています。
グスタフ・マーラーをモデルにした「ベニスに死す」(原作はトーマス・マンの小説)は、テレビでも観ていたのですが、スクリーンで観ると耽美的な味わいがよりはっきりとわかりました。
「愛と哀しみのボレロ」は、ラストの有名なバレエシーン(ラヴェルの「ボレロ」。この振付をしたのがモーリス・ベジャール)以上に、とにかく長い映画だったという印象が残っています。今観たらまた違った感じを受けるのかも知れませんが。
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