シベリウスの年に(24) 諏訪内晶子独奏 シベリウス ヴァイオリン協奏曲
諏訪内晶子のヴァイオリン独奏による、シベリウスのヴァイオリン協奏曲のCDを紹介します。伴奏はサカリ・オラモ指揮バーミンガム市交響楽団。ウォルトンのヴァイオリン協奏曲とのカップリング。フィリップス・レーベル。
諏訪内のヴァイオリンは、何といっても音の美しさが特徴。それもギラギラとした輝きの美ではなく、しっとりとした彩りのある底光りのする美しさです。
諏訪内晶子は今年(2007年)2月、井上道義指揮京都市交響楽団との共演で、シベリウスのヴァイオリン協奏曲を演奏しましたが、「高貴」とも「崇高」とも形容したくなる絶美のヴァイオリンを聴かせてくれました。
このCDではそこまでの域には達していませんが、それでも十分に充実した演奏を聴くことが出来ます。
ウォルトンのヴァイオリン協奏曲の演奏も上出来であり、オラモ指揮のバーミンガム市交響楽団も諏訪内のスタイルに合わせた見事な伴奏を聴かせてくれます。
Sibelius / Walton/Violin Concerto: 諏訪内晶子(Vn)oramo / City Of Birmingham.so
| 固定リンク | 0
コメント