「風 セレクション」
伊勢正三と大久保一久によるフォークデュオ「風」の曲を集めた「風 セレクション」(日本クラウン)。
「風」といえば、何といっても「22才の別れ」。日本のフォーク史上屈指の名曲です。
2003年に、京都造形芸術大学の授業公演『アイスクリームマン』(岩松了:作、宮沢章夫:脚色・演出)に参加した時のこと。劇中で「22才の別れ」が印象的な使われ方をするのですが、参加者の中で「22才の別れ」を知っていたのは私だけ(宮沢章夫も詳しくは知らなかったようです)。というわけで、冒頭の数フレーズを歌って皆に教えました。
「本保さん、よく知ってますね。ひょっとしてリアルタイムですか?」と訊かれたのですが、そんなわけないだろう(シングル「22才の別れ」が発売されたのは1975年の2月、私が生まれたのはその前年、1974年の11月)。何でもリアルタイムで知ってるわけではない。黒柳徹子じゃないんだから。
皆80年代生まれの二十歳前後の若者だったので「22才の別れ」という歌を知らなかったのかも知れませんが、私の場合は10代の頃にはすでにこの曲を知っていたのに。もっとも私の場合は、中高生の頃にラジオを良く聴いていて、ちょっと昔の歌などもそれで良く憶えたということもあるのですが。
「22才の別れ」だけが突出して有名で、完成度もまた高いのですが、その他の歌もそれなりに味わいがあります。
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