「沙粧妙子 最後の事件」オリジナル・サウンドトラック
浅野温子は数多くのテレビドラマに出演していますが、個人的に彼女の代表作だと思っているのは、1995年にフジテレビ系列で放送された「沙粧妙子 最後の事件」です。
今日は、そのオリジナル・サウンドトラックを紹介します。音楽を担当しているのは、その後、大河ドラマの音楽なども手掛けることになる岩代太郎。
映画「羊たちの沈黙」やドラマ「ツイン・ピークス」などの影響を受けたシリアルキラードラマ「沙粧妙子 最後の事件」。美しい死体が登場するところなどは「ツイン・ピークス」そのままだったりします。
IQ160の天才犯罪者、梶浦圭吾(升毅)が精神病院から脱走。梶浦はかっては警視庁科学捜査研究所(科捜研)のプロファイリングチームの責任者だった。科捜研時代に梶浦の仕事仲間であり、恋仲でもあった沙粧妙子(浅野温子)は、現在では警視庁捜査一課に入り、梶浦の行方を追っている。梶浦に唆されたことが原因と思われる猟奇的な殺人事件が街では次々に起こっていた……。
出演:浅野温子、柳葉敏郎、佐野史郎、黒谷友香、飯島直子、蟹江敬三、升毅ほか。
関西演劇界を代表する舞台俳優だった升毅はこの作品で一躍メジャーになりますが、その後も何年かは梶浦のイメージから抜け出せずに苦労することにもなりました。
人間のダークサイドに切り込んでいく不気味なドラマですが、岩代太郎が書いた音楽もドラマの内容に負けずおどろおどろしいもの。この音楽を聴いて寝た日は悪い夢を見そうです。
CDは廃盤になっていますが、中古CDやネット検索すれば手にはいるかも知れません。
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