ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団 ウリヤーナ・ロパートキナ主演 チャイコフスキー バレエ「白鳥の湖」
2006年5月から6月にかけて、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で行われた公演を中心に収録された、チャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」のDVDを紹介します。DECCAレーベル、イギリスのBBC、日本のNHKの共同制作。指揮はワレリー・ゲルギエフ、演奏はサンクトペテルブルク・マリインスキー劇場管弦楽団(旧称:キーロフ劇場管弦楽団)。オデット姫とオディールの二役をウリヤーナ・ロパートキナが舞い、ジークフリート王子をダニーラ・コルスンツェフが踊っています。
マリウス・プティパとレフ・イワーノフが1895年に完成させた振付を基に、コンスタンチン・セルゲーエフが1950年に振付改訂をしたマリインスキー劇場版を使用した公演。
ロパートキナとコルスンツェフ、マリインスキー劇場バレエ団の華麗な舞いと幻想的な振付、セットの豪華さも見所ですが、ドラマティックな音楽をスコアから引き出したゲルギエフの指揮が見物、聴き物。第1幕冒頭では、空中にある見えない鍵盤を奏でるかのように指をヒラヒラさせながら指揮をするゲルギエフの独特の指揮姿も見ることが出来ます。
個人的には「白鳥の湖」の全曲盤は聴き通すのに骨が折れるので、DVDを観た方が音楽も楽しめます。ゲルギエフ盤DVDはBBCとNHKの協力による映像も美しく、「白鳥の湖」のDVDとしてはトップランクです。
バレエ&ダンス/Swan Lake(Tchaikovsky): Lopatkina Korsuntsev Gergiev / Kirov Opera (輸入盤)
バレエ&ダンス/Swan Lake(Tchaikovsky): Lopatkina Korsuntsev Gergiev / Kirov Opera (国内盤)
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