パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団 ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」&マルティヌー交響曲第2番
パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団の演奏で、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」とマルティヌーの交響曲第2番をカップリングしたCDを紹介します。TELARCレーベル。
ドヴォルザークが新世界ことアメリカはニューヨークのナショナル音楽院の学長をしていた時代に、故郷であるチェコ・ボヘミア地方への郷愁を歌い上げる形で作曲された交響曲第9番「新世界より」。ということで、チェコの団体による演奏も良いですが、アメリカの楽団による名演も聴いてみたくなるところ。しかしながら、これまでのところ、アメリカの楽団による「新世界」には、“これは”といったものがありませんでした。そこへ登場したのがパーヴォ・ヤルヴィ指揮のシンシナティ交響楽団盤。アメリカのオーケストラらしい機能美を生かしながら、抑制されつつも激しい情熱を乗せた理想的な「新世界」交響曲です。
チェコに生まれ、アメリカでも活躍した作曲家であるマルティヌーの交響曲第2番をカップリングするという発想も粋。そして演奏も神秘性の表出に長けた素晴らしいものです。
ドヴォルザーク/Sym.9: P.jarvi / Cincinnati.so +martinu: Sym.2
ドヴォルザーク/Sym.9: P.jarvi / Cincinnati.so +martinu: Sym.2 (Hyb)
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