シーラカンスの日
色々な日があるもので、本日12月22日は「シーラカンスの日」なのだそうです。
生きている化石として知られるシーラカンス。
Mr.Childrenの曲に「シーラカンス」というものがあります。
その「シーラカンス」に出てくる詞、
“ある人は言う君は滅びたのだと、ある人言う根拠もなく生きていると”(作詞:桜井和寿)
滅びたのか生きているのかわからないもの。桜井和寿はその正体に形を与えていませんが、桜井和寿の意図とは別にしても、「化石のようではあるけれど生きている」観念というものに目を向けてみるのも、生きる作業の中では大切なのかも知れません。
そうしたことは、日常にかまけているとなかなか見つかりません。常識や世間に縛られていても発見できません。
「歴史」という縦の観念も必要になりますし(例えば「伝統」だとか「慣習」といったものを考える上では必須です)、空間という横の広がりも要ります(「美意識」や「風土」といったものは、空間の意識がないと考えづらくなります)。
語り継がないと途絶えてしまうかも知れない「シーラカンス」。生きるというのは先の人から受け継いだものを次の人に渡すという作業でもあります。「シーラカンス」を生かすも殺すも自分の代にかかっているのです。
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