ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニック モーツァルト後期三大交響曲集
往年の名指揮者ブルーノ・ワルターがニューヨーク・フィルハーモニックを指揮して録音したモーツァルトの後期三大交響曲集を紹介します。1953年と56年に行われたモノラル録音。ソニー・クラシカル。
モーツァルトの交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」が収録されていますが、特にお薦めしたいのは交響曲第39番と「ジュピター」。
交響曲第39番はスケールが大きく、音もデリケートで高貴な味わいがあります。
「ジュピター」も仰ぎ見るような巨大なスケールを誇り、高雅にして堂々とした演奏となっており、同曲演奏の中でトップを争う出来であると思われます。
交響曲第40番は、第1楽章がノンビリしているなど、私の趣味には合いませんが、豊かな歌を好む人にはこの上ない美演と映ったとしても不思議ではないだけの出来を示しています。
音はモノラルですが鮮明で、録音を行ったCBSの技術の高さがわかります。
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